2005年6月30日(木) |
駅日誌(68) 「実在の人物名」 |
人気漫画「魁!クロマティ高校」が映画化されるそうです。それに対し、本家本元のクロマティが、名誉毀損で公開差し止めを訴えているそうです。
今朝、このニュースを見た時、思わず笑っちゃいました。クロマティ様、申し訳ありません。だって、その時画面に映っていたクロマティの服装が、胸に「侍」と書かれたユニフォーム姿だったんですもの。この恰好が健全な青少年の育成とは。否、今は青少年に野球を教えていて、そのユニフォームがたまたまそういうデザインなのですが。
さて、問題となった「クロマティ高校」ですが、私も好きな漫画なのでよく読みます。内容は、不良高校生を登場人物とした、ギャグ漫画です。クロマティ高校の敵対高校として「バース高校」「デストラーデ高校」等往年の有名外国人野球選手名が使われています。内容としては野球の話はちょっとだけ出たものの試合はせず仕舞いでした。
明らかにこの「クロマティ」は元巨人のクロマティを指しています。しかしこれは名前を使っただけで、本人の名誉を傷付ける意図はなく、それどころか、尊敬さえしていると思うのですが。
それに、クロマティより先にまず怒るべきは竹之内豊ではないか、と思います。同作品には、竹之内豊という名前の、スキンヘッドでデブで乗り物酔いをするキャラクターが登場しています。
さて、事の顛末はどうなることやら。クロマティはもうちょっと冗談の分かる人だと思ったのですが。
駅員@バナナはおやつに、漫画は読書に含まれますか?
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2005年6月28日(火) |
駅日誌(67) 「テロリズム」 |
嘗て、地下鉄に毒ガスが撒かれるという事件がありました。日本は治安が良い国だと言いますが、だからといって完全に安全という事はありません。
先日、地下鉄に乗っていると、不審な人物を見かけました。
私は長椅子の端に座ってぼーっとしていたのですが、駅でその向かい側に座っていた人が降りました。その空いた席に、大きな黒い鞄を持った私服の中年男性が座ろうとしました。ところが、別のおばさんが一足早くそこに座りました。すると中年男性は舌打ちをして、電車を降りました。座ったおばさんはその態度にムスッとしています。
そこで、私は想像を始めます。
「今の男、何で降りたのだろう?座ろうとしたのなら、まだ先の駅まで行くつもりだった筈。あの大きな鞄の中には一体何が?さては、何らかの爆発物?ガス?奴はテロリスト?テロの遂行の為に、あそこの席にどうしても座らなければいけなかったのでは?」・・・なんて想像は突飛過ぎるでしょうか?
まあ、実際の所は、降りる筈の駅なのに座ろうとしてしまった自分に舌打ちをしたか、舌打ちをしたはいいものの、おばさんの顔が怖かったので逃げたか、そんなところでしょうね。
さて、降りる駅が近付いた時に、ドアの方に向かって立ったのですが、その斜め前に、サイドにスリットの代わりにジッパーの付いたタイトスカート(上がる所までジッパーを上げると、かなり際どい位置まで開きそうでした)を履いた女性が立っていました。
エロい!私は、ミニスカートよりも、こういうのにエロさを感じてしまいます。何と言いますか、チラリズムの一種とでも申しましょうか。否、変態の一種ですね…
さて、チラリズムと言えば、嘗て、各国の大統領がテロ撲滅を演説した事がありますが、その中で露西亜のプーチンが「テロリズム」と発音するのが「チラリズム」に聞こえて可笑しかった事を思い出します。
駅員@連想日記
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2005年6月27日(月) |
駅日誌(66) 「第三回銀幕寸評」 |
最近観た映画について、僭越ながら寸評をば。タイトル右の☆は、評点です(1〜5)。
@The Ring 2 ☆☆
鈴木光司氏原作の「リング」がハリウッド独自の話で発展した形。米国貞子はサマラという名前だそうです。
さて、肝心の中身ですが、ジャパニーズホラーの味わいは大雑把な米人には表現不能か、というのが真っ先に浮かぶ感想です。それらしき描写をしようと努力しているのは分かるのですが、どうもゾクゾクするような怖さが無い気がしました。残念ながら単なるビックリ系ホラーに成り下がっていると言わざるを得ませんでした。CGだという事が簡単にバレる部分も残念でした。しかし、ストーリーとしてはそれなりに纏まっており、観たら損とは言いません。ホラー全般が大好物という方には御奨めです。
A機動戦士Zガンダム ☆☆
Zガンダムまでのガンダムシリーズは結構好きです。ガンダムZZ以降は「戦争の悲壮感」のような物が欠けている気がして、私はどうも好みではありません。Zは好きなので、如何様にリメイクされているものか、と観てみたのです。しかし、大昔のテレビ番組時代の使い回しが殆どでガッカリでした。それなら、レンタルビデオ屋で借りた方が良いじゃないかと思いました。
但し、全体から見ると三分の一以下ですが、新しく描き下ろした部分があり、そこはマシンの動き等、なかなか良かったです。
今後三部作になるそうですが、手を抜かず、全編新しい絵にしないと命取りだという気がします。
以上、今回は2本、残念な結果でした。
駅員@似非映画評論家
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2005年6月26日(日) |
駅日誌(65) 「脱走兵」 |
土曜日に所用で大阪に行きました。純粋に用事が済むと帰ったのですが、帰りに名古屋で降り、知人を訪ねました。その男、実は脱走兵なのです。と言っても脱走兵の粛清に行った訳ではありません。
私の本業の後輩なのですが、仕事が嫌になって会社から逃亡の末、退社しました。一年程、会っていなかったのですが、その間別の会社に就職して、現在名古屋在住なので、寄ってみたのです。
その脱走兵は、前職末期は半死半生のプチ鬱だったのですが、今は元気な顔をしていました。なるほど、脱走して良かったのかも知れないな、と思いました。
脱走兵と対峙し、20時頃から食事をし、最終的に2時まで飲みました。この脱走兵への事情聴取で、脱走当時の彼の心の闇を垣間見、そしてその闇を抜けた事を理解しました。
やはり組織に属していると、その組織に対する不平不満はどうあっても生じる物であり、組織の方針が自分に不向きだった場合、どんどん辛くなってしまうのでしょう。脱走という辞め方は気に入りませんが、この脱走兵は自分なりに考えて組織を抜け、他の組織に入ったのです。
私などは「組織に不満があれば逆らえ!」と思うのですが、皆が皆そんなアナーキーではありませんから、「嫌でも我慢するか、嫌なら去るか」これが正論なのかも知れません。
駅員@vs脱走兵
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2005年6月24日(金) |
駅日誌(64) 「おっぱい進化論」 |
昔の日本人は、女性の乳房が今より小さかったそうです。では、最近、昔よりも乳房の平均値が大きくなってきているのは何故でしょうか?巨乳タレントが巷に溢れているのは何故でしょうか?
その一つの可能性としては、食生活の欧米化(栄養価の高い食事)に伴い、日本人の体型が欧米人に近付いた為だと思われます。しかし、私は別の説「おっぱい進化論」を提唱しようと思います。既に提唱されているかも知れませんし、逆に的外れかも知れませんが、ちょっと披露してみます。
先ず、好みの違いもありますが、基本的には他の条件を無視すると乳房の大きな女性の方がモテると思います。これは、人間のDNAに刻まれている志向だと思います。というのも、乳房の大きな女性は母乳が沢山出そうなイメージが無意識の内に生じるからです。母乳が沢山出る事是即ち赤子の健康・生存率にも関わります。
実際は乳房の大きな女性の方が母乳が多く出るという事はないのですが、妊娠した女性の乳房が張る事から、こういう連想が生じました。この仮定から、DNAがなるべく乳房の大きい女性を求めるのではないかと思うのです。
さて、この志向に伴い、何代もこの自然淘汰が繰り返されると、次第に乳房の大きい遺伝子が選択されていきます。これこそが、乳房の平均値が大きくなっている事や、巨乳タレントが増えた事の原因だと思います。
女性を選ぶ基準はそんな薄っぺらい基準だけではありませんが、仮に全く同じ顔、同じ性格、乳房以外が同じ体型の二人の女性が居た場合には、乳房の大きい方が選ばれる可能性が高いと思うのです。
これはダーウィンの進化論を基盤にした考え方です。ダーウィンは、麒麟の首が伸びた理由を、高い木の葉を食べられたか、食べられなかったかによって生き残る個体、滅ぶ個体とが別れた結果だと言っています。それと同じ事が言えるのではないか、と思うのです。
同様に、「おしり進化論」が展開できます。尻はその中に胎盤があり、胎児の・・・もうええて!!
駅員@これはアダルト文章ではないですよね!?
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2005年6月23日(木) |
駅日誌(63) 「割窓理論」 |
最近、私が通勤に使う駅の入り口付近から灰皿がなくなりました。朝駅まで歩いてその灰皿に吸殻を捨てている人も沢山見受けられていたのですが、その姿は見なくなりました。歩き煙草は好ましくない、未成年が喫煙をする恰好の場所になっている、他のゴミまで捩じ込まれているといった不道徳の温床となっていたから撤去されたのでしょう。
しかし、駅の入り口を通る時、ふと見ると、以前灰皿があった辺りの地面に吸殻が幾つも落ちています。きっと、そこで吸殻を捨てる想定で歩いて来た人が処分に困って捨てているのでしょう。
私は携帯灰皿を持っているので、ポイ捨てはしませんが、持っていない人はああせざるを得ないと思います。(しかし、私は歩行喫煙の為に灰皿を携帯しているので、私も不道徳に変わりはないのですが)
さて、誰かが最初の一本を捨てた事が切っ掛けになり、結局その辺りはそのまま吸殻を捨てる場所になってしまいます。一本も落ちていない所に吸殻を捨てる事には多少の罪悪感が伴うものですが、既に吸殻の落ちている地面に捨てるのは大分抵抗がなくなってしまいます。
こういうのを犯罪心理学では「割窓理論」と言うそうです。
語源は、綺麗な家の窓を石で割る事は抵抗があるものの、既に一枚窓が割れている家には抵抗が減り石を投げ易くなってしまう…みたいな事だったと思います(うろ覚え)。
この理論は、他にも、ゴミ捨て場ではない所がいつの間にかゴミ捨て場になっているケースや、イジメが一人の子供に集中してしまうケースや、アメリカ人は何故ドンパチが好きか?何故赤信号皆で渡れば怖くないのか?の一因です。自らの判断をもっと重んじて欲しいものです。
しかし、ポイ捨てについては、昔こう言う人が居ました。
「なんでいけないの?ポイ捨てがゼロになったら、掃除をして居る人が失業してしまうじゃないか」
その年の屁理屈オブザイヤーに輝きました。
駅員@愛煙家
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2005年6月22日(水) |
駅日誌(62) 「路傍の凶刃」 |
中学生が脚に怪我を負って話題になった、ガードレールの金属片は、自動車がガードレールに接触した時に、ボディパネルが引っ掛かり剥がれたものだという結論が出ました。夜間灯りを点けずに自転車を漕いでいると、気付かない事も多かろうと思います。恐ろしや恐ろしや。
調査によると全国に4万枚近くも存在したそうです。
続々発見された当初は、最初の事件を模倣した愉快犯の仕業かと思い、下司な奴が居るなと思いましたが、違った様なのでホッとしております。まあ、4万のうちいくつかは悪質な悪戯なのかも知れませんが。
4万近くが殆ど自動車の外板だとしたら、4万台近くの車が左フェンダーか左側ドアに表面の剥離が起きている筈です。
「どこかで擦ったかな?」と修理して済んでしまったのでしょうが、塵も積もれば針の山ですな。
しかし、原因が車の外板ならば、ずっと昔から全国あちこちに金属片が存在し、同様に、怪我をした人が昔から居る筈という気がしますが、急に話題になり素早く原因究明されましたね。
捻くれた見方をすると、何か腑に落ちないものを感じます。それ以前には無かったのでしょうか?表沙汰にならなかったのでしょうか?
さて、昔から怪奇現象の類は世の中に数多く存在しておりますが、それらの多くはこの様な奇妙な現象が起きて、その原因が分からなかったものではないかと思います。
例えば今回の金属片は、まず金属片が見つからなかったら、「恐怖!鎌鼬!」とか言われていたかも知れませんし、金属片が見つかっても何の金属片か分からなければ、「怪奇!闇の住民の刃」とか言われていたかも知れません。たまたま原因が分かったから、合理的な説明がなされていて、たまたま原因が分かっていないから、怪奇現象と言われるというだけの違いなのだと思います。
原因不明な物は何でもかんでも霊(または宇宙人)の仕業にされてたら、地獄の霊魂達はたまったもんじゃありません。
駅員@泣きっ面に蜂、死人に濡れ衣
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2005年6月21日(火) |
駅日誌(61) 「日本一高い芸者」 |
今日は経営学の大学教授の講演を聴いて来ました。講演のテーマは「ホスピタリティ(=厚遇、歓待)」でした。
あらゆる製品やサービスに於いて、その商品そのものの価値は最早探せば大差無いものが幾らでもある昨今、サービス(=奉仕)以上の、心の籠もった御持て成しが重要になってきているというのが講師の述べる所でした。
これまで、スケールメリット等中心のごり押し型フォワードマーチャンダイジングで成長した企業は沢山あり、これを「剛」の手法とすると、「柔」の手法と言えます。客の心を上手く掴めば柔よく剛を制す、という事です。
さて、その柔の手法に関する具体例の中に、「日本一高い芸者は何者か?」というのがあり、これが面白かったので、以下それについて書きます。
芸者と言えば祇園。その祇園の相場で、一人およそ1万円/30分くらいだそうです。その中にも勿論、ピンきりがあると思いますが、今回の例に出された「日本一高い芸者」は、スケジュールは芸者側が決め、且つ指名不可で、20分限定3人で36万円だったそうです。そして、祇園の芸者ではありません。その芸者は何者か?
千葉県某所に居る某ネズミや某アヒルや某犬です。特に某ネズミはスケジュールが超過密らしく、滅多に呼べないとの事。そして、芸者という役割で呼んだのに、目の前で飲酒は厳禁。飲んでいると帰っちゃうらしいです。この厳格なる世界観の構築、この辺りこそが、逆に他のテーマパークに無い強みなのでしょう。
そして、客に厳しい条件を突き付けますが、そんなにスケジュール過密で規則に厳しい有名な存在が、自分の為にたった20分でも芸を披露してくれたという事も、ホスピタリティの一つの形なのです。
駅員@聴講
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2005年6月20日(月) |
駅日誌(60) 「鉄道にて疎ましき者」 |
今日は清少納言の真似をして、「一人古今東西」をしたいと思います。
鉄道にて疎ましき者。
臭ひ凄まじき者。加齢臭漂はす男。香水付け過ぎたる媼。梅干の如き酸き香りたる翁。無宿者の如何になむ乗り居る?凄まじき臭ひ、無宿者に優るを知らず。臓腑の出でんとする心地す。
耳よりしやかしやかと音漏れ出づる者。電話にて大きなる声出す者。泣き叫びたる童。何事か独りごつ者。
混みたる車両。肘にて腹を押す者居りたる折、喰らひし物出でんとす。隙無く寄り熱くなりたる他人の肌。威丈高なる女の痴勘違えたる。
空きたる車両にて、如何故にか隣居りたる者。その臭き時の辛きは言うべうも無きなり。
酔いたる男。眠りこけたる男。床に寝転がりたる男。えづきたる男。吐かれたる物の周りは人疎らなり。
駆け込む者。駆け込みて荒き息を堪え居る者。駆け込みたるを咎める言過ぎたる車掌。何れも痴なり。
駅員@地獄三丁目駅にて疎ましき者
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2005年6月19日(日) |
駅日誌(59) 「暗夜走路」 |
以前の当日誌でも書きましたが、3月の末頃、即ち当地獄三丁目駅開業の頃から、週に1回夜中にジョギングをしております。距離は3キロ前後です。途中でしんどくなって歩いたりもするので、時間にして30分程です。たった3キロを30分も掛けて走る、即ち1キロ10分です。中学生の1500m走が大体5分強だった事を考えると、えらく遅いペースです。せめて全行程を今の半分15分で走りたいものです。
さて、例に漏れず今週も土曜日に走ったわけですが、高速道路の下の道の歩道を走っていると、その道路を、五月蝿い単車が数台走って行きました。その単車は、排気効率が良いのか悪いのかよく分からない珍奇なマフラーを付け、アクセルを開閉してリズムを刻み、音の割には遅い速度で走って行きました。
プチ暴走族とでも言いましょうか。何年経ってもしぶとく残って居るものですね。何が目的なのでしょうか?世の中に冷たくされて寂しいのでしょうか?折角単車を持っていて、走るのが好きなら、峠でも攻めてくれば良いのにと思うのですが。
私は二輪の免許は持っておりませんが、学生時代には自動車免許で乗れる50ccのカブを愛用しておりました。あの50ccよりも遥かに運転するのが楽しそうなのに勿体無い話だと思います。
さて、単車と言えば、近々二輪にもAT限定免許が出来る(出来た?)そうです。これは二輪車そのもののマーケットの減少や、ビッグスクーターの人気がその背景にある様です。しかし、車より高回転まで回る単車のエンジンをATで乗って果たして楽しいのでしょうか?という気がします。
え?単車の免許持っていない奴が言うなって?失礼致しましたー!
駅員@車はMT好き
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2005年6月18日(土) |
駅日誌(58) 「原産地表示」 |
現在、生鮮食品の表示には、原産地表示が義務付けられています。スーパーマーケット等で一度御覧下さい。肉や魚や野菜のパッケージに貼ってあるラベルに書いてある筈です。
ところが、その表示を怠っている店や、偽りの原産地を印字した店があります。これは不法行為です。偽装表示は言語道断ですが、個人商店で、表示の手間を掛ける時間が無いからといって許される訳でもありません。
しかし、そういう表示義務違反を叩く人々に敢えて一言物申す!
例えば、「松坂牛」と書いてある外国産牛肉が売られていたとします。その肉を食べて「流石は松坂牛!とろけるような舌触りだね!」等と言っている人居たとします。そして、その肉が後日偽装表示だと明らかになって文句を言いに行ったとします。この例の様なケースは、肉に限らず数えれば切りが無い事でしょう。
食った時に味の違いも分からなかった奴が何を言うか!下らない嘘情報に左右されて安い肉を高く買った損は分かるが、自分の舌で分からない様なものを見栄張って食うな!と言いたくなります。松坂牛だろうが何だろうが己の舌が好まない味ならば不味い肉であり、オージービーフだろうが、己が気に入れば美味い肉なのです。
ついでに、○○牛というブランドはどうやって付けられるかというメカニズムについても書きましょう。
原産地表示が許可されるのは、その牛が純血黒毛和牛で生まれてから屠殺されるまでそこで育てられた必要はありません。何ヶ月か何年か、具体的な数字は恐縮ながら失念致しましたが、ある一定期間松坂で育てられた牛ならば、是即ち「松坂牛」なのです。
牛つながりで言うと、BSE事件の折、私は美味い肉が安く食えると大喜びでした。兵庫県は三田牛の無料試食会もありました。買い控え・食べ控えをした人々はそれまで散々食べておいて、今更何を言っているのか、と思ったものです。
では「駅員、貴様はそんなに美食家なのか?」と問われると、私は否定します。安物でも自分が美味いと思えるものがあれば、それで十分ですから。
駅員@地獄三丁目駅前居酒屋赤べこでは原産地に偽り無し
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2005年6月17日(金) |
駅日誌(57) 「第二回銀幕寸評」 |
またまた仕事の関係で映画を沢山見たので、僭越ながら寸評を。題名の右にある星の数(1〜5)は私が個人的に付けた評点です。
@リチャードニクソン暗殺を企てた男 ☆☆☆
洋画。真面目で頑固で不器用で短絡的そして何より臆病な主人公が、「持たざる者が持つ者を倒すのだ」という逆恨みに達してキレて行く様を描いた作品。実話を元にした創作であり、ウォーターゲート事件のニクソン大統領(当時)、ベトナム北爆、人種差別、夫婦観等を背景にした物語です。
主人公は気狂いか?被害者か?という疑問を投げ掛けつつも、愚か者を淡々と撮っている、救われない話です。
A戦国自衛隊1549 ☆☆☆
半村良原作の、SF物・歴史物・軍事物のミックス。かつて千葉真一主演で同名映画がありましたが、ストーリーは異なります。自衛隊がタイムスリップし、その救出のため同じくタイムスリップした別働隊が、戦国時代を動き回ります。厳格に言うと歴史を玩具にしているのですが、エンターテインメントとして面白い設定です。主題は「日本人の誇り」と、協力してもらっている手前大っぴらには言えないものの「現在の自衛隊への欺瞞」。
鹿賀丈史の役名が「的場」で、その側近に的場浩二が出ていましたので、撮影の時混乱したんじゃないか?と思いました。
Bミリオンダラーベイビー ☆☆☆☆☆
クリント=イーストウッドがトレーナーとなり、女ボクサーを育て、まさしく100万ドルを賭ける試合に出る話。洋画。主題はボクシングとは別の所にあり、それは命の尊厳でした。この映画はハードボイルドですが、泣けます。
C交渉人真下正義 ☆☆☆☆
踊る大捜査線シリーズ。ネゴシエーターの話です。劇団系の個性派役者が多数出ており、演技の質は高いです。役者の顔触れから、脚本は三谷幸喜ではないか?と思いましたが、違った様です。
私も普段東京の地下鉄を利用する事が結構あるのですが、その危機管理を考えさせられる作品でした。確かに、災害やテロが起きたら、脆弱性を出してしまいそうな構造です。
随所に「なるほど、そういう事か」と気付かせる工夫があり、良い脚本だと思います。
Dホステージ ☆☆☆
ブルース=ウィリス主演の、これまたネゴシエーターの話。二重人質事件を相手に孤軍奮闘しています。しかし、ダイハードに始まり、こういう家庭が上手く行っていない役、事件に巻き込まれて孤軍奮闘する役ばっかりですね。こういう役がはまり役でもあるのですが、何だかマクレーン刑事が歳を取っていくのを追って観ている感じがします。
ストーリーとしては、見た事のある映画の繋ぎ合せという印象です(ホームアローンとか)。
以上、5作。生意気にも評論致しました。
駅員@似非映画評論家
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2005年6月16日(木) |
駅日誌(56) 「税金未納者」 |
日本人の納税率はおよそ9割だと聞いたことがあります。これは優秀な数字であると言えます。しかし裏を返せば、1割即ち1,000万人以上の人が税金を納めていないという事になります。それなのに納税していない人間が平等に行政サービスを受けるというのは不公平な話です。社会主義国家日本と揶揄されるのは、こういうのも原因だと思います。
さて、この様に権利ばかりを主張し、義務を果たさない人々が増えたのは何故でしょう?私は、一部マスコミが「皆さんにはこうこうこう言う権利がある」という事ばかりを報じた結果だと思います。
なるほど、判官贔屓は一種の美徳であり、私も好む所なのですが、自由とは、義務を果たし人に迷惑を掛けないという条件の上で成立するものであり、それが無ければ、自由な社会ではなく混沌とした社会になってしまいます。
それを示さず権利ばかりを教え込むのは悪魔の囁きかも知れません。先日当日誌に書いた「NEET」になる若者と通じるものがあります。
一方、仮に義務ばかりを強調する報道があったとします。これでは権威主義に陥ってしまい、嘗ての軍国主義に通じるものがあります。
権利と義務が表裏一体となった理想形を体現するのは難しい事です。それこそ中庸の悟りが求められます。
悟りは中々苦難の道ですが、とりあえず我々賃金労働者の税負担を大きくする前に、まずは未納者から徴収して下さい!と思います。
駅員@屠営地獄線路線より遥かに長い悟りへの道
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2005年6月15日(水) |
駅日誌(55) 「私、露出狂なんです…」 |
WEB上に日記を公開している様な者は一種の露出狂であり、精神を病んでいるのだと思います。斯く言う私も勿論、そういう意味での精神病患者であり、いつ黄色い救急車が迎えに来るか分かりません。
しかしながら、日記は昔から文学の1ジャンルとして成立しております。「土佐日記」「更級日記」「蜻蛉日記」「和泉式部日記」…パッと浮かんだだけでも日記と明記された作品が4つも出て来ました。
もしかしたら、これらの中には、当初、人に読まれる前提で書かれたのではない物もあるかも知れません(無学ですみません)が、少なくとも、「土佐日記」は読まれる事を前提としています。
というのも、書き出しに「男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり」とあるからです。「土佐日記」の著者紀貫之は、女の振りをして書いているのです。人に読ませる事が前提じゃなかったら只の変質者ですよ。
世の中には、日記を書いているネカマ(ネット上で女を演じる男)の方も多分沢山いらっしゃると思いますが、その創始者は紀貫之と言えましょう。
何百年も前に書かれた日記が、今でも教科書に出て読まれている事を思うと、物凄い事であり、私など足元にも及ばないと思います。しかし、作者本人らは地獄で「やめろって、恥ずかしいから!」と赤面しているかも知れませんね。
駅員@日記道白帯
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2005年6月14日(火) |
駅日誌(54) 「無罪」 |
マイケル=ジャクソンの判決が出ました。無罪。マイケル=ジャクソンは子供のちんちんを触っていない、という結論になりました。
米国の法制度では、検察・弁護士・裁判官による罪状認否及び、証拠類が出揃った時点で一旦結審し、そこからはTwelve angry menこと、無作為抽出された12人の陪審員の手に委ねられます。刑事裁判の場合は全員の意見が一致するまで続き、民事裁判の場合は多数決で決まります。この違いは、刑法の大原則「疑わしきは被告人の利益に」に則ったものです。
即ち、「やったんちゃうか?」ではなく、「やったに違いない」でないといけないのです。
さて、実際の所は、どうなのでしょうか?憶測に過ぎませんが、本当は子供のちんちんを触ったんじゃないか?と思います。
では、何故無罪を勝ち得たのか?大金持ちのマイケル=ジャクソンの事、金をばら撒いたのでしょうか?
或いは、米国という国は、マイケル=ジャクソンのファンが沢山居て、全体から見ればマイノリティにしてもバイセクシャルも沢山居て(バイセクシャルの人権を主張する団体まであります)、ロリコンも沢山居ますし、たまたま12人が、そういう方ばかりだったのでしょうか?
或いは、前述の通り、単純にやったという確信に到達せず、証拠不十分だったのでしょうか?真相は藪の中です。
さて、陪審員制度とは異なりますが、日本でもそれに似た裁判員制度の復活(昔はその制度があった時期があります)が予定されています。4月の駅日誌に「信号を頑なに守る人々」について書いた通り、アメリカ人より周りに流されやすい日本人のこと、上手く行くかどうかは分かりません。
でも、興味津々です。導入されたら私も一度は裁判員をやってみたいとな思います。人の人生を左右する悩ましい務めだとは思いますが。
駅員@舞蹴る釈尊
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2005年6月13日(月) |
駅日誌(53) 「NEET」 |
土曜日深夜に見た番組で、初見の人についての架空の紹介をして、その上手さを競うという企画があり、ますだおかだの岡田氏が、NEETという言葉を何度も使っていました。不覚にも笑ってしまいましたが、NEETは深刻な社会問題となっており、本当は笑っちゃいけません!
御存知の方も多いと思いますが、これは、
「Not in Employment,Education or Training」の略でして、即ち「働いておらず、学んでおらず、訓練しておらず」の人々を指します。
現在、日本にはNEETが68万人居ると言われています。その内訳は、主に以下の4種類の様です。
@刹那的享楽的性格の、言わば蟻とキリギリスの「キリギリスタイプ」
A他人と接するのが嫌で引き篭もっている「蝸牛タイプ」タイプ
B就職するのに迷い踏ん切りがつかない「巣立たぬ鳥タイプ」
C就職したが辞めてしまい、復帰の目途が立たない「脱走兵タイプ」
一見、世間的に見下されている人々かも知れませんが、私もいつ脱走兵タイプになってもおかしくないので、他人事ではありません。
それに、自分がそうならなくてもNEETが増えると、治安悪化、国の総労働力低下等々、様々な問題が起きます。更に、NEETでも生きて行けるという事になってしまうと、雪崩の様に増えてしまうかも知れないのです。
科学の発達が「怠ける為の努力」の積み重ねである事然り、裕福だった人が収入が下がったのに中々生活レベルを下げられない事然り、生物はなるべく楽をしたいという本能があるのです。この習性は、労少なくして得多くしたいという合理的思考の裏返しでもあり、根が深い問題とも思われます。
駅員@油断即是堕落
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2005年6月12日(日) |
駅日誌(52) 「血肉を啜る」 |
はい、地獄三丁目駅っぽく、血生臭いタイトルにしてみましたが、今回のテーマはパスタです。今日、トマトソースのパスタを食べたのでそれをもじりました。
さて、私はパスタ(スパゲッティ)を食べる時に、麺を啜る様に啜って食べるのが悪癖となっております。その事につき、一緒に居た友人に問い掛けました。パスタを啜るのは下品か?と。友人は、有無を言わせず下品だと言いました。ううう、やっぱりそうか…おのれ!一言言わせて下さい(友人にも同じ様な事を言って呆れられましたが)。
そもそもスパゲッティの起源は何なのか?その一説にマルコ=ポーロが東方を見聞した時に、中国から持ち帰った麺が起源だという説があります。マルコ=ポーロは中国人がハフハフ言いながら麺を啜っているのを見て、「美味そう、持って帰ろう」と思った事でしょう。
即ち、スパゲティの起源は中国の麺なのです。という事は、うどんや蕎麦、ラーメンは啜っても良いのに、スパゲティを啜ってはいけないという道理があろうか!と思うのです。
さあ、皆でスパゲティを啜りましょう!正義は我々にあります!伊丹十三の「たんぽぽ」という映画を御覧下さい!これを実行に移しているシーンがあり、中々痛快です!
あのう…御聞き苦しい屁理屈、恐縮であります。マナーは一般論こそが正義と言います。これはやむを得ないのでしょうか…
駅員@Hey!Leak it!…ヘイリーキッツ…屁理屈…苦しい
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2005年6月11日(土) |
駅日誌(51) 「銀幕寸評」 |
今週、仕事の関係で、映画を三本観ました(どんな仕事の関係だ?)。
今回はその寸評を書かせて戴きます。
@「電車男」(一部ネタバレ有)
2ちゃんねるで繰り広げられた実話(?)がベースとなった本を原作とする邦画。一種のシンデレラストーリーです。
見所は主演男優の演技力です。前半オタク恰好の時は正直キモイ外見で、後半イメージチェンジ後はそこそこ男前の外見、これを両立出来るのは凄いと思いました。また、対人関係が苦手な人間を演じるのも上手。一方、ヒロイン役中谷美樹はアクの無いのほほんとした演技でしたが、こっちは役の元になる情報不足だったのでしょう。これはやむを得ないと思います。
ラストにチョイ役で昔チビノリダーだった人が登場しましたが、これは7月から始まるテレビドラマの伏線でしょう。
A「フォーガットン」
洋画、サスペンス。子供を失った母親が主人公で、その思い出の品や写真が次々に無くなり、且つ旦那は「うちには子供など居ない」と言い出し、精神科にかかってしまいます。
観ている側は、主人公がおかしくなっているのか、それとも周りがみんなおかしくなってしまったのか、という疑問を持ちながら観ていく事になります。
後半の展開は伏せますが、「ああ、また○○落ちか」という感じでちょっとガッカリでした。前半はなかなか面白かったので、何落ちかを確かめるという意味でも一見の価値はあると思います。
B「エレクトラ」
洋画、アクション、ファンタジー。ストーリーはジャンプ等にありそうなコテコテの漫画設定。そもそも原作はアメリカ漫画の様です。私は漫画も好きなので、漫画を否定する気は無いのですが、今回の作品は映画としてはあまり面白くなかったです。但し、この種のアメリカ漫画のファンの方は、観る価値があると思います。
以上、三作について僭越ながら書かせて戴きました。
駅員@似非映画評論家
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2005年6月10日(金) |
駅日誌(50) 「大和魂」 |
今日は、最近ニュースで観た、天晴れな日本企業について書きます。
その@トヨタ自動車
世界の自動車メーカーとして、自動車文化存続の為、燃費や安全対策に関して物凄い努力をしています。それは、環境破壊、燃料枯渇、死亡事故で、イメージは如何様にも悪くなり得る業界だからです。
よく、企業イメージ調査で環境負荷が大きい会社なのに上位に入るのは、この弛まぬPR努力が故だと思います。ただ、デザイン等をパクった車が多く、面白い車が少ないので私は買いませんが、企業としては一目も二目も置いております。
そのAヤマト運輸
前述のトヨタ同様、環境負荷が大きい業界です。しかし、そうであるが故に、都市部の集配に関しては手押し車を使用し始めました。これもPR活動に過ぎないと言えますが、実際にトラックの使用を絞り、CO2排出を削減しているので、天晴れと思います。
そのBハウス食品
中国に進出し、レトルトではなく、調理が必要な固形ルウを販売開始。
私が昔から好きなバーモントカレーを、百夢多(バイモンド)カレーとして販売し、人気を博しているそうです。あれだけ反日運動が起こった直後に人気というのは立派な事です。食への関心は万国共通、という事ですかね。まさしく政冷経熱。
@Aに関しては、京都議定書クリアを目指して民間企業が一肌脱いだ形ですね。PRはPRなのですが、議定書のホスト国、その中に本拠地を持つ企業としての責任感は立派。
Bに関しては、反日の中での人気を素晴らしく思います。矢張り私も大和民族(の骸骨)。日本企業が頑張っている事に悪い気はしません。
駅員@当駅もあやかりたいものです
【追伸】 昨日の駅日誌(49)。ホームレスには履歴書に書く住所が無いですね。我武者羅に探しても働けない状態にあるのか…う〜む。…駄文を読んで下さった方から突っ込みを戴きました。
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2005年6月9日(木) |
駅日誌(49) 「無宿者仮設住居」 |
本業の関係で、千葉の市川に行きました。そこで私を憤慨させる様な物を見たので、愚痴愚痴と書かせて戴きます。
駅を降りてから総武線沿いを歩いていたら、高架下に、公園があるのが見えました。先ず、子供が遊ぶ所を、上から轟音が聞こえる様な場所に作るな!と思ったのですが、それはまだ良いです。
問題は、ホームレスの青いシートのテントが幾つも立っていた事です。子供の遊び場となる筈の公園が、無宿者に占拠されて、子供を安心して遊ばせられる環境ではなくなっているのです。
これにはムカつきました。ホームレスも、住む所を追われ、やむなくそこに仮の宿を設けているのだとは思いますが、これで良いのか!?と思います。
たまに、若者がホームレスを惨殺する事件が起きますが、それは行き過ぎにしても、公園から追い出したいと思いました。
私は現代のホームレスには憐憫は覚えません。昔の乞食は、それこそ本当に食っていく手段が無かったのかも知れませんが、現代は、我武者羅に探せば仕事は幾らでもある筈なのに怠けているに過ぎないと思うのです。生き方を選り好みし過ぎている、即ち好きでそうしているのと変わらないと思います。
駅員@当駅周りにも亡者が沢山居ります
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2005年6月8日(水) |
駅日誌(48) 「客の居ない競技場」 |
ワールドカップアジア最終予選通過。どいつよりも早く独逸行きの切符入手です。今日は、タイのバンコクにて日本対北朝鮮戦がありました。2-0で勝利。
北朝鮮もそうですが、日本も前半、ミスが結構目立ち、冷や冷やしましたが、後半に柳沢・大黒で2点入れ、快勝。この試合は引分けでも良かったのですが、勝利して通過したのと、そうでないのとでは、今後に向けてのテンションが違います。
さて、今回は無観客試合でした。漫画のキン肉マンとかではよくあったシチュエーションですが、私は初めて観ます。キーパー川口の指示等グラウンドの声や、ベンチからの声がよく聞こえ、テレビで観る分には、雰囲気を味わえて良かったと思います。
だからと言って、それらの声とアナウンサー・解説以外は無音だった訳ではありません。試合が観れずとも現地に駆け付けた、サポーターの声です。それは競技場を囲む高い壁の外から響き、マイクはその音をも捉えていました。
心配なのは、終了間際の小競り合いです。二重転倒後、田中の足が頭に当たったキム・ヨンスが田中を踏み付けようとしたシーンです。キム・ヨンスのやった事は許し難い事ですが、過失とは言え怒るのも分からなくはないか…とは思います。
しかし、それを見て、熱くなった北朝鮮軍関係者がテポドンを撃ち込みやしないか、が心配です。杞憂でしょうが、スポーツに政治を持ち込む様な無粋者が居ない事を祈ります。
駅員@タイはバンコク 北朝鮮を 倒して行くは 独逸都々逸 日本晴
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2005年6月7日(火) |
駅日誌(47) 「世紀末」 |
今年、聖飢魔Uが期間限定で復活するらしいです。あのデーモン小暮がボーカルを務める、白塗りメイク(ではないとの当人の弁)のへヴィメタバンドです。復活してライブをするそうです。
取り立てて好きなミュージシャンではないのですが、友人のCDを聴いた時、全英文詞なのに全部日本語に聞こえるという歌があったのを記憶しております。うろ覚えですが、例えば「What some Beat」が「山葵」に聞こえたりする歌で、ちゃんと文章になっていました。
言葉遊び好きにとっては、圧巻でした。
しかし、最近パチスロ北斗の拳と言い、この聖飢魔Uと言い、新世紀になってからの世紀末流行とは…末世なのでしょうか…
【追伸】
不肖駅員めは当サイトの「私の履歴書」コーナーに書いた生年月日で、聖飢魔Uのアイディアをパクリました。即ち、紀元前9万8,000年頃生まれと書いております。年齢10万飛んで幾つという発想のパクリです。謹んで陳謝致します。が、厚かましくもそのまま使わせて戴きます。
駅員@新世紀の世紀末なのだ
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2005年6月6日(月) |
駅日誌(46) 「本歌取り」 |
「本歌取り」とは、有名な短歌を元ネタとし、言わばそのパロディで短歌を詠む事を言います。昔は貴族や僧が和歌を詠んでいた時代から存在し、現在では、替え歌・物真似がまさしくそれに当たると思います。
さて、先日の爆笑オンエアバトルに、長州小力が出ていました。芸風は、あのリキラリアット、蠍固めを得意としたプロレスラー長州力の物真似です。顔も微妙に似ています。
その長州小力がリング、もといステージに上がり、観客に尋ねました。「長州力を知っていますか?知っている方は手を挙げて下さい」と。
挙がった手は少数ぽつりぽつり。なのに、何故笑う?元ネタが分からないのに面白いのだろうか?と思いました。ネタとしての物真似ではなく、その奇態に笑っているだけなのでしょうか?それはそれで構わないのですが、芸って何だろうと思ってしまいます。
同様に、ガッツ石松の「OK牧場」という言葉がありますが、バラエティ番組で彼がこれを言うと笑いが起きます。「わけわかんな〜い」とか言いつつ笑っていますが、この元ネタは1950年代の西部劇映画のタイトル「OK牧場の決闘」です。その言葉を用いた「OK」繋がりの、言わば駄洒落なのです。
しかし、こんな説教臭い事を書きながら、もしかしたら何も分かっていないのは私の方かも、とも思います。即ち、長州小力は「長州力を知らない振りをしてこその笑い」、ガッツ石松は「OK牧場を知らない振りをしてこその笑い」なのかも知れません。
それに、それらの元ネタについて、若い女の子なんかが妙に詳しくても不気味ですね…
駅員@最近春一番見ないなあ…
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2005年6月5日(日) |
駅日誌(45) 「地下鉄性」 |
最近、メトロセクシャルと呼ばれる20〜40代の男性が増えているそうです。そのメトロセクシャルという人々は、ブランド物の服・鞄・時計・靴等に身を包み、御洒落・外見に気を使っている人々で、それに掛ける出費は洒落にならない様です。男性の女性化、とも言えましょうか。もしや、これも環境ホルモンの影響!?
そう言えば、最近「環境ホルモン」ってあんまり聞きませんね。焼却炉等の改良で減少している?黙殺されている?元々でっち上げだった?…う〜む。
それはさておき、一言、物申す!誰かの御仕着せの御洒落に随行している者は、果たして御洒落なのか?予備知識無しで、自らの感覚で着たいと思う物を着てこその御洒落ではなかろうか?と思うのです。
右の写真は、今日買った靴です。VANSのスリップオンタイプの靴で、黒地に髑髏がプリントされております。\6,000程の値段で、歩き易く、脱ぎ履きし易く、言う事無しです。まさしく、私駅員におあつらえ向け。
自らのセンスのみを信じて選ぶ。これぞ御洒落と見付けたり。
…とは言うものの、私のセンスも何かに影響されているわけで…。高い靴は最初から財布が許さないわけで…。メトロセクシャルの方々も、好きな恰好をしているだけなわけで…。私も偉そうな事は言えません。
そう、真理はここにあります。身に付けたい物を身に付ける事の自然体。他者と違う物を身に付ける事も、他者より高価な物を身に付ける事も、その事自体は別段優れた事なんかではないのです。
駅員@買物
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2005年6月4日(土) |
駅日誌(44) 「蹴球」 |
昨夜(日付としては今朝)、ワールドカップアジア最終予選日本対バーレーン戦(於バーレーン・マナマ)がありました。下馬評では、バーレーンの酷暑ゆえ、小野伸二の負傷ゆえに、不安要素がてんこ盛りで、負けるのでは?という心配もありましたが、1-0で勝利!!!これで、ワールドカップ出場に王手です。
次は、6月8日に対北朝鮮戦です。これもアウェーの試合なのですが、場所はバンコクで、無観客試合です。
3月に北朝鮮がイランに負けた時の騒動ゆえに、次の北朝鮮ホームの試合は第三国にて無観客というペナルティーを科せられたのです。その上、勝つか引き分け、負けてもバーレーンが勝たなければ出場決定という、極めて有利な条件です。
北朝鮮は貧民が多く、且つ貧富の差が大きいので、試合を生で観に来られる客は全て金持ちのエリートばかりの筈、それなのに、バスの周りに群がり暴徒化。
以前にも、コロンビア選手がオウンゴールを理由に射殺されたり、南アフリカで審判が、イエローカードを講義した監督を射殺したり…恐ろしや恐ろしや。たかが球蹴り、されど球蹴り、ですな。
駅員@ボールは友達?友達を蹴るな!
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2005年6月3日(金) |
駅日誌(43) 「小熊猫の惑星」 |
先日、風太君というレッサーパンダが立ち上がり、一躍人気者になりました。しかし、その独占も束の間、全国至る所の動物園で次々とレッサーパンダが立ち上がり、話題になっています。「立っただけで人気者なんか。あんなもん、俺でも出来るわい」とでも思ったレッサーパンダが沢山居たのでしょうか。
さらには、1キロもの距離を二足歩行で散歩する犬や、水中ですが尾びれで立つアザラシが相次いで世に現れました。技術の進歩やアイディアのパクリは、昔より加速度的に速くなっていますが、それは動物界においても例外ではないみたいです。
しかし、これは末恐ろしい気もします。ヒト=ホモ・サピエンスは、どういう進化を辿って万物の霊長となったか。それは・・・
@木から降りた猿が、なるべく遠くまで見渡せる様に二足歩行を身に
付けた事。
Aそれにより、前足を手として使える様になった事。
Bそして、脊椎が縦になった事により、脳が重くても支えられる様にな
った事。
・・・によります。
こうして進化論そのままの突然変異と淘汰が続けば、もしかしたら、何万年か未来には、人間、レッサーパンダ、犬、アザラシで万物の霊長の座を争っているかも知れません。そして、その間宇宙空間を旅して帰って来た宇宙飛行士が帰った時に見るのは、猿の惑星ならぬ、小熊猫の惑星でしょうか?犬の惑星でしょうか?海豹の惑星でしょうか?それとも・・・?
その頃には、我々は当駅を通過して地獄(or天国)に移住していると思いますから、それを見る事は叶いませんが。
駅員@「馬と鹿の惑星になっている」に1,000円!
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2005年6月2日(木) |
駅日誌(42) 「二極化」 |
世の中の商品はあらゆる分野で安い物/高い物の二極化が進んでいます。例えば身近な例では、コンビニで売られている赤城乳業のアイス。「ガリガリ君」\62〜「和の匠」\400という開きがあります。
この二極化は、同時に所得の二極化、社会階層の二極化であるとも考えられます。
かつての日本は一億総中流的な部分がありましたが、これからは貧富の差が広がるのではないかと思います。しかしながら、生まれもっての金持ちは妬みますが、頑張らぬ者は貧しくなり、頑張る者は富むというのは健全な事だと思います。「蟻キリ化社会」とでも言いましょうか。
また、健康ブームの息が長い一方、練炭自殺のニュースをよく耳にします。ハイロウズの歌に「自殺するのが流行りなら、長生きするのも流行り」という歌詞がありますが、これは命の二極化であると思います。
私は「長生きは不健康である」というのが持論なので、長生きしたいとは思いません。一方、「自殺は地獄行き」という持論(迷信?)も持っています。
練炭自殺は、焼肉が不味くなります。電車飛び込み自殺は、遅刻して怒られます。そして何より、自殺は周りの人に心的外傷を与えてしまいます。誰にも迷惑を掛けず死ぬ事は不可能なのです。
無理に生きず、無理に死なず、ニュートラルが一番だと思います。
そして、地球が滅びるのも二極化によるのではないか?と思います。
即ち、このまま温暖化が進むと、南極北極の二極方向に徐々に人間が移って行き、その結果遠心力が掛かる部分の重量が減り、地球の自転が止まるのではないか?と。
・・・う〜ん、途方も無い話ですな。
駅員@ちょっと良い話?
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2005年6月1日(水) |
駅日誌(41) 「大関」 |
5月30日に昭和の人気大関貴ノ花、二子山親方が御亡くなりになりました。旧若貴にして、現若貴の父です。二代に渡り相撲人気を盛り上げた功労者です。誠に惜しい人を亡くしてしまいました。・・・合掌。
さて、大関と言えば、ワンカップ大関(繋げ方が不謹慎で恐縮です)。こういったカップ酒はおっさんの飲み物というイメージが定着し、且つ、日本酒の人気凋落もあり、イメージはあまり良くありません。
しかし最近、カップ酒\600均一のスタンディングバー(洒落た立ち飲み屋)が出来、若者から人気を博しているそうです。なるほど、カップ酒は「おっさんの飲み物」という先入観があるものの、不人気払拭を図って、御洒落なラベルやスタイルをしたカップ酒が多く、人気になるのも分かります。これもひとえに企業努力を怠らなかった成果でしょう。雨垂れ石を穿つ、ですね。
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