2007年7月度目次
 #648 「スカトレイン」 スカトロ+トレイン。食事中読むべからず。
 #649 「おどりゃ、ムゲチンにしちゃる!」 久間発言&はだしのゲン。
 #650 「アンナミラーズ」 人は身なりを見て判断してしまう?
 #651 「日本文化センター」 忘れられない電話番号。
 #652 「健康セルフチェック」 結構不健康な私。
 #653 「Super Turner Barter」 07/07/07スーパー七夕。
 #654 「大阪出張」 露出度・旧友・親子。
 #655 「ゆらゆら」 ゆらゆらともたれかかられる。
 #656 「羨望の的」 チビッコたちから羨望の目で見られる時。
 #657 「雨天パレード」 某浦安ネズミ王国クオリティ。
 #658 「段ボール・レシピ」 中華段ボール饅。
 #659 「銀幕寸評」 レンタルDVD“県庁の星”。
 #660 「軽自動車」 660cc軽自動車について
 #661 「みたままつり」 7月13〜16日靖国神社。
 #662 「天変地異」 中越沖地震。
 #663 「オズの魔法使い」 実はこの話よく知らなかったのです。
 #664 「ヤラセ/ヤラセ」 段ボール饅はヤラセだった?
 #665 「弁慶の泣き所」 地震で露呈した弱点。
 #666 「限定販売菓子」 ホワイトチョコレート×ポテトチップス。
 #667 「7月29日は参院選」 私の主観的政党比較。
 #668 「健康診断」 医療に携わる人間はどうあるべきか。
 #669 「白いプジョー」 これはレプリカ?
 #670 「ホープ×ジッポ」 オリジナルジッポが届きました。
 #671 「声聞と縁覚」 チョイサトオヤジ。
 #672 「朝青龍」 相撲よりもサッカー。
 #673 「ポストに現金」 これは恩義か、それともテストか
 #674 「銀幕寸評」 レンタルDVD“DEATH NOTE(前・後)”。
 #675 「雷雨」 温暖化の影響か?
 #676 「天気予報傘」 傘が、その日持って行くべきかを教える。

2007年7月31日(火)
駅日誌(676) 「天気予報傘」

Yahoo!のニュースで、ロイター通信の面白い記事を見付けました。
天気予報傘の記事です。
傘の柄の部分に、電波受信機を内蔵し、独自の無線ネットワークで、天気予報情報を随時受信しているとの事。その時点から12時間以内の降雨予報が受信され、雨が降る予報の時には、柄が光るとの事です。雨の強弱や降水確率によってその点滅の速度が速くなったり遅くなったりし、所有者が玄関口でその光を見て、傘を持って行くべきか否かを黙視で判断出来るのです。
面白い傘です。欲しい! そりゃあ、あくまで天気予報ですから、外れる事もあるでしょうし、テレビやネットで天気予報を見るのと、実際の効果は変わらないとは思います。
しかし、雨の日にしか使わない傘に、雨が降るかどうかを教える機能が付いているというのは、何だかドラえもんの道具みたいで楽しいじゃないですか。それに、傘を持って行くかどうかを気にするのは、出かける時ですから、オンデマンドな傘だとも言えます。
米国では今週発売されるそうです。早く、日本に導入されないかな……

ん? $140!? えーと、現時点の為替で、\16,000以上也!! やっぱり要りません。高過ぎます。今愛用している24本骨傘(通常の3倍!)で十分です。
                                      駅員@すぐ壊れそうだしなあ

2007年7月30日(月)
駅日誌(675) 「雷雨」

昨日と言い、今日と言い、雷を伴った強い雨が続きます。これは梅雨前線が、台風に刺激されての事なのでしょうか。今、台風5号が小笠原諸島あたりにあり、8月2日には西日本に上陸だそうです。先日の台風4号も強い台風でしたが、5号も要注意です。

それにしても、昔は、梅雨→夏→台風という流れだった気がするのですが、昨今はいつ梅雨に入ったのやら、いつ明けたのやら分からないうちに台風シーズンに突入ですね。これもやはり異常気象なのだと思います。地球温暖化の影響なのでしょうか?
地球温暖化と言えば、最近非常に喧しい環境問題なのですが、これまで地球の歴史においても、気温の変化によって、異常気象が起きていたのでしょうか?
恐竜が生きていた時代は今よりも遥かに温暖だったそうですが、そこから氷河期に突入し、今は再び温暖化と言われています。その氷河期が恐竜を滅ぼし、哺乳類が主導権を握る世界を作ったと言われます。恐竜の中から、寒さに強い者が生き残る間もない程、急激に気温が下がる変化が起きたわけです。一説にはその時に巨大隕石が地球を襲い、それがキッカケになって寒冷化が起きたとも言われていますが、果たして?
こういう事象は、もしかしたら神による試練なのかも知れません。今回の温暖化やそれによる異常気象も、世界を大きく変える契機なのでしょうか?
神は恐竜の味方というわけでない事は明らかですし、人間の味方というわけでもないのでしょう。長い目で見れば、いずれも神が操るフィールド上にたまたま生きている生物なのでしょうね。神が、哺乳類、人間という生物に飽きてきているのだとしたら? 大きな変化で人間の時代が終わり、何らかの次の生物が地球の主役になるかも知れません。そんなショートショートが、当サイト内「居酒屋赤べこ」に御座いますので、興味がありましたら是非どうぞ。上記リンク内の、「授業・古代期の終わり」というタイトルです。
                       駅員@雨から随分退廃的な事を書いてしまいました

2007年7月29日(日)
駅日誌(674) 「銀幕寸評」

今日は参議院選挙投開票日です。ですから、本来は今日の駅日誌は選挙ネタで行きたかったのですが、自粛致します。というのも、私は今回選挙に行っていないからです。選挙に行かない者には政治を語る資格は無いのです。
では何故か? 一つは選挙案内の葉書が届かなかったため、いま一つは大雨洪水警報だったためです。葉書が無くても投票出来るのか否かに自信がなかったので、大雨の中行って「出来ません」では職員相手に罵詈雑言吐いてしまいそうなので、やめておきました。
さて、今日はレンタルDVDで「Death Note」(前・後)を観たので、その事を書きます。
タイトル右の☆は、私の主観的評点であり、5ッ☆満点です。

「DEATH NOTE」(前・後) ☆☆☆☆☆
昨年、この作品(漫画、映画、アニメ)がブームになっていたのは知っていたのですが、私はその何れにも触れる機会はありませんでした。しかし、実際観てみると、なかなかどうして面白いじゃないの! と。漫画が原作なので、あんまり期待していなかったのですが、その期待を良い方に裏切られました。原作の漫画も読みたくなりました。
さて、ストーリーですが、警視庁の部長(鹿賀丈史)の息子の天才学生の夜神ライト(藤原竜也)は、日々、刑法による罪に対する裁きの限界を感じていました。そんなある日、黒い表紙のノートを拾います。それは名前を書いた相手を心臓麻痺で殺せるという呪いのノートでした。他にも色々出来る事やルールもあるのですが、優秀なライトはその使い方をすぐに飲み込み、世直しのために罪人を殺し続けます。謎の変死が相次ぐ内に、罪人を呪い殺す存在「キラ」という都市伝説が出来上がり、警察は捜査に乗り出します。その捜査に協力するのが、ICPOやFBI等で数々の難事件を解いた天才少年L(松山ケンイチ)という人物です。そこから、手に汗握るライトとLの頭脳戦が繰り広げられます。
秀逸なシナリオ及び、ライトとLのトリックの掛け合いが最大の見所(この比喩のため、チェスが効果的な小道具として登場していました)なのですが、テーマの深いところには、善とは、悪とは、正義とは、死とは、といった重いテーマが横たわっています。
尚、ノートの所有者でなくなった人間は、そのノートに関わる記憶を失ってしまうという設定は、全ての人間が「キラ」になり得るという、いわゆる「あなたの身にも降りかかり得る」というホラーの常套手段で、現実と虚構の境界をぼかすブラシの役目を果たしています。

また、非常にキャラクターが立っているところも良かったと思います。私は特に鹿賀丈史が渋くて良いなあと思いました。CGで描かれた死神も魅力的です。彼等は、死神とか言いながら、劇中に登場する人間たちよりも遥かに人間臭い性格をしており、なかなか皮肉な作りだと思いました。この死神なのに人間臭い様子など、学生時代に私が好きだったゲームの「女神転生」シリーズに出てくる人間臭い悪魔たちに通じる物があります。
しかし、敢えて難点を挙げるとしたら、この作品のオリジナリティですね。最終的に色々な要素が良いバランスで合わさり、面白い作品に仕上げているので、これはこれで凄い事なのですが、中心となるデスノートの設定は「ドラえもん」の「独裁スイッチ」を彷彿とさせますし、Lの人柄は「羊たちの沈黙」シリーズの「ハンニバル・レクター」を彷彿とさせます。とは言え、純粋に脳味噌を回しながら、「なるほど」等々考えながら観られて、面白かったので、5ッ☆と致します。もし原作漫画を先に読んでいたら、違う印象になるかも知れませんが。
                                             駅員@素人評論

2007年7月28日(土)
駅日誌(673) 「ポストに現金」

最近、住宅の郵便受けに封筒に入った現金が入れられる事件(?)が何件か起きているそうです。この一連の事件で、私が最初に知ったのは、京都府の婆さん宅に投函された1,000万円。続いて、神戸市のマンションに100万円。そして、今回の東京のマンションに十数万円何通かで180万円。
いずれも心当たりの無い金なので、その郵便受の住民は、不気味がっているそうです。
おい! 何で俺の所には来ない!? 私なら投函者の志を汲み、有り難く頂戴する所なのですが。……なんて下衆な考えを持っている人の郵便受には来ないのでしょうね。とは言え、実際に来たら多分私もうろたえてしまうのだろうなあ。
警察に届けた場合は、矢張り拾得物として、投函者が現れない場合は国庫に収められ、その1割が貰えるという事になるのでしょうか?

この一連の事件。東京都のケースでは、同じマンションに何軒も現金が入っていたそうですが、それ以外のピンポイント投函では、本人には心当たりが無くても何かあるのではないか? と思います。
特に最初の老女の件では、67年も生きているわけですから、人から何らかの恩を感じられる事を何度かしていても不思議ではないのです。
本人にとっては記憶に残らない些細な事だとしても、恩を受けた側には1,000万円でも足りないくらいの恩義に感じているのかも知れません。
恩義というものは金では計れない物ですから、些細な善行に対する御礼が1,000万円という金額だとしても不思議ではありません。更に、人に与えた恩を覚えていない人ですから、直接御礼に伺っても断られると思って、無言で投函したのかも知れません。

そう言えば、ちょっと前には、役所のトイレの洗面台に「修行の糧に」と題した1万円札がいくつも置かれていたという事件もありました。「修行の糧」だそうですが、誰宛なのでしょう? 何の修行なのでしょう? その全文を読んでいない私には分かり兼ねますが、これも上記の現金投函事件と同じような匂いがします。

そこで、こんな想像をしました。それらの一連の現金がもしも偽札だったとしたら? 非常に精巧な偽札を作る技術を習得した人間が、リスクを負わずにその完成度を測るためにばら撒いているとしたらどうでしょうか? 郵便受に現金が投函されていたり、役所のトイレに置いてあったりなんて事は、当然何らかのニュースになる筈で、そんな怪しい金となれば、一応偽札かどうかが確認される筈、と踏んでいるとしたら?
ニュースで偽札だったという報道がない限りは、その偽札は当分安全に使えるというわけです。偽札だったと報道された場合は、まだ修練が必要だと判断し、さらに訓練を積むのでしょう。

また、全国あちこちにこういう事件が起きているという事は、偽札学校みたいな所が存在し、そこの卒業試験だったりして。こんな推理は如何でしょうか?
                                駅員@あくまで推測の域を出ませんが

2007年7月27日(金)
駅日誌(672) 「朝青龍」

横綱朝青龍に対して非難轟々です。またやっちゃいました。
腰骨の疲労骨折他で、診断書を提出し、夏巡業の休場を申請し、受理されました。蒙古に帰国し、治療に専念するとの事。それはそれで良いのです。立会いは世界一の破壊力を誇ると言われる大相撲ですから、怪我をしていては、まともな取り組みは難しいですからね。そんな中で名古屋場所を制したのは非常に立派で流石横綱だと思います。
しかし、診断書を提出した後がいけません。朝青龍は、その診断書を出したその日にサッカーをしていたとの事。これが相撲協会の逆鱗に触れました。そりゃあそうです。東京・大阪・名古屋・福岡から遠い地に住む、本場所をあまり見られない相撲ファンは、巡業をどれだけ楽しみにしていた事か。
全身でぶつかり合う相撲と比べて、本気の試合をするのでなければ、遊びでするサッカーだと体にはあまり障らないかも知れません。しかし、それを見た人がどう思うかなんて事を一つも考えないのでしょうか。
横綱とは何か? 昔の相撲には大関が最高位で、横綱という綱を装着する事が許された大関がいつしかそのまま横綱と呼ばれるようになり、大関の上の階位となりました。
その基準としては、他の大関よりも強いというのは最低条件で、品格を備え他の力士の模範たる事が求められます。
朝青龍は文句無しに強いのですが、後者の品格や規範意識に欠けるようですね。日本の大相撲をなめているのでしょう。とは言え、日本人力士で、それも人間的にも優れた横綱が居ないからというのも理由の一つだと思います。自分では相撲を取らずに、相撲取りを叩いても、その言葉には何の説得力も無いのですが、矢張り心技体ともに優れた横綱を希求します。

それにしても、よく問題を起こす横綱です。破天荒な横綱が主人公の漫画、「ああ播磨灘」でも読んだのでしょうか? その漫画の正式なタイトルは「読むと強くなる漫画 ああ播磨灘」なので、読んでいても不思議ではありません。読んでいたとしたら、無礼千万の中にも一本筋の通っている播磨灘という主人公の良い所を吸収して欲しい所です。
                                    駅員@力は人を狂わせるのか

2007年7月26日(木)
駅日誌(671) 「声聞と縁覚」

仏教の中に十界という概念があります。地獄界、餓鬼界、修羅界、畜生界、人界、天界、縁覚界、声聞界、菩薩界、仏界です。
この内の前者6つは一切悟っていない凡夫やそれにも劣る者を指します。聖闘士聖矢でヴァルゴ(乙女座)のシャカが「六道輪廻」という技を使いますが、その六道とは、この6つを指します。
後者4つは部分的に悟った者〜完全に悟った者を指します。縁覚と声聞はだいたい同列で、それぞれ、独学で部分的に悟りを得た者、教えを請うて部分的に悟りを得た物を指します。部分的に悟りを得ただけで、十分に悟った気になってしまうと、ここに留まる事になってしまいます。菩薩はそれらよりももうちょっと悟っていて、完全に悟る一歩手前といった感じです。で、完全に悟ると仏なわけです。

当駅は地獄界にありますから、悟りにはほど遠いのではありますが、もしも私がこれから一生懸命精進するとしても、縁覚止まりでしょう。
世の中の色々な事を疑い、考え、悩む事の方が人間的だと思っていますので、譬え聖人が私を色々教え導いたとしても、自分で納得出来ない限りは、その言葉を鵜呑みには出来ません。いくら「これが真理なのだ」と説かれても、それが本当に真理なのか、嘘っぱちなのかをその場で見極める程の能力は持っていません。
しかし、世の中の大多数の人が、私同様それを見極められないのでしょうね。大多数の人に真理を見極める目があれば、妙ちくりんな新興宗教に嵌まる人など、滅多に居ないでしょうから。

私は大概仕事中に、頭の端っこで仕事以外の事を考えています。今日は何故かそんな事を考えていました。
                                    駅員@今日はなかなかディープ

2007年7月25日(水)
駅日誌(670) 「ホープ×ジッポ」

先日応募しておいた、漏れなく貰えるHOPEオリジナルZIPPOがついに届きました!
これでいつものショッポも一層美味しくなる事請け合いです。早速オイルを注入して、使用開始です。
私はシルバーにしました。


私も勤め人の端くれですから、平日の受け取りは無理だろうなと思っていたのですが、今月は休日出勤をしたので、その代休として今日は休んでいたのです。そこに届きました。幸いなるかな。
愛用している携帯灰皿もジッポブランドの銀色のやつなので、ショッポが水戸光圀公、ライター&携帯灰皿が助さん格さんの揃い踏みという感じです。
                                           駅員@自称愛煙家

2007年7月24日(火)
駅日誌(669) 「白いプジョー」

今日は夏らしく暑い日でした。外を歩いていると汗だくです。
そんな外を歩いている時、都内某所で我が愛車と同じ206が停まっていました。しかし、何かが違う。
白の3ドアだったその車は、明らかにフェンダーが思いっ切り張り出しています。
リアに巨大なウィングは付いていないものの、フェンダーやエアロパーツを見る限り、WRカーの形です。レプリカなんでしょうか? それとも限定モデル?
ある程度の車好きでないと、ただのハッチバックにしか見えないと思いますが、これって凄い形なのです。
たまーに、リアスポイラーを含めたエアロパーツ関係とステッカーでWRカーレプリカを拵えている派手好き(特にスバリストに多い。あれはあれで恰好良いですが)がいますが、それよりも恰好良いと思いました。分る奴だけ分ってくれと言わんばかりの白一色のカラーリングです。嗚呼、乗ってみたい! 残念ながら私の車は5ドアなので、真似の出来ない芸当なのです。
思わず、無許可で携帯で写真を撮ってしまったのですが、無許可なのでここにUPするわけにはいかないのが残念です。

さて、白いプジョーと言えば、映画のTAXiですね。今度4が封切らしいです。4では、主人公の愛車が406から407に変わっているとの事。楽しみです。

                            駅員@TAXI4は映画館に観に行くつもりです

2007年7月23日(月)
駅日誌(668) 「健康診断」

会社で受けさせられる(受けさせて頂ける?)健康診断を受けました。本来は病院から社屋に出張して来るのですが、その日は私は外出していて会社に終日いなかったので、その代わりに病院に出向いての検診です。
受付を済ませ、早速作務衣みたいな服に着替えます。そして、検尿→レントゲン→身長→体重→視力→聴力→血圧→問診→採血という流れです。
それがまるで、工場の製造ラインに乗っかっている製品の如く、流れ作業で進みます。結構素早いテンポで済むのは非常に有り難い話なのですが、何だか自分が物になったような気もしてきます。
もしかしたら、医者や看護師って、だんだん人を物に見てしまうようになってしまうのではないか? と思っちゃいます。獣医なんかも、犬猫を物としか見ていない人もいるのではないか? とか。しかし、それくらいクールにならないと冷静な治療が出来ないのかも知れません。いや、勿論人間味溢れる熱い医者・看護師・獣医も沢山いるのだと思うのですがね。
それに、人間は多面性がありますので、冷徹な人か人間味溢れる人かなんて二者択一ではないと思います。手塚治虫のブラックジャックなんかを読むと、そういうのを強く感じます。冷徹か人間味か、どちらが正解とは言えないと思います。矢張り、如何に命を救えるか、如何に健康を守れるか、それに尽きるのでしょうね。
                         駅員@結果が全て、これぞプロフェッショナルです

2007年7月22日(日)
駅日誌(667) 「7月29日は参院選」

一週間後の日曜日は参議院選挙です。私は住民票を移しそびれている関係から、有権者に届く葉書が届かないので投票出来ません。
常々、投票用紙は政治に文句を言う為のチケットだと心得ているので、これでは政治に文句を言う資格が無いなあと思っています。と言う訳なので、葉書が届いている皆様は、ちゃんと投票に行きましょう。どいつもピンと来ないというのなら、無記入の白票でも構わないと思います。投票もしないくせに、増税や政治の不備に文句を言う資格は無いのです。投票券の放棄は是即ち、参政権の放棄であり、蚊帳の外に自ら行く事だと心得ないといけません。

とか言いながら、今日は、今回投票出来ない事が明白なのに、図々しくも政治について書いてしまう下衆な日記です。
比例代表制では政党を選ぶ(非拘束名簿方式で名前で直接も可能)事になるので、どんな政党があるのか? について。自民党から造反議員の離党に伴い、前衆院選以降、新しい政党が出ておりますので、整理してみましょう。
大体こんな感じです。尚、大分私の主観も入っているという事を御断りしておきます。

「自由民主党(自民党)」→公明党と連立で政権与党。既得権益を持つ票田を守る関係から、大きな変化を起こす事は苦手です。しかし、野党が不甲斐無いため、ほぼ万年与党です。現総裁は安倍晋三。

「公明党」→自民党と連立で政権与党。日蓮宗系の創価学会を支持母体とする政党。自民党が神道の参拝をするのを批判し「政教分離が出来ていない」と言うが、ここが一番出来ていません。しかし、欧米には基督教徒を支持母体とした政党もあるので、宗教団体が支持母体の政党があっても不思議ではありません。が、私の中では道元の方が日蓮より上なので、相容れません。政策は左寄りです。現代表は太田昭宏。

「民主党」→旧民主党、民政党、新党友愛、民主改革連合が合流して民主党に。その後、自由党が合流し、現代表はその自由党から来た小沢一郎。旧社会党系の系譜(左寄り)と、旧自由党系の系譜(右寄り)があり、カオスな政党と言えます。テーマによっては、党内が纏まらないというリスクを抱えていますが、現在野党第一党です。今回は自民党と競り合う事必至。個人的には旧自由党系の面で比較的好きな政党です。

「日本共産党(共産党)」→日本で最も歴史のある政党。しかし、万年野党です。現在は随分現実に即した形に変わっていますが、その昔はバリバリの革マル。しかし、右寄りの政党があれば、左寄りの政党もあって然るべきなので、政権は取らないで欲しいですが、必要な政党だと私は思います。共産党自身も「しっかりした野党が必要」と主張しており、政権を取る気はないみたいです。委員長は志位和夫。

「社会民主党(社民党)」
→旧社会党系左派が改称した政党です。政策は左寄りで、党首は福島瑞穂。個人的には左寄り政党としては共産党の方がしっかりしており、どうでも良い政党だと思っています。

「国民新党」
→自民党郵政造反議員が起こした政党です。政策は改革前の自民党路線に近いです。郵政造反ですから、郵政族議員が多いのは言うまでもありません。代表は綿貫民輔。

「新党日本」→国民新党同様、自民党郵政造反議員が起こした政党です。代表は田中康夫(代表作は「何となくクリスタル」)。

「女性党」→女性ばかりの政党。女性の権利を主張し、政策は左寄りでしょうか? 代表はしのはらふさ子。私は男性の上ちょっと右寄りなのでどうでも良い政党です。

「維新政党・新風」
→右寄り政党です。政策は、強硬外交&憲法改正で、更に日本の核武装を真剣に考えるとの事。共産党同様、政権は取って欲しくないが必要な政党だと私は思います。代表は魚谷哲央。

「共生新党」→政策で際立つのは創造的産業の後押しでしょうか。後は概ね一般的野党と大きな違いはありません。代表は、都知事選に立候補した建築家黒川紀章。

「9条ネット」
→政策は憲法9条保持。護憲のみを主張し他の要素を取り除いた形です。しかし、それなら現左寄り政党の数々が表明していますから、どうでも良い政党だと言えます。代表は前田知克。

与党も野党もどこもかしこも、今回の焦点は「年金」「格差是正」であり、結構主張が似ているので、比較が難しそうですね。
                             駅員@選挙は個々人の判断で行いましょう

2007年7月21日(土)
駅日誌(666) 「限定販売菓子」

ネット通販で頼んでおいた御菓子が届きました。本当は木曜日に届いていた筈なのですが、平日は夜まで帰りませんから、土曜日である今日ようやく入手出来たのです。
その御菓子とは、カルビー「ホワイトチョコレート×ポテトチップス」であります。
段ボールケースで6ヶ単位での限定販売商品でした。
30g入り×6ヶで、\2,000也。という事は、1ヶ=333円ですから結構高い商品です。まあ、小ロット生産の限定品だからしょうがないか……

段ボールケースを開けると、プラスチックの透明カップに入った商品が6つ、蚕の繭みたいな緩衝材に埋もれて入っていました。商品は、透明カップの中に、スナック菓子の様な袋に入っています。

早速開封。ひい、ふう、みい……6枚入りです。早速実食。なるほど。ギザギザカットのポテトチップスにホワイトチョコレートがかかっています。結構馬鈴薯の風味を強く感じます。甘いからでしょうか? 油分を含むチョコレートでコーティングされていたからでしょうか?
これはこれで悪くない。ですが、この価格で普通に売られていたら、普段買って食べるにはちょっと高い……この二重包装を見ても、高い商品として設計されたのは明らかなのですが、もし一般販売を視野に入れているとしたら、その時はもっと簡易包装で、もっと安くしないと厳しいでしょうね。

おっと! 今気が付きました。当日誌第666回に、6枚入りの菓子×6ヶが届いています。これがもし6月6日6時の話だったら、間違いなくダミアンに襲撃されている事でしょう。恐ろしい。
                             駅員@限定品ってゲットしたくなりません?

2007年7月20日(金)
駅日誌(665) 「弁慶の泣き所」

弁慶の泣き所、アキレスの踵、ジークフリードの肩、ウルトラマンのカラータイマー……如何な強者にも弱点と言う物があります。
今回の中越沖地震では、原発の耐震強度について、弱点が露になりましたが、これは「地震雷火事親父」の言葉通り、地震の怖さを物語る一つの話題に過ぎません。弁慶の泣き所的に見付かってしまったのは、ジャストインタイム、カンバン方式、自動車工業の弱点です。
現在、日本の自動車工場の多くがライン停止という事態に陥っています。地震被害の大きかった地域に存在する部品メーカーの復旧待ちのためです。シーリング材という、車好きでもその言葉だけではピンと来ないパーツです。いや、正確には部品の材料という感じの物ですね。地味な会社の地味な材料の供給がストップしてしまった事で、日本が誇る世界企業の数々が工場を動かせないのです。
事業の効率化を進めた結果、必要な部品を必要な時に仕入れるという在庫だぶ付き回避措置と、仕入先業者の絞込みが行われ、そのため、余剰在庫や代替仕入先が無くなっているのです。無駄を省いた結果、意外な脆弱性が現れてしまうとは、何とも皮肉ではあります。

しかし、一方で、そんなに多くのワールドワイド企業の屋台骨の一つを支えている企業って凄い会社だなと感嘆します。これだけ影響力を持つという事は、他の会社では到底真似出来ない技術なり知恵なりを持っているという事なのです。
こういうのって、日本の真骨頂ですね。
例えば、東大阪の小さな町工場でありながら、その会社の螺子が無いとロケットが飛ばないとか、そういう会社が日本にはごろごろあります。例えば、日本刀は人類史上随一の刀剣だと言われています。
「○○さんのところのやつじゃないと駄目なんだ」と言われる技術。こういうのって凄い事なのです。
                         駅員@私もそういう技能を身に付けたいものです

2007年7月19日(木)
駅日誌(664) 「ヤラセ/ヤラセ」

最近話題になった、中国の段ボール饅。これがヤラセだったとのニュースを見ました。いやあ、まんまと騙されましたね。ヤラセをヤラセと見抜けないといかんと日頃から言っていた筈なのになあ。

……なーんて言うとでも思うてか! 「ヤラセでした」がヤラセなんだろうが! ダブル捏造臭い匂いがぷんぷんするじゃないか!
国外で、「あの国やばい!」という報道がされたから、慌てて「ヤラセって事にしとけ!」って所でしょうね。そして、平気で旧権力者の仲間を消し去るような国民性ですから、ヤラセをした肉饅屋及び報道機関の人はもう消されている事でしょうね。恐ろしい……
そも、何でわざわざ国を貶める報道がされたのか? かの国に於けるジャーナリズムの黎明なのでしょうか? それとも、中国及び共産党を貶めたい何者かによる工作なのでしょうか? 恐らく当事者はもう消されており、真相は分りません。
それにしても、私みたいなのが中国人だったら、危険な発言ばかりで、速攻抹殺されそうですね……
                               駅員@何はともあれパワフルな国です

2007年7月18日(水)
駅日誌(663) 「オズの魔法使い」

私は仕事柄、娯楽施設にも多少明るかったりするのですが、USJの施設内容にランド・オブ・オズという部分があるのを見て、ふと思いました。「オズの魔法使い」という童話について、主要登場人物(女の子、カカシ、ブリキの木こり、ライオン)は分かるのですが、どういう話かあんまり知らないのです。
これは、ひょっとしたら、恥ずべき事なのかも知れないと思い、文庫本を買って読んでみました。小学生向けなんでしょうか? 漢字にフリガナが沢山付いています。こんな本を良い大人が読むのは恥ずかしいような気もしましたが、「訊くは一時の恥、訊かぬは一生の恥」という言葉もありますし、これも同様に「読むは一時の恥、読まぬは一生の恥」だと心得て読みました。童話なので難しい表現も無く、比較的サクサクッと読み終わりました。
基本的にはええ話やないか。冒頭の辞で「教訓めいた事ばかり書いてある童話はウンザリだから、そういうのは抜きにした」とありますが、バリバリ教訓めいています。
やっぱり、最も良い所は、脳味噌の無いカカシ、心の無いブリキ、勇気の無いライオンと、彼等にそれらを授けるオズというペテン師のやりとりですね。この物語の根幹を成す部分です。
とは言え、所々腑に落ちない所もありました。例えば、ブリキの木こりが「動物が殺されるのを見るのが辛い」と言いながら、山猫や狼ならば容赦なく斧でぶった切っていたりします。これには笑いました。あとは、登場人物の大半が人の気持ちが分らなさ過ぎです。

それにしても、カカシやライオンはともかく、ブリキの木こりなんてキャラクターよく思いつくよなあと思います。脇役にも不思議な奇妙な人物や動物は沢山登場しますが、このブリキの木こりだけは出色ですね。発想がぶっ飛んでいます。
                駅員@書いている時、脳内麻薬ドピュドピュ出てたんだろうなあ

2007年7月17日(火)
駅日誌(662) 「天変地異」

昨日までの三連休は、16日に靖国神社に行った以外では、ジムの他は殆ど引き篭もっていました。強い雨が降っていたせいですね。これは勿論台風4号によるものです。
更に、昨日は中越沖地震がありました。私は休日は基本的に昼迄寝ているので、不覚にも地震の揺れで目を覚ましました。震度3程度? と思ってテレビを点けると、柏崎でマグニチュード6強と言っていました。夜のニュースでは刈羽原発の変電機で火災&放射性物質を含む水が海に漏れたという話でした。
翌朝である今朝の情報番組も含め、インタビューに答える人に高齢者多かった事が印象に残ってしまいました。少子高齢化・過疎化が進んでいるのだな、と思いました。

日本は地震列島&台風列島ですから、大変です。この狭い国土&災害列島でありながら、ここまでの発展をしたのは凄い事だと思います。いや、むしろ災害がある前提条件の下で生活してきたため、鍛えられた面もあるのかも知れません。
とは言え、日本には八百万の神がいると言いますし、神風という言葉もありますが、昨今の災害続きはどうした事でしょうか?
これはもしかしたら、地方・地元・田舎を顧みない都市集中型の愚かな現代人に対し、地方に目を向けろとのメッセージなのでしょうか。だとしたら、苛烈過ぎると思います。いや、苛烈なメッセージでも堪えない我々が鈍感過ぎるせいなのかも知れません。
         駅員@大きな地震の度に阪神大震災のリアルな体験談が思い出されます

2007年7月16日(月)
駅日誌(661) 「みたままつり」

関東に住むようになってから、他に用事がなければ、8月15日の終戦記念日に靖国神社参拝(参拝といっても、賽銭箱に小銭を投げて礼拝するだけです)をしている私ですが、今年はみたままつりが開催されている今日行ってみました。
門の所の七夕飾り。

「みたままつり」は、7月13日〜16日という日程で開催され、提灯や揮毫雪洞が沢山吊るされて、光の祭典という様相を呈します。ジャパニーズ・エレクトリカル・パレードであります(それを言うなら、ねぶた祭や竿燈祭ですね)。
昨日一昨日は雨でしたから、どれ程の客が来ていたかは分かりませんが、今日は結構な混み様でした。左翼系マスコミなんかは、「靖国神社なんて一部の右翼が集う危険な神社です」と言わんばかりの報道をしていたりしますが、あくまでここは神社であり、都民にとっては当り前の祭なのです。戦死者の御魂を慰める鎮魂の祭ではありますが、そんな事は知らなくても、普通に祭として参加すれば良いのです。全国に数ある祭でも、そのいわれを知っている祭が一体幾つあるのかと言ったら、知らない物も多いでしょう。外国人もちらほら見かけましたし、その外国人に対し、旧敵国だなどと憤慨するような幼稚な人も居ません。
地方在住で朝日新聞愛読の人なんかは、本気で歪んだ報道を信じて、政治家の参拝(公式非公式の隔てなく)に憤慨している人もいるかも知れませんね。

さて、それはさておき、このみたままつりの目玉はやはり、各界の著名人による揮毫雪洞の奉納であります。B4程の四角い雪洞に、書や絵が書かれた雪洞であり、その雪洞の下には誰の作かという札が掛けられています。画家、書家、作家、茶道家、歌舞伎役者、俳優、タレント、落語家、芸人、歌手、スポーツ選手、政治家、神道関係者、等々。
靖国問題に熱心な漫画家、小林よしのりも出していますね。今年の作品には「攘夷」って書いてありました。それはちょっと違うだろうとは思ったのですが……
その中で、私の最注目雪洞がこちら。

坂田利夫の「涙」です。これら雪洞は厳然とではないのですが、ある程度業界毎に配置されているのに、坂田利夫のだけ、画家に挟まれた所にぽつんとあったので、特に印象に残りました。書の雪洞は達筆な作品が並ぶ中、坂田利夫の悪筆が浮いています。が、書道の展覧会ではないので、字の上手い下手ではないのです。思うところがあって、思うところを書いた事に意義があるのです。
                         駅員@私も雪洞オファーが来る人になりたいです

2007年7月15日(日)
駅日誌(660) 「軽自動車」

当駅日誌も第660回。660に因んで、今日は軽自動車について書こうと思います。
ピンと来た人も多かろうと思いますが、一応何故660が軽自動車なのかという事から。
軽自動車というのは最初排気量360cc迄で、次に550cc迄でしたが、現在は660cc迄なのです。というわけで、排気量は多い程走り易いので、現在の軽自動車はオール660cc横並びなのです。
それにしても、軽自動車って歪な車です。元々は経済的に乗用車を買えない人でも自動車を持てる様に設定されたのが軽自動車でした。税金等が安い代わりに、外寸(特に車幅)と排気量と出力この3つに制限が設けられました。その結果、その規制ギリギリの車ばかりになり、似たり寄ったり無個性な車が溢れています。
昔の軽自動車は個性的な物もありましたが、現在は何とも……個性的なのは、スバルR1、ダイハツコペン、三菱@、スズキツインくらいでしょうか。現在特に多いのがいわゆるワゴンRタイプです。スズキ・ワゴンRが出た時は、そのデザインといい、パッケージングといい、非常に画期的だったのですが、その合理性の高さを目の当たりにした他社は挙って真似をしました。
軽自動車という括りってまだ必要なんでしょうか? 高速道路でも制限速度が乗用車と同じ100kmになりましたし……。それに、現在の環境意識の高まりから見れば、軽自動車優遇税制がなくても、単純に燃費が良くて軽い車は売れるのではないか、と思います。
それでも軽自動車で飯を食っている人から言わせれば、困った事になるのでしょうね。そりゃ、本来なら優遇税制を理由に軽自動車に行っていた人が、1000ccクラスに行ってしまう可能性がありますからね。
私の場合も、もし車を二台持つ余裕があれば、ホンダビート、スズキカプチーノ、ダイハツコペンあたりが欲しい(メインの方はセダンかワゴンにして)のですが、これも優遇税制が無ければ、他の選択になってしまうと思います。
                  駅員@でも、軽自動車ボディ+1000ccはアジアスタンダード

2007年7月14日(土)
駅日誌(659) 「銀幕寸評」

今日は台風の影響か雨が凄まじく、ジムに行くつもりだったのをやめて、ずっと引き篭もっていました。というわけで、レンタルDVDで「県庁の星」という映画を観たので、その寸評です。タイトルの右の☆は私の個人的評点であり、5ッ☆満点です。

「県庁の星」 ☆☆☆
地方上級公務員である織田裕二が主人公の社会派(?)作品です。伊丹十三作品を彷彿とさせるテイストでしたが、監督がテレビドラマ監督という事もあり、テレビドラマの二時間版という印象です。出て来る俳優がドラマで御馴染みの面々だという事も、そう感じさせる一因でしょうか。
さて、その筋ですが、織田裕二は地方上級公務員で、200億円の介護福祉施設建設プロジェクトの中心を担い、出世街道をひた走っています。そんな中、官民交流という名目で、半年間民間企業に入って民間企業の仕事を学ぶという研修が開かれ、職員の中でも将来を嘱望された面々が選ばれ、織田もそこに入れられます。
織田の行った先は、地元スーパーの満天堂という所で、そこで働くパートの柴崎コウが教育係となり、そこでの研修が始まります。当初は、半年の辛抱だという事だった筈なのですが、いつの間にかプロジェクトメンバーから外され、恋人から振られて、半ば捨て鉢になって、奮闘します。
県庁舎内でのやりとりや、スーパー内部でのやりとりの中で、公務員とスーパーのギャップを描き、そこを笑おうというスタンスの作品ですね。おかしい所は、県庁にもスーパーにもあるという作品でした。
このモデルとなった県の職員に知人がいるのですが、彼曰くは、やはり「県民に誤解を与える」との事。そりゃそうだ。だって、あんな田舎の役人があそこまで気取っているとは到底思えません。だって、見てると手ずからエスプレッソマシンでエスプレッソ淹れて飲んでますよ! いくらフルオートでも、あれってコツを掴まないと美味しいエスプレッソは淹れられないんです(実際、映像で出たエスプレッソは異様に色が薄かった)。
いや、待てよ……田舎ほど、大きな企業がありませんから、実際は都市部より公務員が相対的に偉いのかも? 個人的には、あの県ならば知事より加ト吉の社長の方が偉いんじゃないか? と思っていますが。
原作の小説で「K県」と書かれていた、あの県が選ばれた理由は、矢張りあの新庁舎のせいでしょうね。周りが低いビルばかりの田舎にひょっこり高いビルがあるという滑稽さ。非常に戯画的であり、戯画的作品のモデルにもってこいなのでしょう。
スーパーの方も凄く誤解されそうな内容でしたが、あっちは話の筋では最終的には見違えるように良くなるので良いのでしょう。一方の県は、最後にダーティーな感じの終わり方をします。ラストで織田裕二がプロジェクトの予算大幅削減の提言をし、コテコテ自民党臭い議員役の石坂浩二と対決し、そこに石坂浩二を制して女性知事が割って入ります。
そして織田裕二案を『前向きに検討します』という皮肉で終わるのです。
                                   駅員@よう協力したなあ、香川県

2007年7月13日(金)
駅日誌(658) 「段ボール・レシピ」

中国で、肉饅の中に段ボールを入れていたっていう事件がありましたね。それも、わざと餡の水増しのためにです。段ボールって!! ミートホープの上を行く食の挑戦者です。人間って面白いことを考えますね。
段ボールを食わされていても、それを旨い旨いと食べてりゃ、世話ねえやとは思うのですが、ここで問題になるのは、やはり健康面ですね。
段ボールという物のは、基本的に再生紙であり、重金属や何かも結構入っているんだと思います。特に中国の粗悪段ボールなんか、間違いなく入っていそうです。やはり有害物質が入っているのはいただけません。
豚肉と一緒に濃い味を付けてくたくたに煮ちゃえば分からない物なのでしょうか? 段ボールって結構独特の臭いが染み付いているんですがね。こればっかりは、試してみないと何とも言えませんね。
まあ、こんな肉饅を作るなんて、下衆な行いである事は間違いないですが。


さて、ちょっと変な方向から見てみましょう。段ボールは人の食事に耐え得る存在であるという事が分かりました。という事は、万能素材だというわけです。即ち、人が生きる上で必要になる「衣食住」を全て満たせる存在だと言えます。
子供の頃、段ボールで鎧を作った男の子も居るでしょう。即ち、衣になるのです。
ガード下や河川敷に、ブルーシートや段ボールを組み合わせて住んでいる人が居ます。即ち住になるのです。
そして、今回の肉饅の具。即ち食になるのです。
しかし、段ボールウェアと言い、段ボールハウスと言い、段ボールフードと言い、いずれも避けたい事ばかりなのです。
とは言え、、よっぽど空腹で食べ物が無く、背に腹は変えられない状況ならば、食べる事も出来るわけですね。冬場に木の皮を食べる鹿然り、革靴を焼いて食べるこち亀の両さん然り、スープの出汁に貝の代わりに石ころを入れる山岳民然り。切羽詰れば、人間は段ボールを食べられるというのは人類にとって大きな発見かも知れません。
                       駅員@ウェハースだと思ったら段ボールだったり……

2007年7月12日(木)
駅日誌(657) 「雨天パレード」

某浦安ネズミ王国では、雨の日には雨の日専用のパレードが用意してあります。雨雲や雨傘をモチーフにした専用の山車を使って練り歩き、人気キャラクターのネズミ男やネズミ女、アヒル男、アヒル女、のっぽ犬なんかは合羽を着込んでいます。その姿で、ピチピチチャプチャプランランランの歌をモチーフにした音楽で踊っているのです。そして、雨だというのに、それを知っているせいか、マニアが結構集結するんですね。だから、雨だったら客がいなさそうなものなのに、余程酷くなければ、結構客が入るそうです。
こういう企画をしている人は、世界観・クオリティを執拗に執拗に追い求め、偏執狂のようでもありますが、本当に顧客満足を得ようと考えた場合、これくらいの拘りがないといけないのかも知れません。
この商魂たくましい所を、サービス業をはじめ、対面商売に従事する者は大いに学ぶ必要があります。微に入り細を穿つような事細かな気配りが、リピーターや愛用者を作る種なのでしょうね。
例えば、レジ打ちをしている人は、お釣りを渡す時に、手を添えてみるとか。
例えば、訪問販売をする人は、印字したダイレクトメールではなく、手書きの手紙を書いてみるとか。
例えば、水商売に勤める人は、まるで客に恋をしているかのように振舞ってみるとか。
こういうのって、人を騙すのと紙一重なので、される方はウザがるかも知れませんが、悪い気はしないものでしょう。おっと、しかし、過ぎたるは尚及ばざるが如しという事も忘れちゃいけませんね。
                           駅員@私はそういう気配りが苦手なのですが

2007年7月11日(水)
駅日誌(656) 「羨望の的」

こんな私でも人々の羨望の的になる事があります。仕事柄、女子供が好みそうな甘い物等を金に糸目を付けず(と言っても激高の物は滅多に食べませんがね)に食べて回る事があるためです。今日もそんな仕事をしていました。

アイスクリームだの、ケーキだの、可愛い器に入ったデザートだの……そんな物を色々食べるのです。そうしていると、特に小さな子供にじろーーーーーっと見られていたりします。嗚呼、食べたいんだろうなあと思います。
私自身は仕事なので別段好んで食べているわけではなく、且つ色々食べるせいもあり、食傷気味であんまり美味しく感じていません。そのチビッコは私の食べている物を食べたくてしょうがないのに、食べている私は義務感に駆られて食べたくなくても食べているという、需要と供給のアンバランス。
何だか罪深い事をしている気になってしまいます。勿論、私はちゃんと金を出して(業務上の経費で落ちるのですが)食べているので、悪い事をしているわけではないのです。これは、犯罪という意味の罪ではなく、道徳的・宗教的罪という意味での罪だと感じます。
私が子供の頃も、何でも要望通りの物を親に買って貰えるなんてありませんでした。あの時子供だった私は「大人になって自分で稼げば、好きな物を好きなだけ買って食べられるのに」と羨んでいた記憶があります。今はその逆の立場です。私が子供の頃にあんなに羨んだ対象も、決して幸福ではなかったのかも知れません。

今日はそんな場面に何度も出くわしました。物欲しそうな顔でこちらを見る子供。口を半開きでこちらを見詰めている子供。私の前に置かれた物を指差して、親にねだる子供……出来る事ならば、私が食べている物をあの子供たちに与えてやりたい所なのですが、こんな知らないおじさんから食い物を貰うのを親が快く思う筈がありません。
こうして、子供たちの欲を煽ってしまっているのです。もしかしたら、世の中に肥満児が増えているのは、私のような者のせいかも知れませんね。
    駅員@私はどういうわけかあんまり肥りません。腹に寄生虫でも居るんでしょうか?

2007年7月10日(火)
駅日誌(655) 「ゆらゆら」

電車に乗っている時、変な女に辟易しました。
その時座席は埋まっており、私は吊革に掴まりながら、文庫本を読んでいたのですが、隣に来た女が両手で吊革を持ってぶら下がり、ゆらゆらしているのです。酔払いか? それともただ疲れているのか? その人はゆらゆらしながら平気で胸を私に押し当てて来たり肩からもたれかかって来たりします。
うわー、変な人の隣に立ってしまったと思ったのですが、その時電車は混み始めており、移動もままならず。もたれかかったりする度にちらちらそちらを見たのですが、もたれかかっても頭の向きは全く変えません。
年の頃にして……推定不能。よく、10代の若い子なのかおばさんなのか良く分からない風貌の人がいますが、そんな感じです。若くて綺麗な子がもたれかかってくるのなら悪い気はしないのですが(そうだとしても程度によります)。
で、その状態で何駅も……うぐぐぐぐ、苛々してくる。
前の座席に座っていた人が降り、私の反対側の隣に立っていた人が座ったので、私はその空いたスペースに避難する事で何とかその状態を脱しました。何だったんだろうなあ。電車は大勢の人間を運ぶ箱ですから、どうしても変わった人も乗って来ます。昔の私だったら、憤慨しているかも知れません。
                           駅員@最近、後輩から丸くなったと言われます

2007年7月9日(月)
駅日誌(654) 「大阪出張」

昨日今日と、大阪出張でした。昨日も日曜日なのに仕事であります。その代わり平日のどこかを代休にする予定ですが。
日曜日の早朝から新幹線に乗り込み、大阪へ。そして今晩帰宅です。往路も復路も、新型新幹線N700系に乗る機会には恵まれませんでした。早く乗ってみたいもんです。これから順次切り替えられていくのでしょうがね。
大阪は相変わらず暑かったです。地理的な事もありますが、東京よりも木が少ないので、余計に暑く感じます。それと関係してかどうかは分かりませんが、大阪の女の子って、平均的に東京の女の子よりも露出が多いですね。ホットパンツみたいな短いパンツや、背中が見える服等々。そんな気がしました。

日曜の仕事を済ませた後、ホテルにチェックインしてから、大学時代の旧友の一人と会いました。その男は元来優秀な人間なのですが、何とも頭が固いと言うか不器用と言うか、今のところは不遇の立場です。この俺様と同じ大学なのだから優秀でない筈がないのですがね(←何を言うか……)。今は不遇ですが、焦る事莫れ。孔子も言っています。「三十にして立つ」と。三十代まで試行錯誤をしておけば、それはその先の果実を実らせる種子となる事でしょう。幸あれかし。

さて、今回の出張の中で最も印象に残ったのは、駅で見かけた親子です。
電車の発車時刻ギリギリにホームに男の子が駆け上がって来ました。「はよ、はよ、まだ間に合うで」。続いて母親(らしき女)、男の子の妹(らしき女の子)の手を引いた父親(らしき男)が駆け込みます。ギリギリ乗り込んで、父親は顔の両サイドにチョップの様にした手を当てて言いました。「うわあー!(ドアに)挟まったー!」。男の子「あほか」の一言。微笑ましいではないか……私が父親になったらああいう父親になりたいなあ。
                        駅員@思春期が近付くにつれウザがられる事必至

2007年7月7日(土)
駅日誌(653) 「Super Turner Barter」

今日は、2007年7月7日、即ち07/07/07です。まさにスーパー七夕!! 今日のタイトルはそれを英語表記してみた駄洒落です。織姫彦星も、今日ばかりは例年にも増して燃え上がる事でしょう。
そう言えば、この「スーパー七夕」で思い出した事があります。私は嘗て某スーパーマーケットでアルバイトをしていた事があるのですが、2001年11月11日に「スーパー一の市」というのが開催された事があります。通常毎月一日に「一の市」というセールを開いているのですが、11月11日は「一の市」は開きません。しかし、その年だけは「スーパー一の市」でした。知人が買物に来て「今日は一日じゃないのに、一の市なんだな」と訊いて来た時に、「2001年11月11日で、スーパー一の市なんだ」と明かすと、その「スーパー」の響きに驚き、笑って言いました。「普通の一の市とどう違うのか?」と。その答えは「うーん、特に違いは無い」。と、そんな若かりし日の思い出が蘇ります。

そんなスーパー七夕の今日、ウルトラセブン40周年記念の催しが開かれたそうです。私は、ウルトラマンもウルトラセブンも全然リアルタイムで観た世代ではないのですが、放送後も何十年もシリーズに出るキャラクターの塩ビ人形は人気で、私も何か持っていた記憶があります。
そこには最優秀宇宙人に選ばれたメトロン星人が現れ、モロボシダン(ウルトラセブンに変身する役の人)と握手をしていました。当時子供向け番組にしては物凄く画期的だったウルトラセブンにおいて、メトロン星人は特に異色です。と言うのも、着ぐるみを着た如何にも戦いそうな姿をしておきながら、人間に化けてボロアパートに住みながら、吸うと発狂する物質を煙草の中に練りこんで(このあたり、大麻中毒を指しているでしょうね)ばら撒き、地球人が自滅するのを待つという悠長な手を使ったり、何とモロボシダンとちゃぶ台を挟んで、しゃべくりで勝負したのです。最終的には巨大化して戦闘になるのですが、そこに至るまでの流れが面白く、人気のある宇宙人です。
因みに最優秀怪獣はエレキングだそうです。こっちは思いっきり戦闘系ですね(デザインが秀逸ですが)。

きっと、今日は全国のパチンコ・スロットでキャンペーンが行われている事でしょうね。
待てよ、という事は、セブンスターやマイルドセブンで、今日限定のキャンペーンか何かやってたりして! マイルドセブンは軽いのであまり吸いませんが、セブンスターなら、限定パッケージとかあったら欲しいかも……
                                                 駅員@777

2007年7月5日(木)
駅日誌(652) 「健康セルフチェック」

総合的な健康について診断してくれるアンケートみたいなものを受け、先日その結果が届きました。果たして、その結果は?
総合健康度=やや低い、と出ています。その内訳となる、社会的健康度・心身の健康度・生活の健康度……どれもこれも「やや低い」でした。風邪を滅多にひかず、多少の屈強さは備えているつもりですが、それでもこの結果です。健康度と反比例してか、ストレス度については「やや高い」と出ています。
健康度の低さも、ひとえに精神面による作用が大きいのではなかろうか、と思います。「心技体」という言葉がありますが、この中で私が最も自信がないのが「心」です。「技」「体」についてはそれなりだと思っているのですが。しかし、心というのはあらゆる面で足を引っ張ります。参ったなあ、と。ここぞという場面で力を発揮し難いのは、この精神の弱さによる所も大きいのだと思います。
さて、健康度がやや低く、ストレス度がやや高い状態について、対策として書かれているのは「信頼出来る人に相談して下さい」といったような事ばかりです。なんだか、全く有効な対策だとは思えません。結局は自らの心を鍛えるしかないのでしょう。
特に、もし心の不健康が人間不信・人間嫌いによるものだとしたら、この相談するという解決策も余計に精神ダメージが蓄積する事になるのではないでしょうか。何だか、「議論の必要がある」とか抜かしている無責任なマスコミみたいな対策です。

まあ、所詮は選択回答式のアンケートですから、機械的に抽出されたデータにマニュアル対応の対策記述なのでしょう。普段から斜に構えてみたり、物事を穿って見る事が多い私にはそのシステムが透けて見えて、何だかどうでも良い物に思えてしまいました。
こう考えると、何でも「偉い人が言うてはるから間違いないわあ」「権威ある結果だから正しいのだろう」と思える人は、何て楽な人生なのだろう、と思います。私は、偉い人かどうか、権威があるかどうかはあまり重要には考えていません。自らの脳味噌で考えた正しいと思える道を歩みます。これがストレスの源なのでしょうか? とは言え、自らの正義を主張出来ない状態は余計にストレスが溜まりそうな気もします。
                  駅員@心身の健康中、運動だけはずば抜けて高かったです

2007年7月4日(水)
駅日誌(651) 「日本文化センター」

つい最近迄知らなかった事があります。そして、これはもしかしたら知らない人が意外と多い事かも知れません。いや、皆が皆一つだけは脳裏に染み付いているのですが、それに色々なバージョンがある事を知らない人が多いのではないでしょうか?

それは、日本文化センターの電話番号です。
テレビショッピングの元祖(ではないかも?)と言える存在であり、その電話番号は刷り込みの如く自然に脳裏に刻まれるメロディーに乗って流れて来ます。
私の記憶では、その電話番号歌は、「おおさかぜろーろくー ごーはちよんの にーにーにーにー にっほーんぶんかっせんたー」なのです。というわけで、私は子供の頃は近畿圏に住んでいましたので、日本文化センターは大阪の会社だとばかり思っていました。これは、ちゃきちゃきの関東っ子の人の場合は「とうきょうぜろーさんー さんにーまるまる にーにーにーにー にっほーんぶんかっせんたー」であり、実は全国に十種類以上あるそうです。
うわー、知らなかった。大人になれば、主婦以外はあんまり日本文化センターの話なんかしないもんな〜。しかし、十種類以上もあるとなると、日本文化センターの歌を歌わせる、或いは日本文化センターはどこの会社かを訊くと、出身地を当てる事が出来そうですね。

それにしても、子供の頃に観たっきりで、もうテレビで日本文化センターのCMを観る事がないのに、番号だけはシッカリ覚えているっていうのは凄いですね。あの歌作った人は天才です。キダタロー並の。
                     駅員@キダタローのCMフレーズも忘れられないのです

2007年7月3日(火)
駅日誌(650) 「アンナミラーズ」

今日、品川に行く用事があったので、前々から一度入ってみたいと思っていた店で昼食を摂りました。それが、アンナミラーズなのです。首都圏に3軒の店を構える井村屋製菓系のレストランですね。何かよっぽど食べたい物があったというわけではないのです。以前、「アンナミラーズというレストランのウェイトレスはミニスカである」と聞いていたので、どんなもんかいなと思っていたのです。
品川駅の高輪側出口から大きな横断歩道を渡った所にあるビルの2階にそれはありました。窓側の席に通され、メニューを見て注文すると、おお、確かにいるわいるわ。白くて肩の所が丸く膨らんでいるシャツに、ピンクの短い吊りスカート。
まあ、ウェイトレスの恰好がミニスカートだから何だという話なのですが、なるほど確かに可愛い制服だと思いました。あのウェイトレスの面接にはやっぱり脚が綺麗かどうかという基準もあるのでしょうか? それとも、やっぱりミニですから、多少なりとも脚が綺麗だという自信のある人しか来ないのでしょうか? いずれにせよ、少なくとも私の見た限りでは脚が汚いウェイトレスは居ませんでした。
そして、客に男の多い事多い事。品川もビジネス街ですから、サラリーマンが多いのは当り前なのですが、ミニスカ店員の店に群がる男どもって、何だか気味が悪いですね(私も他人の事は言えませんが)。しかし、逆に女性客だらけだったら、私は何だか気恥ずかしくなって居心地が悪くなってしまうでしょう。

というわけで食事を始めたわけですが、本来ならば折角のミニスカ店員の店なので、ウェイトレスを見て目の保養をすべき所なのかも知れませんが、私は窓の外の方が気になって、外ばかり見てしまいました。階下に見える横断歩道の所で、何だか小汚い身なりのおばさんたちが募金を呼びかけていたのです。シカトされたり、顔の前で手を振られたりしては、他の人に呼びかけてウロウロしている様は哀れだと思いました。あれだけ人が行き来しているのに、私が食事をしている間、募金に応じた人は2〜3人でした。
しかし、実際の所、その募金が本当なのか詐欺なのかは分かりません。疑心暗鬼が過ぎるかも知れませんが、何らかの御墨付きがないと、本物でない可能性も無きにしも非ずなのです。

それにしても、あの小汚い恰好はどういう事か? 募金を募るくらいだから本当に小汚い恰好しか出来ないのか? 募金そのものは本当だが、あまり綺麗な恰好をすると詐欺だと思われかねないからわざとなのか? 或いは、上手く騙すためのわざとなのか? 無闇に疑ってかかるわけではありませんが、それぞれの可能性は皆無ではないのです。

結局、人は目で多くを判断してしまうのでしょうか。アンナミラーズの制服然り。募金のおばさんの恰好然りです。勿論、私自身にも言える事です。ミニスカなんてしょうもない物に目を奪われる事無く、心眼を鍛え、見えない物が見える人間になりたいものです。
             駅員@肝心の飯は……味はまずまずでしたが、量が少なかったです

2007年7月2日(月)
駅日誌(649) 「おどりゃ、ムゲチンにしちゃる!」

はだしのゲンの名台詞です。久間防衛相が言われそうな台詞ですね。
それにしても、防衛大臣と言えば、言わば日本軍大将のようなものでしょう。その立場にありながら、どうしてこう何度も不用意な発言をしてしまうのでしょうか? 戦前・戦中なら青年将校にぶっ殺されても致し方ないような失言だらけです。特に久間氏は酷い気がしますね。
いや、一つ一つの思想は個人の自由ですから良いのですよ。誤解を恐れずに言えば、別に久間氏が広島・長崎を捨て駒だと思っていてもその考え方自体は自由です。問題はそれを言っちゃう事です。
米軍に嫌悪感を持つのも大いに結構でしょう。しかし、日米同盟が命綱の国防を司る閣僚の立場で言っちゃいけません。言うのならば、日本軍復活・日米同盟破棄が出来た暁(この先ずっと来ない気もしますが)でしょう。
また、被爆地の事を捨て駒扱いする前に、米国上層部を原爆資料館に招待し、当時の米国が一体何をしたのかを刻み込む事でしょう。911なんかとは比較にならない程巨大な破壊なのです。

それにしても、はだしのゲンって、原爆を始めとした重いテーマを用いた人間描写等は勿論凄いのですが、同時に台詞回しが凄すぎますよね。
「わしゃ嬉しくてクソとションベンがいっぺんに出そうじゃ!」とか。
「さよなら三角、またきて四角……」の替歌とか(私は某ファストフードの三角パイのCMでこの歌を聴いた時、不覚にもこの替歌の方が頭に浮かびました)。朝鮮人の歌とか。
小学校の図書室にあったので、当時良くも悪くも色々な意味で衝撃を受けた記憶があります。そう言えば、はだしのゲンは今年の8月にドラマ化されるそうですね。この辺のエキセントリックな台詞回しがどこまで再現出来ているかが楽しみです。
                    駅員@マスコミによる歪んだ作品にならない事を祈りつつ

2007年7月1日(日)
駅日誌(648) 「スカトレイン」

(註)汚い話なので、食事中は読まない方が良いです。
Yahoo!のニュースで見たのですが、JR神戸線車輌内にて、うんこによる運休が発生したそうです。

何でも、西明石駅にて乗客から「車内に汚物が散乱している」との苦情を運転士が受け、駅職員がそこに向かってみた所、結構な広範囲で糞が撒き散らされていたとの事。早急にそのうんこを掃除した訳ですが、悪臭が収まらず、客を乗せられるレベルに持って行くまで時間がかかるという事でしばらく運休になってしまいました。
鉄道関係者はゲロの処理には手馴れたものだとは思いますが、まさか人糞の処理とは、文字通り「クソッタレ!!」と思った事でしょう。

一体うんこ垂れの意図は何なのでしょうか? 駅まで腹が持たなかった? いえいえ、神戸線車両にはトイレがついていたと記憶しています。という事は嫌がらせ? ていうか、利用客の多い路線なので、絶対に誰かがうんこ垂れ現場を目撃している筈です。誰も取り押さえなかったのですかね。……とは言うものの、公然とうんこを垂れるような危ない奴には関わり合いになりたくないのは当然ですが。
もしかしたら、関西在住者以外は、遠い所で起きたどうでも良い事と思われるかも知れませんが、大抵の人間は何らかの鉄道を利用しているわけですから、無関係ではありません。いや、それ以前に、この神戸線とは、東海道線から続く主要長距離路線の一角なのです。
即ち、東海道線自体は「東京〜横浜〜静岡〜名古屋〜京都〜大阪〜神戸」迄ですが、そこからそのまま同じ線路で連続して、「神戸〜広島〜下関〜門司」迄、山陽本線が続いています。それらの一部「大阪〜姫路」間を「JR神戸線」と言うのです。なので、もしかしたら、東京以西の大部分に影響を与えているかも知れないのです。たった一人のクソッタレのために。こんな奴は肥溜め風呂の刑に処すべき(私は応報刑論者です)ですよ。
電車に乗っていると変な人がちょくちょくいるものです。私は以前、車内でぽこちんを出してしごいている男まで見た事があります。その人はそのまま車内でイきました。もうちょっとソフトな所では、向かい側で携帯メールをしている女に注意し、女が止めないのを見て憤慨して、手に持っていたスポーツ新聞を丸めてしばいたおっさんも見た事があります。
ビョーキの人たちなのでしょうね。
                                             駅員@糞尿地獄
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