2009年4月度目次
 #1181 「待ちぼうけ」 ある日せっせと野良稼ぎ。
 #1182 「残飯」 日本は残飯大国。
 #1183 「櫻」 久々の花見。
 #1184 「飛翔体」 発射……衛星は見当たらず。
 #1185 「西武球場」 西武ドームに初めて足を運びました。
 #1186 「餃子の王将」 チェーン店なのに店により味が違う。
 #1187 「アルコール分解酵素」 私は少なめ。
 #1188 「世界がいっぺんに変わる」 人間の細胞は半年〜1年で入れ替わるのだとか。
 #1189 「暑い」 ついこの間まで寒いと思っていたのになあ。
 #1190 「浅き夢見じ酔ひもせず」 眠りが浅いからか、夢を見ます。
 #1191 「小火」 “小火”と書いて“ぼや”と読む。
 #1192 「量がまちまち」 基準の要不要。
 #1193 「もおたあしょう」 100年で車の時代は大変革か。
 #1194 「“メンバー”と“容疑者”」 稲垣メンバーと草なぎ容疑者
 #1195 「Beef? Chicken? No,Pork!」 BSE・鳥インフル・豚インフル。
 #1196 「フェイズ5」 豚インフルの皮肉とバビルーサの皮肉。

2009年4月30日(木)
駅日誌(1196) 「フェイズ5」

あれよあれよと言う間に、豚インフルエンザの警戒水準がフェイズ5にまでなってしまいました……更に、成田空港で米国から帰国した方に陽性反応が出たとか!
しかし、何人感染した、何人死んだとか聞いていると非常に恐ろしいのですが、聞いた所では弱毒性だとの事で、寧ろ普通の冬場に流行るインフルエンザよりも威力的には低いのだとか(裏を返せば、毎年普通のインフルエンザで、年寄りは随分亡くなっているのです)。だからって、油断して良い物ではないのですが、パニックを起こす必要は無く、落ち着いて感染予防をすべきなのだそうです。
心配なのは冬です。このまま豚インフルが着々と広がって、冬のインフルエンザと一緒になってパンデミックを起こすと危険です。
こういった状況で唯一の光明と言えるのが、「豚肉を避ける」といったパニックが発生していない事です。BSEの時の牛肉は言うに及ばず、鳥インフルエンザの時にも鶏肉は被害を受けました。流石に今回はその轍は踏んでいません。
そう言えば、鳥インフルエンザは、鶏だけでなく、鴨とか家鴨とかにも感染した記憶があります。豚インフルエンザも近い種の動物には感染し易いのでしょうか? すると、豚で有名な鹿児島等は言うに及ばず、都心なのに猪がやたらとうろついている神戸あたりに、ウィルスが来たりすると、大変な事になりそうですね。

前回の日誌でも書きましたが、人間が食べ物にしてきた家畜が次々と人間を脅かすというのは、何だか皮肉な話です。
実は、豚の中には人生の皮肉を表したかのような種類の豚が居ます。
東南アジア(だったと思うのですが)あたりに生息するバビルーサという種類の豚、というか猪は、物凄く立派な牙を生やします。そしてそれが前へ上へと曲がりながら伸びて、更に曲がりながら伸びてぐるんと湾曲し、頭の方に向かうそうです。そして、やがてはその牙がそのまま頭に刺さって死んでしまうそうです。うわー、何たる皮肉。人類の文明は、この牙のようにはなるまいな……?
                            駅員@真っ直ぐの つもりが実は 曲がる牙

2009年4月28日(火)
駅日誌(1195) 「Beef? Chicken? No,Pork!」

「御客様、機内食はビーフにしますか? チキンにしますか?」「いえ、ポークで」なーんて呑気な話だったら良いのですが、今回のポークは恐ろしいです。
牛海綿状脳症、鳥インフルエンザに続いて、豚インフルエンザがメキシコで確認され、メキシコから帰国した各国に伝染しています。
日本ではまだ確認されていませんが、もしかしたらとっくに入って来ていて、人から人への感染も始まっているかも知れません。そう思うと、私は最近喉の調子が悪いのですが、これももしや!? なんて思ってしまいます。メキシコへなんか行っていないので、大丈夫だとは思いますが……
それにしても、この10年程、家畜起源の病が続発していますね。これってのは、もしかしたら生き物を食べるために育てて、尚且つ食べ残しを廃棄している人間への天罰なのかも知れません。おっと、こんな事を書くと、妙な宗教から連絡が来そうでドキドキです。しかし、この10年程に集中しているのは、一体どうした事か? 末世よのう。
いや、ちょっと待てよ? これって、もしかしたら昔からあるった病気に、ただ単に最近人類が気付いただけなのかも? 医学の発展により、次々と元々は正体不明だった病気について明らかになって来ていますし、万物の霊長とは言え、まだまだ人智の及ばない所はあるという事なのでしょうか。
                             駅員@逆襲か 次に来るのは どの家畜?

2009年4月26日(日)
駅日誌(1194) 「“メンバー”と“容疑者”」

嘗て、スマップの稲垣吾郎が逮捕された時、報道上の呼称は「稲垣容疑者」ではなく、「稲垣メンバー」だったと記憶しています。当時は、何でこんな変てこな呼称をわざわざ用意したのだろう……? と疑問に思ったものです。その時の罪状は、道交法違反・公務執行妨害・傷害罪の現行犯逮捕でした。その一方で、今回夜中に公園で全裸で騒いだという公然猥褻罪で逮捕された草なぎ剛は、容疑者と呼ばれています。うーん、この違いは何なんだろう?
「メンバー」という呼称がおかしなものだった? ジャニーズ事務所の圧力だった? だとしたら、今回は圧力が掛からなかった? 掛かる前に報道された? ……色々想像出来考ますが、単純に罪の悪質具合によるものなのかも知れませんね。稲垣吾郎の罪はイメージダウン度合いがまだ「メンバー」呼称で救えるレベルだったのに対し、今回のは救いようがない、とか……?
レギュラーを多数抱えている草なぎ剛がこうなってしまうと、テレビ番組等色々な方面に波紋を呼びそうです。その中で、最も大きな物の一つに、総務省の地デジ推進CMキャラクターがあります。全部差し替えになってしまうようですね。鳩山総務大臣が御冠でした。稲垣吾郎の時は不起訴処分でしたし、活動自粛は半年程で復帰しましたが、今回の草なぎ剛はどうでしょうか? こればっかりは今後の捜査等の様子を見ないと分りませんが、田代まさし状態になってしまいそうで心配です。いっその事、復帰後は田代とコンビを組んではどうだろうか……「猥褻コンビ」やないか! いい加減な事を書いていたら怒られます。
                                駅員@裸での 祭りの後は 後の祭り

2009年4月23日(木)
駅日誌(1193) 「もおたあしょう」

今、中国では上海モーターショーが開催されているそうです。どうもロサンゼルスショーでは出展を見送ったり、縮小した会社が多かったそうですが、こちらはどうも活気付いている模様です。今回の世界同時不況の爆心地は米国であり、しかもビッグスリーが揃って政府に助けを求めている始末ですから、その米国でのモーターショーよりも、中国の方が期待値が大きいという事でしょうか。

さて、ネットで観た程度の情報なのですが、上海モーターショーでは、ポルシェとアストンマーティンが、4ドアスポーツモデルを出すようですね。ポルシェ・パナメーラと、アストンマーティン・ラピードというのがそうです。いずれも2ドアスポーツカーから前後長さをストレッチしたような4ドアクーペと言うべき形です。今後はこうした4ドアスポーツの時代になるのでしょうか。
確かに、2ドア車は趣味性が高く、且つ色々使い勝手が良くないという点があります。平たく言えば、恰好良さと引き換えに多少の不便は勘弁してちょ、という仕様です。不況になると売れなくなるのは、矢張り実用性の低い車からですから、クーペなどは景気の影響を受けやすいのでしょうね。日本でも、昨今はコンパクトカーとエコカー一色。景気の影響ですね。
そう言えば、失われた2000年代前半あたりまではミニヴァン全盛の時代でした。いわば、これもなるべく一台で多くを賄おうという物です。そして、現在のコンパクトカーは、一台で賄う狙いのミニヴァンから更にの余分な部分を削ったらこうなったという所でしょうか。
うむー、今や車も白物家電と違わない時代になったのかも知れません。面白い車、好きな車ってのは最早贅沢なのでしょうか。
                                 駅員@車出て 早一世紀 節目かな

2009年4月21日(火)
駅日誌(1192) 「量がまちまち」

私はうどん・蕎麦が好きで、よく食べます。そして、矢張り西日本ではうどん、東日本では蕎麦の方が美味しいと思っています。街にぽつんとある普通の蕎麦屋で食事をして帰ったのですが、十分美味。
なので、東京に来てからはうどん:そば比率は圧倒的に蕎麦の方が多くなりました。
しかし、ちょっと残念なのは、思ったよりも量が少なかった事……こういったふらっと入った店では、量が想像と違う事があって往々にして、ちょっと「しまった!」と思います。その一方で、以前はイタリアンの店で、パスタを大盛り(私はランチは大抵大盛りまたはおかわりする事にしています)にしたら、想像よりも遥かに多く、晩になっても一向に腹が減らず往生した記憶があります。
何か基準があれば良いのですが、あったらあったで面白味も半減か。あっちゃこっちゃのメニューにステーキの店の如く「○○g」とか書いてあったら興醒めかも知れません。
だがしかし、こういった興醒めが罷り通るのが世の中です。カロリー表示が「食品」から「料理」にまで広がってから、随分経ちました。
ファミリーレストランやファストフードのチェーン店にはカロリー表示をしている店もあります。とは言え、世の中ダイエット等のヘルシー志向もあれば、更に深刻な食事にカロリー制限を課された人も居ますから、しょうがないのでしょう。
カロリー表示と言えば、私は大学時代はコンビニ弁当を買う時は、なるべくカロリーの高い物を買っていた記憶があります。別段貧乏学生だったわけではないのですが、体内に取り込んでエネルギーにするのならば高エネルギーを取ろう、なんて考えていたのです。
気になるのは、最近のコンビニ弁当って、カロリー低くなってきてないか、という事。記憶違いかも知れませんが、嘗ては、800〜900kcalくらいの弁当って珍しくなかったような……ここにもヘルシー志向が?確かに、揚げ油や甘味料等、様々な低カロリー品が出て来ており、それらを使えば当然の帰結なのかも知れません。更に、最近のコンビニ弁当は、やけに「麦飯」を使った品が多い気がします。これも影響しているのでしょう。
あれ? 冒頭では量やカロリーの表示は興醒めだと言いながら、結構気にはしている?
                                駅員@箸先で 細切れさらう 椀の底

2009年4月20日(月)
駅日誌(1191) 「小火」

「ぼや」と打つと「小火」と出ました。「ぼや」ってのは漢字ではこう書くのですね。「暮夜」ってのも出ましたが、これはこれで味わいのある表現です。夕暮れ〜夜にかけての黄昏時を指すのでしょうか。因みに「黄昏」とは「誰そ彼」という意味で、そこに立っているのが誰か分からないくらいの暗さの夕暮れを指します。更に因みに、朝の暗い時は「かわたれ時」と言うそうです。こちらは「彼は誰」ですね。えーと、役に立たない雑学でした。
閑話休題「ぼや」です。日曜日に床屋へ行ったのですが、丁度その時は客は私のみ。そして早速私に取り掛かって貰ったのですが、ちょっとして、非常ベルが鳴りました。
店のおやっさん、「まーた、悪戯かな。ちょっと待っててね」と私を置いて、店を出て行きました。私の愛用の床屋は、人の少ない雑居ビルの中にあるのですが、そのビルの非常ベルが鳴った模様です。
……しかし、一向に戻って来ない。おやっさんの奥様は店内に居るのですが、何だか不安になってきました。ドキドキ。しばらくしておやっさんが戻って来て言うには、小火があったそうで、煙が雑居ビル内にも上がってきていました。床屋の入口の扉を閉じて、ビル通路の窓を開けてくれました。む、確かに何だかきな臭い。
というわけで、私は土日に溜めた無精髭をスパッと剃って貰うつもりでもあったのですが、頭のみで帰る事になりました。料金は安くなりましたが、頭から床屋の匂い(業務用シャンプー・リンスや、襟足剃りの泡、天花粉の匂い)を漂わせた無精髭男が出来てしまいました。店を出る時に、階下の小火の現場を見たのですが、何やら配電関係の機械らしき大きなボックスが焦げていました。周囲には消防車も出ていました。何でも子供が蝋燭か何かで点けた火が燃え移ったとか。
後になって思ったのですが、これがもし小火程度ではなく火災クラスで、おやっさんも奥さんもそのまま逃げてしまうと、私は虎刈り&てるてる坊主状態の情けない姿で逃げる羽目になったのだろうか。1年程前にいかがわしいビデオを見る店の火災がありましたが、その時に取る物も取り合えず逃げた客の気持ちがちょっとだけ分ったような気もします。
                         駅員@小火だとて ぼやぼやするな 気を付けよ
  (最近、この末尾の句が、駄洒落とか安直になってきていると指摘されています……)

2009年4月16日(木)
駅日誌(1190) 「浅き夢見じ酔ひもせず」

色は匂へど散りぬるを 我が代誰ぞ常ならむ 有為の奥山今日越えて 浅き夢見じ酔ひもせず。有名な「いろはにほへと」の全文です(いろはにほへとちりぬるを わかよたれそつねならむ うゐのおくやまけふこえて あさきゆめみし ゑひもせす)。
これを作った人って天才ですよね。当時と今とでは仮名遣い等が異なりますが、要は50音を1つずつ、1回ずつ使って意味のある文を作る。しかも、七五調です。もし、これの現代版で且つ綺麗なのを作ったら、教科書に載って後世まで名が残るやも知れませんぞ。

さて、本日の日誌のタイトルは、最後の部分です。「浅き夢見じ酔ひもせず」……「儚い夢にも、仮初めの浮世にも惑わされず」といった所でしょうか。という悟りの境地の事を言っています。
私は、浅き夢も見ますし酔いもします。いや、寧ろ、酔って眠って浅き夢を見ている、か。上記「いろは歌」にあるような「希望」という意味の夢ではなく、眠っている時に見る方の夢ですね。
私は眠っている時によく夢を見るのです。時にはハッと目が覚めて汗びっしょりなんて事もありますし、時には余りにリアルで夢で良かったと安心する事もあります。が、その殆どを覚えていません。汗びっしょりの時はきっと悪夢なのでしょうけど。目覚めた時にすぐメモを取れば覚えているのでしょうが、夢を見て起きると、「即二度寝」か「ごそごそと活動しだす」のいずれかなので、忘れてしまっているのです。この忘却を勿体無い事と見るか、救いと見るか。
                              駅員@目を瞑り 浅き夢見て 酔いもして

2009年4月15日(水)
駅日誌(1189) 「暑い」

昨日の大雨から打って変わっての快晴。ほんの1ヶ月前くらいまでは、3月になったというのにまだ寒いなあ……と思っていたのですが、今日は暑いくらいでした。これは、私が昔よりも暑さ寒さに弱くなったという事でしょうか。いや、暑さには元々弱く、こういう暑い日に暑い物を食べると汗だく(昼のうどん、晩のラーメンともに汗だくでした……おっと! 昼夜連続麺を食っているではないか)なのですが、寒さには強い方だったのになあ。
この様子だと、夏に向けてぐんぐん暑くなりそうですね。とは言え、経済から言えば、冬は寒く、夏は暑い方が物が売れます。この暑さはもしかしたら、一種の神風なのかも知れません。事によると、気象状況だけで、2009年度の日本経済の回復状況は大きく変わると思います。
しかし、これは何たる皮肉。文明の発達につれて、暑さ寒さを克服する知恵・技術が作られてきたわけですが、その実、その暑さ寒さで一喜一憂、生活が左右されるとは。これは「人間よ増長するな」という何者からかのメッセージなのかも知れません。何者からか……それは神なのか、悪魔なのか、宇宙人なのか、それとも地球そのものなのか? こういう発想も何だか人間臭いと言えば、人間臭い。
                                駅員@大雨で 全て散りぬる 残り花

2009年4月13日(月)
駅日誌(1188) 「世界がいっぺんに変わる」

ある日、目覚めると世界がいっぺんに変わってしまったように感じる事があります。人間の細胞は、半年〜1年もすれば入れ替わっているそうです。という事は、そんな風に感じる事があっても不思議ではありません。細胞の大部分が入れ替わった瞬間に、世界が変わると言うか、その世界を見ている人間自体が変わっているわけです。
私はどうもここしばらくの間、生まれて初めての長期スランプに陥っているという感じがします。このスランプ状態から抜け出せる瞬間はいつかは来る筈……そう信じて、今は耐えるのみか。ふ〜、助けて〜! Dr.スランプ。
                           駅員@この春は どうもおかしい 我が身には

2009年4月10日(金)
駅日誌(1187) 「アルコール分解酵素」

上戸と下戸……これは、体内のアルコール分解酵素の量による差異だそうです。私は、下戸というわけではないのですが、このアルコール分解酵素が少ない人間と見えて弱いですし、飲むとよく眠ってしまう事はこの日誌でも度々書いています。よく吐いていた昔と比べれば多少はマシになったとは言え、眠ってしまうのは今だにやってしまいます。
さて、そんな人間が強い酒を飲むとどうなるか? 眠ってしまうのが早い事、早い事。とある所から貰った泡盛があるのですが、このアルコール度数が40度程。これを自宅で、氷が無いのでそのままストレートで飲んだりしようものなら……速攻です。速攻で眠ってしまいます。私の場合は、麦酒やサワー、カクテルといったあたりで手を打たないと駄目ですね。否、それともいっそ下戸という事にしてしまった方が良いのかも知れません。
この泡盛は四合あるのですが、時折ちびちび飲んでまだ半分……飲みかけで誰かにあげるわけにも行きませんし、早く寝たいのに眠れない時用にでもするか。
                              駅員@気が付くと 地蔵菩薩か 丸太棒

2009年4月8日(水)
駅日誌(1186) 「餃子の王将」

ワールドビジネスサテライトを観ていると、餃子の王将についての特集がありました。外食不況の中で、好調を維持している事が注目されての事でしょう。そう言えば、先月か先々月のガイアの夜明けか、そういう番組でも餃子の王将を見た記憶があります。
先日、随分久し振りに王将で食べました。京都の企業とは言え、無論、首都圏にも沢山店があるのですが、地理的に近いお気に入り王将を見付けていないのが原因でしょう。地元にはお気に入り王将がありました。そこには帰省の度に行っています(田舎なので、選択肢が少ないってのもありますが……)。
これが、餃子の王将の強みでもあり弱みでもあります。チェーン店なのに、店によって味やメニューが違うという点です。外食チェーンと言うと、大概どの店もマニュアル通りの同じ味なのですが、王将は当たり外れがあります。前述の地元のお気に入り王将と同じ国道沿い……距離は随分離れているのですが、そっちは私にとってはてんで駄目だったりするのです。
日本は成熟社会を迎え、画一化から細分化の時代に移って来ています。餃子の王将がこれを読んでいたのかそうでないのかは分りませんが、今発揮している強さは、この点が功を奏しているかも知れません。そう言えば、他の外食店でも新しい商業ビルなんかに出店する時には、わざわざ強力なブランドとは別名を付けて「新しい店ですよ」とPRする場合も多いですね。

さて、王将と言えば、テレビのCMでしょっちゅう「餃子一日何万個、卵一日何万個、鶏肉一日……」とやっていたのが鮮明に記憶に残っています。地元に居た頃は、子供の頃からずーっと同じCMを見ていたような気がします。その数、本当にそのままで合っているのか!? 店が増えた分、量も増えているんでないの!? ……なんて事が気になったものです。それとも、もしかしたら私がCMで言っていた数を正確に把握していないだけで、何度も変更していたのかも? CMと言えば、子供の頃にあった「ケンちゃんラーメン」のCM、いつまで経っても「新発売」だったなあ……
                             駅員@長所にも 短所にもなる のが個性

2009年4月7日(火)
駅日誌(1185) 「西武球場」

西武ドームに初めて足を運びました。
西武池袋線からの支線で西武球場前駅行きの線があり、駅の改札を抜けると、目の前にはドームがあります。今日は西武のホーム初戦という事もあってか、応援用の旗を配っていましたし、入口の所には2008年シーズンのパ・リーグと日本シリーズの優勝旗が誇らしげに掲げてありました。その両サイドには警備員。本物の旗なんだろうなあ……触ったら取り押さえられそうな雰囲気です。

テレビでは見た事が何度かありますが、実際に来て見ると、この球場の特殊性が分かって来ました。左右に分かれたゲートの片方を通過すると、そこからはスロープが続いています。これがそのままぐるっと外周を巡っており、そこから階段を降りて座席に行くという構造なのです。通常の球場だと登って行くという感覚なのですが、ここは一旦登って降りて行くという構造なのでした。そして、入って来たゲートは、実はバックネット側ではなく、外野センター側でした。この構造も珍しいです。うむー、あの、ちょっと浮かんだ感じの屋根だけでなく、あちこち変わった所のある球場なのだなあ。
しかし、ここまで書いて思ったのですが……西武ドームに行った事のある人にとっては分かっている事であり、行った事がない人にとっては文字で読んでも分り難く、一体何のための日誌なのか? しかも、試合をじっくり観に行ったわけではないので、試合についても語れず……
                              駅員@狭山茶の 売り子も居ます 所沢

2009年4月7日(火)
駅日誌(1184) 「飛翔体」

土日月と日誌更新が滞ったので……いや、何か特殊な事があったわけではなく、そのいずれも日誌を書く前に、帰ってすぐ眠ってしまいました。風呂も入らず眠ってしまう始末でした。その間あった事を日誌に書いておこうと思います。

日曜日には飛翔体(ミサイルとはまだ言えないそうです)が発射されました。
第一段階は日本海に、第二段階は太平洋上に落下し、発射は成功との事。日本は、イージス艦と地対空のPAC3を用意していましたが、それが作動する事はありませんでした。
これでちょっと拍子抜けなんて言ったら……ミサイルをミサイルで撃ち落す場面が見たかったなんて言ったら、不謹慎極まりないのでしょうね。しかし、私の幼稚な感覚としては、兵器があればそれが使われる場面を見たくなってしまうというもの……世の中の大半の過ちの一因は、存外こんな幼稚な感覚なのかも知れません。

さて、勿論日本は国連安保理に訴えかける姿勢です。これには米韓は同調。しかし、中露は慎重姿勢です。うーむ、ロシアも中国もテポドンの射程内なのに、自らの側には撃たれないという自信があるのでしょうか。そりゃあ、朝鮮戦争・冷戦時代から繋がりの強い関係ではありますが。しかし、世の中は米国が主軸の世ではなくなってきています。米国がもしもっと凋落して行くと、その繋がりの持つ意味は再び大きくなるのかも知れません。更に、その一方では内心で寝首を掻こうとも思っているかも? 国際関係は、いつの時代もきな臭いですね。
気になるのは、先端に搭載していた筈の人工衛星が軌道上に乗ったのが確認されていないという事。北朝鮮の国内ニュースでは、成功が声高に叫ばれていましたが……先端は本当は何だったのか!?
                               駅員@発射さる 春の嵐か テポドンが

2009年4月7日(火)
駅日誌(1183) 「櫻」

土日月と日誌更新が滞ったので……いや、何か特殊な事があったわけではなく、そのいずれも日誌を書く前に、帰ってすぐ眠ってしまいました。風呂も入らず眠ってしまう始末でした。その間あった事を日誌に書いておこうと思います。

土曜日には花見をしました。桜は毎年咲くのですが、私は花見をしたのは物凄く久しぶりです。10年……とは言いませんが、それに近いくらい久しぶりです。
そして、私のような一匹狼で人を束ねるのが苦手が人間が、何と幹事にされてしまいました。段取りの段階からモタモタしてしまい、花見の場では挙句の果てに眠ってしまう始末。満足に用意出来たのは、丁度見頃の桜花と天気のみ(私の働きでは一切ない!)。
その天気も夕方には今にも雨が降りそうになったので、引き揚げる事になってしまいました。まあ、降ったのが雨で、テポドンの欠片とかでなくて良かったですが。
その代わり、花見の場所を取って待っている間に、一発降って来た物があります。鳩糞。幸い何も置いていないシート上の空きスペースだったのですが。とは言え、花見場所の鳥糞は少ない気がします。ふと思うと、あんなに木が並んでいる場所なのに、鳥の糞がそんなに降って来ないのは何故か?
桜の木……ソメイヨシノは葉が出てくる前に枝の殆ど全面が花になります。あの形は植物としては実は珍しい形態だと言えるでしょう。という事は葉っぱは殆どない……葉っぱを餌にする毛虫が出て来ない……毛虫を餌にする鳥が来ない……とこういう理屈なのでしょうね。逆に、花が散ってからの葉桜は毛虫が多いので、鳥も多い事でしょう。
3列の桜並木。

                               駅員@全身で 染井吉野は 開花する

2009年4月3日(金)
駅日誌(1182) 「残飯」

日本では、年間2,000万tも残飯を廃棄しているそうです。食糧供給量の4分の1が残飯となっているのだそうで、これがそのまま行き渡れば、一体何人の餓死者が死なずに済むのか……そういった人道的な問題の他、新興国の生活レベル向上に伴い、食糧不足も懸念されます。
更に、ゴミとして廃棄するわけですから、その処分で環境破壊もしている事でしょう。しかし、今の食糧流通システムでは、残飯が出てしまう形になっています。罪深き事です。飯を残すと目が潰れるなんて迷信がありますが、その迷信が本当ならば、潰れまくりです。私は、自給率100%の米を好んで食べますし、基本的に食べ物を残すのは嫌いです(刺身のつままで食べていたり……あれはあれで醤油に浸けて食べると結構サッパリしてて美味しいと思っています)。そんな私でも飲みに行くと、つまみを残している事もあるわけですから、私の目も潰れますね。

では、この残飯についてどうするべきか? 色々なアプローチが考えられます。最もシンプルなのは、残さないという心掛けと、コンビにだろうとどこだろうと売り切れを非難しない寛容な心だと思います。これは、シンプルだと言いながら、実は最も難しい対処です。人心は操れませんからね。
次に、残飯が出てしまう物は出てしまうものとして、それを飼料や肥料に回すという再利用の発想です。なるほど、処理としては聞こえが良いです。しかし、本来人間が食べる物を回すわけですからコストは掛かりますし、飢餓で苦しむ影で豚に人間の食べ物を与えるというのも、どうか? という点もあります。それでも、ただ捨てるだけよりは遥かにマシですがね。
また、残飯を減らすアプローチとして、残した物を折に詰めて持ち帰るという考えもあります。これって、昔からあった事なのです(昔のサザエさんでは、波平が酔っ払って帰ると、箱を紐で縛った物をぷらぷらと持ちながら帰って来たりしましたが、あの箱もまさにそうです)が、最近はとんと聞きません(最近の波平もあれを持っていない気がします)。
最近、「勿体無い」の発想から、にわかにその折り詰めの発想が復活してきているそうですね。
「ドギーバッグ」というやつです。
いや、「ドギーバッグ」自体は、昔のアメリカのチャイナタウンにあった物です。元来は残した物を持って帰って食べるのが恥ずかしいので、「うちのドギー(Doggy=犬)にやるから詰めてよ」という口実で持ち帰った箱だったと言い、それが名前の由来になっています。名前の由来だと、残し物を持って帰って食べる事を恥ずべき行為だとしてのものなのですが、やっている事は折り詰めと同じです。
これはこれで望む人が居るのならば良い事なのだと思います。あまり長時間持ち歩くと腐ってしまう心配がありますが、食事の後、ただ持ち帰るだけならOK……? 私も飲んだ席で内心「これ、明日の朝飯にしたいなあ」と思う事があります。
料理を詰めて、且つ持ち運び易く、汁漏れしにくいイレモノを、居酒屋なんかが用意していると、持ち帰り易くなりますね。それも持ち帰るまでは保護しつつも、持ち帰って食べてから邪魔にならないイレモノが良いと思います。パタッと折って、燃えるゴミで捨てられると良いのではないでしょうか。それともタッパーを持ち歩く? いや、残す前提で出歩くのは何だか違う気が……あくまで緊急避難的に持ち帰るというスタンスが良いですね。

                              駅員@残り物 恥でなければ 明日の飯

2009年4月2日(木)
駅日誌(1181) 「待ちぼうけ」

待ちぼうけ 待ちぼうけ ある日せっせと野良稼ぎ♪
そこへ兎が飛んできて ころりころげた 木の根っこ♪

山田耕筰・作曲、北原白秋・作詞をした童謡です。割と軽快な曲なのですが、その歌詞は滑稽でもあるのですが、教訓めいてもいます。
筋としては、ある日農夫が農作業をしている所に、兎が走って来て、切り株に頭をぶつけて気絶してしまいます。それを見た農夫は、働かずして兎をゲットします。そして、野良仕事なんかしているのが馬鹿馬鹿しくなってしまい、翌日からも兎が切り株に激突するのではないかと期待して、ただただ待てば良いと思ってしまうのです。その結果、畑は荒れ放題で農夫は破滅してしまうという物です。


私はどうも今この「待ちぼうけ」の農夫状態にあるのかも知れません。歌通りだと、その先にあるのは破滅。うにうにと待っている場合ではない! 熱い湯に投げ込まれた蛙は、熱さのあまり反射的に飛び出しますが、弱火で徐々に温められている湯に浸かった蛙はその熱くなるのに気付かず、そのまま煮えてしまうと言います。
                             駅員@うにうにと するのが嫌い だった筈
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