2006年8月度目次
 #373 「体罰教師肯定論」 私の教育改革案。
 #374 「亀田のあられ、お煎餅」 亀田のあれれ? 誤判定?
 #375 「青春だねえ」 知人の爽やか恋ばな
 #376 「苛付きが顔に出る」 ←私の事です。
 #377 「雷舞」 知人バンドのライブに行きました。
 #378 「アンドロギュノス」 雌雄モザイク・クワガタ。
 #379 「特産珈琲展」 スペシャルティコーヒー展
 #380 「人間だもの」 相田みつを。
 #381 「夏なんだな」 高校野球開幕。が、敢え無く…
 #382 「ピエール」 …マルコリーニ・ショコラティエでアイス。
 #383 「ふるちん地蔵が見たかった」 奈良・新薬師寺。
 #384 「煩悩語気」 盆の動き。停電・レバノン・靖国
 #385 「Russian Roulette」 貝殻島蟹漁銃撃事件。
 #386 「ホスピタリティ」 フレッシュネスで私は感動した。
 #387 「続・ホスピタリティ」 またフレッシュネスで感動した。
 #388 「糞爺、糞婆、はよう死ねや!」 親孝行vs親不孝。
 #389 「熱闘!」 早稲田実業が優勝。
 #390 「カンジョウの三人」 次期自民党総裁候補。
 #391 「ドン・キホーテ」 新業態・情熱空間OPEN。
 #392 「銀幕寸評」 レンタルDVD:ダニー・ザ・ドッグ。
 #393 「二軍降格」 冥王星選手が降格しました。
 #394 「世界最大のブツ」 それは茨城県にあった。
 #395 「ナンバー・ポータビリティ」 厄介なのは、メルアド。
 #396 「トットちゃんのおっかさん」 黒柳徹子女史の母上逝去。
 #397 「青いイクラ」 その正体は?
 #398 「ぱんだっ茶」 通販限定の生茶。

2006年8月31日(木)
駅日誌(398) 「ぱんだっ茶」

麒麟麦酒とキリンビバレッジが、マーカーズという通販サイトを開いています。色々な著名人が御奨めする商品のセレクトショップといった風情の品揃えです。その中に、同社が自社でPRする限定商品が発売されました。「ぱんだっ茶」玉露100%の限定「生茶」です。
通販という性格上、当然購買単位は1ケース=30本、\3,150也。
この価格、正直、バーゲンプライスと言えます。だって、消費税抜きで\3,000ですから、1本\100です。缶入りとは言え、玉露100%の茶が185gで\100は安いでしょう。
しかも、これはメーカー側の話になりますが、小ロット生産をしているのにです。注文から納期までは待たなければなりませんが、充分買う価値のある商品だと思います。更に、オマケとして生茶パンダのオリジナルランチョンマットが付いています。
←下の布がランチョンマットです。

さて、この商品にはその上にもう一つ特徴があります。それは東洋製罐が新たに開発した新プルトップを装着した缶だという点です。その名も「Z-END」。では、どう新しいのか? 開け方と再封の点です。
先ず、開け方ですが、缶の蓋部分には、フィルムのように薄いアルミ版の摘みが付いたリング状の物があり、先ずはその摘みを引き、リングを立てます。次にリングに指を通して蓋を開けるという寸法です。
で、新しいのは分かったが、どう良いのか? 爪が長い女性や、私の様な深爪しがちな人間にとって、普通のプルトップだと、ちょっと指先が痛くなる事がありますが、それが無いのです。
開ける力も従来の物よりも軽いですし、開け方も文章では説明し難いですが、簡単です。
次に、再封可能という点です。蓋は飲みかけで再びカチッと嵌められます。飲みかけを鞄に入れて持ち歩く程の安定感はありませんが、飲みかけで置いておく分には充分な性能と言えるでしょう。まあ、185gを飲みかけにする事もそうないでしょうし。
最後はマニアックな事を書いてしまいましたが、この商品は御奨め出来ます。
                                   駅員@30本…冷蔵庫に詰め込みます

2006年8月30日(水)
駅日誌(397) 「青いイクラ」

出ました! 青いイクラ。うわー、食欲萎えそう。
果たして、その正体は「フリスク・リキッズ」。ゼラチンで作った小型極薄カプセルに入った液体ミントです。オブラートよりはしっかりしていますが、そういう感じの口内で溶けるカプセルです。
何がイクラだ! との意見も御座いましょうが、しかし、これは人工イクラを作る技術と似ています。
←かなり球が精巧なのでコロコロします。

そう、やっすーい寿司等にあるイクラの偽物です。元々、この人工イクラは、薬剤のカプセルの開発過程で生まれました。
薬を入れる目的だったのですが、中に赤く着色し、アミノ酸等を加えて味を調えた植物油を入れたところ、人工イクラになったのです。おそらく、このフリスクもその技術の応用ですね。

さて、そのお味は? ミント系の刺激に弱い人にはきついかも知れません。
私はスカッとしていて良いと思いました。
                                          駅員@Sharpens you up!

2006年8月29日(火)
駅日誌(396) 「トットちゃんのおっかさん」

今日、昼休みにYahoo!のトピックスを覗いていると、黒柳徹子の母上が亡くなったというニュースがありました。先ずは、御冥福を御祈り申し上げます。
しかし、何が驚いたって、あの黒柳女史の母上がまだ御存命だったという点です。黒柳女史本人がいつ死んでもおかしくない年齢(誠に失礼)なのに、その母上が御健在だったというのが凄いなあ、と思いました。享年95歳だそうです。これは大大往生と言えるでしょう。

さて、これ程の大往生となると、素直に御立派だと感服しますが、基本的には私は長生き=不健康という考えを持っています。ま、一種のトートロジーになってしまうわけですが、人間の寿命が伸びる一方で、人間というハードはその耐用年数が不足してしまっていると思います。
人間五十年、これが正しいのかも知れませんね。私自身は何から何まで他人に助けられて生き長らえる気は全然ありません。
しかし、その一方で、それは今私がまだ若いから言えるのだとも思います。私の祖父は、私が高校生の時に亡くなったのですが、元気だった頃は「もう十分生きたし、いつ死んでも良い」みたいな事を言っていたのに、寝たきりになってからは「生きたい、生きたい」と言っていました。矢張り、死期が近付くにつれ、生が名残惜しくなり、生に執着してしまうのでしょう。これは、病気になって初めて健康の有り難味が分かるという論理と同じだと思います。
                                                   駅員@合掌

2006年8月28日(月)
駅日誌(395) 「ナンバー・ポータビリティ」

10月の下旬……具体的な日付は忘れましたが、その10月下旬からナンバー・ポータビリティが始まります。それは何ぞや? と言うと、携帯電話を他所の会社の物に変えても、同じ電話番号が継続して使えるというものです。
例えば、私は個人用の携帯としてauを使っているのですが、ソフトバンク(ヴォーダフォン)から面白そうな携帯が出た時には、同じ電話番号のまま、機種変更出来るわけです。なるほど、寡占産業になりがちな通信業に競争をもたらし、サービスを向上させようという狙いでしょう。
但し、そこには落とし穴があります。

その1.通常の機種変更や新規契約とは別の費用が発生する。
その2.メールアドレスには互換性が無い(だって、@以降はブランド名ですものね)。

その1.はまだ良いですよ。移る先の会社は良いですが、出て行かれる側としては、事務作業が発生して、しかも客が減る。そのコストを取る事と、客をなるべく繋ぎ止めようとする気持ちは分かります。ていうか、たかだか\2,000そこそこで挫ける程ならば、そんなに買い換えたいわけじゃなかろう、と思いますし。
厄介なのは、その2.の方ですね。金は良いですが、メールアドレスの変更は、何より面倒臭い。いや、よくメールする人に「変わりましたメール」を出す分には良いのです。しかし「う〜ん、こいつ、どうしようかなあ?」という相手が厄介なのです。その線引きをどこにするか? いっその事、登録されている全員に出せば良いのですが、長いこと全く付き合いの無い人にポッと送るのもどうなんだろう? そうなのです。メールアドレスが変わること自体はまあ、面倒とは言っても、大した事ではありません。問題は「こいつは、どうしようか?」の部分なのです。これが煩わしい。
そう言えば、冒頭で「ソフトバンク(ヴォーダフォン)」と書きましたが、とうとう看板も変わってしまいそうな感じです。メルアドも変わり得るのでは?思えば、ここのユーザーは不遇ですよね。j-Sky→vodafone→softbankですから、上記の厄介事が度々起きているわけです。私が学生の頃は、このJ-フォンユーザーが妙に多かったのですが、大変だろうなあ。
おっと、私も「赤べこ」内の「創作ピクトグラム工房」に一つ追加する必要がありそうです。


というわけで、私は当面、ナンバー・ポータビリティは使いません。
                                   駅員@jigoku-sanchome.sakura.ne.jp

2006年8月27日(日)
駅日誌(394) 「世界最大のブツ」

その勇姿は、茂みの間から天を目指して屹立していた。否、そびえ立っていた。世界最大のブツである。私はここまで巨大な物を見た事が無い。それはあまりにも大きかった。

こら! 卑猥な想像をした方、悔い改めなさい。
私が言っている世界最大のブツとは、世界最大の仏像です。それは茨城県は牛久ににある、その名も「牛久大仏」です。ギネス認定世界最大の仏像です。その身長は何と100m。奈良の屡遮那仏で15m程度(座高)と言えば、それが如何に巨大かが御分かり頂けると思います。
今回、友人と一緒にこの牛久大仏を見に行ったのです。

←合成写真ではありません。
こちらは、仏の種類としては阿弥陀如来です。仏像には如来、菩薩、明王等がありますが、如来は他の宗教で言う所の神に当たります。因みに菩薩は天使、明王は神の化身の戦闘といった所ですね。
この牛久阿弥陀如来ですが、中に入れます。これは鎌倉の大仏も同様なのですが、牛久は平成に建立された仏像なので、中が妙にハイテクで笑えます。中には自動ドアや華やかなライトがあり、更に、エレベーターまでも。更に更にエレベーターは上昇時にだんだん明るく、降下時にだんだん暗くなります。無明の世界と極楽浄土を表しているそうです。死後の世界がエレベーターになっていて、死装束に三角巾の人がぞろぞろとエレベーターに乗っている姿を想像し、可笑しくなりました。
で、エレベーターで最高胸の高さまで上れて、そこには窓があります…まるでコックピット!
仏像なのに、巨大ロボットに乗ったような気がしました。日本に危機が…例えば、某国からミサイルが飛んで来たら、蓮台からゴゴゴゴと火を噴いて飛び上がり、額からビームを放って、ミサイルを撃ち落してくれるのではないか!? と。
これは過ぎた妄想ですが、平成建立という余りに新しい仏像なだけに、それ以上昇れなかった先=頭部にはハイテク機器が詰まった操縦席になっていたとしても、あり得ない話ではないかと(ないない!)。
                            駅員@中にあった写経場で三誓偈を写経しました

2006年8月26日(土)
駅日誌(393) 「二軍降格」

冥王星「私、この度一軍から二軍に降格致しました。しかし、二軍で頑張って、一軍復帰出来るよう頑張ります!」
太陽監督「君はもう戻れないよ。元々二軍レベルの実力だったというのが、皆の見解だ」
冥王星「そ、そんな」
そして、この降格について、業界関係者のコメントが出ています。
千葉の某ランドの黄色っぽい犬「僕の立場はどうなるの!? ワンワン!」
千葉の某ランドの鼠男「いや、僕達は永遠に友達だよ。気にするなよ」
某セーラー服戦隊の地黒女「私も降格なのでしょうか?」
某セーラー服戦隊のリーダー「大丈夫。私なんて惑星じゃなくて衛星なんだから」
占星術師「いや、元々惑星だけじゃなく、太陽や月も入ってるし、関係ないっス」
そして、洒落にならないのが彼等。
教科書出版社「うわーん、全面改版だあ」
印刷会社「しめしめ、在庫全部潰して、また受注できるぞ」

というわけで、冥王星が惑星から外され、矮惑星なる何やら情けない立場になってしまいました。当初、天文学会では、カロン等を惑星に昇格して、12個にしようという意見もあったのですが、減らす事で決定しました。際限無く増えていく事になるのを避けての事ですね。
さて、こういった星の名前と言うのは、ギリシャ神話の神々の名前で名付けられています。
☆水星 マーキュリー(メルクリウス)…旅人の守護神です。
☆金星 ヴィーナス(アフロディーテ)…美の女神です。しかし、明けの明星、宵の明星は、一方で地獄の王ルシファーをも指します。
☆火星 マルス(アレス)…暴れ軍神。
☆木星 ジュピター(ユピテル)…全能の神=ゼウス。
☆土星 サターン(サトゥルヌス)…農耕の神。
☆天王星 ウラヌス(ウラノス)…空の神
☆海王星 ネプチューン(ポセイドン)…海の神。
☆冥王星 プルート(ハデス)…死後の世界の神。因みに、プルトニウムはこれを語源としていて、忌わしい冥王の名を持つ物質なのです。
日本語訳でも、天王星以降は、神話系の直訳ですね。それ以前の土星までは、陰陽五行説です。因みに、曜日の英語読みは北欧神話の神様の名前にしていますが、土星は土曜日と同じ語源(サターンとサタデー)です。
尚、上記に出た「カロン」。これは、三途の川の渡し守です。うお、忌わしい。

                                       駅員@雑学を披露してみました

2006年8月24日(木)
駅日誌(392) 「銀幕寸評」

今回は、レンタルDVDで観た「ダニー・ザ・ドッグ」を素人寸評です。土曜日にレンタルしたものの観る時間がなく、今日ようやく早く帰って来れたので、観ました。
では早速、否その前に、タイトルの右にある☆は私の主観的評点で、5ッ☆満点です。

「ダニー・ザ・ドッグ」 ☆☆☆
リュック=ベッソン監督、ジェット=リー主演のアクション+ヒューマンドラマ映画です。
主人公は子供の頃の記憶を失い、自分を拾った悪い金貸しの飼い犬になっています。用心棒としての比喩ではなく、より動物的に扱われています。
首輪をはめられ、そこには「DANNY」の文字があり、それを外し「殺せ」と命じると、敵に襲い掛かり、ジェット=リー得意の功夫アクションに入ります。取り立てに逆らう債務者を力で抑え付ける時にこれが行われます。
パブロフの犬のように、首輪が一種のスイッチ化しているのです。
この部分の描写は戯画的ではありますが、私を含め、自分は大丈夫だと思っている人も、意外とそういうパブロフの犬のような部分を持っているんだろうなと思いました。
そんなある時、ダニーは盲目のピアノ調律師(モーガン=フリーマン)に出会います。その優しさに触れ、人間性が芽生え出します。
その後飼い主の車がマシンガンで銃撃され、飼い主と離れ離れになると、その調律師の家に入れて貰います。父娘の二人暮しの家に、家族の一員として加えて貰います。この辺り、御都合主義的な流れではありますが、何はともあれ、ダニーは徐々に過去の記憶と人間性を取り戻して行きます。
そこに実は死んでいなかった飼い主の魔手が再び…以降佳境に向かいます。

アクションは今一つでした。が、強いがシャイで大人しい様子は、ブルース=リーを彷彿とさせるものがあります。という点で、演技力に関しては評価出来ました。
個人的には、この作品を観て、司馬遼太郎の短編小説「人斬り以蔵」を思い出しました。殺人犬としてのダニーと人斬りとしての岡田以蔵がかぶって見えたのです。
先程も述べた通り、この映画は御都合主義的なので、ハッピーエンドを迎えるわけですが、岡田以蔵にもしこの様な出会いがあれば、あの悲劇的な末路はなかったのだろうな、と思いました。
                                         駅員@僭越ながら寸評です

2006年8月23日(水)
駅日誌(391) 「ドン・キホーテ」

スペインのクレイジー・ヒーロー、ドン・キホーテは風車を敵と見做し突撃しようとしたのでした。ジャポンのディスカウント・ストア、ドン・キホーテは、オリジンを敵と見做し、買収しようとしたのでした。さて、その敵対的TOBに失敗したドンキですが、その買収の目的は何だったのでしょう? その答えが先週土曜日に開店したドンキの新業態にあります。その名も「情熱空間」。
←幡ヶ谷の一号店
ドン・キホーテは、店内調理の弁当・惣菜がやりたかったのですね。
そこで、オリジン弁当を買収しようとしたのです。敗れはしたものの、別の提携先を模索し、店内調理弁当・惣菜を持つ新業態を出店したわけです。

さて、売りはと言うと、やはり手作りの弁当や量り売りの惣菜でしょう。しかし、スーパーと似た様な中身なのに、ちょっと高めです。どこかと提携ではなく、買収したかったのはこの値段を下げたかったのでしょうね。他には、ドライ・デイリー関係の食品、ドンキ的雑貨が少々、という感じです。
それにしても驚くべきは、セブンイレブンの真向かいに出店したという事。アグレッシブだなあ。しかし、これはマーケティングのしっかりしているセブンイレブンと同じ所に出すというのは労なくして商圏が見込めるという事でもあります。ドンキ、侮れません。
                                 駅員@今後店舗を増やしていくのでしょう

2006年8月22日(火)
駅日誌(390) 「カンジョウの三人」

カンジョウ…「感情」の安倍か? 「勘定」の谷垣か? 「艦上」の麻生か? 即ち、人気のある安倍か、財政に明るい谷垣か、強気の外交・安全保障の麻生か、です。
田中真紀子の「小渕、梶山、小泉」評「凡人・軍人・変人」のように上手い事言おうとしたのですが、上手く行かないものですね。

次期自民党総裁選は、来月20日に行われます。小泉は、元々郵政民営化をやりたくて首相になった男なので、目的がほぼ達成された以上、後は靖国に終戦記念日に参拝し、「ほなさいなら」で、その後継者候補が上記の三人になります。
下馬評では安倍有力の様ですが、果たしてどうなるのでしょうか? 世論の支持率は確かに参考にはなるものの、直接選挙でなく、投票者は自民党議員なのです。そして選ばれる側も、何れも当然自民党の人間であり、政策的にはメインの力点が違うだけでほぼ同じ路線です。誰でも良いですね。
否、「小さな政府」を希望している立場としては強いて言えば麻生です。
まあ、私が誰を支持しようと、結果が変わるわけではないのですが。

私としてはそれよりも来年の参院選で小沢が奮戦する事を心待ちにしています。
                                 駅員@感情・感情・艦上…環状の政治か

2006年8月21日(月)
駅日誌(389) 「熱闘!」

一回戦早々に出身県の高校が敗退し、一気に興味をなくしていた高校野球でしたが、決勝戦は稀に見る熱戦になりました。昨日は、延長15回の死闘の末、引分。
勝負は今日に持ち越されました。
当然仕事中なので、その模様を観る事は叶わなかったわけですが、後でポータルサイトのトピックスやスポーツニュースを見る限りは、やはり熱闘だった様ですね。死闘の末、早稲田実業が優勝しました。
大入り、満員御礼の5万人の観客だったそうです。嗚呼、神戸に居た頃、出身県高校応援に連日観に行っていた頃が懐かしくなります。

それにしても、トーナメント戦というのは過酷ですね。一戦一戦が全て、負ければ終わりという厳しい戦いです。自ずと、エースの連投にならざるを得ません。これは昔から変わらない事です。
こんな事を言うと、高校球児の根性に水を差す事になり無粋なのですが、プロでも中四日・中五日はあるわけですから、炎天下に連投とは、体を壊す事にもなりかねません。プレッシャーと炎天下連投で、心身ともに疲れ果ててしまう事でしょう。
そういう意味では、たまに先発・中継ぎ・抑えという役割分担をしっかりして戦うチームがありますが、その方が正しいのかも知れません。最高の投手を使い続けないと勝てない? 否、ちゃんとチームプレーが出来れば、投手交代型でも充分勝てます。5年前の第83回、日大三高が優勝した時を思い出して下さい。その決勝を争った近江高校は、先発・中継ぎ・抑えで、準優勝まで行ったのです。
                         駅員@エース連投が必ずしも正義ではないと思います

2006年8月20日(日)
駅日誌(388) 「糞爺、糞婆、はよう死ねや!」

今日、こういう言葉を吐きました。「糞爺、糞婆、はよう死んでまえ!」と。私は実家に居るわけではないので、電話でですが、親にです。この台詞だけ拾えば、「何という親不孝者だ、この罰当たりめ」という御感想を持たれるのは当然の事なのですが、まあ、経緯を。

私は生まれてこの方、親孝行というものをした事がありません。そりゃ、保育園時代、小学校低学年には保育園や学校で半ば強制的に「父の日」「母の日」で何かを書いたり、作ったりした事はあります。しかし、自主的に何かをした事は一切無いのです。
というわけで、電器屋でマッサージチェアを購入し、それを贈ってやろうと思ったのです。購入後、要は配送時の連絡の都合で、当然実家にも電話がかかる事になるのですが、いきなりかかって来ても当惑するだろうし、購入直後、家に電話をかけました。
電話には父が出て、次いで母も出たのですが、有り難味の全く無い受け答えの数々……この糞爺・糞婆…! しかし、まだここでは堪えます。まあ、いきなりマッサージチェアを贈ると言われても当惑するだろう。

とにかく贈る、と言って電話を切った後、車で帰宅。
車では音楽をかけているので、携帯が鳴っても気が付きませんでした。帰って携帯を見ると、着信あり。留守電あり。「うちは要らないから、もうキャンセル出来ないなら、どこそこへ送ってやってくれ」とのメッセージ。
プチッ
電話をかけて、電話口に母が出るや否や、「何で今更、俺が車に乗って走り出してから言うんじゃ!」次いで、タイトルの台詞。「はよう死んでまえ! 死ね!」で電話を切り、終了。
                                 駅員@冷静に見ると身勝手な言動だなあ

2006年8月19日(土)
駅日誌(387) 「続・ホスピタリティ」

昨日の日誌に書いた通り、一昨日の通り雨でフレッシュネスから傘を借りたわけですが、その傘を今日返しに行きました。透明のいわゆるビニール傘ですし、もしかしたら返す必要の無い物だったのかも知れません。
しかし、日頃「不誠実な奴がのうのうと生きている影で、誠実な奴が割を食う社会はおかしい」と主張している以上、汗だく必至の炎天下であろうと、返さないわけには参りません。

というわけで行きました。店の扉を開けると、丁度目の前の階段から傘を貸してくれた店員が降りて来た所だったので、傘を返しました。
傘を返すだけで帰るのもなんなので、レジでバーガーとジュースを注文。私はフレッシュネスバーガーの味を評価しています。あの出来立て感が良い。味の比較ではハンバーガー系ファストフード店随一ではないでしょうか。
それをゆっくり食べながら、鞄の中の読みかけの文庫本を読了(東野圭吾「分身」、会社の新聞や雑誌を捨てるボックスに放置してあったのを頂戴した物です)。
「さてと、せっかく原宿に出て来たのだが、これからどうしようかな?」と思いつつ、店を出ると、背後から走る足音が。傘を貸してくれたのとは別の女性店員が私の後を追って来ました。
「わざわざ傘を返しに来て下さって、ありがとうございます。あの、暑いですし、これをどうぞ」
そう言って差し出したのは、ミネラルウォーターのPETボトル。フレッシュネスの新業態「ナチュラルマーケット」では輸入食品を販売しており、そのミネラルウォーターもその商品群の中の一つです。
うーむ、傘を借りて助かったのはこっちなわけで……借りた物を返すのは当然なわけで……恐縮したものの、有難く頂戴しました。世の中、捨てた物じゃない。これぞ、ホスピタリティ。穿った見方をすると、ただリピーター化を狙っているのかも知れません。しかし、そんなこたあ、どうでも良いのです。
というわけで、私は今回の一連の出来事により、フレッシュネス派になりました。

その後、表参道ヒルズに行ったものの、欲しい物が無く(ここは、欲しい物があっても高いのです)、本屋で本を買って帰りました。今日読了してしまったので、また電車内暇潰しが要るのです。以前、相田みつをミュージアムに行った時に興味を持った道元「正法眼蔵」の現代文訳版文庫を買って帰りました。
                                            駅員@フレッシュネス派

2006年8月18日(金)
駅日誌(386) 「ホスピタリティ」

昨日の話ですが、私は感動致しました。
原宿キャットストリートに、7月フレッシュネス・バーガーの新業態、「フレッシュネス・ナチュラル・マーケット」が開店しました。それを視察したくて、昨日行って来たわけです。
←民家風の面白い店


その日に都内にいらっしゃった方は御存じだと思いますが、午後に通り雨が降りました。
私は傘を持たずに行ってしまったので、その店から帰る時にザーザー降りで辟易しました。その時です、店員が傘を貸してくれたのです。私はそれを差して会社に戻ったのです。これぞ、ホスピタリティですね。
傘を貸してくれた店員は、女性なのかオカマなのかよく分からない方でしたが(誠に失礼!)、そんな事は関係ありません。私は感動したのです。客に感動を与える…これこそ客商売の肝ですね。

というわけで、恩を仇で返す様な真似は私の嫌う所なので、明日か明後日、傘を返しに行こうと思っています。こう思わせるという事は、店のリピーターを作る事になるのです。
                     駅員@傘を返すか否か、これも神が私を試しているのかも?

2006年8月17日(木)
駅日誌(385) 「Russian Roulette」

ろし、あんん!! るう、れえーぇ!!
                                 〜布袋寅泰「ロシアン・ルーレット」より〜

ロシアンルーレット……それは六連発のレボルバーの弾倉に、一発だけ弾を込め、それをシャーッと回して銃身に戻し、自らのこめかみに銃口を突き付けて引金を引くというスリリングなゲームです。文字通り「命懸け」、否「命賭け」ですね。かく言う私はロシアンルーレットはおろか、拳銃に触った事も無いのですが。
しかし、如何に残虐なゲームと言っても、これは公平なルールに則った歴としたゲームなのです。ところが、今回北方領土海域で起こった事件は如何でしょうか?

北方領土歯舞諸島の貝殻島近海で、蟹漁をしていた漁船が拿捕されました。その時に、露西亜国境警備隊は、この漁船を銃撃し、漁師が一人死亡しました。日本国は「北方領土は日本国の領土である」という主張を元にこれに抗議しており、一方露西亜側は露西亜領海の警備として行き過ぎは無いと言っています。
さて、右寄り思想の私としては、「北方領土は日本領であり、露西亜が悪い!」と言いたいのは山々なのですが、全面的にはそう言えません。
銃撃・死亡の件に関しては、非武装者を射殺した露西亜が謝罪しないのには憤りを覚えますが、そもそも北方領土の帰属はいまだ交渉中というのが正しいでしょう。露西亜領確定でも、日本領確定でもないグレーゾーン。勿論、北方領土返還の主張は私も同意見なのですが、未確定なのです。まだ取り返していないのです。
そして、これまでに日本が取り返しているのは、入漁料を払った上での昆布漁だけで、蟹漁は認められていないのです。これは遺憾ながら、交渉も無しに勝手に竹島に旗を立てる韓国人の莫迦と同じ様なものです。
これが今回の被拿捕者返還交渉が噛み合わない理由でしょう。


だからと言って丸腰を撃って射殺するのは下衆な行為です。しかし、もし、この漁船が北朝鮮の工作船ばりに怪しい動き&逃亡を図ったとしたらどうでしょう。北の工作船は武装しており、且つ先に銃撃をしてきたので撃沈したわけですが、露西亜国境警備隊にそういう疑いを持たれそうな動きをしていたとしたら?
こればっかりは双方から話を聞かない事には何とも言えないです。
                               駅員@焦点は「いきなり銃撃」の状況ですね

2006年8月16日(水)
駅日誌(384) 「煩悩語気」

「盆の動き」と打とうとしたら、「煩悩語気」と出てしまったので、それをタイトルとしました。昨日の日誌でもちょっと触れたとおり、私が帰省している間に色々な事が起きていた様です。

先ずは「首都圏大停電」。
月曜日の朝、旧江戸川にてクレーンを輸送していた船のクレーンが電線に引っ掛かり三本が断線。その影響で、都心及び千葉神奈川の一部でも停電があった模様です。
ブルーハーツの「英雄に憧れて」よろしく、♪あんまり平和な世の中じゃ恰好悪すぎる 嗚呼宣戦布告手当たり次第♪ という様な平和呆けを謳歌している私ですが、その場に居なかった事が惜しまれます。
事故現場近くである江戸川区に住んでいる知人の話では、その人はその日に休みを取っておらず会社に行こうとしたら、突如テレビが消えて停電に気付き外に出ると近所のオバサン連中が騒いでおり、それを尻目に駅に向かうと駅が真っ暗だったそうです。嗚呼、味わいたかった、なんて呑気な感想を持ちましたが、この炎天下に電気が止まる=冷房が止まる……灼熱地獄ですね。
ま、こんなコメントも私の周囲では実害が無かった様だから言えるのですが。

続きまして「レバノン停戦」。
イスラエルによるレバノン攻撃がようやく停戦したそうです。宗教は心の安らぎでして、その宗教のためにドンパチやるなんてお笑いですね。辛口なブラックジョークかと思ってしまいます。
宗教玩具論者の私に言わせれば、「宗教は人間のためにあるのであって、宗教のために人間が居るのではない」という事です。
宗教と言えば、「摂理」の糞馬鹿にも言いたい事があります。宗教を玩具にしている内はまだ良いですが、大人の玩具にしてはいけません。しかし、「摂理」に関しては、教団側が屑なのは当然ですが、騙された人たちもどうかと思いますがね。ちゃんと「自分の」目と耳を開け! と言いたいです。

最後に「靖国神社」。
小泉純一郎氏、行っちゃいましたね、終戦記念日参拝。私に言わせれば、終戦記念日に参拝するのは平和を願う以外に何がある? と思います。2月26日や5月15日に行くのなら、私も大反対なのですが、A級戦犯が合祀されているからといって、終戦記念日の参拝ですよ? どこに軍靴の足音がするものか。
尚、靖国のイメージ悪化は、このA級戦犯の他に、騒がしさだけが目立つ右翼のせいでもあります。私は自衛隊みたいな胡散臭いものよりは日本軍を作った方が良いという考えなのですが、あの街宣車の人たちとは仲良くなれそうにありません。

う〜む、奇しくもタイトル通り「煩悩」に染まった「語気」で日誌を書いてしまいました。
                                        駅員@今日からまた仕事です

2006年8月15日(火)
駅日誌(383) 「ふるちん地蔵が見たかった」

8月10日の日誌に書いた通り、11日〜今日まで郷里に帰省しておりました。
11日には仕事の後、横浜中華街で食事の予定があり、それを途中退出、新幹線に飛び乗りました。ちゃんと主賓(そんな堅苦しいものではないのですが)が居る席なので恐縮でしたが、まあ、気にしていないでしょう。
というわけで、帰省したわけですが、その間、こちら関東では大停電があったり、大変だった様ですね。私は日頃事件に飢えているというのに、よりによって居ない時に起きるとは……事件め、俺に臆したか!?

と、事件を心待ちにするような罰当たりはさておき、帰省ついでに奈良に行ってみました。私の郷里は西国ですし、然程遠くないのです。
御目当ては「新薬師寺」。
私は「信仰無くして興味あり」というスタンスで宗教に臨みますので、この寺の国宝・薬師如来&十二神将が見たかったのです(京都の三十三間堂や東寺、目黒の五百羅漢も好きなのですが、ここもそういう趣の仏像ですね)。
特に500円切手の図案にもなった「伐折羅大将」を始めとした十二神将が恰好良い!(仏だろうが神だろうが、私の中ではガンダムなんかと殆ど同じ扱いです)
因みに、十二神将はそれぞれ干支が割り振られており、それに即した格言が像の前に貼られていました。私の干支の所には「人は口を開くや否や、もう間違い始めている」といった様な事が書かれていました。う〜む、言われてしまった。


さてさて、タイトルの「ふるちん地蔵」ですが、新薬師寺には本堂とは別に「おたま地蔵」という地蔵菩薩が置いてあります。その地蔵が、何と「全裸」なのです。こっちも何としてでも見たかったのですが、「本日拝観中止」の文字……嗚呼! 見たかった!
何故全裸か? 元々は衣を纏っていたのですが、その仏像の頭手足と着衣の材質が異なっており、外したら中がどうなっているのかという調査をした事によります。衣を外すと、中にはちゃんと裸の体が作られており、御丁寧に竿と玉まであったとの事。これを彫った仏師! 頭おかしいんじゃなかろうか!
尚、パンフレット等には「ぽこちん」「たまきん」は勿論、「陰茎」「睾丸」とも書けず、「男性シンボル」と書かれています。
拝観中止の代わりに、「おたま地蔵」関係の新聞記事を入れた額縁が吊るしてあったので、折角ですし、その額縁の写真を撮りました。
←ふるちん!


ついでに興福寺で興福寺版薬師如来&十二神将を見て新薬師寺と比較し、また国宝・阿修羅像等を見てから帰りました。
                                   駅員@一人で仏を見に? ほっとけ!

2006年8月10日(木)
駅日誌(382) 「ピエール」

ピエール瀧、もとい、ピエール・マルコリーニ・ショコラティエでアイスを食べました。
ピエール・マルコリーニとは「ショコラティエ」という通り、チョコレート屋なのですが、幅広く菓子を扱い、日本では銀座店にアイス屋もあります。
紙コップあるいはコーンにスクープしてよそうという、単純なアイス屋なのですが、1ヶ\630と、高いです。しかし、高いだけあって美味。折角チョコレートが売りなのでチョコ味のアイスを食べましたが、コクがありました。また食べたい味ですね。

ところがどっこい、中々野郎だけで入る雰囲気の店ではありません。女の子が大量に並んでいます。特に私の様な人相の悪い男では、気恥ずかしいです。えー、まー、彼女を作れば済む話ではないかと言われればそれまでなのですが…

そんな私の話はさておき、甘い物に目が無いそこの貴方、銀座に出掛ける機会があったら一度御召し上がり下さい。銀座店はチョコレート屋、アイス屋、カフェがありますので、そのどの目的でもありだと思います。モノクロカラーのパッケージの手土産もが洒落ていて御奨めです。
                       駅員@明日の夜から帰省。11〜14日の日誌は休みます

2006年8月9日(水)
駅日誌(381) 「夏なんだな」

現れたのは スズメバチ様♪ 森は良いだろう 特に夏はな♪
夏だな 夏だな 夏 なんだな♪
                                     〜ハイロウズ「夏なんだな」より〜

私の中では、数年前から夏の甲子園と言えば、この歌が頭に浮かびます。別段、高校野球のテーマ曲になったわけでもないのですが、何となく。アクエリアスのCMで使われていたせいでしょうか。
というわけで、夏の甲子園が開幕しました。そして、我が地元の高校は敢え無く敗北してしまいました。夏が終わりました…高校野球という意味では。

さて、ついこの間までの長梅雨で、梅雨明け後一時暑くなったものの、今度は台風です。今日も一日中ではないにせよ、雨でした。
景気が回復してきたとは言うものの、矢張り夏は暑く、冬は寒い方が景気には良いです。これは色々な人の仕事にも大きく関わってくる事でしょう。
私は汗っかきなので、個人的には暑くない方が良いのですがね。その代わりに寒さは結構耐えられます。学生時代は、唯一の暖房器具としてコタツを持っていたにも関わらず、机の上を片付けるのが面倒で、一冬暖房関係一切無しで過した事もあります。

それにしても、暑がりと寒がりは何でこうも扱いが異なるのでしょう。私はそれが不服です。冷え性の人は、可哀相にと冷房を弱めてもらうのに、暑がりは哀れまれるより、むさ苦しがられたり、不潔がられたりします。果ては電車には弱冷房車まであります。何故弱冷房車はあって、強冷房車は無いのか!? 地球環境保護の為? いやいや、私は何も贅沢を言っているつもりはありません。代わりに冬に暖房を無しにしてくれても良いと思っています。
                              駅員@梅雨過ぎて 夏追い越して 台風来る

2006年8月8日(火)
駅日誌(380) 「人間だもの」

今朝は台風による雷雨で目が覚めました。雷鳴を轟かせて降りしきる激しい雨でした。
「うわー、会社休みになれば良いのに」等と小学生時代から進歩していない発想をしつつ支度をしました。しかし、激しい雨は一時であり、やがて雨は弱まり、午後には上がっていました。

昨日の日誌で、「珈琲好きの方は、スペシャルティコーヒー展に是非」みたいな事を書いたそばからこの悪天候では、今日の客の入りは少なかった事でしょう。で、その催しが行われている東京国際フォーラムには「相田みつをミュージアム」もあります。今日はそっちについて書きたいと思います。
←こういう風に生きられたら良いですね。


相田みつを。紙に墨で書いたいびつな字が特徴の詩人です。「人間だもの」等有名な作品が多く、御覧になった事がある方も多いでしょう。
シンプルな言葉で訴えかけるその内容からは、多分に仏教的な思想が汲み取れます。ですから、私はつい最近まで、相田みつをは坊主だと思っていました。
実際禅師に師事した事がありますので、坊主とは無縁というわけではないのですが、本人は出家していません。禅師に師事していたので、座右の書は曹洞宗開祖道元の「正法眼蔵」という本だそうです。出家していないだけで、思想的には半分坊主ですな。
私は他力本願よりも自力本願の性格なので、禅宗は好きです(濃い芸術作品の多い真言密教の方がより好きですが、そっちはまさしく玩具としての嗜好です)。
どうやら「正法眼蔵」は文庫で出ているそうなので、今度読んでみようかと思います。
                                       駅員@ああいう直球は好きです

2006年8月7日(月)
駅日誌(379) 「特産珈琲展」

今日から三日間、有楽町にある東京国際フォーラムで、スペシャルティコーヒー展を開催しています。私も仕事の関係でちょっと覗いてみました。

展示会のメインは中南米・アフリカの豆を紹介するブースです。エクアドルとか、ザンビアとか、それぞれ特徴のある豆を展示しており、それらを試飲出来ます。それに付随する形で、エスプレッソマシン(スタバとかドトールとかで抽出する時に何やら振り返ってガチャガチャやっている機械がそうです)や、マグカップ、紙コップ等が展示されています。
珈琲好きの方は行ってみると面白いと思います。招待状がなければ、入場料として\1,200かかるのですが、珈琲好きが沢山試飲すれば充分元が取れると思います。尚、珈琲に飽きたら、守山乳業という会社がソフトクリームを出していますので、それを食べるのも良いでしょう。

また、特設ステージでは、色々な催しが行われています。
今日は、利き珈琲対決のような事をやっていました。
紙コップ3つを用意し、その中の2つは同じ豆で、1つだけ違う豆を使っており、それを当てるというのを5セット行うという競技です。時間の早さと、テイスティングの正確さが問われます。
これは喫茶店マスターやバリスタは自分の力を示す恰好の舞台であり、一方でミスは恥に繋がるというシビアな対戦で、舌の敏感さ≒淹れる珈琲の味の良さというわけです。
私はこの競技を初めて見たのですが、カップからスプーンに掬ってズズーッと吸っては水でうがいし、次のカップへという流れでした。一所懸命やっている競技者には悪いですが、私はこのズズーッを見て、何だかコカインを吸っているみたいだな、と思ってしまいました。
←利き珈琲の様子

明日、明後日、時間がある方で、珈琲好きの方は、是非。
              駅員@尚、東京国際フォーラムには相田みつをミュージアムもありますよ

2006年8月6日(日)
駅日誌(378) 「アンドロギュノス」

熊本県荒尾市で、中学生が雌雄モザイクのクワガタを捕獲したそうです。西日本新聞の記事なのですが、Yahoo!のトピックスに出ていて目を引きました。

雌雄モザイクとは、♂♀が混在した個体を指し、今回は右半分が♂、左半分が♀のクワガタです。雌雄混在している個体は年に一体報告される程度の稀少な存在で、右と左がここまで明確に分かれている個体は更に珍しいそうです。
昆虫に興味の無い人には、全くどうでも良い話かも知れません。しかし、たかが昆虫と侮るなかれ。バブル期はオオクワガタが黒いダイヤとして10万円もの価値を持っていました。今は値段は随分安くなってしまった様ですが、クワガタは金になるという時代もあったのです。
一方、完全な雌雄モザイクには、ネットオークションで100万円の値が付いた事もあります。

人間とは罪深い生き物よ。雌雄モザイクとは、言わば遺伝子異常の奇形体です。それを珍重し高値で取引するとは。これはアルビノ(白子、色素異常)の個体に対しても行われている事ですね。
そして、同族のそれ=遺伝子異常等に対しては、「気持ち悪い」という感情を抱いて差別するわけです。表立って嫌悪を示す者は殆ど居ないでしょうが、心では思っても見て見ぬ振りをするだけの人間は山程居るでしょう。表立って嫌悪する者も、思うだけの者も、そんなもんは五十歩百歩です。
私は嫌悪はしないのですが、見てしまいます。奇異な存在を嫌悪せず、興味を抱き見てしまいます。これはこれで、人間を生物学的な好奇心で見ているという事なので、至って失礼な行動かも知れませんが。

さて、両性具有とは、アンドロジナス、アンドロギュノスと呼ばれ、中性的な思考・服装の事を指す場合もありますが、今回は生物学的な話です。私は実際に目にした事はないのですが、哺乳類でも両性具有は発生し得る存在です。
文学作品で目にする事はあるのですが、それは「ちんこ」と「ま… おっと! 学術的に書きましょう。「ペニス」と「ヴァギナ」が両方ある存在として描かれます。平野啓一郎の小説「日蝕」ではそういう人物が、基督教圏で魔女扱いされていました。
その一方で、神聖な存在という見られ方もある様です。だって、雌雄を備えた「完全体」だという捉え方も出来るわけですから。インドのヒンドゥー教絵画には「アルダーナリシュヴァラ」という画題があります。これはヒンドゥーの主神の1柱であるシヴァ神とその妃パールヴァティ神の合体した姿で、右半身がシヴァ神、左半身がパールヴァティ神として描かれ、至高の完璧状態だと言われています。←これ、キカイダーみたいで笑えます。熱心なヒンドゥー教徒に怒られますが、宗教玩具論の私は、神の数が多く且つ偶像崇拝OKのヒンドゥー教は大好きですよ。
                                 駅員@クワガタから随分話を広げました

2006年8月5日(土)
駅日誌(377) 「雷舞」

電気で増幅した音を響かせ、舞うようにエンターテインする。ライブの当て字は「雷舞」がしっくり来ます。
今日は知人のライブを聴きに行きました。ライブメンバーも会社員なので、中々オリジナルを作るのが難しく、コピーバンドではあるのですが、されどコピーバンドです。プロが作った知っている曲だけあって、ノリ易いですし、アレンジも加わっています。いつかはオリジナルを期待したくもあるのですがね。

しかし、ああいうのを見る度に、また楽器をやりたくなってきます。音楽は良いですよね。
しかし、皆の前で演奏するというのは、度胸が要ります。
この知人のバンドの前に女性のピンの人が演奏したのですが、凄いなあと思いました。一人でやるというのは、バンドよりも更に度胸が要ります。
ギター1本のシンガーソングライターです。流石に、ギター1本では曲調に幅を持たせるのは中々難しいですが、もっと冒険したら伸びるだろうなあ、と思いました。ですから、知人バンドのアンケートのついでに、そのピン女のアンケートも書いておきました。
                                                駅員@雷舞鑑賞

2006年8月4日(金)
駅日誌(376) 「苛付きが顔に出る」

最近、仕事であったり、同僚であったり、会社であったり、そういった点で苛々が募っていました。私は結構イラチなもので、そういう時はすぐに殺気等のオーラが溢れ出てしまいます。オーラが見える人が見たらさぞ驚くでしょうね。と言うか、苛付きが顔に出ます。
そういうわけで、その苛付きを察知した上司とマンツーマンで昼飯を食ったのですが、その時に色々と言われました。

私はブラックジョークを好むので、一見冷ややかなのですが、その実、曲がった事・不誠実な事が大嫌いという、江戸っ子よりも江戸っ子的な地獄っ子です。地獄三丁目駅風に喩えると「灼熱地獄よりも熱く、針山地獄よりも鋭い」男なのです。この「熱い」「鋭い」は良い意味で使っているのではありません。
(…とは言え、何やら良いコピーが出来たので、当日誌の謳い文句にでもしましょう)

閑話休題。昼食時にそういう話になったので、私の言い分を言ってみました。
――労働とは、他にも色々目的があるが、究極は「対価として金を貰うためにやる事」である。
 それなのに、労働に対するスタンスの甘い奴がこんなに多いのはどうした事か。で、何であ んないい加減で生ぬるい奴等が、俺より給料を貰っているのか?
 何で俺より給料を貰っている人間の怠惰・不注意が放置され、俺のそれが全く許されないの か? テキトーが適当な事なのか?
――と、こういう話をしたわけです。
すると、私が今日提出した資料には普段私が殆どしないようなミスが2つもあったという事に触れ、仕事が立て込んでいて疲れているのだろうから、肩の力を抜きなさいという結論になりました。ミスについて言及された事は事実ですし、それもあるのでしょう。真面目過ぎる事が必ずしも正しいとは言えない、というのも分かります。

私の苛付きの根本には、常日頃から感じている不満「不誠実が何故こうも罷り通っているのか」というのがあり、それに関連し得る事柄が何もかもそう見えてしまったのでしょう。
ブルーハーツの「ロクデナシ」にこういう歌詞があります。♪要領良く演技出来ず 愛想笑いも作れない (中略) 上手い具合に世の中と やっていく事も出来ない♪
また同「青空」にはこういう歌詞があります。♪誠実さの欠片も無く 笑っている奴がいるよ 隠している その手を見せてみろよ♪
うーん…私はどうやら多感な時期にブルーハーツを聴き過ぎた様ですね。
                                    駅員@ブルーハーツを地で行く愚者

2006年8月3日(木)
駅日誌(375) 「青春だねえ」

昨日、地方公務員の知人が出張で東京に来たので、一緒に飯&軽く飲みました。
この男、以前当駅日誌(301)で私の四国旅行を吹っ飛ばしたようなサプライズ男なのですが、今回は、思わず「青春だねえ」と言いたくなるような青臭く、それでいて良い話を聞きました。
何でも、職場で隣に座っている女性に気があり、そしてそこそこ良い感じとの事。どこまで行ったかを問うと、まだ何もしていないとの事。青春だねえ。手を繋いで歩いたりはしているそうですが、その先にある恋愛には入っていない様子。
何が良い感じなのか? 私も思わず頷いたのは、話す事も無いのに電話がかかってくるという事。そんな事が? いえいえ、私の感覚ではそれは結構良い感じと捉えます。
ただの友人であれば、どんなに下らない事でも何か話す事があって電話をかける筈です。そこから話が発展して長電話になる事はあっても、話すネタが零なのにかけるという事は、「話したい事」があるのではなく、「話したい人」なのでしょう。青春だねえ。上手くいって欲しいものです。

しかし、ここで物書きの端くれの玉子たる私の耳には、悪魔の囁きが。
ストレートに上手くいくより、恋敵なんか出て来たら盛り上がるのになあ…
紆余曲折を経て、その紆余曲折話を聞きたいものです。艱難辛苦、汝を玉にす。
北越製紙の第三者割当増資を三菱商事が受け、そこに王子製紙が敵対的TOBで突入し、日本製紙が買い増し…この製紙バトルを見て面白いと感じるのと同程度の他人事感です。
                        駅員@最終的には上手く行って貰いたいですよ、当然

2006年8月2日(水)
駅日誌(374) 「亀田のあられ、お煎餅」

亀田のあれれ? 誤判定? はい、のっけから、さっぶーい駄洒落であります。

それにしても、今日の亀田興毅の試合、どう思います?
私は生放送を見れなかったので、スポーツニュースでハイライトしか見ていないので、正しくない意見かも知れませんが、ハイライトを観る限り、序盤の流れで、「ああ、負けたのか」と思ったのに、判定勝ちだったそうですね。日本人として日本人の勝利を喜ぶべきか、公平に見て負け試合だったのに…と思うべきか。
しかし、やっぱり何だか八百長臭いんですよ。何と言うか、最初から勝利が決まっていて、その伏線としてのオムツ発言であったのかな、という気までしてしまいます。
こんな風にモヤモヤするくらいなら、サッと帰って観ればよかったなあ、と思います。マスコミによって編集されているとどうしても恣意的になってしまいます。もしかしたら、その編集をした人間が八百長臭く見えるように編集しているかも知れないわけですから。
自らの目で試合を観ない事には断言は出来ません。
                                 駅員@当日誌もモヤモヤしちゃってます

2006年8月1日(火)
駅日誌(373) 「体罰教師肯定論」

日曜日の夜中に、日本テレビで、学級崩壊とそれに悩む教師のドキュメンタリーを放送していました。
起きた時間が遅かったせいで中々寝付けなかったので、観てたのですが、大いに憤りを感じました。

今の小学校はこんなに酷いのか! と思ったのです。私が小学生の頃は、先生をなめてはいる半面、恐れてもいました。然るに、今はなめ切って、微塵も怖くないという感じです。
何度注意しても、怒鳴っても一向に直らず、言う事を聞かない糞餓鬼どもに、教師が苦悩していました。二十何年も教師をやっているベテランまでが、「どうしたら良いのか分からない」と校長に相談し涙を流すという始末です。根性のある熱心な教師、または逆にどうでもいいやと真剣味の無い教師だけが残り、真面目だが根性の無い教師は次々辞めてしまうと言います。
というわけで、以下の提言を致します。


@体罰教師肯定論
最近は餓鬼でも情報を簡単に情報を得られるので、上記番組内の生徒へのインタビューでは「暴力ふるったら、クビになんでしょ?」などとなめくさった口を利いている餓鬼も居ました。
体罰を全面禁止をしてはいけないと思います。何度言っても分からない糞餓鬼には、鉄拳制裁も辞さない構えが要ると思います。あるいは、二階や三階の窓から、逆さ吊りにして泣かすくらいの事はやっても良いと思います。
但し、重要なのは体罰を下すべき場面とそうでない場面を見極める能力だと思います。何でもかんでも、どついて解決では、虐待になります。だからと言って、全ての体罰を「虐待」という言葉で括ってはいけません。戸塚ヨットスクールなんかでは、結果生徒を死なせてしまった以上、非難は免れませんが、死なせないための拳、人を生かすための拳は大いに結構だと思います。
そもそも、脳味噌赤味噌の日教組の糞馬鹿どもが、日本の「軍を持たない」という発想を安直に教育の場にも捩じ込んだ愚行が原因です。ちっとも恐れらない先生なんて、ただのオッサン・オバハンですよ。恐怖政治になってはいけませんが、本当に悪い事をしたらどうなるかを分からせるのも、教育の一環でしょう。

A飴と鞭論
今の教師の給料では、あの仕事は割に合いません。だから、有能な人材が他に流れ「デモシカ教師」ばかりという事になってしまうのです。
だから、給与を大幅にアップし、その代わり免許更新制度を設けるべきです。上記にも関連しますが、更新制度を用いて暴力の抑止を図ってはどうかと思うのです。
即ち、基本的には暴力を振るっても良いとし、しかし、更新時に非合理な暴力を振るった教師は永久追放にするのです。更に、ロリコン変態教師等の不道徳な奴は、即死刑。
旨味はあれども、厳しいルールという形にし、今の飴にも鞭にもならないルールを改めた方が良いです。要はメリハリが必要なのです。

しかし、そうは言っても、根本的に悪いのは無責任な親でしょう。躾も教育も何もせずに学校に放り込み、学校が悪いだの、教師が悪いだの言うのは、笑止千万。
教師になった事も、親になった事も無い奴が何を言うか、と言われるかも知れません。
教師については、大学で免許を取ろうと思えば取れましたが、私はきっと暴力教師になると思ったので、やめました。
また、親については、こっちは私が親になったらどう教育するかを語るしかないですね。私がもし親父になったら、たとえ愚直でも、曲がった事が大嫌いという子供に育てたいですね。筋が通るならば、なるべく認めてやって、筋が通らない事は一切認めない。そういう方針です。
                                             駅員@悶憮禍愕大臣
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