2006年9月度目次
 #399 「自然に御邪魔する会」 長瀞でキャンプ
 #400 「最早SFではない」 冷凍保存精子で産まれた子
 #401 「次に流行る?」 これから流行るかも?
 #402 「紀子様男児御出産」 祝福そして女帝論は…
 #403 「リアル星の王子様」 象もとい羊を飲んだ蛇。
 #404 「銀幕寸評」 レンタルDVD、アンダーワールド。
 #405 「究極VS至高の対決 B級グルメ篇」 ばくだん焼き。
 #406 「三ヶ月経過」 ジムに通い始めて三ヶ月。
 #407 「安全確保?」 安全活動と、私の考え
 #408 「燃焼龍軍」 ちょっと心配に…
 #409 「ファスカジ? ファストカ?」 クイズノス・サブ。
 #410 「祝賀」 会社の人の結婚式二次会に出席。
 #411 「中禅寺湖」 一人ドライブ。
 #412 「スポーツの秋・文化の秋」 次は学問の秋…
 #413 「磁性流体」 不思議で面白い液体彫刻を見ました。
 #414 「晋ちゃん当選。その頃タイでは」 2つの政界変異。
 #415 「ガキみたいな買物」 欲しいミニカー。
 #416 「魁! 掟塾一号生」 新司法試験合否発表。
 #417 「秋分の日」 そうか、今日は祝日か。
 #418 「風神雷神の競演」 出光美術館にて。
 #419 「ノーパン」 エロネタにあらず。
 #420 「安倍内閣組閣」 恒例:空想科学組閣(地獄の魔王篇)。
 #421 「出ました!」 欲しいミニカー。
 #422 「VWルポ」 一昨日、雨の中でルポを見た。
 #423 「レッドブル宣伝カー」 翼を授ける?
 #424 「銀幕寸評」 レンタルDVD、容疑者・室井慎次。

2006年9月30日(土)
駅日誌(424) 「銀幕寸評」

レンタルDVDで、映画を観ましたので、今日の日記は「銀幕寸評」です。以下、寸評に入りますが、タイトルの右の☆の数は、私の主観による評点で、5ッ☆満点です。

「容疑者 室井慎次」 ☆☆☆
テレビドラマ「踊る大捜査線」の派生作品ですね。脇役を主人公に据えたシリーズの展開です。昨年、「交渉人真下正義」とこの作品が映画化されており、さらに10月にはテレビの2時間ドラマで「弁護士 灰島秀樹」という番組が放送されるそうです。この弁護士、今回観た「室井慎次」の敵役で、「踊る大走査線」から見れば孫作品と言えます。
この横展開の手法は色々な作品で使われており、例えば「キン肉マン」と「闘将拉麺男」や、「魁!男塾」と「天下無双 江田島平八伝」のような作品展開と同じです。往々にして、主人公は大多数に好まれる人物にせざるを得ない部分があり、より濃い個性を持った灰汁の強いキャラクターが脇役として登場する事がありますので、寧ろ主人公より人気が出たりする事もあり、派生作品を出す価値は充分あるのでしょう。
さて、「室井慎次」です。「踊る大走査線」で、国家一種の警察庁官僚であり、警視庁に出向している監理官として登場し、人気を博した柳葉敏郎が演じる人物です。
交番警官が殺人事件容疑者となり、その取調べ中に逃亡、追跡中に現場警官による暴行があった上、通行中のトラックに跳ねられて被疑者が死亡してしまいます。灰島弁護士が、被疑者の母親を担ぎ上げて、捜査責任者の室井を起訴します。
室井は拘置され、田中麗奈演じる弁護士が弁護に就きます。拘置を取り消し、真相究明に向かうという話です。
しかし残念ながら、キャラクターの魅力が光るものの、ストーリーは今一つで、落ちも呆気ない作品でした。そういう意味では、主演男優がショボイ代わりに話がよく出来ていた「真下正義」の方が私は面白かったと思います。
                                               駅員@素人評論

2006年9月29日(金)
駅日誌(423) 「レッドブル宣伝カー」

三日連続車ネタで、恐縮です。
「レッドブル」とは、最近しきりにテレビでCMを流している、缶入りの栄養ドリンクですね。手書き風のへろへろな絵のアニメで、「レッドブル、翼を授ける」というやつです。
噂によると、飲み過ぎると死に至るという危ない飲み物(翼を授けるってそういう事か!?)なのですが、今のところはじゃんじゃん販売促進をしている様子です。
まあ、しかし、世の中毒にも薬にもならない物なんか、そうそう無いわけで、何でも摂り過ぎは毒になるものですから、然程問題とは思いませんがね。とは言え、仮に私に子供が居たら飲ませないでしょうが。
ちょっと話が逸れますが、何事も摂り過ぎは良くないという事について、「あるある大●典」や「思いっ●りテレビ」を鵜呑みにしている人は不健康であると断言しましょう。番組で紹介された「健康に良い食べ物」を、極端に摂り、次の週には他の物を極端に摂り、また次の週は……こんな事を繰り返している人は不健康極まりないですよね。いくら健康に良いからって、そればかり摂るという事は暴飲暴食の一種だとも言えます。
「そんなやつおらんやろ〜」と、こだまひびきが出て来そうですが、番組で紹介された食品は翌日以降のセールも相俟って、急激に売れるというのが、そういう人がいる証左だと言えます。

閑話休題。
で、積極的なプロモーションを展開している中の一つとして、宣伝カーがあるのです。
コンテナを巨大な広告として走っているトラックはよく見かけますが、レッドブルでは専用車両を作っていて、BMWのミニを青と銀のレッドブルカラーに塗り、且つ、リアをトラック風に改造して、巨大な飲料間の模型を背負っています。これは目を引きますね。面白いです。しかも、運転しているのは所々で試供品を配るお姉ちゃんなのです。オッサン運転手は不在。

実はまだレッドブルは飲んだ事がないので、今度試してみようと思います。
                                 駅員@リポD的な味なんでしょうけどね

2006年9月28日(木)
駅日誌(422) 「VWルポ」

一昨日の事です。その日は安倍内閣組閣だったので、その事を書いたのですが、もう一つ書きたい事があったのです。
雨の激しい日でした。昼間、雨の中を傘を差して歩いていると、車道で信号待ちをしている車の中の一台に目が止まりました。それが、フォルクスワーゲン・ルポだったのです。
VWルポとは、VWのボトムエンドを受け持つ小型車です。現在、日本では正規輸入はされておらず、恐らく平行輸入物ではないか? と思います。
現在のVWジャパンのラインナップは、トップにSUVのトゥアレグがあり、パサート、ゴルフ/ジェッタ、ポロという構成です。ルポは、そのポロよりも更に一回り小さい車で、欧州で言うところのAセグメント(B=ポロ、C=ゴルフ)に位置します。
ヴィッツやマーチ、そして我が愛車206よりも小さな車でして、多分横幅以外は軽よりも小さいのではないでしょうか? いわゆるシティコミューターというやつです。シンプルなデザインで、それでいて恰好悪くない、良いデザインだと思いました。
因みに、このルポのディーゼル・MTの車は、3リットルの燃料で100m走れるという超低燃費車でして、こういう車選びっていうのも非常に都会的でセンスがあるな、と思いました。
                駅員@絶対的な速さは無いかも知れませんが、運転も楽しそうです

2006年9月27日(水)
駅日誌(421) 「出ました!」

先日の日誌で、HONGWELL EUROPEAN SELECTというコンビニで売られているミニカーについて書きましたが、ついに出ました。念願の我が愛車!
それが売られているコンビニで買物をする度に1個購入していたのですが、これを出すのに、6回かかりました。出費\1,890也。その店ではもう棚替りらしく、追加発注はしていなかったので、棚から無くなった日には、そのメーカーに問い合わせて箱買いしてやろうかと思っていた矢先でした。

しかし、まじまじと見詰めると、ミニカーの出来は良くはありません。実車はもっと恰好良い! ←オーナーの贔屓目も入っています。もうちょっと作り込んで欲しかったなあ。手に入った途端に粗が見えてしまいます。
人間って、手に入らない物程よく見えてしまうものなんですね。この性質は上昇志向に繋がるという面もあるものの、歴史の上で数々の悲劇を生み出した性質だと思います。
既婚者であるそこの貴方、連れ合いをよく見てください。結婚前と比して、どうしてこうも変わってしまったのか? 結婚前はもっと魅力的だったのに!
変わってしまったのは連れ合いではなく、貴方の心の内にあるのです。近年離婚率が上昇しています。バツ1も珍しくなくなりましたが、今一度、自らの心に問うてみて下さい。
                              駅員@後半、なんか綾小路きみまろみたい

2006年9月26日(火)
駅日誌(420) 「安倍内閣組閣」

今日、組閣人事が発表されましたね。ニュースでちらっと見ただけなので、明日の新聞で細かい所は見ようと思っていますが。
私の注目は、まだ誰か確認していないのですが、道州制特命大臣です。明治から続く都道府県制をどう変えるのか、難しそうではありますが、道州制を導入し、それぞれの道州で収支を考える。こういうのって重要だと思います。幾つに分けるかは諸説ある様ですが、こんなネーミングはどうでしょうか? 北海道、奥細道、武蔵州、東海道、古都州、陰陽道、四国、九州。
さて、以前小泉改造内閣時に、空想科学最強内閣案を書きましたが、これを恒例にしちゃおうかと思います。今回は地獄三丁目駅らしく、地獄人物にて空想科学組閣です。

内閣総理大臣: ルシファー(基督教七大罪・傲慢)
総務大臣: ベリアル(ミルトン「失楽園」より)
法務大臣: 閻魔大王(地獄の裁判官)
外務大臣: リヴァイアサン(基督教七大罪・嫉妬)
財務大臣: ルキフグス(地獄の宰相)
国土交通大臣: ラハブ(神に引き裂かれ天地になった怪物)
環境大臣: モロク(地獄の焼却炉)
官房長官・拉致問題: 阿修羅(三面六臂の働きという事で)
国家公安委員長・防災: バアル(地獄の王・法に明るい)
防衛大臣: サタン(基督教七大罪・憤怒)
文部科学大臣: ラプラスの魔(数学者ラプラスの考えた、物凄い頭の良い存在)
厚生労働大臣: 死神(死を知るものこそ生を知る)
農林水産大臣: ベルゼブブ(基督教七大罪・暴食)
経済産業大臣: アスタロト(地獄の公爵・過去、現在、未来が見える)
金融担当大臣・再チャレンジ: マモン(基督教七大罪・貪欲)
規制改革・公務員制度改革・道州制: ベルフェゴール(基督教七大罪・怠惰)
沖縄・北方領土・イノベーション・少子化: アスモデウス(基督教七大罪・色欲)
経済財政担当大臣: 貧乏神(借金だらけの国には、という事で)

うっわー、何か非常にオタクっぽい上、だから何? って感じです。
                            駅員@玩具として宗教が好きなせいでしょう。 

2006年9月25日(月)
駅日誌(419) 「ノーパン」

すいません。期待させておいて、実はエロネタではありません。最初に断っておきます。

今日は仕事が早く終わったので、帰ってからジムに行って来ました。6月に始めてから、週に2〜3回のペースを守れています。
さて、先ずは短パン・Tシャツに着替えて、筋トレです。マシンを使って腕・腹・背・胸・脚を一通り筋トレします。マッチョな人から比べたら軽い負荷ですが、そこそこの負荷はかけます。
その後、一旦休憩して、ルームランナーで30分程度ジョギング。12km/h程で走ります。
汗だくになって休憩、ロッカールームに戻り、あらかじめ下にはいておいた海パン(スパッツみたいなやつです)と帽子・ゴーグルを持って、プールへ。100m一本、50m数本、25m数本…だんだん息があがってくるので距離が縮んで行きます。
手がしわしわになるまで泳いでから、風呂・サウナです。サウナの後の冷水風呂が気持ち良いです。

ここまで退屈なジムメニューに付き合って下さって恐縮です。いよいよ、タイトルの「ノーパン」です。風呂から上がって、ロッカールームで着替えようとした時、気が付きました。
あ! 替えのパンツ忘れた! 出かけた時に既に中は海パンをはいて来ていたので、パンツは皆無。海パンは脱水したとは言え、湿っているし…どないしよう?
ええい、ノーパンじゃい。たまにパンツルックの時にパン筋が出るのを嫌ってノーパンにしている女性がいますが、それと同じようなもの!
ダボッとしたハーフパンツのような物をはいて来ていたので、非常に涼しいです。股間が。
ジムから出て、帰るまでの道すがら擦れ違う女性が全て、私がノーパンだと気付いているような気さえして、何やら非常に恥ずかしい。外見はノーパンだろうが、何も変わらないのですが。何なの? この感覚? 病み付きになりそう…(俺は変態か)
否、二度とこんな目には遭いたくありません。
                         駅員@当日誌にももうちょっと色気が欲しいものです

2006年9月24日(日)
駅日誌(418) 「風神雷神の競演」

丸の内にある帝劇ビル内に出光美術館という所があります。そこで、9/9〜10/1まで「国宝風神雷神図屏風」展が開かれていたので行って来ました。何でも、俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一それぞれが描いた風神雷神図屏風が一同に会するのは何十年ぶりだそうで、これは是非行かねば! と思ったのです。
当初は友人と一緒の筈だったのですが、キャンセル、一人でという事になりました。

さて、この三人の作ですが、基本的には同じ絵です。というのは、宗達が描いた作品が先ずあり、それを光琳が模写、さらに光琳の作を抱一が模写したのです。しかし、三者三様のタッチの差、作風の差があり、細部を見比べると色々な違いが見受けられます。私はこの三作では、光琳作の絵が好きです。
この図は、「風神・雷神」と聞いて、大概の人が真っ先に頭に思い浮かべる図だと思います。それくらい有名な図です。迫力があり絶大なインパクトを持ちながら、漫画的でユーモラスな絵です。

ここに描かれている風神は、「風邪に改源」の薬のマスコットキャラクター(かぜのかみさん)にもなっている、袋を持った鬼のような風体です。
一方の雷神は、背後に連太鼓を背負い、手には鉄アレイみたいなバチを持っています。
…んー?? よく見ると、雷神の左手が変です。親指の付いている位置が、右手みたいになっています。で、模写した後者二人の作でもそれは変わらず。否、それどころか、酒井抱一に至っては、右手の指が一本減ってしまっています。
                            駅員@手は結構適当に描いているんだなあ…

2006年9月23日(土)
駅日誌(417) 「秋分の日」

今日は祝日だったんですね。にも関わらず、月曜日が振替休日にならないとは! 一体どういう了見でえ!? 休ませろ!
それは良いのですが、祝日だという事を忘れていたせいで、通っているジムの終了時間を間違えてしまいました。というのは、通常なら土曜日は21:00までやっているのに、日祝シフト19:00までだったのです。
今日は昼頃にのそのそと起きて、洗濯等しながらごろごろしており、夕方にジムに行って、筋トレ→走行→水泳という手筈だったのです。
18:00にジムに行ってカウンターで初めて気付きました。
「今日は19:00までですが、宜しいですか?」え? そうか、秋分の日!
急いで着替えたものの、もう15分程度しか時間が無く、全身運動の水泳に絞って、ハイペースで泳ぎました。今日は18:00〜20:00か21:00までみっちりやろうと思ってたのになあ…

P.S. 昨日の日誌に誤りがありましたので、訂正致しました。

駅員@ちぇっ! 明日も行こうかなあ…

2006年9月22日(金)
駅日誌(416) 「魁! 掟塾一号生」

今朝の新聞に、ロースクール(法科大学院)を修了した人が受ける新司法試験の結果が載っていました。合格率48%! 旧司法試験は3%だったわけですから、大盤振る舞いです。とは言え、ロースクール自体がなかなか入るのが難しいらしいので、純粋に入りやすさが16倍になったわけではないのですがね。
しかし、48%ですから、旧試験に何年も挑んだ人には結構堪えるかも知れません。何せ、旧試験の二次試験(論述)の結果がまだで、その先に三次試験(口述)まであるのですから。旧司法試験は平均合格年齢が28歳と言われていますから、平均して6年浪人しているわけです。中には発狂してしまう人もいるのではないか、と心配になります。私も、法学部卒業者の端くれ。司法試験に挑戦している知人もいるので、完全な他人事とは言えません。

今回の結果で面白かったのは年齢構成ですね。最高齢で58歳、最若年で23歳だそうです。
58歳は早期退職者でしょうか? こっちはまあ、普通にありうることなので、まだ良いのですが、後者は一体? 法科大学院は法学部卒業者で2年、他学部卒業者で3年で基本的には修了です。という事は、大卒で22歳+2〜3年。おかしくないか? 早生まれとか、まだ誕生日が来ていない人で、大卒ストレート修了試験合格であれば23歳はあり得ますね。否、最短2年で修了した次の年度に試験ですから、どんなに若くても24歳の筈。天才医師ドギー・ハウザー(昔NHK教育でやっていたドラマです)みたいに海外で飛び級法学部卒業した帰国子女なのでしょうか?
                                     駅員@心のつかえが取れません

2006年9月21日(木)
駅日誌(415) 「ガキみたいな買物」

帰りによく寄るコンビニで、最近たまに買っている玩具があります。
「HONGWELL EUROPIAN SELECT」という、一見食玩だが菓子が付いていない玩具です。中身はダイキャストのミニカーでして、全12種類のヨーロッパカーのうちの1種が入っています。で、その中の一つが欲しいのですが、今の所出て来ません。う〜ん、いわゆる「大人買い」に走ろうかなあ…
尚、12種類とは、以下の通りです。
01 ランチアデルタ・HF インテグラーレ
02 アストンマーティン・DB7
03 フォルクスワーゲン・ゴルフ カブリオレ
04 フォルクスワーゲン・ニュービートル
05 アルファロメオ156 ワゴン
06 フィアット プント
07 プジョー206
08 ニューミニ・クーパー
09 BMW Z4
10 アウディTT
11 ロータスエリーゼ
12 ポルシェ カイエン
どれが欲しいかは、我が愛車を御存知の方は御分かりでしょう。07です。
←しかも、私の車と色まで同じなのです。

                                駅員@1ケース何箱入りなのでしょうか…

2006年9月20日(水)
駅日誌(414) 「晋ちゃん当選。そのころタイでは」

自民党の総裁選が開票され、新内閣総理大臣として、安倍晋三が総裁になりました。
私はあの三人の中では、麻生太郎を支持していたのですが、あの何となくダーティーなイメージが良くなかったのでしょうか? 言っていることは一番まともだと思いましたが。まあ、安倍晋三氏が成ったからには、首相に今後よりドラスティックな改革を望みます。

さて、その頃タイではクーデター勃発です。
今朝の新聞の一面に「タイ政府、非常事態宣言」という記事があったので、何事か? と思っていたら、あれよあれよとスピーディーにクーデターが成功してしまいました。近年のタイは統治が混迷しており、それに対する不満が募っていたそうです。
政府というものが如何に脆弱かを考えさせられます。現代の日本ではクーデターは起きまいとは思うのですが、油断なりません。
                                               駅員@嗚呼無常

2006年9月19日(火)
駅日誌(413) 「磁性流体」

磁性流体というものがあります。
それは何ぞや? と言いますと、油と混ぜるとペースト状になるくらい細かい鉄粉を用いて、それを液体に溶いた物です。
漆黒で硬質な艶を持ちつつ、液体の滑らかさで動きます。
東京・京橋のギャラリー坂巻という所で、でそれを用いた芸術品を目にしました。その液体を溜めた鉢の上にドリルの様な角が伸びていて、そこにコンピュータで制御された電流を流す事で、鋭利な剣山の様になったり、動き回ったりします。その不思議な様子は見る者をぞくぞくさせます。
このツリーみたいなのが液体なのです。

この液体彫刻「モルフォタワー」を作成したのは児玉幸子さんという方で、理系人物でありながら、その知識を活かしたアート活動をしている方です。
明日19:00まで開いているそうですので、時間がある方は是非一度御覧下さい。興味がある人には非常に面白いものです。
                                         駅員@不思議な物が好き

2006年9月18日(月)
駅日誌(412) 「スポーツの秋・文化の秋」

今日は、これらを地で行くような日でした。昨日往復300km程運転しましたので、インドア中心でしたが。
先ずは前者、昼にWRCのラリージャパンのテレビ放送があったので、それを観ました。私は、サーキットレースも好きですが、ラリーの方がもっと好きです。グラベル(砂利道)をドリフトしながらハイスピードで駆け抜ける様は圧巻です。
とは言え、いわゆる砂被りの距離で観たいですね。私は日本でWRCが第1回として開かれた2004年には生で観に行きました。あの時は空港:新千歳、ラリー:帯広、ホテル:釧路というかなりのロングドライブだったのでしんどかったですが、非常に楽しかったです。
その後ジムに行って、いつも通り筋トレ→走る→泳ぐ。

で、文化の秋の方です。
昨日から着手したデザイン作品の仕上げ、文章作品1本第1校(これから読み返して直す前の書きっぱなしサラです)、同1本修正。これらは全て応募作品として着手したので、それをすぐにサイト上に上げるわけにはいかないので、恐縮ですが。

さあて、後は学問の秋か。10月下旬に今年度二回目の漢検があります。そろそろ漢検準1級リベンジの支度を始めないといけません。
                                      駅員@貴方は何の秋ですか?

2006年9月17日(日)
駅日誌(411) 「中禅寺湖」

昼頃にごそごそと起き出して、ふとドライブに行きたくなったので、中禅寺湖に行きました。
東北道に乗って北上します。
途中佐野ICの出口に、2kmくらい続いている列がありました。何でしょうか? 佐野で何かあるのでしょうか? それを横目に尚も北上、宇都宮から日光有料道路で西へ。
かつて少年の頃、修学旅行か何かで東照宮に来た事がありますが、あの時はバスで通ったいろは坂を登ります。渋滞という程ではないのですが、結構交通量が多く、安全運転。それでも、何箇所かヘアピンでタイヤが鳴いてしまいました。まあ、FFの上、グリップの弱いエコタイヤだからしょうがないでしょう。
途中、パトカーが止まっていて、警官の前に女性が二人立っていました。その後ろには左側が潰れた古い911。嗚呼、やっちゃったのか…

登ると、展望台がありました。そこに車を停めると、駐車場の向かい側に男体山があります。展望台からの景色は殆ど霧で真っ白。ここに留まっていてもしょうがないので、おばさんが揚げたてとお奨めする「さつまんぼ」(串に刺した薩摩揚)を食べて、中禅寺湖方面に進みます。
 
到着して、湖を眺めてウロウロした後、土産物屋で変な物を見て回っていると、面白いものを発見しました。

何やら人形がうずくまっています。

!?…
ブシューっという音とともに伸び上がる人形!縮んだり伸びたりを繰り返しています。

股間にはテレビ出演の店とあります。ほんまかいな? 気持ち悪い人形置きやがって!

今回の最大の収穫はこのキモカワ(?)人形でしょうか。

帰り道は大雨でした。う〜む、私が北関東に行くと雨に降られる事が多い気がします。私にとっては鬼門なのでしょうか? 三車線の右端をずっと走ります。しかしやがて渋滞。しかも、右車線が最も混んでいます。これは一体何ぞや? しばらく行くと、答えがありました。セダン(車種失念)が、トヨタオーパに追突した様で、二台で右側で立ち往生していました。
日に二度も事故現場を通るなんて縁起が悪いです。しかし、事故を起こした人が反省した暁には、幸多かりき事を。
                                            駅員@交通安全祈願

2006年9月16日(土)
駅日誌(410) 「祝賀」

会社の人が結婚しました。それで、その二次会に呼ばれたので行って参りました。会社から徒歩で行ける距離なので、定期で来れますし、折角なのでちょっとだけ会社で仕事をしてから出ました。
よく、こういう場には出会いがあると申しますが、今回は社内恋愛の結婚なので、新郎側知人にも新婦側知人にも手を出せず、ひたすら談笑&飲みというわけでした(ま、初対面の人にいきなり、モーションをかけられる程、私はオープンマインドではないのですが)。

というわけで、ポケットチーフを持っていなかったので、行く前に購入して、会場に向かいました。ところがどっこい行ってみると、ポケットチーフを胸ポケットに入れているジェントルマン(?)は、私一人。ネクタイさえしていない人が殆どでした。身内の、しかも式そのものでもないので、それで良いのでしょう。まあ、少々ラフでも、顔見知りが大半なわけですから。
しかし! その中に一人だけ突出してラフな男が! 今年度から大阪に転勤になったH氏(40前後)です。
彼は、白い麻と思われるシャツと、チノパン、そして頭には俳優の黒沢年雄が被っていそうな毛糸の小さな帽子を被っています。あそこまで出来たら、本物です。というか、いじりたくて仕方が無く、私よりも随分先輩なのですが、遠慮なくいじらせて戴きました。
きっと本チャンの式にも出ていらして、堅苦しい恰好がしんどくなったからでしょう。もし、本チャンもあれで出ていたら、私は彼を心底尊敬するのですが。
                                               駅員@傍若無人

2006年9月15日(金)
駅日誌(409) 「ファスカジ? ファストカ?」

ファーストカジュアル(Fast Casual)という外食店のジャンルがあります。ファーストフードの一種なのですが、通常のファーストフードが、健康とは程遠いイメージを持たれているため、脱不健康を掲げた、ちょっと高級なファーストフードといったところでしょうか。
その代表格は、モスバーガーですね。ハンバーガーではあるのですが、素材等にこだわったちょっと高めの商売をしています。
タイトルの掲げたのは、その略称を命名しようとしての結果です。二語から成る言葉なので、普通に略すと「ファスカジ」です。「ストレートカジュアル、略してストカジ」「後藤久美子、略してゴクミ」等と同じ形式の略し方です。
一方、東証はファーストリテイリング(ユニクロ)の略称を「ファストリ」としました。こっちに倣うと、「ファストカ」となるわけです。
と、ここまで書いたところで、もう一つ候補が浮かんでしまいました。「ファッカル」です。この略し方は何ぞや? と問われますと、「ファーストキッチン、略してファッキン」です(それにしても、ファッキンというのも凄いですよね。Hey! Fuckin' American!!のファッキンみたいです…)。
まあ、ファーストリテイリングもファーストキッチンも「First(1st)」の事なので、「Fast」とは別の言葉なのですがね。
私はシンプルに「ファスカジ」を推します。

と、それはさておき、本日の夕餉には、ファーストカジュアルをテイクアウトして食べました。かつて一度日本進出して失敗・撤退したものの、ドミノピザのヒガ・インダストリー傘下で再起を図った「クイズノス・サブ」という店です。先週末に、銀座に一号店が開店したばかりなので、早速行ってみました。店は銀座松屋の裏にありました。
店内で食べようかとも思ったのですが、今日は早めの直帰だったので、帰ってからゆっくり食べようと思い、テイクアウト。
一通り手を出してみようと思い、サンドイッチ(R)\550、サラダ(R)\380、スープ\350、ドリンク\250…しめて\1,530也、かと思いきや、ドリンクセットに該当するそうで、\100下がって更にポテトチップスが付きました。
※店内では食器で出してくれます

ファーストフードにしては高いですよね、やっぱり。それでも、ファーストフードにしては味は良く、美味しく食べられました。
サンド、スープ、サラダは美味しかったのですが、面白いのはポテトチップス。ここの店ではフライドポテトを揚げずに、ポテトチップスを溜めて置いている様です。手抜き? それもあるかも知れませんが、この狙いは店が油臭くならない事でしょうね。口にすると通常の市販品より明らかに厚切り。硬いポテトチップスでした(パリッではなくバリッ)。これはこれでオリジナリティがあります。
さて、今後どうでしょうかね、このチェーンは? このファスカジ路線には、冒頭で挙げたモスやフレッシュネスが既にありますし、面白くなりそうです。
                                     駅員@でも私はフレッシュネス派

2006年9月14日(木)
駅日誌(408) 「燃焼龍軍」

遠い夜空に木霊する♪ 龍の叫びを耳にして♪ ナゴヤドームに詰め掛けた♪ 
僕等をジーンと痺れさす♪ 良いぞ頑張れドラゴンズ♪ 燃えよドラゴンズ♪

                          〜中日ドラゴンズ応援歌「燃えよドラゴンズ」より〜

おいおいおいおい、夏突っ走った分のバテが来ているのか!? 我等が中日の調子が宜しくありません。一方で阪神5連勝。ゲーム差4。えらいこっちゃ! 逆転されたりしたら、これは恥も良い所です。何としてもペナントレース終了まで首位を維持して貰いたいです。
しかし、中日って、結構この傾向がありますよね。序盤最下位だった年でも、夏場に昇り龍に化けたり、その後失速したり。そして、何より顕著なのは、リーグ優勝は度々あれど、もう何十年も日本一になっていないという所ですね。これがまさしく、終盤失速の証でしょう。しかし是が非でも首位で終わって下さい。頑張れ!
…おっと、勿論選手は手を抜いているわけではなく、当然頑張っているので、「頑張れ」発言は筋違いですね。
頑張っているのは分かっています。頼んまっせ!
                                           駅員@燃えよドラゴンズ

2006年9月13日(水)
駅日誌(407) 「安全確保?」

私が勤める会社はメーカーなので、工場もあります。そして、工場には機械等がありますので、色々な危険が付き物です。なので、勤め先では全社的に安全活動を行っています。
※2006年2月15日駅日誌(265)参照。

で、私はその安全活動の本社委員の一人になってしまっていて、色々安全教育の活動をしないといけません。今日は、その関係で危険予知訓練というビデオを社員の1グループに見せる役目を負いました。
で、危険予知とは何ぞや? というと、一種の超能力を鍛える事なのです。具体的な訓練方法は、目隠しをして最初は柔らかい物から「つぶて」を投げ回避する訓練です。徐々に硬い物にし、最終的には速球の石を目隠しで避けるのです。
…というのは真っ赤な嘘で、本当は、例えば「台の高い所から物を取ろうとしている図」等の写真やイラストを見て、どういう危険が起こりうるか(例では、物が落ちてくる等)をグループで話し合う、というものです。

私、実は個人的にはこういう訓練を実施するのとは相反する考え方をしています。即ち、危険な目に遭うのも、悲惨な結果になるのも、個々人の責任ではないか! 子供がちょろちょろしていたら、それは安全を配慮すべきですが、会社員は皆大人な訳ですから、自己責任だろう、と思う訳です。
私は世の中「もっと命がけで生きろ」と思う訳です。逆説的ですが、命がけで生きられないから、人命が軽視されてしまうのではないかと思うのです。これは、天上天下唯我独尊の考え方に近いと思います。自らの命に必死になれない者が、他者の命を大事になど出来る筈無かろう、というわけです。
これは最近世の中を騒がせているシュレッダーについても言えます。シュレッダーに指が入って切れるという話がありますが、そんな所に指を入れる者は阿呆なのです。一方で、何で子供がちょろちょろしている所に、そんな指が入るようなシュレッダーを置いているのか!? とも思います。メーカーのせいにしたくなるのも分かりますが、子供が来る所にそんなシュレッダーを置いている、或いは、そんなシュレッダーの周りをちょろちょろさせてそれをちゃんと見守っていない、そんな連中こそ、私は許せません。
                                       駅員@過激思想でしょうか?

2006年9月11日(月)
駅日誌(406) 「三ヶ月経過」

ジムに通い始めて、三ヶ月が経過しました。→2006年6月4日・駅日誌(322)参照。
週に2〜3回通うペースを守り、無理なくトレーニングしています。体重は減っていません。恐らく、筋肉から脂肪に変わっていた部分が再度筋肉に戻って来ているのでしょう。それ程激しいトレーニングを行っているわけではないので、ガチガチの筋肉が付いているわけではないのですが、ちょっとは逞しくなった気がします。

私の通うジムには、筋トレの器具と、ルームランナー、エアロバイク、エアロビクス等のエクササイズをやる部屋、プールがあります。いつも、先ず万遍なく筋トレをし、適度に筋肉に負荷をかけ、且つ適度に汗をかいた時点で、ルームランナーで20〜30分走り、プールで泳ぐ、とこういうメニューでやっています。
プールの後には風呂やサウナに入り、最近は使っていませんが、マッサージチェアに座ってから帰っています。

仕事で疲れるのと、運動で疲れるのとは疲れの質が異なり、運動の疲れは気持ちが良いです。こんな不健康なサイトを運営しておきながら、何て健康的なんだ…!! なぎらけんいちの「健康な奴キライ!」という歌が入ったCDまで持っているのに…! まあ、健康不健康関係なく、単純に気持ち良い、これだけだと思います。

さて、ジムに通っている話をすると、聞いた人は十中八九「モテたいのか?」とか「ジムで良い娘見付けたか?」とか、下衆な事を訊きます。何を言うか! 俺は、体力増進を図っているのだ! と一蹴したい所ですが、これってこんな風に言われるのが板に付いているという事ですよね。畜生。
第一、いきなり知らない女性に声を掛けられるものか! どう声をかけたら良いのか? そりゃ、インストラクターには質問くらいは出来ますよ。しかし、別の会員に話し掛ける度胸は無いです。「五月蝿いわねえ」という顔で見られたりしようものなら、私は一気に縮こまってしまう事でしょう。というわけで、黙々とトレーニングです…
                                                  駅員@鍛錬

2006年9月10日(日)
駅日誌(405) 「究極VS至高の対決 B級グルメ篇」

「美味しんぼ」という漫画では、海原雄山・山岡四郎という親子が新聞の企画でしょっちゅう料理対決をしています。今回は、究極VS至高の対決と題しまして、その「美味しんぼ」風にB級グルメ対決をしてみようと思います。御題は「ばくだん焼き」。池袋・ばくだん焼本舗 VS 上野・ばくだん大将 です。

粟田(女性記者)「生岡さん、ばくだん焼きって? なんだか物騒な名前ね」
生岡(男性記者)「爆弾というのは、見た目から付けられた名前だ。まあ、巨大たこ焼きだよ」
貝殻(陶芸家)「死郎、だから、貴様は半人前なのだ。ばくだん焼きには蛸は入っておらぬ。具材は鶉卵、烏賊、コーン等だ。食ったことも無いのに語るとは、片腹痛いわ!」
生岡「何を…!?」
社主「では、今回の対決はばくだん焼きという事では如何でしょうか?」
貝殻「わしはかまわんよ。そいつが逃げなければな」
生岡「受けて立とうじゃないか」
こうして、勝負は幕を開けた。

○先攻・貝殻遊山:ばくだん焼本舗。

粟田「あら、可愛い箱に入っているわ」
貝殻「いかにも。しかし、それだけではないぞ。この箱にはばくだん焼きがすっぽり収まり、且つ蓋が出来るため、トッピングをこぼさずに持ち帰れるのだ」
粟田「合理的だわ。そして四角い箱に丸い食べ物…角を持てば熱くない! 味の方は…外はカリッとしていて中はとろとろ。様々な具材が口の中を転がるわ」
貝殻「どうだ。たこ焼きとも、お好み焼きとも似て非なる料理であろう。死郎がどれ程の物を出してくるか、楽しみだわい」

○後攻・生岡死郎:ばくだん大将

粟田「あら、変わった容れ物ね。二層構造になっているわ」
生岡「それは料理と飲み物を手軽に持てる容器なのさ。脇に刺さっているストローを吸ってみな」
粟田「下はドリンクなのね! 左手にこの紙コップを持って、右手に箸、口は食べたり飲んだり…容れ物を置かずに食べられるわ!」
生岡「合理的とはこういう事を言うのさ。この手の焼き物は出来立てが一番、時間が経つと途端に不味くなる。持ち帰りなど出来ても意味が無い! 肝心なのは味だ。食べてみな」
粟田「同じく外はカリッとして、中はとろとろ。しかし、何、この粘りは!? 餅?」
貝殻「何だと!? わしの方にも餅は入っていた筈!」
生岡「これは量の差だ! 餅は小麦粉と同じ澱粉。量が少なくては、溶け込んでしまう」

「そこまで!」判定者、駅員@地獄三丁目駅の判定が下る。「勝者は…ばくだん焼本舗!」
生岡「そんな、後攻が勝つ筈なのに…何故だ!」
駅員「だって、個人的にあっちの方が美味しいと思ったんだもの」
                        駅員@私の舌を当てにしないで、食べ比べて下さいね

2006年9月9日(土)
駅日誌(404) 「銀幕寸評」

先週の金曜日に、DVDをレンタルしたのですが、土日がキャンプでその後が平日だったので観る時間が無く、返却期間ギリギリの昨日夜2時〜4時に眠い目をこすりながら観る羽目になりました。
今回はその時に観た「アンダーワールド」という作品について、以下に寸評を。尚、タイトルの右にある☆は私の主観的評点で、5ッ☆満点です。

「アンダーワールド」 ☆☆☆
ファンタジーSFとでも言いましょうか、ヴァンパイア(吸血鬼)の一族とライカン(狼男)の一族の抗争という話です。
双方不死者という立場であり、二種類の突然変異遺伝として扱われています。
それぞれ、牙や爪もありますが、それで戦うわけではなく、主に銃を使い、吸血鬼側は銀の弾丸を使って狼男を殺傷し、狼男側は曳光弾という紫外線を込めた弾丸を使って吸血鬼を殺傷します。
主人公は吸血鬼の女戦士で、狼男狩りをしているわけですが、そんな中、狼男に追われる謎の男を発見します。一般人が速攻殺されるわけでもなく、追われているのは何故か? そこに端を発してストーリーが動き出します。
男は狼男に噛まれ、狼男が伝染してしまうのですが、主人公はその男を狼男から守る事になります。その過程で、何百年も眠りに就いていた吸血鬼の長老や、その長老の長期睡眠中のリーダー代行者及び、敵方である狼男リーダーの過去や秘密が明らかになり、ついには吸血鬼・狼男双方を敵に回す羽目になります。

血生臭いキャラクターを使いながら、随所がスタイリッシュな映画だなと思いました。例えば、吸血鬼と言ってもベタなドラキュラ服ではなく、現代的な衣装ですし、主人公の愛車はマセラッティ3200GTです。狼男も顔色が悪いものの、現代的なヤンキーといった風情です。クラシックなテーマですが、多分に現代的にアレンジされています。
面白いのは、吸血鬼にも狼男にも黒人が居るという事。白人俳優はどいつもこいつも青っ白い顔にメイクしているのですが、黒人はナチュラルな顔です。まあ、噛み付かれて伝染するわけですから、黒人の吸血鬼や狼男が居ても全く不思議は無いのですが。
しかしこの人種構成、「ああ矢張り、自由の国アメリカの映画には、自由が無いんだなあ」と思いました。人種差別対策として、妙なルールがあった記憶があります。どうしても白人しか出せない(黒人が居なかった時代・場所の作品)以外は、白人ばかりの映画や、黒人が悪役側にしか登場しない映画はタブーなのでしょう。
特にこの映画は、ファンタジー設定でありながら、この抗争は人種対立を暗示する構図でもあるので、この辺の気配りが必要だったのかも知れません。
                                               駅員@素人評論

2006年9月7日(木)
駅日誌(403) 「リアル星の王子様」

有名な児童文学「星の王子様」の冒頭に、蛇の絵の話が出てきます。
即ち、一つの絵を描いて大人に見せて回ったところ、「ああ、帽子の絵かい? 上手だね」という様な反応ばかりだったのですが、その絵は実は「象を飲み込んで腹が山のようになった蛇を横から描いた絵」だったのだという話です。
大人の頭の固さを揶揄するような内容ですね。見えている物が真実とは限らない。固定観念に縛られるな、という。私も大いに反省すべき所です。

さて、上記の象を飲みこんだ蛇ですが、流石に象は無理だとしても、完全な嘘っぱちというわけでもないようです。Yahoo!のニュースに、マレーシアのとある村で、羊を飲み込んで動けなくなっていた錦蛇が捕獲されたというニュースがありました。しかも写真付き!
腹部が異常に膨らんだ蛇が写っています。なかなかのグロ画像です。
無断使用するわけにもいかないので、写真をここで御見せ出来ないのが残念です。
それにしても、体が裂けたりしないものなのですね。羊が飲み込めるという事は、人間の子供も平気で飲めるでしょう。恐ろしい……

しかし、これはそうそう日常的に起こる事ではないでしょう。何かを暗示しているような気さえします。
基督教では、衆生の事を「迷える子羊」と表現する事があります。一方、エデンの園で、イヴをそそのかして知恵の実を食べさせたサタンは蛇の姿をしていたとされています。何かの凶兆なのでは!?。

干支には巳年と未年があります。未年の人間が、巳年の人間に食われる(食うには色々な意味があります)のでは!?

或いは、巳も未も方角を指します。子が真北、午が真南です。地球の経線を子午線というのもこのためですね。で、巳は南南東、未は南南西を指します。南南東が南南西を食う(食うには色々な意味があります)のでは!?…意味が分かりません。
というわけで、こんなものは幾らでもこじ付けが可能なわけで、予言の類もそんなようなものなのでしょうね。
                                           駅員@話が逸れました

2006年9月6日(水)
駅日誌(402) 「紀子様男児御出産」

秋篠宮妃・紀子様が、男児を御出産されました。
御夫妻の三人目の御子様です。国家のシンボルたる皇室での多産は、先陣を切っての少子化対策であり、立派な事です。
否、そういう意図ではないかも知れませんし、子供をこんな風に言われたら不愉快かも知れませんね。しかし、どちらにしろ、この少子化の時代に皇室では、愛子様御生誕、紀宮様御結婚と続いていますし、非常に慶ばしい事です。

さて、ここでややこしくなるのが、女性・女系天皇制導入論ですね。導入するか否かで、皇位継承順位が大きく変わってしまいます。
現状の制度では、皇位継承は、1位皇太子、2位秋篠宮、3位今日誕生の子です。
女性・女系導入した場合は、1位皇太子、2位愛子、3位秋篠宮、4位愛子となります。
私は、女性天皇は○、女系天皇は×というスタンスです。男系の系譜を断つとおかしな事になりそうだというのが、その理由です。皇室は男系で続いており、その系譜の継続=皇室継続の価値の一つだと思うからです。推古天皇等、女性天皇が登場するのは大いに歓迎しますが、歴史的連続性を無視は出来まいと思うのです。
こう書くとフェミニスト怒られそうですが、それに対しての反駁もちゃんとあります。
「天皇家は男系で行くべきである一方、女系家族構成を取る文化圏は、それを重んじるべきなのだ」と。「世界には様々な文化があり、その多様性を認める事の方を私は重視しているに過ぎないのだ」と。

とは言え、私のような者が「天皇は、皇室かくあるべき!」などと言うのもおこがましいのですがね。
                                           駅員@話が逸れました

2006年9月5日(火)
駅日誌(401) 「次に流行る!?」

東京国際展示場にて、9月8日までギフトショーという催し物が開催されています。
ギフトと一言で言ってもその定義は幅広く、雑貨が中心とは言え、結局何でもありという状態でした。広い展示場内には色々な商品が所狭しと並んでおり、見本市なのですが、そこかしこで展示即売会が開かれています。これらの中には既に流行っている物もあり、まだ新登場という段階の物もあります。
というわけで、今回私が初めて知った中で今後流行りそうな物を以下に記します。まあ、私の趣味は結構特異なので、あまり信用しないで、「へえ、そんな物もあるんだなあ」という程度に御読み下さい。

(1)西村軍団
関西を中心にじわりじわりと進出してきているキャラクター群です。シンプルな線で構成されていて、可愛いイラストですが、どこか間抜けな感じ、或いは毒のある感じが良いと思いました。
勢揃いしている様子は、アンパンマンの登場キャラクターたちを彷彿とさせます。何でも、作者は小学生の頃からキャラクター作りを始め、現在既に319種類も居るそうです。
イラスト+短いコメントという作りのポストカード等がグッズとして置かれていました。このコメント付きは、326を彷彿とさせます。
うーむ、こう書くと、オリジナリティが無いような気がしてきますが、決してそんな事は無く、売れそうなオーラを感じます。御覧になりたい方は、一度「西村軍団」で検索してみて下さい。

(2)リボンマグネット
アメリカ発の、リボン+メッセージという形のシールやマグネットです。
チャリティ的な商品で、収益の半分は寄付に回すとの事です。偽善者アメリカ人の好みそうな、ホワイトバンドみたいな、何やらきな臭い物なので、私はちょっと懐疑していますが、人気は出得ると思います。
というのも、デザイン的には面白く、チャリティに興味がなくても普通に欲しくなりそうな物だからです。そうなのです。「チャリティなの。私は良い人なの」という感じは嫌いですが、そうと知らないでただ欲しいから買うという人も居ると思います。
あと、売り物としてではなく、例えば共同募金の赤い羽根みたいな物として、募金者に配る物としても良いでしょうね。

さて、これらは今後どうなるか? まあ、見守りましょう。
                         駅員@私も何か儲かるグッズを販売したいものです

2006年9月4日(月)
駅日誌(400) 「最早SFではない」

冷凍保存されていた精子で妊娠し、子供をもうける事が出来る世の中なのですね。これはScience Fictionの話ではなく、現実なのです。しかし、こうして加速度的に技術が進歩するにつれ、法制度の方が追いつけなくなってしまいます。

この度、とある40代女性が、自らの子供に、夫の子供としての認知を与える様、国に求めた訴訟の上告審判決がありました。争点は、「夫の死後に妊娠して生まれた子供は制度上、その夫の子と認知されるか」という点です。
夫の死後に妊娠とは摩訶不思議なのですが、これこそ冒頭で述べた冷凍保存されていた精子による妊娠なのです。
で、認知されないと何が問題かと言うと、この子は父無し子という事になってしまいます。更に、認知された場合でも、「非嫡出子」(=婚外子)という扱いになってしまうのではないか?という問題があります(多分)。だって、死別では婚姻関係は終わっているわけでしょう? うん? 否、どうなるんだろう…えーと、実はよく分かりません。

では、もし非嫡出子だった場合、何が起こるのか?
それは遺産に関わります。非嫡出子は嫡出子の半分しか遺産が貰えないのです。前述に「妾の子」と書いた通り、非嫡出子という制度が出来た背景には「差別意識」があるのです。
例えば、旦那様と奥様とその子供、及び女中という富豪が居たとします。そんな中、旦那様と女中がデキてしまいました。そうして産まれた子は父無子になります。旦那様が認知してようやく「非嫡出子」です。
尚、旦那様と女中の話は昔の話みたいですが、つい数年前まで、戸籍上には通常は長男・次男・三男や長女・次女・三女と表記される筈の所が、非嫡出子では「男」「女」と書かれていたという差別は残っていたのです。子供本人には酷な話です。

さて、死後妊娠の子が認知された場合どうなるのかは分からないと、上記で情けない事を書いてしまったわけですが、これは現行民法では想定されない事態だからです。だからこそ、判決が覆るのであり、分からないのは何も私だけではないのです。何やら言い訳がましい締め方ですが、冒頭に書いた通り、技術の進歩に制度が置いて行かれているのです。
                                               駅員@祝・400回

2006年9月3日(日)
駅日誌(399) 「自然に御邪魔する会」

9月2日〜3日に、勤め先の人々とキャンプに行きました。行き先は埼玉県は秩父市の長瀞です。もう9月に入ったとは言え、日中の日差しはきつくて暑かったのですが、キャンプ場は木が多く、地面が土であり、また川の近くだったので涼しかったです。

私が子供だった頃ならば珍しくなくなったのですが、最近はあまり見ない昆虫等が沢山居ました。流石は自然の中と言えます。カマキリやクツワムシ(?)等の昆虫が居ました。子供を連れて来た人も居たので、私は捕獲した昆虫を差し上げようとするのですが、まあ、最近の子供は軟弱なもんです。
触れないのです、虫に。何も毛虫や毒虫の類に触れというわけではありません。カマキリやバッタの類です。それもコカマキリ(茶色くて小さいカマキリです)でも無理です、噛みもしないし、鎌で挟まれもしないのに。危険か否かという基準以前に、潔癖なのでしょう。そのくせ、生き物は好きだというから不思議なものです。触りはしないのに興味はある。何事にも興味を持つのは良いことですが、自らが生命に直に触れるという事。これって、結構重要な事だと思うのですが。参加した女性なんかでも触れる子は全然平気で触ってたのになあ。

さて、大人主体のキャンプですから、行ってからはだいたいやる事は決まります。殆ど、飲んだくれているようなものです。昼到着→昼食+酒→遊ぶ→温泉に浸かる→夕飯+酒→夜長話→睡眠→朝食+酒。朝晩飲んだくれであります。とは言え、朝から飲んだのは私くらいだったのですが。
否、運転手は飲めないと拒否する中、勧められる以上飲まないわけにも行くまい。と、言い訳する所存であります。
私はマイカー所有者なのですが、人数が多いので私の愛車は御呼びでなく、ミニバン所有者が配車したため、私は一切運転しなくて良かったのです。

朝食後は、昼に長瀞の舟下りをしました。

これが中々面白い。しかし、川を下りながら、「海パンを持って来れば泳げたろうに。気持良かっただろうなあ」とも思いました。

                                  駅員@疲れた…明日はまた仕事です
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