2006年3月17日(金)
駅日誌(289) 「引越」

現在、私会社の寮に住んでいるのですが、この寮が移転になりました。
明日、引越しです。しかし、まだ何も手を付けていません。
私は学生時代に下宿を引き払う時も、引越前夜に徹夜突貫工事で支度した上、その後ほぼ不眠で原付で4〜500kmを走破して帰った事があります。ですので、今回も徹夜引越作戦決行の予定です。
タイムリミットはあと10時間程…果たして間に合うのか!?


というわけで、引越先でネット環境を整えるまでは更新が出来なくなりますので、しばらくは当駅、休業であります。しばしの御待ちを御願い申し上げます。

…誰も待ってねえって!!!
                                   駅員@そんな御無体な…

2006年3月16日(木)
駅日誌(288) 「デザインバーコード」

最近、「デザインバーコード」というものをたまに見かけます。
おっと、松竹芸能の「海原はるか・かなた」の様な、デザインされた(?)スダレ頭とかではないですよ。
即ち、無味乾燥なくせに商品パッケージに大きなスペースを取るバーコードで遊んでしまおうという発想ですね。
サントリー「燃焼系アミノ式」や、カルビー「じゃがりこ」等で導入されています。バーコードの線が一本伸びてそこで鉄棒をしている人や、バーコードの線を蝋燭に見立てて端っこに火が点いていてそれをキリンが吹き消したいたりという風に、バーコードとしての機能を損なわずに遊びを加えるというものです。
こんな事をして何になるのか? 一見何にもなりません。しかし、買った商品にデザインバーコードが付いていたら面白いじゃないですか。パターンが何種類かあれば、他も見てみたくなり、それは購買行動にも繋がり得ます。

さて、サントリーは余程これが御気に入りらしく、今日も見付けました。「炭酸ボトル」という炭酸ガラナドリンクです。
この商品はボトル缶なのですが、缶そのものもまるで消火器の様なボンベを模した真っ赤なデザインで面白いです。

裏のバーコードの所は破れたラベルをイメージした印刷になっていました。これもデザインバーコードの一種と言えるでしょう。
それにしても、これを買った時の店員の様子が可笑しかったです。これをレジ打ちする時に、一瞬躊躇していました。「えっ?」となったのでしょう。
これは最早いたずらグッズやトリックアートの世界とも言えそうです。
                      駅員@変な物大好きっ子

2006年3月15日(水)
駅日誌(287) 「展示会にて」

幕張メッセで国際食料展が開催されているので、今日はそこに行って来ました。世界各国からの食品展示会です。
東京モーターショーと比較するとその展示品の大きさ及び各社のブースの大きさの違いがあるので、規模はモーターショー程ではありません。しかしながら、ホール1〜8を使用し、ブースの数は比較にならない程多く且つ密度があるので、モーターショーよりも見て回るのは疲れました(車好きが趣味で行く展示会と、仕事で行く展示会の差もありましょうが)。

さて、アジア系外国人も数多く来場していたのですが、「奴等エスカレーターのルールを知らないのか!?」と憤慨しそうになりました。
私は一人の時は基本的にエスカレーターの右側を歩行するタイプの人間です。人と一緒の時や疲れている時等は左側に立ち止まる事もありますが、その時は必ず左側に立ちます(私は近畿出身ですから、関西では勿論逆)。
右は歩くレーンであり、左は歩かないレーンなのです。これが不文律なのです。ところが、今日はエスカレーターの右側に人が詰まっている場面が多かったので、ちょっと苛付きました。
お前等道開けろや、と。立ち止まるなら左に並べ、と。
これは、展示会が思ったより混んでいて、思う様にサクサク進めなかった事も一因だと思います。
否、日本人の仕業かも知れませんね。外国人は高い旅費を払って来ている訳ですから。

外国人は高い金を払って来ている、で思い出しました。
今回は国際展示会なので、アジアを含め世界中から出展企業があったわけですが、中には資料しか置いていないブースで外国人のおっさんが一人呆然と座っていたりするブース等もあります。
国家の援助で数合わせの様にやって来たやる気の無い企業でしょうか? 否、援助があってもそれなりに大きな負担がある事は変わりありません。という事は、輸送トラブルまたは入管トラブルでサンプルや試食品、ブース装飾品が届かなかったのでしょう。
あれを見ると本当に気の毒になってしまいます。日本に販路を広げようとしてなけなしの金を払って準備した人も居たでしょう。そりゃ、意気消沈した顔にもなろうという物です。出展料・旅費だけ払って何も得る物が無かったらあんまりです。せめて出展料は返してあげるとか出来ないものでしょうか。場所を確保してしまっている以上は難しいとは思いますが。
では、ビジネスになる可能性は低いにしても話し掛けてあげるべきでしょうか。
それはそれで、本人の疲れを倍加するかも知れません。で、声を掛けてみたら、日本語が全く通じない相手だったりして…

これは他の展示会でも、人が全く寄り付かない中小企業ブースを見ても感じる事です。決して大きくない会社の不器用な社長が、一念発起して展示会に出展したものの、殆ど相手にされない光景…

大企業が大々的に派手なブースを展開する影でこういうのを見る度に苦しくなります。かと言って、「お前に何が出来る? 彼等に仕事を出すネタや権限があるのか?」そう言われると何も出来ないのですが、だからこそ余計に。
                    駅員@けっ! とんだアマチャンだぜ…ですかね

2006年3月14日(火)
駅日誌(286) 「ジャイアン合衆国」

これは昨日書こうと思っていたのですが、昨日は眠かったので今日書きます。日本時間13日朝のWBC日本対米国戦で、インチキがありました。
3-3同点8回表。ヤクルト岩村が外野フライを打ち上げ、その時三塁にいたロッテ西岡がタッチアップでホームインした時に、米国監督からケチを付けられました。曰く「西岡はフライをキャッチする前に走り出していた」と言うのです。で、判定が覆ってしまいました。しかし、そのシーンは繰り返しリプレイされましたが、ちゃんとキャッチ後に走っている姿が映っています。
ずるいよ、ジャイアン合衆国! 世界情勢での米国の振る舞いを見ても明らかな通り、本当にジャイアニズムですね。スポーツでもジャイアニズムを発揮するとは。おいこら審判! 貴様幾ら貰ってるんじゃ!?

おっと、この言い方は剛田武氏に失礼ですね。ジャイアンは野球ではジャイアンズのキャプテンとしてアンフェアなプレーはしていません。アメリカはジャイアン以下ですわ。
本日より命名致します。「アメリカ合衆国(United States of America)」改め「アメリカ下衆国(Unfair States of America)」!! 如何でしょうか?
           駅員@イラクには大量破壊兵器は無かったし、インチキ国家です

2006年3月12日(日)
駅日誌(285) 「1007」

銀座のメインストリートは土日には昼間歩行者天国になります。今日はそこをぶらぶらして来ました。何を買うでもなく、ただ徘徊して来ました。

JRからそこに向かう途中にはプランタン銀座があります。その前で今般日本発表されたプジョー1007の販促活動をしていました。
プジョージャポンのラインナップは、下から206(我が愛車です)、307、407になっています。元々は日本でも最小モデル106があったのですが、終売ししばらく経ちました。そこに、1シリーズとして加わったのが1007です。
本来は、トヨタとPSA(プジョー・シトロエン)の共同開発モデルである107があるのですが、それは日本には入って来ていません。これは前述の通り共同開発で、トヨタ・アイゴ、シトロエンC1とお面とディテールが異なるだけの兄弟車です。まるでトヨタが嘗て揃えていたターセル・コルサ・カローラ2みたいで何だか魅力に欠けます。
それはさておき、今回は1007です。通常の三桁数字車名ではなく、四桁数字になっています。この中央の「00」はくっ付いて「∞」になっており、無限の可能性・無限の用途を睨んだネーミングだそうです。
なるほど、1007は一台で色々こなせそうな面白い車だと思いました。嘗てスズキの軽自動車アルトが導入した事のある、両側スライドアの3ドアです。但しこちらは電動だそうです。狭い所では重宝しそうですが、私のようなイラチは、電動ドアがのんびり開くというのは急いでいる時はイライラしちゃいそうです。
上方投影面積は小さく、背が高いモデルで、ディテールはこちらの方が恰好良いですが、トヨタ・ポルテに似たスタイルです。何でも、内装は交換可能なパーツが多く、好みの内装をチョイス出来るとの事です。
走りは、元々ロールさせて曲がる猫足が信条のプジョーに、この背丈ですから、ちょっと期待出来そうも無いのですが、まあ、この手のハイトワゴンを買う人はそんな事はどうでも良い事でしょうから、良しとしましょう。
私は、307にMT中心のスポーツグレードが加わるか、206の後継207に期待します。

日産銀座ギャラリーにも行って来たのですが、そちらでは日産モーターショーと題して、コンセプトカーが展示されていました。そこには、東京モーターショーに展示されたレトロスタイルのクーペ「フォーリア」と、ジュネーブモーターショーに出展されたSUV「ザルート」がありました。
ザルートの方は大きなドアが上に開くガルウイングスタイルです。うわあ、実現性低そう。サイズから見て、このモデルは実質X-トレイルの後継車種になりそうな気がします。という事は、恐らくこのガルウイングを普通の左右二枚ずつのドアにして発売されるのだと思います。
デザインはスクウェアな形でありながら、古臭さを感じない恰好良いものでした。
            駅員@銀座に行ったのに車の話ばかり…

2006年3月11日(土)
駅日誌(284) 「人事異動」

年度末を控え、私の勤める会社でも人事異動が行われました。
正式な内示は月曜日、公示は火曜日ですが、昨日漏れ聞いた話では、今回も結構動く様です。企業機密ですから、外に漏らしはしませんが。

さて、人事異動と組織変更は別物です。前者は人が配属変えや転勤で異動する事を言い、後者は組織の枠組みを変更する事を言います。
組織への刺激になり、どんどんやるべきだという意見もありますが、あまり多いのには私はちょっと賛成しかねます。
前者の人の異動は、まあ、一年に一度くらいは必要でしょう。しかし、後者はあまり頻繁にすると、良くないと思います。ところが、私の勤める会社は組織変更が大好きなのです。
弊害として、以下のものが考えられます。
1.異動しない者まで名刺が変わってしまい、そのコストが無駄。
2.得意先にとって、変更ばかりだとややこしい。
 得意先が仕入業者をデータ化していた場合、その変更の手間をかける。

3.責任の所在があやふやになり、仕事が断続的になってしまう。
・・・メーカーなので物(枠組み)を作っただけで満足してしまう体質になっているのかも知れません。

更に、もう一つ言うと、私の会社は役職者の割合が多いのです。役職者のインフレ。馬子にも衣装か? 能無し役職者の多いこと多いこと。
そんなに役職者を増やしたければ、天才であるこの俺を天才としての立場に抜擢せよ!!(あ〜あ、言っちゃった…)

ごちゃごちゃ言いましたが、一言で言うと、この会社は大企業病なのです。
大企業と言う程の企業ではないのですが。
                        駅員@最近愚痴日記が多い気がします…

2006年3月10日(金)
駅日誌(283) 「熟年離婚」

最近、熟年離婚が話題になっているそうです。
定年退職、そして子供が巣立った夫婦の間に溝が出来てしまう、否、元々出来ていた溝に気付いてしまうという事でしょうか。長年連れ添っていながら寂しい限りですが、何ともまあ情けない話です。
その多くは妻から言い出すとの事ですが、理由は何なのでしょうか? 現在の熟年は往々にして、男尊女卑がまだ強かった時代の男女だから、夫に虐げられてきた妻が、肩の荷が下りると共に逃げを考えている…? 否、若い時は分かりませんが、今日び男尊女卑的家庭など実はそうそうありません。

そこで一つ暴論を。先ず断っておきますが、断定的に言っているのではなく仮定の話ですから、どうか御容赦を。
寧ろ、男尊女卑という状態が無くなったからこそ、熟年離婚が増えているのではないか? 「女心と秋の空」という言葉がある通り、女の本質的気性は、男より我儘・気まぐれ・自己中だと思います。それを抑えていた蓋が取れて噴出したのかも知れません。
そして、これは少子高齢化の原因でもあるのではないかと思います。即ち、女性の社会進出により、子供を生む事が減少し、また同時に厨房に立つ女性が減った事で加工食品が増え、添加物摂取量が増加し、キレ易い人が増加。沢山の現代社会の病理を内包した問題かも知れません。
田嶋陽子女史辺りに怒られそうなので、もう一度言います。私は男尊女卑の人間ではなく、あくまで仮定の話ですから誤解無き様願います。

しかし、年々増加の一途を辿った離婚件数ですが、ここ数年は減少しているとの事です。しかしながら、「何だ、じゃあ問題ないじゃないか」というのは、早計です。というのは、ここ数年の減少の理由は年金システムの変更を見ての減少だと思われるからです。
即ち、現行のルールでは、妻が専業主婦だった場合、夫は国民年金の他に厚生年金が貰えるのに、妻には国民年金しか入りません。が、来年になれば、その厚生年金部分が最大で半分妻の物になると言うのです。
理由が金とは… 女性は閉経と同時に女でなくなり(これも語弊があり、怒られそうですが)、金にしか興味がなくなってしまうのでしょうか? 何とも情けない話です。

勿論、虐げられた妻という方もいるでしょうから、そこには同情を禁じえませんが、彼女等の正当な訴えまでも誤解されてしまう程、下衆な人が居そうです。
この構図。痴漢冤罪狙いの大馬鹿女のせいで、正当な痴漢被害者が困っているという構図に似ています。そして、正当な女性の権利獲得に頑張っている人にとって、田嶋陽子女史のクレイジーな行動が迷惑なのとも似ていますね。
                            駅員@今回は暴論。自覚してますよ

2006年3月9日(木)
駅日誌(282) 「下衆野郎」

世の中には下衆な人間が多いものです。いや、「お前が下衆野郎の最たる者ではないか」と言われたら返す言葉も無いのですが…

大きな駐車場のある商業施設の店舗出入り口近くや、高速道路のPAの建て家近くには、車椅子マークの付いた駐車場があります。そこは障害者のみに使用が許された駐車スペースであり、健常者は使ってはいけません。
私は、人に分け隔てをするのが嫌いなので、そういう特別扱いは基本的には好まないのですが、遠い所に駐車して車椅子の人が駐車場内をのろのろうろうろしては周りの迷惑にもなるので、この障害者限定駐車場はあって正解だと思います。
全体の利益のためには、近いスペースを障害者に割り当てた方が合理的なのです。(障害者が可哀相だから等という、偽善的な考えではありません。皆の為にこういう仕組みなのだ、という点を私は重視します)
ところが、普通の健常者がそこに駐車している事がちょくちょくあります。
そいつらのせいで車椅子の人が入口に遠い所からのろのろ移動していて、それに苛付いた場合は、障害スペースに勝手に停めた下衆野郎はどついて良いのか? と思っちゃいます。更には、車に貼る車椅子マークのシールを健常者が勝手に貼っている奴までいるそうです。

貴様等はどこか悪い所でもあるのか!? 足か? 腕か? 首か? 腰か? 肺か? 心臓か? あ! 分かった! 頭だな? 頭が悪いんだな!
                           駅員@そうか、頭の障害者だったのか

2006年3月8日(水)
駅日誌(281) 「ポーション」

♪ 夢見るような愛のPotionよせて
♪ 帰らぬあの夏の恋よ何処?
♪ 百合の花のようにMotion揺れて
♪ 見知らぬ手にきっと抱かれてる
                 〜Southern All Stars「YOU」より

月曜日は夜中に長電話をしており、昨日・今日と、泊りで福島に出張していたので、更新が滞っていました。
新幹線で福島駅に降りたのですが、福島県は通る事はあっても、福島県に行くというのは滅多に無く、久々です。以前、高校の修学旅行で、東京&磐梯山というルートだったので、その時以来です。
いや、何も福島が田舎だと言っているわけではありません。私も出身は田舎ですし、何より田舎を馬鹿にするという発想は、私は大嫌いなのです。
中途半端に都会擦れした心の根本は田舎者という者に限って地方や田舎を馬鹿にするものです。行きの新幹線でもそういう、恥ずかしい人がいました。
私の横に座っていた若作りの女性なのですが、先ず、座席に着いたまま小声とは言え携帯で喋っていました。私が出張先でのプレゼンテーション用の荷物を大量に置いて通路側に座っていたから通り辛かったのかも知れませんが、先ず、デッキに行かずに携帯で喋る時点で、田舎者気質が伺えます。都会は人と人とが密集しているので、座席に座ったまま携帯で喋るというのは、すぐに迷惑そうな顔をされるので、やりにくい習慣がある筈ですから。
そして、更にその喋っている内容。その人の降りた駅は福島駅の一つ手前の郡山なのですが、その直前には「何でこんな田舎まで来ないといけないのか?」といった事を言っていました。前述の田舎を馬鹿にする精神構造です。
極め付けは、その訛り。コテコテの東海訛りです。東海訛り自体は馬鹿にしません。私は常日頃、関西訛りで喋っているので、その点は私も同類です。私が滑稽だなと思ったのは、東海訛りでその発言をしているという点です。内面がソフィスティケートされていない「田舎者」だと思いました。

愚痴はさておき、冒頭にサザンの歌詞を書きましたが、一行目にPotionとあります。
Potionとは(薬等の)一滴や一服を指します。コーヒーフレッシュの小型カップ等をポーションと言うのはこの意味です。で、「(薬等の)」とあることから、テレビゲーム等では回復薬にポーションという名前を付けているものもあります。
その代表格はファイナルファンタジー(以下FF)でしょう。それを商品化したドリンクが今般サントリーから発売されました(右写真)。200円也。サントリーはこういうタイアップ企画が上手いですね。米国ペプシコから導入したペプシ然り、チルドコーヒーのスターバックス然りです。
ローヤルゼリー等を含んだ栄養ドリンク風清涼飲料水で、ボトルには「FINAL FANTASY XII POTION」とあります。
FFってもう12作も出ているんだ… と驚きました。否、当然かも知れません。昔は私もファミコン等をやっていたので、T〜[まではやった事がありますが、その発売ペースだったらもっと出ていても不思議ではないくらいです。
子供の頃にはドラクエと並んで夢中になったゲームだったのですが… 私も年を取りました。
                 駅員@帰らぬ少年の心よ何処?

2006年3月5日(日)
駅日誌(280) 「WBC」

WBC――ワールド・ボクシング・カウンシルと言えば、WBA(ワールド・ボクシング・アソシエーション)から分離した世界規模のボクシング団体です。ボクシングの試合等で、よく「WBC世界バンタム級チャンピン」等という言葉を聞くと思いますが、そのWBCはこの事です。

おっと、今回は、WBC――ワールド・ベースボール・クラシックの話です。
世界の覇を競うスポーツ競技大会は、オリンピックが有名ですが、それとは別に各競技毎に世界一を競うものとして、世界陸上や世界水泳、ワールドカップというものがあります。
各種競技で球技関係ではワールドカップがありますが、野球は今までそれに当たる物はありませんでした。と言うのも、世界規模で見れば、まともに野球をやる国は、北米、中南米の一部、東アジアとあと他地域で一部だけだからです。オリンピックで正式種目になりにくいのも、まあ分かる話です。
で、今年から、メジャーリーグを始め各国プロ野球選手が参加する野球のワールドカップに当るワールド・ベースボール・クラシックが始まったわけです。
アジアブロックは、日本、中国、韓国、台湾の4チームです。中国は野球の歴史が浅く、恐るるに足りませんでしたが、王貞治の母国台湾や、ロッテ李承Yの母国韓国は、野球が盛んで、強敵と言えるでしょう。
金土日に試合が行われ、日本は2勝1敗の2位で2次リーグ進出となりました。中国・台湾には圧勝したものの、韓国には今日の試合で惜しくも敗北しました。スコアから見ても、今日の試合の様子から見ても、今日の試合は実力が拮抗している事が伺われました。
しかし、本番は2次リーグからと言っても良いでしょう。活躍に期待します。
                       駅員@我等が中日からは福留・谷繁が参加

2006年3月3日(金)
駅日誌(279) 「桃の節句」

今日は雛祭の桃の節句でした。が、私の様な独身者には全く関係のない事なので何もしていませんが。
雛祭と言えば、雛壇に乗った雛人形ですね。私には妹が居ますがどういうわけか我が家には雛人形はありませんでした。ていうか、五月人形も鯉幟もありませんでしたから、我が家はそういうのには興味が無い家系なのかも知れません。

さて、雛人形は、フル装備だと十五人構成になります。最上段に一対の親王(内裏雛)、二段目に三人官女、三段目に五人囃子、四段目に随身(左大臣・右大臣)、五段目に三人仕丁というメンバーです。三人仕丁はあんまり耳慣れませんが、宮中のパシリみたいなもんらしいです。この三人は怒った顔、ないた顔、笑った顔をしており、何やら掃除道具の様な物を持っています。
他に、左近の桜、右近の橘、菱餅、家財道具、牛車、神輿などの物資が置いてあります。
こうして順序だって並んでいる様は、曼荼羅や軍の組織図を見ているような気分になります。或いは、立体ステージに立つビッグバンドみたいですね。
内裏雛が、男女ヴォーカル、三人官女はコーラス、五人囃子は楽器演奏(ドラム、ホーン)、左大臣と右大臣は折角なのでギターとベースにしましょう。三人仕丁は…雑用で良いか…
十五人バンド(ステージに立つのは十二人ですが)、The Peach Carnival。どなたかやってみませんか? 私は嫌ですが。
              駅員@雛人形はしまうのが遅れると婚期が遅れるそうです

2006年3月2日(木)
駅日誌(278) 「偽エンブレム」

これは昨日の話なのですが、雨宿りがてら喫茶店で珈琲を飲みながら一服しておりました。すると直ぐ近くで、何やらうだつの上がらなさそうな(失礼!)二人の男が会話をしています。一人で黙って珈琲と煙草を交互に飲んでいたので、盗み聞きするつもりは無いのですが話が聞こえてきてしまいました。その会話の内容が私の好きな車話だった事も一因だと思います。
その会話の中身は概ね、次の様な物でした。

男1「ランドローバーのエンブレムは、緑色の楕円の中にLAND ROVERと書いてあるんだが、黒のタイプに付け替えてみようと思っている」
男2「何で?」
男1「恰好良いから。でも、一つ悩んでいる点があるんだよ」
男2「何?」
男1「その黒いタイプは、実はランドローバーの中でもスーパーチャージャー装着車にのみ純正で付いているものなんだ」
男2「それだと何だか偽物みたいで嫌だなあ。偽GT-Rや偽Type-Rみたいなダサさがあるな」
男1「でも、知っている人間は少ないから、変えても良いかなとも思う」
男2「でも、分かる人が見れば分かるわけでしょ?」
男1「車好きのお前が分からなかったくらいだから、殆どの人は分からないよ」
男2「俺は恥ずかしくて絶対したくないけどね」

と、まあ、こんな様な話です。
ランドローバーとは、イギリスの有名な高級SUVブランドですね。
明石家さんまの愛車がランドローバー中の高級車種レンジローバーなのは結構有名な話です(今はどうか知りませんが)。
それにしても、平日昼間から暇な人たちだなあ、と苦笑してしまいました。横で私がゆっくり珈琲を飲んでいる間ずっと、車の後付けエンブレムの話をしているなんて。それを聞いている私も暇人なのかも知れませんが…
車に興味の無い人にとってはどうでも良い話題ですね。

しかししかし、上記の例は私も知りませんでしたから良いのですが、世の中にはもっとずっと恥ずかしい人が居ます。スズキワゴンRにベンツグリルを装着している人や、三菱GTOにフェラーリのエンブレムを装着している人、ランエボやインプレッサをWRC仕様にしている人達です。
前述の二人からすれば、こういう人達は言語道断なのでしょうね。しかし、私はそういう事をしている人を笑いこそすれ、それは「おもろいやっちゃ」という感覚です。玄人好みの金の掛かったジョークと思えば、そういう事が出来る人は羨ましく思います。(皮肉を言っているのではないですよ。本心です)
           駅員@冒頭の「うだつの上がらなそうな」は謹んで訂正致します

2006年3月1日(水)
駅日誌(277) 「体に悪い物」

ダイドードリンコが、近年力を入れている飲料シリーズに「復刻堂」シリーズというのがあります。
「古き良きアメリカ」といった表現がある様に、成熟した社会では懐古文化が花開くと言いますが、日本も例外では無く、江戸・明治・大正・昭和の昔を思い出させる様な商品も多々見られます。
この復刻堂もその一つで、コーヒー牛乳や、フルーツ牛乳等が販売されています。今回は、コンビニで「フルーツサワー」という緑色のドリンクがあったので買ってみました。
牛乳瓶を模した広口PETボトルを使用した飲料です。液の色はバスクリンの様ないかにも体に悪そうな色です。そして、味の方もケミカル丸出しの不健康な味でした。しかし、どことなく懐かしい。そんな商品です。

その体に悪そうな色と味ですが、原材料表示を見てみると、矢張り添加物だらけでした。「昔はこんなに体に悪い物が普通に出回っていたんだなあ」などと言う人がいるかも知れませんが、しかし私はここに敢えて意見を申し上げます。
この飲料は体に良いとは言いませんが、それ程体に悪くはないのではないか? という意見です。この色を見て、その味を味わって何でこんなことが言えるか。それは先日読んだ「食品の裏側」の影響かも知れません。
いかにも添加物を使っていますという味なのですが、それ故に「あまり体に良からぬ物」を飲んだと言う印象がちゃんと残ります。一方、昨今の加工食品は添加物の使い方も巧妙になり、それとは気付かずに大量の添加物を摂取しているので、添加物を摂取している意識が無い分、より体に悪いのではないか? という事です。
いかにも悪ぶっている奴は実はそんなに悪い奴じゃない、本当の悪人は、まず自らを善人だという風に欺く所から始まる。
飲料と犯罪を一緒にするのはちょっと問題ですが、昨今の巧妙化している犯罪を見るに付け、それに似ている気がしました。
               駅員@たまにはこういう味も良いです

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              2006年3月度目次
 #277 「体に悪い物」 本当に悪いのは?
 #278 「偽エンブレム」 車のエンブレム。
 #279 「桃の節句」 雛人形はビッグバンドだ。
 #280 「WBC」 ワールドベースボールクラシック。
 #281 「ポーション」 田舎者/FFポーション
 #282 「下衆野郎」 障害者駐車スペースに停める奴。
 #283 「熟年離婚」 増加についての仮説。
 #284 「人事異動」 組織変更頻発の弊害。
 #285 「1007」 プジョー1007。
 #286 「ジャイアン合衆国」 WBCにて。
 #287 「展示会にて」 国際食料展。
 #288 「デザインバーコード」 バーコードにも面白い物が。
 #289 「引越」 引越、そしてしばしの休業。