2008年1月度目次
 #795 「謹賀新年」 今年も宜しく御願い申し上げます。
 #796 「ひこにゃん」 結構知名度高いんやね。
 #797 「軍人キューピー」 初詣にて購入。
 #798 「葉書と切手」 東京ミッドタウンの企画展。
 #799 「ゼリコ」 偽グリコ? 歴とした別物?
 #800 「草枕」 智・情・意の匙加減。
 #801 「小浜と栗金団」 米大統領予備選民主党候補。
 #802 「天使が舞い降りた」 金色の天使が。
 #803 「読書感想文」 漫画“孤独のグルメ”。
 #804 「衆議院再可決」 自衛隊とは。
 #805 「任天堂」 二日連続、長文です。
 #806 「外車を持つ事の苦労」 非適合品が多い! 他。
 #807 「コーラ白書」 昨日の日経の最終頁に。
 #808 「違う機種は難しい」 普段無意識に操作しているからか
 #809 「C肝」 和解成立し、広報紙が配られました。
 #810 「ひこにゃんの好敵手たち」 ○○にゃんがこんなに居たとは。
 #811 「歴史の出鱈目」 人間は分からない所は結構いい加減。
 #812 「桑田佳祐2007」 3月にCDとDVDのセットが発売。
 #813 「雪中行軍仕様」 愛車の雪山バージョン化。
 #814 「センター試験と雪」 センターは大寒前後に行われます。
 #815 「ケンシロウ」 松浪。
 #816 「雪板」 妙高高原池の平温泉にて。
 #817 「非常識人」 そんなに非常識か?
 #818 「覇者」 白鵬&橋下&ラオウ。
 #819 「2008年も偽か」 製紙&餃子。

2008年1月31日(木)
駅日誌(819) 「2008年も偽か」

2007年の漢字は「偽」でした。あらゆる分野での偽装が明るみに出た年でした。しかし、私は暗澹たる気持ちではありません。「不正が明るみに出た」というのは悪い事ではないのです。そのまま秘密裏に行われていた事がストップするので、寧ろ良い事ではないかと思っています。
そう思っていましたが、今年もまだまだ出て来ますね。先週は、再生紙偽装事件があり、そして昨日は中国製餃子に殺虫剤が混入していた事件がありました。

先ずは再生紙の方から。日本製紙を筆頭に王子製紙や三菱製紙等、製紙業各社において、再生紙の配合比率の偽装が明るみに出ました。
私は仕事柄、名刺交換が度々ありますが、貰った名刺の隅っこにも「R100」だの「R70」だのという記載がある場合があります。「ええ!? 100歳以上指定、70歳以上指定!? そんな高齢者向けムービーなのか!?」なんてわけではなくて、再生紙比率(RecycleのRです)を表した物です。そのマークはコピー用紙やノート等様々な紙に記載されており、環境に優しい製品だとされています。
そりゃあ、勿論PRにもなろうというものですが、正直言って、紙を買う時にそんなに重視しているかというと、怪しいものです。安いのを買ったらたまたま再生紙だったなんて事が多い気がします(少なくとも私は)。
どうも歪んでいるという印象を受けます。本来、品質的にはバージンパルプ(非再生パルプ)100%が最も良いわけで、上等のティッシュなんかは全てそうなっています。即ち、今回の偽装では、わざわざ、低クオリティを装っているのです。環境保護は大いに結構であり、現代人が環境志向になってきているのは喜ばしい事ではあるのですが、その環境志向が何だか歪な気がします。こんな変な方向の偽装が発生するのも、その歪な環境志向のせいではなかろうかと思います。
でも、再生紙も決して安くないようですね。新聞屋が月一くらいで古新聞を回収しに来るのですが、その案内のビラには「最近、古紙泥棒が居るので御注意下さい」との記載があります。わざわざ盗みに来るという事は、それなりの金になるという事です。いつの間にか新紙と古紙の価格バランスも歪になっているのでしょうか。
さて、今回の偽装について製紙会社曰くは「こんなに再生紙を入れたら、品質を確保出来ない」だそうです。そうならば、ここの企業ではなく業界団体として「再生紙○%上昇で、品質は○%落ちます」とシッカリ声明を出すべきでしたね。

もう一つは餃子です。JTフーズが中国から輸入販売している冷凍餃子において、殺虫剤が検出され、12月以降に何人かが食中毒に倒れているそうです。
その製品と同じラインで製造された物が一斉に回収対象となりました。ますます中国産食品の信用が落ちてしまいます。北京五輪の飯、大丈夫か!?
一般消費者へのダメージ(健康&財布)もそうですが、今回の件で最も痛手をこうむるのは、外食産業でしょう。特に居酒屋チェーンやファーストフードでは、冷凍食品の使用が結構多いので、これらの展開メニューに少なからず影響が出る事でしょう。
そして、こういった事件の傾向として、「他にも無いか?」の点検が始まります。すると、他にも出て来る事になるのでしょうね。
「何を食べれば良いのか!?」と憤りの声が聞こえてきますが、敢えて言いましょう。「無償の便利無し」と。楽になった分、別のリスクが発生する物です。リスク・コストがただ消滅するなんて虫の良い話はありません。
                                    駅員@食糧危機の日は近いか

2008年1月30日(水)
駅日誌(818) 「覇者」

日曜日に行われた、大相撲初場所の千秋楽は、1敗で白鵬と朝青龍が並び、横綱同士の優勝争いとなりました。丁度その時間帯、私はスノーボードの帰りに、サービスエリアに寄っていました。そこの食堂にあったテレビを多くの人が見詰めて、歓声を挙げて盛り上がっており、何事かと思ったら、その取り組みの最中だったのです。大相撲人気凋落を言われて久しいですが、まだまだ盛り上がるものは盛り上がります。
朝青龍も、昨年問題を起こしてからはパッとしませんね(横綱対決なわけですから、決して弱いという事はありません。強いのですが)、猛省そして再起を期待します。というわけで、初場所の覇者は白鵬となりました。

覇者と言えば、その同じ日に大阪府知事選が投票&即日開票され、行列が出来る法律相談所等でタレント活動をしている弁護士の橋下徹氏が当選致しました。最近では、宮崎のそのまんま東国原知事に続くタレント知事です。
次点候補の倍の得票なので、文句の付けようもないのですが、言わせて下さい。おいおい、大阪府民よ、まだ懲りないのか? と。

いや、橋下氏自身がどうこうというわけではないのですが、嘗て山田勇(横山ノック)が知事だった時に、いざセクハラ事件が明るみになるとすぐに「騙された」だの「裏切られた」だのとほざいた人々が居ましたが、票の中心はそんな人たちではないかと思います。
私は当時、「顔を見たら、エロ親父な事は自明ではないか。それもひっくるめての投票ではないのか?」と思ったものです。ノックのエロさも見抜けない=人を全然見ていないのに、「騙された」も「裏切られた」もあるか! と。
「テレビでよく見るけど、いつも尤もな事を言わはる」から、投票した? 横山ノックも真っ当なコメントを一杯していました。それでも、選挙カーで助平行為をしています。ハッキリ言って、タレントはテレビで人間そのものをさらけ出す必要はないのです。演技でも営業スマイルでも良いのです。だから、テレビで良い人に見えた人が良い人で、悪い人に見えた人が悪い人だなんて事はないのです。
更には、行政の長とするのならば、極端な事を言えば、行政手腕さえ長けていれば、他は滅茶苦茶でも良いと思っています。勿論、犯罪で失脚するのは当然ですが、それと知事の適不適とは別の次元です。犯罪に手を染めなければ、愛人を囲っていようが、ポケットマネーでいかがわしい店に行こうが、それは知事の資質とは無関係なのです。
ところで、今思ったのですが「はしもと」と打つと「橋下」は出て来ません。投票は手書きですし、目の前に候補者名が書いてありますが、「橋本」と書いちゃったた人も多かったのではないでしょうか? もし、「橋本」という候補もいたら、事態が変わっていたりして。

覇者と言えば、面白いライターを買いました。北斗の拳のライターです(以前にも似たような物を買っちゃったような気もしますが……[2007年4月の駅日誌(3)「焔」)。今回も世紀末覇者ラオウのデザインを買ってしまいました。ラオウは恰好良いよなあ。
蓋に北斗七星が。

                                   駅員@覇者と言えども盛者必衰

2008年1月28日(月)
駅日誌(817) 「非常識人」

帰宅してテレビを点けると、_「お茶の間の真実」なる番組を放送していました。出演者が「我が家は(或いは、自分個人は)こんな点が変わっているのだが」という問いを用意し、別途1万人に対して行ったアンケート結果と照らし合わせて、それがどれくら常識外れなのかを見るという番組でした。
私自身は、今は「変わり者も大いに結構、皆同じでは詰まらないではないか!」という考え方なのですが、昔は非常に人の目を気にする人間でした。皆と違うのではないか? 俺だけ違って大丈夫なのだろうか? そんな下らない事に色々悩んでいました。
私は西日本出身なので、今でも関西訛が抜けませんが、言語体系の基礎が出来上がってくる幼稚園の年中組時代迄、関東に住んでおりました。年長からは関西に移り、最初は大いに苦しみました。周囲は皆関西訛で、私だけ言語体系が違います。人と話をするのが恥ずかしかったものです。徐々に言葉は関西化していきましたが、この生来の恥ずかしがりは今でも治りません。
しかし、それと同時に、少年時代に一つの悟りを得たのです。「変わる必要がある所は、努力せずとも自然に変わる。自然に変わらない所は、変わる必要の無い所なのだ」という悟りです。ええ、ここから捻くれ街道まっしぐらなわけです。無為自然。高校時代に漢文で老荘思想に触れた時は、嗚呼、大昔の人が私の言いたい事を言ってくれている。そう感じましたので、今でも老荘思想は好きです(全てには頷けませんがね)。

さて、そんな「変わり者大いに結構」な私ですが、今日はちょっと意図的に改めないとなあと思った事がありました。会社で、仕事中に喉飴を舐めていたのですが、そこで非常識行動を一発やってしまいました。
同僚に連れ煙草を誘われ、口の中の飴を卓上にあった空の紙コップに吐いたのです。私は後でまたこれを舐めれば良いや、と思っていたのですが、どうにもこれが非常識らしいのです。いやいやいやいや、自分で飲み物に使った紙コップに、自分が舐めた飴を置いて、それを後で自分で舐めるのだから、何も汚くないのではないか!? というのが私の考えだったのですが。まあ、これは本来、人前でやる事ではなく、自宅だけでやる事なのですがね(舐めかけの飴を皿に置いておいて、後でまた舐める、と)。しかし、どうも自宅でやるのも非常識な様子です。
前述の番組「お茶の間の真実」で取り上げてくれないかなあ……もし取り上げて「ええ〜!!?」とかいう声がスタジオ中に響いたら、切なくなりますが。
            駅員@非常識かなあ……確かに人前では非常識だとは思いましたが

2008年1月27日(日)
駅日誌(816) 「雪板」

この土日はスノーボードをやりに出かけていました。場所は妙高高原池の平温泉のスキー場です。
金曜日の夜に出発し、同行者を拾って関越自動車道へ、うーむ存外空いていました。
シーズンだし、上信越自動車道に進むと混んでくるんだろうなあ、と思っていたのですが……しかし、殆ど真っ暗の高速道路が続いています。結局、到着迄ずっとガラガラに空いた道でした。どうも出発(大泉JC1時頃)が早過ぎたようです。私が通った二時間後あたりは混んでいたのではないでしょうか。
スタッドレス武装をしたのですが、今回は高速道路通過中は必要性なかったようです(あくまで、今回はですが)。但し、矢張りスキー場周りはスタッドレスにしておいて良かったと思いました(今回はチェーンは無くても大丈夫でしたが、もっと積雪の多い急坂があったら危なかったと思います)。

今回は、一泊二日で、土曜日の8:30(リフト始動)〜16:00頃(リフト停止)迄と、日曜日の9:30頃〜14:00迄やって帰りました。スノーボードをやったとは言え、私は別段技みたいな物は出来ません。基本的にただただ、上から下へ滑降するばかりです。蛇行したり、直滑降しながら内心「桃白白みたいだなあ」と思っていたり、です(註:桃白白とは、ドラゴンボールの登場人物で、建物の柱を折り取って、それを槍投げのように空に投げ、その飛んでいる柱の上に乗って飛行します。タオパイパイと読みます)。
技は出来なくても、雪が十分にあったので楽しく滑走できました。しかし、山の上の方は吹雪いており、視界がほぼ真っ白。カバーの無いリフトに乗ったら、人間樹氷になってしまいそうな状況でした。
写真は日曜朝の束の間の晴れ。
尚、このスキー場には「池べえ」なるずんぐりむっくりの着ぐるみキャラクターがいます。しかも、ずんぐりむっくり着ぐるみにも関わらず、スノボ出来ます(ガチャピンの中の人張りの腕だと思います)。この写真のスノーモービルの上の人の頭辺りの黒い横長の物は、その池べえが転んでいる図です(手も足も自由に動かないので、板を自分で足から外せないのです)。


楽しかったのですが、疲れました。いつもは自分のコンパクトな車は出さず、ミニヴァン等に便乗して行っていたので、今回は運転→スノボ→運転で普段よりも疲れました。

こういう時に運転役になる人の苦労がよく分かりました。特に帰路。「とおりゃんせ」ではないですが、行きは良い良い、帰りは怖い。何て言うか、平常時は無意識に入れている修正舵(レーンキープ)を、意識的に入れているという感じの運転になっていました。

                                     駅員@疲れたので、この辺で

2008年1月25日(金)
駅日誌(815) 「ケンシロウ」

昨日と、一昨日はいずれも帰宅が遅く、日誌を更新する気力がありませんでした。特に昨日は、一昨日も帰るのが遅かったのに早起きで西国へ出張しておりました。帰って来たのも何とか電車で自宅まで帰れる最終の新幹線です。
と、東京駅でその新幹線を降りて在来線に乗り換えようとした時の事です。ふと横に見覚えのある男が歩いていました。がっちりした体型で、厳つい顔、そして長めの髪をオールバック状態で後ろで縛っています。こんな恐ろしげな知り合いは居ないのだが……
あ! ケンシロウ!! 北斗の拳のケンシロウではありません。元プレロスラー議員のケンシロウです。周囲の人は一切スルーしているので、気が付きませんでしたが、政治家の先生やないか!
見ると、かなり険しい表情で歩いています。そうか、だから近付き難いのでしょう。写真に撮りたい……しかし、勝手に撮ったら殴られそうです。では、声をかけてみるか? だがしかし。結局はそれもやめて帰路に就きました。
さて、在来線に乗ってから、知人にメールで駅でケンシロウを見た旨を伝えました。その時迄、私は大きな間違いを犯していました。嗚呼、やっぱり声をかけなくて良かった。かけていたら怒られる所でした。「松永」ではなく「松浪」なのですね。松永ケンシロウだと記憶違いをしていたのです。命拾い。

さて、本日の夜から車でスノーボードに行きます。先日雪山仕様にした愛車を転がして。というわけで、これから夜中迄仮眠を取ります。
                                       駅員@次の更新は日曜?

2008年1月22日(火)
駅日誌(814) 「センター試験と雪」

この土日に、大学入試センター試験がありました。日月の新聞の朝刊には、問題&解答が載っていましたね。
私が大学受験をしたのは昔の話です。気分的には、あの当時からそんなに変わっていないつもりなのですが、18歳と今とでは、そう思っているのは我のみなのでしょう。私がセンター試験を受けた日も雪だった記憶があります。元々、冬にはそれなりに雪の降る地域だったのですが、温暖化の影響か、年々降雪は減っていたのですが、ここぞとばかりに若者を苦しめようと雪が降ったものです。
というのも、例年センター試験が行われるのは1月中旬でして、この時期は丁度二十四節気の「大寒」前後なのです。そりゃ、雪も降るわ。月曜日の日経新聞の表紙の一番下の横長コラムにも「わざわざ過酷な時期に試験を持ってくるのは気の毒だ」みたいな事が書いてありましたが、それも頷けます。よりによって、二十四節気中最も寒い時期にやらなくてもねえ。最も寒い時期という事は、前述の通り雪が降りやすく、電車やバス等、交通機関が遅れるリスクが高まりますし、また風邪をひきやすい時でもあります。
公共交通機関遅延の場合は、何らかの措置を取ってもらえるのでしょうが、風邪の場合は「本人の不摂生が悪い」って事になってしまうので、気の毒ではあります。

私はたまたま、寒さに強い方なので何とか大丈夫だったのですが、試験は一発勝負で臨んでいたので、心労が募ったのか二次試験後は数日寝込みました。結果は何とか合格だったので良かったですが。
思えば、高校受験の時もそうでした。一発勝負のみ。ですから、併願なり浪人なりが結構当り前の世の中で、私は進学受験の回数がトップクラスに少ないのです。だって、幾つも受けても、行くのはその内の一つなわけですからね。それなら、エネルギーを一点集中した方が突破しやすいというのが私の個人的な考えです。
この事を見ても、私が如何に一途な人間であるかが伺えます(自画自賛、みっともなし)。

おっと、いつの間にか昔話になってしまいました。「俺の若い頃は」なんて話を語り出してしまうのは、私が年を取った証拠なのでしょうね。
                駅員@二次試験まで勉強と同時に滋養も付けておいてください

2008年1月21日(月)
駅日誌(813) 「雪中行軍仕様」

我が愛車もついに、ルーフキャリア、スタッドレスタイヤ、チェーン(オートソックという布袋タイプ)を投入し、雪山バージョン化致しました。おっと、あと、ウォッシャー液を不凍タイプに替えとかないといけません。まあ、これは多分ガソリンスタンドでも出来るのではないかと思っています。
問題は、今まで履いていたタイヤの置場です。今の所、一時的に部屋の中に放置していますが、何とか綺麗に置いておきたいものです。室内か? ベランダか? 嗚呼、ガレージのある家が羨ましい。室内ならば、パイプを組んで作るスタンドを買ってくるか、はたまた二個ずつ置いた上に板を置いて机にしてしまおうか……冬が終わればまたこのタイヤに戻すわけですから、これでも良いわけです。
しかし、車を購入してから、一度もタイヤを替えた事が無いのです。溝はまだたっぷりありますが、流石に劣化はしているのだろうと思います。
私は通常の通勤は電車なので、基本的には休日にしか乗りません。また、市街地走行でも一段ダウン程度のソフトなエンジンブレーキをよく使いますので、これもタイヤの減りが少ない事に影響しているのではないかと思います。でも、そんなの関係ねえ(小島よしお風)? ブレーキペダルを踏んでいる秒数は、多い人の半分くらいかも知れません。でも、関係ないからー、関係ないからー(山崎邦正風。因みに、山崎邦正は、このパクリみたいなギャグを今年流行らせようと思っているそうです)?

狭い車なので、これまでは知人と行く時にも車を駆り出される事は無かったのですが、今後はバシバシ投入されるかも知れません。まあ、屋根に板を積めれば、4人だと荷物が厳しくとも、3人でなら先ず行けるでしょう。
それでも、マニュアルトランスミッション車なので、あんまり運転を代わって貰えそうにないし、代わって貰うのも不安という感じですから、結構休み休み行かないと、と思います。雪山走行はちょっと緊張しますが、ソフトな運転を心掛ければ、先ず問題なかろうと思います。
                        駅員@地元が結構雪国なのに、雪上運転初心者

2008年1月20日(日)
駅日誌(812) 「桑田佳祐2007」

サザンオールスターズのメルマガが届くようにしているのですが、それによると、3月に桑田佳祐「2007コンプリートパッケージ(タイトル未定)」なるものが発売されるそうです。
近年私はシングルCDは滅多に買わなくなってしまったので、桑田佳祐のCDは、久しく買っていませんでした。好きなアーティストであれば買っても良い事は良いのですが、どうも買うタイミングを逸してしまうのです。アルバムならば、発売日を覚えているのですが、シングルの場合はどうも軽視していると言うか、覚えておらず、週末の深夜番組の売上ランキングなんかを見て、ああもう発売していたんだ……という事になりがちです。また、アルバムの場合は発売日から遅れても、買いに行くモチベーションがまだありますが、シングルだけだと、「ま、いっか」となりがちなのです(真のファンの方には怒られそうですが)。
今回のこのコンプリートボックスは、2007年に発売した3枚のシングルCDのカップリングを含めた曲+原ゆう子の曲+新曲が一枚に収まって、ライブのDVDも付いているとの事。ああ、こう来たかと思いました。サザンは「キラーストリート」時に随分気合を入れてアルバムを作った(15曲×2枚組=30曲)ので、アルバムは当分出ないかなあと思っていたのですが、なるほど、この手があったか、と。今後もこの方針で行くのでしょうか? それはこのコンプリートボックスの売れ行き次第なのでしょうね。
この手の物はファンでない人間には全く興味の無い物なのでしょうが、私個人としては買いだと思いました。特にDVDの曲目が、桑田佳祐ソロとKUWATA BANDの新旧名曲揃いなので、楽しみです。また、昨年暮れあたりに出たシングルの「ダーリン」は、CMや音楽番組でちょろっと聞いたくらいなので、まだフルでは聴いていないのです。

今回は、桑田佳祐ファン以外の人が読んでも一切面白くない内容ですいません。というわけで、その代わりと言ってはなんですが、別段ファンではない人にも使えるちょっとした雑学を。普通に「くわたけいすけ」と打っても、変換では出て来ません。
ちゃんと出てこないのは「けい」です。「圭」「桂」ならば出て来るのですが、「佳」は出ません。何て事は無い、この時は普通は「か」と読み、「けい」とは読まない字だからです(佳人薄命の佳です)。だから私はいつも「くわたかすけ」と打っています。実はファンでも結構間違えている人がいたりします。
                      駅員@あ、これもファンにしか使い道がない事か……

2008年1月19日(土)
駅日誌(811) 「歴史の出鱈目」

正月に帰省した時に、友人と京都の河原町商店街をうろうろしました。その時に通りかかった判子屋で面白い物を発見。これは年明け会社で使おうと思い、購入しました。
よく殿様が着物姿の女性の帯を引っ張って、帯が解けながら人が独楽のようにくるくる回りながら「あーれー」と言っているのがありますが、その様子のイラストに「回覧」の文字があるものです。
果たして、「さぶい物買ってきやがって」とスルーされるのか? 面白がって貰えるのか?
年明け、私発信で部署内に回覧を回す機会が廻ってきたので、早速使ってみると、先ず先ずの反応でした。しかし、着付けを御存じの女性先輩曰く、「こうはならない」との事。こうして歴史の浪漫(妄想)が一つ出鱈目だと判明した訳です。しかし、こうはならない事を分かっているという事は、矢張りその先輩も試した事があるわけでして、誰も生では見た事が無いのに、何となく頭の中に刻み込まれているという事です。
似たような歴史の浪漫(妄想)として、忍者が手裏剣を投げるポーズがあります。藤子不二雄の忍者ハットリくんは、手裏剣を左手に重ねて、それを右手で一枚一枚スライドさせるように投げますが、あんな投げ方は出来ないし、実際しないそうです。また、三国志を読むと、やたらめったら重くて大きな武器を馬に乗ったまま軽々と扱っていたりします。あそこにも随分脚色があるみたいですね。
こんな風に、歴史上の物語等には結構出鱈目が多いようです。そもそも、歴史研究は、古くなればなるほど、記録が少なくなり、発掘された品々からの推測が中心になります。ですから、歴史の教科書に書いてある事がもしかしたら出鱈目であるという事も大いにあり得ます。だって、ほんの60年前の太平洋戦争の記述でも、こういう事実があっただの、なかっただのという論争になるわけですから、もっと古い物は出鱈目だらけかも知れないのです。

そんな中で最も古い所は、矢張り恐竜でしょう。その生きている姿は誰も見た事がありません。昔は部分的な化石から想像でいい加減な物を作り出していました。
例えば、イグアノドンのという恐竜がいます。二足歩行の恐竜なのですが、特徴的なのは、前足(手)の親指が角の様に鋭いと言う所です。当初は、この親指の骨だけが見付かって、イグアナのようなトカゲの額からこの角が生えていたと考えられました。だから、イグアノドンという名前なのです。

その後は化石が幾つも発見され、やがて色々なタイプの恐竜の全身骨格が分かり、動物学的にその上にはこういう筋肉がついているという事までは分かってきたですが、テレビや映画で出て来る恐竜の皮膚の色はどうなのか? 恐らく、いい加減です。だいたい、現在の爬虫類のカラーリングを参考に、緑や茶色、灰色といったそれらしい色になってはいますが、もしかしたら、ピンクとか紫とか、水玉模様とか、物凄い色をしていたのかもしれないのです。
元来、人間は分からない部分は創造でいい加減に形作ってきたものです。大学の教養課程で、地図の歴史みたいな物を受講していたのですが、近代に至るまでの昔の地図について、「適当」「ええ加減」「出鱈目」なんて言葉が日に何度も出てきて面白かった事思い出します。
                      駅員@今常識の事でも明日は非常識かも知れません

2008年1月18日(金)
駅日誌(810) 「ひこにゃんの好敵手たち」

我が地元の星、ひこにゃんですが、どうも仲間やライバルが結構居るそうです(熱心なファンの方から言わせれば、何を今更言っているのかって話でしょうが)。
その名も、島左近がモデルの「しまさこにゃん」、石田三成がモデルの「いしだみつにゃん」、井伊直弼の娘で高松城に嫁いだ弥千代姫がモデルの「やちにゃん」、加藤清正がモデルの「ひごにゃん」、福井の武家・杉森家から歌舞伎作家になった近松門左衛門が鯖江に住んでいた時に可愛がっていた猫がモデルの「さばにゃん」だそうです。いつの間にこんな連中が……しかし、一つが人気になると、そのバリエーションを揃えていくのは商売の定石ですね。
それにしても、結構マニアック……歴史好きでなかったら、「いしだみつにゃん」以外はあんまり分からないのではないでしょうか? 私も「やちにゃん」と「さばにゃん」は調べる迄は分かりませんでした。
また、「しまさこにゃん」や「いしだみつにゃん」は名前から取っているので分かり易いのですが、「ひごにゃん」は通好みのキャラクターですよね。加藤清正が虎退治をしたから虎猫で、賤ヶ岳七本槍の一員だから槍を持っていて、肥後もっこすだから「ひごにゃん」とは!

こうやって見ると、やっぱり日本人って猫が好きなのでしょうか。日光東照宮には、「ねむり猫」という守り神みたいなものがありますし、世界に誇る「ドラえもん」も猫、昔大ヒットした「黒猫のタンゴ」も猫。サンリオの稼ぎ頭である「ハローキティ」も猫、最近では「猫鍋」なんてのも人気です。
「いやいや、他の動物でも人気のある奴がたくさん居る!」と言われそうですが、いざ挙げようと思うと、他の動物のキャラクターで人気が高いのは、外国製が多い気がします。ミッキーマウス然り、熊のプーさん然り、スヌーピー然り。こりゃ、キッチリ調べ直してみたら、日本人にどういう物が受けるのかが見えてきそうな気がします。
                             駅員@武将猫もっと増えるんでしょうか?

2008年1月17日(木)
駅日誌(809) 「C肝」

先頃、C型肝炎訴訟の和解が成立しました。政府は責任を認め、補償する方向です。
そして、今朝の新聞のチラシの中にありました。政府広報紙です。
その内容は、平成6年以前にこれこれの病気の治療を受けた人間は、C肝ウィルスに感染している可能性があるので、検査に赴いて下さいという内容です。
政府の責任は、不作為過失という扱いです。C肝を起こすリスクのあるフィブリノゲンという薬が海外で有害視されてきたのに何年も放っておいた事を非難されているのです。
問題は、政府が負担するのは良いのですが、そのフィブリノゲンを使った病院や、フィブリノゲンを販売した製薬会社への責任追及が出来るのかどうかは怪しいという点です。さて、どうなる事やら?

被害者諸氏には、同情を禁じえないものの、私はどうもこの手の政府相手の訴訟で、ちょっと引っ掛かる事があります。
原告団の「国は」「国の」云々という発言に、なんだかよそよそしいと感じます。
自らが所属する国家を、よそよそしく言うのはちょっと寂しい気もします。
そうなってしまうのも、行政が悪いと言えばそれまでなのですがね。
                                  駅員@私は大丈夫なんだろうか?

2008年1月16日(水)
駅日誌(808) 「違う機種は難しい」

一昨日の当日誌にて、「外車を持つ事の苦労」という事を書きましたが、その中で「ウィンカーのレバーとワイパーのレバーが左右逆である」と書きました。それ以前に、機械って同じ機械でも同じ機種でないと操作が違う所があってまごつきますね。外車だからどうだという話ではないのです。機種の違いだけで結構てんやわんやです。
今日は仕事で会社がリースしている車(どちらか忘れましたが、プレミオかアリオンでした)を運転しないといけない場面があったので、運転する事になりました。自分の所有車だと落ち着いて動かせるのですが、車種が違うだけで、随分まごついてしまいました。
先ず、折りたたまれたドアミラーを出すボタンが分からない……おっとっと、と探してようやくミラーを出すと、同乗する人が荷物を積むからトランクを開けてくれとの事。トランク? あたふたして、足元のレバーを引きます。私の車はハッチバックなので、全く意識していなかったです。次にサイドブレーキが無い事に気付きました。あー、足踏み式か! 左足でペダルを踏んで、パーキングブレーキを解除。ブレーキから足を離すと、勝手に動き出す……クリープ現象です。私はMTユーザーなので、これにもちょっとおどおど。
そして、動き出すと、ハンドル・アクセル・ブレーキが軽くて軽くて、想定よりも随分車が大きく反応してしまい、ちょっと慌てます。
高速に乗ろうとして窓を開けようとすると、左手がもぞもぞします。私の車は車内の中央、シフトレバーの後ろに4つの窓の開閉ボタンがあるので、その辺を手がごそごそ動いてしまいました。今回は何とか「ウィンカーを出そうとしてワイパーを動かす」はせずに済みました(一昨日文章として書いていたので、脳裏に意識があったのかも知れません)。
いやー、参りました。しかし、トヨタのミドルクラスセダンですから、こっちが標準で、寧ろ私の車が異端なのです。次に乗り換える時はちょっと慣れるのに時間がかかりそうです。

そして、これは自動車に限った話ではありません。私は他人の家に行った時に、コンポの操作も出来ません。そりゃ時間をかければ、基本的に操作系統は同じなので、出来るのでしょうが、その場では「何とも出来やん」なのです。
携帯電話の機種変更をした時にも戸惑いますし、キーの配置が違うパソコン(私は今この文章を打っている自家用も、会社用もノートなので、デスクトップ)にも戸惑います。
きっと、車の運転も携帯電話の操作も、パソコンのキー入力も、殆ど無意識にやっているからでしょうね。操作自体は殆ど脳味噌を介さずに行っているのでしょう。もしかしたら、信号が脳に至る前に、ステゴサウルスの神経瘤みたいな所で判断していたりして……それは冗談としても、手や足が覚えているんでしょうね。人間の慣れの力って凄いですね。
                        駅員@ブラインドタッチというのもまさにそうでしょう

2008年1月15日(火)
駅日誌(807) 「コーラ白書」

昨日の新聞を回収袋に放り込もうとして、最終頁にふと目が止まりました。「所変わればコーラ変わる」(日経新聞2008年1月14日28頁)との題。
この頁は日々文化界の知る人ぞ知る大物が結構出ていたりするのですが、今回は会社員がコラムを書いています。
この会社員は、コーラコレクターだそうで、世界中のコーラを集めてはそれを飲み、缶・瓶・PETボトルを収集しているとの事。ローカルの地ビールならぬ地コーラや、外国の珍しいコーラについて書かれていました。そして、それをデータベース化した物が、「コーラ白書」というサイトだそうです。ちょっと覗いてみましたが、その情報量に圧倒されてしまいました。こいつ、年間何本飲んでいるんだろう……体が心配になります。いくら好きで始めた事だと言っても、しょっちゅうコーラばかり飲んでいるって事ですもんね。多分、この人に言わせれば、サイズバリエーションの増加やデザイン変更なんかにはうんざりしてしまうのではないでしょうか。
これだけ、コーラに取り組んでいるのだから、コカ・コーラ社やサントリー社(ペプシコーラ)は、彼を表彰してあげるべきでしょう。おっと、もしかしたらもうとっくにされているのかも知れませんが。否、待てよ。それ以前にこの人、これだけコーラが好きって事は、コカ・コーラ社かサントリー社に勤めている人だったりして。サイト上を見る限りは、その立場はどちらに肩入れするでもなくニュートラルな印象ですが、実は何れかの社員って事もあり得るのでは? しかし、それを探る情報は拾えませんでした。
このサイト、単に商品のデータベースだけでなく、米国でのコカ・コーラ社とペプシコ社の競争について書かれた解説等もあり、読み応えがあります。これからも暇な時に見てみようと思います。

それにしても、冒頭の新聞記事を見て最も面白かったのは「Mecca Cola」でした。メッカ・コーラ……メッカと言えば、そう、イスラム教の聖地ですね。あれだけイスラム圏は反米感情があるのに、こんなコーラがあるとは! しかし、どうもアメリカ系企業のコーラを買わないために出来た商品だそうです。
でも、これって、どうなんでしょう? 「商売上手な人が上手い事やった」という見方も出来ますし、「反米だったらコーラなんか飲むな! 戒律が厳しいイスラム教とか良いながら、コーラを飲む事さえ辛抱できないのか!?」という見方も出来ます。
          駅員@そう言えば、昔はコーラを飲むと骨が溶けるなんて言われましたね

2008年1月14日(月)
駅日誌(806) 「外車を持つ事の苦労」

当日誌でも何度か触れていますが、私は一丁前に外車に乗っております。外車と言っても、高価な物ではなく、中古で買ったプジョー206(5ドア・XTプレミアム・5MT)という、国産車で言う所の、ヴィッツ、マーチ、フィットと同じ様なクラスの車です。
今年はとうとうこの車で雪山に行く事になりそうなので、この連休は、その関係の物の物色が中心でした。私の車は、スタッドレスタイヤも、チェーンも、ルーフキャリアもありません。それらを探していて思ったのが、外車には適合しない商品が多いんだなあ……という事。特殊な環境下で使うのでなければ全く問題なく、非力ながら良く走るので満足していたのですが、こういう所で面倒があったとは。

先ず、ホイールハウスが狭い為、チェーンはどうも適合する物が少ないとの事。オートバックスにもイエローハットにもありませんでした。あったのは、チェーンと言うよりタイヤに被せる布袋みたいな「Auto Sock(オートソック=車の靴下?)」という商品。これだけで大丈夫だろうか? スタッドレスも買うべきなのだろうか? ここは一旦保留。ネットでもちょっと調べてみます。
ルーフキャリアは、最初に行ったオートバックスでは適合品が無く、プジョーに問い合わせると、純正品があるとの事。しかし! 純正品ではスキー中心の物で、スノーボードは積めても一枚……積載力に難あり。イエローハットに行くと、Thule(スーリー)というメーカーの物だけが適合していましたが、普段は在庫していないとの事。「あんまり数が出ないので、御取り寄せという形なんですよ」…と、とほほ。取り寄せを頼んでおきました。
このキャリアの取り寄せを頼んでおいたので、それを取りに行く迄に、思い切ってスタッドレスを買うか、上記オートソックで間に合わせるかを検討しておこうと思います。
私の目論見では、最初に行ったオートバックスで一先ず全部を揃えられるつもりだったのに……甘かった。しかし、こういう事があっても、あたかも我侭娘を持つ親の気分で臨まないと、外車オーナーは務まらないのでしょうね。

尚、先程「普段使いでの欠点は無い!」みたいに書いていますが、本当は無いわけではありません。以下は、これから外車オーナーになろうとしている人に向けて、外車の欠点を書きます(尚、これらは、私の車特有なのか、車種特有なのか、メーカー特有なのか、生産国特有なのか、不明なものもあります)。
@電球が切れ易い。何箇所か替えました。
Aエアコンガスのバルブが緩み易い。二回やっています。灼熱地獄運転を経験あり。
Bワイパーのレバーと、ライトのレバーが逆。私のは、左がライト、右がワイパーです。
こんなところです。Bは慣れれば何て事は無いのですが、知人の車やレンタカーに乗った時に、曲がる時にいつもの癖で左のレバーを操作してワイパーを動かしてしまい、同乗者を不安にさせる事があります。
基本性能である「走る・曲がる・停まる」は問題無いのですが、大体上記が欠点だと言えます。あ、あともう一つ。Cハイオク仕様だという事。ハイパフォーマンスモデルでもないのに、ハイオク仕様です。ガソリン高の状況下はちょっと痛い。
                       駅員@雪山経験206オーナーに教えを乞いたいです

2008年1月13日(日)
駅日誌(805) 「任天堂」

京都が世界に誇るゲーム機メーカー任天堂、現在はWiiがヒット中だそうです。漫然とテレビを見ていると結構な数で「Wii Fit」のCMを見ます。Wii Fitとは、Wiiに接続する特殊コントローラーであり、ヘルスメーターのような薄い板の形をしており、それを使って体重測定やスキージャンプのゲームをしたりする物です。
私も大学生の途中くらいまではテレビゲームの類はよくやっていました。小学生時代のファミコンに始まり、ゲームボーイ、スーパーファミコン、プレイステーション……この辺りまでですね。PSは2も3も手を出さずに、1で終了です。
しかし、今回の帰省で、近年の任天堂のもう一つのヒット商品である「DS」を入手しました。あの、パカッと開いて、上下に二つ画面があり、PDAの様にタッチペンで操作する携帯ゲーム機です。
地元の友人が、二台持っている(紛失したと思って買ったが、あったとの事)とかで、安く売ってくれました。というわけで、地元にいた内に、リサイクルショップに行って、ソフトを買いました。「もっと脳トレ」と「メタルサーガ」。前者は、簡単な計算や漢字書き取りで脳年齢を測定するゲームです。後者は、戦車に乗って戦うロールプレイングゲームでした。
選んだきっかけは、やってみたい物である事と、そして何より安かったから(各千数百円でした)。ファミコン時代にやった懐かしいソフトのリメイク版である「ドラゴンクエスト4」「ファイナルファンタジー3」にも惹かれたのですが、根本的にはやった事があるゲームであるにも関わらず、高かった(四〜五千円程)のでパス。

おっと、私が所有していた事のあるゲーム機を一つ忘れていました。ゲームボーイアドバンス。就職してから、通勤等の移動時間にやるために買ったのですが、恥ずかしくて通勤電車では結局やらず終いでした。その内、いつしかやらなくなってしまいました。今回のDSも同じ運命にならないと良いが……
いや、ゲームボーイアドバンスを買った時期は、電車の中で良い年をした大人がゲームなんかやっているのは恥ずかしい事だと思っていたのですが、最近は車内でゲーム機をやっている人多いですね。その多くがDSと、ソニーのPSPです。日に何人も見かけます。今ならば、恥ずかしい思いをせずとも通勤電車でDSを使えるのかも知れません。いやいや、やっぱりまだ私は抵抗があるなあ。新幹線とかなら兎も角。
さて、そのDSとPSPですが、そのシェアはどんな分布なのか気になります。電車の中で普段私の見た感じでは、結構拮抗しているのではないかと思います。
家庭用ゲーム機の市場は、任天堂のファミコン発売から本格的に起こり、長く任天堂の天下でした。しかし、ソニーがプレイステーションで殴り込みをかけ、中心はPSに移りました。しかし、PSPとDSの対決で任天堂が再浮上、PS3とWiiに至っては、任天堂が再びトップに返り咲いたのではないでしょうか?
この市場の変遷でキーになったのは、先ずは「ソフト会社の囲い込み」、それと「先細り市場の打開」、この二つです。
矢張り人気ソフトが出来る機械になれば、そのソフトをやりたいがためにハードウェアを買う事になるのでしょう。これは、嘗てのVHSとベータのビデオ戦争に似ています。ソニーのベータは技術的には優れながら、そこを蔑ろにしたために失敗しました。その反省が、プレイステーションに活かされているのだと思います。人気ソフトを上手く囲い込みました。
尚、リアルタイムの市場経済では、まさにHD-DVD対ブルーレイの対決がこれに非常に似ています。映画会社等の囲い込みが戦略のキーになっています。
二つ目は「先細り市場の打開」です。これがDSとWiiの成功の鍵だと言えます。プレイステーションは正常進化でクオリティをどんどん上げて行ったのですが、その分どんどんゲーマー相手の商売になっていってしまったのでしょう。知らず知らずの内に、ゲーマー御用達というマニア路線になってしまったのです。
DSやWiiは操作そのものは簡単な物にし、クオリティよりも新しい遊び方の開発に注力しました。その結果、これまでゲーム機を買っていなかった層を客として取り込めた点が大きいのだと思います。外野だから言える事ですが、きっと少子高齢化を考えると、自明の事なのでしょうね。寧ろ、アクティブに外で遊べない年寄りにこそ、ゲーム機で遊んで貰えれば、大きなマーケットたり得るのだと思います。
                                       駅員@私のDSは紺色です

2008年1月12日(土)
駅日誌(804) 「衆議院再可決」

与党が過半数を占める衆議院で一旦可決したものの、参議院で否決されたインド洋給油法が、衆議院で再可決し、成立しました。国会のルールである「衆議院の優越」の一つを使ったわけです。
今回、こういった紆余曲折を経たのは、中東における米軍の対テロ活動のために、インド洋上に日本艦船を派遣して給油を行うという事についての法律です。当初の「テロ特措法」成立が時限立法だったため、11月に一旦期限が切れて撤収し、3ヶ月の中段を挟んでの再開となります。本来は、切れる前に法案を成立させ、継続活動の筈だったのですが、参議院での否決により、中断を余儀無くされました。
給油活動の是非は、人により意見は異なるとは思いますが、結局やる事になるのに決定が遅れてしまったという今回の顛末は、何だか回りくどくて私は好みません。これが、マスコミで言われている「ねじれ国会」の弊害なのです。

自衛隊の海外派兵は、非常にデリケートな問題です。先ず、どこの国にも言える共通の点として、軍隊を派遣するという事自体が影響とコストが大きいので、慎重にならざるを得ないという点があります。日本の場合はそれに加えて、憲法九条に規定された「軍隊を保持しない」というルールによって縛られた「軍隊であり軍隊でない」微妙な組織を扱っているという問題もあるのです。
そんな自衛隊に対する考え方としては、簡単に分けると以下があります。

@自衛隊は軍隊ではなく、戦争は行わないが、自国が襲われた時と、同盟関係にある国が襲われた時に、戦闘にも参加出来る。

A自衛隊は軍隊ではなく、自国が襲われた時にのみ戦闘をする。自国以外では戦闘以外の活動だけで国際貢献をする。


B自衛隊は軍隊ではないので、他国の戦闘活動に加担してはいけない。同盟関係の国軍の補助も違憲である。

C自衛隊は軍隊ではないが、国連の決議の下では、加盟国としてそれに従って動くき、戦闘にも国連決議ならば参加する。

D自衛隊は実質的には軍隊である。そんな自衛隊を持っているのは、憲法九条に反する。

E自衛隊は実質的には軍隊である。であれば、憲法上で軍隊と定められていないと、おかしい。

だいたいこんな所でしょうか。Aが今の自民党のスタンスで、@は「集団的自衛権」を認めた場合のスタンスになります。
Bが野党のスタンスです。しかし、共産党や社民党が真に志向しているのはDでしょう。
Cは小沢一郎のスタンスですが、民主党の意見ではありません。民主党は基本的に@〜Bの混在と言えます。ただ、参議院第一党となり、与党との対決を志向している以上、Aのスタンスでも自民に反対するという感じです。
Eは右翼のスタンスになります。

因みに私は、弱小国家ならばすぐに滅ぼせる程の軍事力を持っていながら、「自衛隊は軍隊ではない」という意見は欺瞞に満ちていると思っているので、DかEが好きです。何より分かり易い。しかし、いずれも極端で危険な意見だとは言えます。
Dの場合、自前の軍備を一切持たないという事になると、防衛が覚束無いです。憲法九条至上主義者は、「武器を持っているから襲われるのであり、持たなければ襲われない」と思っている人もいるようですが、それは甘いと思います。確かに紳士的な国は襲ってこないでしょう。しかし、世の中紳士ばかりではないのです。武器を持っていない事を幸いに襲ってくる者も当然居ます。軍を持たない場合、今よりも更に米軍への依存度が高まるでしょう。軍備は全部米国任せという事になると、もっともっと言いなりにならざるを得なくなると思われます。ところが不思議なのは、左翼は、究極的には「軍隊放棄」と「日米同盟破棄」という現状では共存出来ない両方を志向しているという点です。怖いのは、左翼の中でも特に頭のおかしい人なんかは「米国の犬ではなく、中国の犬になろう」なんて本気で思っていそうだという事。
一方のEの場合、自前で正式な軍隊を持つという事になります。そのためには、憲法の改正が必要になりますし、国防予算も膨らみそうです。また、中朝韓あたりから「右傾化だ! 軍靴の足音だ!」と非難されるのは間違いないでしょう。
しかし、先ず予算は、現状の自衛隊に上乗せしなくても良いと思います。先述の通り、自衛隊は下手な軍隊顔負けの高い軍事力を今既に持っていますから。一番難しい問題が中朝韓からのバッシングですが、この3国はいずれも軍隊を持っているのです。何で軍隊を持っている国から「右傾化だ」などと言われないといけないのでしょうか。
……やっぱり私は右寄りみたいですね。Eが私に一番近いような気がします。しかし、逆説的ですが、今の国際社会で戦争を避けた平和主義を貫くには、自前の軍隊を持ち、軍事同盟は破棄するしかないのではないでしょうか。
                      駅員@この議論は答えは簡単には出ないと思います

2008年1月11日(金)
駅日誌(803) 「読書感想文」

えーと、読書感想文と言っても、漫画の感想です。今日、ちょっと立ち寄った本屋で、ちょっと惹かれる漫画があったので買ってみました。文庫になったバージョンであり、 文庫になる前の初版は1997年という10年も前の作品なのですが、なかなか面白かったので、その感想文を書きます。

扶桑社「孤独のグルメ」という作品であり、料理関係の漫画です。主人公は雑貨貿易商、井之頭五郎という男で、この男が仕事の合間に飯を食いに行く様を描いた漫画です。それも、「美味しんぼ」等の通常のグルメ漫画では変わったメニューや知る人ぞ知る逸品が出て来るのですが、この漫画では街の普通の定食屋なんかが出て来ます。
主人公は大概冒頭からいきなり「腹が減った」と思っており、ふらりと入った店で食事を摂ります。そのメニューが「豚肉炒めライス」等、安いメニューばかりなのです。しかし、丁寧に書かれた料理の絵や、主人公が美味そうに食べる様を見ているとこっちも腹が減ってくるという、なかなか面白い漫画でした。
また、随所に主人公の心の声の独白が挟まれているのですが、それがどうも私が食事中に考える事に近いのです。
注文を済ませてから待っている間に内装の様子や、来店客の様子を観察している所なんか、私そのものだと思いました。
料理漫画に興味がある方、或いはその逆に、何やら気取ったグルメに反感を抱いている方に御薦めの一冊です。
                                  駅員@B級グルメ本の一種ですね

2008年1月10日(木)
駅日誌(802) 「天使が舞い降りた」

私の元に天使が舞い降りました。金色に輝く天使がこちらに微笑みかけています。
……駅員はとうとう、頭がおかしくなったのか? 否。
……では、恋か? だったら良いのですが、否(可愛いと思う子はいるのですがね)。
……では、何なのか?

年賀状を出した友人から返信の年賀状が届きました。その葉書にどいうわけか、金のエンゼルが貼ってあったのです。そう、チョコボールの。引っ張った割には大した落ちも無くてすいません。

しかし、このエンゼルは、私宛に送っても「おもちゃの缶詰」は貰えません。送るならば、森永製菓に!!
 当地獄三丁目駅では、金の髑髏マークが出た方に「悪魔の缶詰」をプレゼントしております(註:そんな物はありません)。

友人に問い合わせた所、私が応募しても良いそうなので、応募してみます。「おもちゃの缶詰」を見るのは初めてなので、非常に楽しみです。皆さんも経験が御ありかと思いますが、銀のエンゼルなら出た事があるのですが、それが5枚集まる前に無くなってしまうのです……
というわけで、先ずはおもちゃの缶詰入手→友人に内容を説明→友人が欲しがれば友人に転送。欲しがらなければ、当駅日誌でその内容の写真を公開しようと思います。
                                            駅員@楽しみです

2008年1月9日(水)
駅日誌(801) 「小浜と栗金団」

日本の風物について書くのかと思いきや……オバマとクリントンについてです。今冬は寒さが弱いので、一発寒い駄洒落を書いてみました。
年が明けて、U.S.A.大統領選挙予備選がスタートしました。予備選とは、米国の二大政党である共和党と民主党のそれぞれの候補を各州で投票され、それぞれの候補者を決める予選なのです。その結果、それぞれの党から一人ずつ出てきた代表同士の一騎打ちで、大統領当選を争います。現ブッシュ政権は共和党ですが、政府の支持率は低下しており、政権交代がされそうだというのが、世間の見方のようです。
今日迄にアイオワ州とニューハンプシャー州で予備選が開かれており、そこでも民主党の二大候補者の争いがクローズアップされています。アイオワではオバマ氏が、ニューハンプシャーではクリントン氏が勝利しました。
この二者の共通点として、米国大統領選として言えば、いずれもマイノリティだという点が挙げられます。クリントン氏は女性、オバマ氏は有色人種(ムラート=黒人と白人の混血)なのです。いずれが大統領となってもこの国初になります。とは言え、方やクリントンは、元大統領夫人政治家で、方やオバマは、黒人の血が入っているとは言え旧奴隷系の血筋ではなく、ハーバードのロースクール卒の政治家なので、いずれも育ちは非常に良いです。
差別主義大国米国では、マイノリティ意識は厳然と残っていると思っていたのですが、今回の様子を見ると、それもなくなって来たのでしょうか。否、そう思うのはマスコミを通して見た情報しか得られないからかも知れません。というのも、「マイノリティ候補が高い支持を受けている」とマスコミで話題になるという事自体、素地に「稀有な事だから」という意識から入っているからだと言えるからです。
もしかしたら、実際はテレビや新聞で見る印象程高い支持ではないのかも知れません。いざ本選、蓋を開けてみると、何も変わらず共和党の白人男性が大統領になっちゃったりして……こういう結末も無い話ではないのです。
上記二人ともマイノリティ要素があってもサラブレッドなので、支持基盤の一つである真のマイノリティを、本気で救う意識があるのかどうかも怪しいと言えば怪しいですし。

               駅員@アメリカン・ジャイアニズムが緩和される候補を支持します

2008年1月8日(火)
駅日誌(800) 「草枕」

「草枕」とは、草を枕にする事、転じて旅を指します。それも一人旅のようなわびしい旅ですね。人生とは草枕である……と言うとえらく陳腐ですが、そんなものです。
「草枕」とは、夏目漱石の小説のタイトルです。私はこの作品は読んでいないのですが、その冒頭にこんな名文が出て来ます。
「智に働けば角が立つ。情に棹差せば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角この世は住みにくい」
即ち、「理詰めだけでは対人関係に角が立ち、情だけでは情に流されてしまい、意地を通そうとすると窮屈である。その匙加減に気を使う人の世ってのは生きていくのが難しいなあ」といったところでしょうか。これって、漫然と私が普段感じている事でもあります。という事は、私も漱石のように精神衰弱に陥る可能性アリって事なのかも。
まさしく匙加減なのです。どの方向に偏っても、人から疎んじられたり、嫌われたり、軽視されたりしてしまいます。私は比較的言いたい事をズバズバと言ってしまう方なので、新年の抱負としてちょっとそれを抑えようかと思っていたら、どうも周囲は私は毒舌の方がらしくて良いそうです。てことは、つまり、俺様がヒールを演じれば、皆がそれを諌める側に回る事で平穏に過ごせるという事なのでしょうか。そんなもん、随分と損な役回りじゃないか!!
しかし、そこはかとなく恰好良い……私の中に潜む「マゾヒスティック・ナルシシズム」が疼きます。
悪い奴だと思いきや、分かる人にだけ良さが分かる存在、それでいて、身の周りの誰がその良さを見抜いているかは分からない。が、内心「俺って、恰好良いなあ」なんて思っていたりする。しかしながら、「誰も自分の良さを分かっていないのではないか」と凹んだりする……そんなしょうもない人間なのです。
ていうか、こうしてネットに公開する日記に自分の人間性を書いている時点で、結構なナルシシストなのは間違いない。
                     駅員@ブックオフで文庫「草枕」(\100)買ってこようっと

2008年1月7日(月)
駅日誌(799) 「ゼリコ」

創業明治十年、岐阜が誇る老舗製菓会社、鈴木栄光堂。アミューズメント向けお菓子メーカーを謳っており、主な販路はゲームセンターです。菓子が色々入ったクレーンゲームがありますが、あの菓子を生産している会社なのです。
しかし、今般某ドラッグストアにて、同社の製品を入手しました。その名も「ゼリコ おまけとキャラメル」。ネーミングと言い、キャラメル+玩具という構成と言い、江崎グリコの「グリコ」そっくりです。よく見ると「ゼリコ」のロゴも良く似ています。もしや、パチモン? しかし、どうも昔からずっと売られていて、且つ類似品として問題視もされていない様子……これは一体?
プルバックミニカーが入っていました。


その謎を解く鍵は、商標権や意匠権といった知的財産権の扱われ方にあります。
【その1】、昔は、先行して商品化した側にも、それを真似た側にも、知的財産権という考え方がありませんでした。そういった物を守る制度が出来ていなかったのです。
例えば、「正露丸」と言えば、最もよく知られているのはラッパのマークですが、正露丸という薬は色々なブランドで商品化されています。それも黄色い箱に、白地に赤のマークという構成の物が探せば幾らでも出て来ます。鼓のマーク、瓢箪のマーク、小槌のマーク……等々。これは、日露戦争時に「征露丸」として、色々な会社があちこちで発売したためです。「赤福餅」と「御福餅」についても同様の事が言えます。

【その2】、あくまで騙そうとしているのではなく、似ているが明らかに別物であるという点です。これは、東急ハンズあたりに売ってあるパロディ商品の扱いに似ています。偽物を作って、本物と思わせて売り付けるのではなく、「○○と似ていますが、これは△△です」とはっきり言っていれば良いとも言えます(事例毎の客観的評価によって異なります)。

しかし、どうも私は、こういう胡散臭い物、パロディ物に惹かれてしまうようです。だからこそ、当駅にあるギャラリー黒駒ではアレンジピクトグラムを沢山作っているわけですが。
                        駅員@ゼリコのオマケは明らかにチャチでした……

2008年1月6日(日)
駅日誌(798) 「葉書と切手」

昨年10月より郵便局が民営化し、日本郵政株式会社が発足しました。
その最初の正月です。正月と言えば、日本の郵便一大イベント「年賀状」ですね。オリジナルデザインのデザイン年賀状を販売した効果もあってか、今年の年賀葉書の売れ行きは昨年を大きく上回ったそうです。否、何から何までデジタル化している昨今、年に一度くらい敢えて葉書をやりとりするという行為に、人々が惹かれているのかも知れません。私は今年も木版画で年賀状を作成致して送りました。

さて、今日まで六本木の東京ミッドタウンにて、「年賀状デザインコンテスト」の展示がありました。実は私も上記年賀状をそこに応募しており、私の作品も展示されていました。人気投票で上位に入った作品には何らかの賞が出るそうです。
多かったのは、「08」を変形させてミッキーマウスのような○3つの鼠の頭にしたデザインの作品と、鼠に良く合う「黄色くて穴だらけのチーズ」をモチーフにした作品でした。
私の版画年賀状は、図案には自信があるのですが、彫刻&刷版には自信が無いので、サッパリかも知れません。さあ、どこまで健闘出来るか?
まあ、何はともあれ、こういう企画があると、年賀状作成にも張り合いが出るというもの。来年も開かれるようなら来年も出そうと思います。

一方、同じく東京ミッドタウンでは、プロのグラフィックデザイナーの手による「POST切手」という切手デザインの展示がありました。繋がった切手シート全体を活かしたデザイン、遊び心溢れるデザイン、シンプルながら画期的なデザイン、等々面白いデザインが沢山見られました。
印象的なのは、地球温暖化等「環境問題」に対するメッセージを込めた作品が多かったという点です。デザインの分野でも環境保護は外せなくなってきているという事でしょう。また、穿った見方をすれば、「環境保護は金になる」という事が言えます。例えば、昨年発売されたミネラルウォーター・ボルヴィックのCMで、「500mlPETボトル1本買う毎に、アフリカで10Lの綺麗な水が供給されます」といったキャンペーンが打たれました。即ち、売上の何分の一かを井戸を掘ったり、浄水設備を建てる基金に充てるというキャンペーンなのです。このキャンペーンの効果で、ボルヴィックの売上は随分伸びたそうです。綺麗事を抜きにしても、産業界で無視出来ない問題となっているのです。
さて、この「POST切手」ですが、2月3日迄開催されていますので、デザインに関心があって時間がある方は一度行ってみる事を御薦めします。

こうして見ると、矢張り郵政民営化は結構影響力がありますね。
                                      駅員@明日から仕事だ……

2008年1月5日(土)
駅日誌(797) 「軍人キューピー」

今年は実家で初詣に行かなかったので、今日行って来ました。明治神宮と迷ったのですが、靖国神社へ。決め手は、年末に電車の中吊りで見た「遊就館にて奉納新春刀剣展」の文字です。靖国神社好きの方からは、そんな動機は邪道だと怒られそうですが、この展示会に惹かれて、決めました。危ない野郎だと思われそうですが、日本刀っていうのは、非常に美しい工芸品だと思いますので、興味深いのです。

さて、地下鉄九段下駅から出るとすぐに正面入口です。そのまま歩いて行くと、正面に大村益次郎像があります。戊辰戦争で長州を率いた、日本陸軍の祖と言われる人物です。
あっ! 頭に鳥が! 烏です。烏が頭上に乗っています。
←そこで糞だけはしないでくれ……

怪しからん烏だと憤慨する方も居るかも知れませんが、烏と言えば、日本神話上のヤタガラス……無闇に追い払うべきではないのかも知れません(ヤタガラスとは、三本足の烏の事で、嘗て神武天皇を大和の国に案内した鳥です。サッカー日本代表のマークになっています)。

そのまま真っ直ぐ詣でてから、遊就館に行きました。無料コーナーで現役の刀鍛冶による作品が展示されています。刀鍛冶って、今でも結構大勢居るものなんですね。普段は包丁等の実用刃物を打っているのでしょうか。現代においては日本刀だけでは食っていけまいと思うのですが。
展示室には、柄の付いていない裸身の刀を手に持たせてくれるコーナーもありました。私も持ってみましたが、存外軽かったです。もっとズッシリと重いイメージだったのですが、素早く振り回すわけですから、そんなに重い筈が無いですね。

土産物屋を覗くと、面白い物があったので、思わず買ってしまいました。「御当地キューピー」です。全国の観光地にそこに因んだコスチュームを着たキューピーが販売されていますが、その旧日本軍バージョンがありました。
←海軍&陸軍

自衛隊の御当地キューピーの中の一種だそうです。現役自衛隊の衣装を着たバージョンもありましたが、私は「大日本帝国陸軍」「大日本帝国海軍」をセットで購入しました。凄いなあ……何がって、ここまで展開している御当地キューピーの波及力がです。
                                 駅員@幸多き年である事を祈念して

2008年1月4日(金)
駅日誌(796) 「ひこにゃん」

今回の正月帰省も、後輩の運転する車に便乗して帰りました。往路はその車でしたが、復路は新幹線としました。
さて、我が故郷である滋賀県は、北部は冬は結構雪が降る土地なのです。冬に名神高速道路・関ヶ原を通過した事がある方は雪による渋滞を味わった事があろうかと思いますが、ああいった気候です。が、しかし、今回は年始に多少降ったものの、少年時代よりも明らかに雪が少なくなっている気がします。そりゃ、雪が降っても困る事ばかりなのですが、地球温暖化が実感されるのです。

滋賀と言えば、2007年は、国宝彦根城の築城400周年という事で、ほぼ年間を通して「400年祭」が開催されていました。その記念に登場したマスコットキャラクターが、「ひこにゃん」でして、「井伊の赤備え」の兜を被った白猫のキャラクターです。「ひこにゃん」の存在は、2006年後半くらいからその存在は知ってはいたのですが、「なんだか、ニャンまげのパクリみてえだなあ」程度にしか思っていませんでした。しかし、そのゆるいキャラクターがじわりじわりと人気になり、今や全国区にまで認知度が上がっているとの事。
私自身はその存在を忘れていたのですが、東京の知人が電話をかけてきた時に、私が滋賀県出身だからか、「もしもし、ひこにゃんですか?」などと言ったので、「そんなん、よく知ってますね!」と驚いた次第です。
というわけで、今回の帰省では「ひこにゃん」を意識してみると、うわあ、居るわ居るわ。商店の軒先に居たり、色々なグッズが販売されていたり……
 
(左):彦根駅にて。          (右):この具足兜が真っ赤だったのが元です。

 ペアルック! こいつらデキてるのか!?


さて、その「ひこにゃん」ですが、実は昨年12月迄、今後の身の振り方について係争中の身でした。消滅の危機にあったのです。というのも、キャラクターデザインをしたデザイナーと彦根市の間で「当初の契約と違う!」という争いが生じたのです。彦根市は、その人気に肖ろうと400年祭後も彦根市のマスコットキャラクターとして続投させようとしたのですが、デザイナー側は、そこに至るまで勝手なキャラ付け等で使用権が暴走している事にケチを付けました。平たく言うと、行政の怠慢が悪いのだと思います。本来、契約に無い事は一件一件著作権者に問い合わせないといけません。また、根底にあるのは双方の人間の欲深さなのでしょうね。一応、その案件は12月で調停決着し、今後も継続使用される事となりました。
                          駅員@尚、「ひこにゃん」のあだ名は「もち」です

2008年1月4日(金)
駅日誌(795) 「謹賀新年」

12月28日夜〜1月4日迄、帰省しておりました。というわけで、本日から2008年駅日誌開始です。当日誌を読んで下さっている皆様方、本年も宜しく御願い申し上げます。
駅日誌(795)は、新年の挨拶とさせて頂きます。
「寄生虫」もとい「帰省中」の出来事について、駅日誌(796)にて書きます。
                     駅員@子年は株価が上昇するジンクスがあるそうです
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