2010年3月度目次
 #1341 「波」 TUNAMIのような侘しさに I know……怯えてる Hoo。
 #1342 「明」 妙に夜空が明るく見えました。
 #1343 「百」 桃の節句と、百福氏。
 #1344 「公」 公共心の低い私が、公共心の無い者をなじる。
 #1345 「食」 大規模な食の展示会に行って来ました。
 #1346 「命」 横浜地裁相模原支部嘱託殺人事件判決。
 #1347 「檎」 夜通し椎名林檎。
 #1348 「皇」 愛子内親王殿下が登校拒否。
 #1349 「氷」 雨〜雪〜霰か雹か〜再び雨。
 #1350 「倫」 カリ・ユガでは正義は流行らない?
 #1351 「構」 買い物の時にしゃしゃり出て来る店員は邪魔。
 #1352 「宿」 森鴎外の住んでいた所。
 #1353 「雪」 石内丸山にスノーボードに。
 #1354 「魔」 そいつは、天使か悪魔か?
 #1355 「政」 ギリシャ暴動、タイ暴動……民主制は末期なのか?
 #1356 「賊」 海の狂犬が捕鯨船に、鮪漁船に噛み付く。
 #1357 「鳩」 一羽の鳩が巣を離れ、飛び立ちました。
 #1358 「猫」 いつも逃げる野良猫が逃げない相手。
 #1359 「性」 性差がなくなるのは果たして良い事か?
 #1360 「東海道五十三次(11)」 藤枝宿〜島田宿〜金谷宿〜日坂宿。
 #1361 「東海道五十三次(12)」 日坂宿〜掛川宿〜袋井宿〜見附宿。
 #1362 「走」 東京マラソンの結果が届きました。
 #1363 「郵」 郵政民営化とその逆行に見る、議会制民主主義の限界。
 #1364 「差」 学歴とは、0でも100でもなく、1である。
 #1365 「布」 The Strange Towel。
 #1366 「春」 今日はちょっと詩的な日記を。
 #1367 「球」 プロ野球今年の初観戦。

2010年3月31日(水)
駅日誌(1367) 「球」

とある伝手から、野球場の券を頂きました。今回は神宮球場です。試合は中日vsヤクルト。
野球の公式戦を観るのは、テレビを含め今年初めてです。最近はテレビ中継も減っていますしね。地上波放送では殆ど放送していません。観たい奴は有料放送を観ろという事か。野球人気の低落という事なのでしょう。今日行った球場でもいやに広告が少ないと感じました。観客もまばらと言う程ではないにしても、満席には程遠い状態です。比較的空いていました。「ドームでないし寒いから」という理由もあるのでしょうがね。
そんな中で、コートも着ないで冷えたビールを飲んでいると……寒い! 寒さのあまり、割高なおでんを食べました。
それにしても、ビール売り子の逞しさ。寒さに強い私でもずっと座っていると寒いと感じる中、半袖ミニスカ女、半袖短パン男女がうろうろしています。重い物を抱えてうろうろしていると、体が温まるものなのでしょうか?

球場に到着した時点で、点数は3-2でヤクルトリード。その後、並んだものの、中日先発・小笠原が打たれ打たれて、ヤクルトの追加点追加点……8回の表が終わった時点で、9-5。クリンナップは過ぎ、ここからの逆転はほぼ不可能だろうと諦めて、帰りました。
ヤクルト先発・館山も決して良い内容ではなかったのですが、バットには当たるものの、フライが多過ぎました。もうちょっと伸びればホームランという打球もちらほら……当たってはいる、当たり所がミリ単位でずれるだけで、逆転は可能だと祈っていたのですが、残念。
                                     駅員@燕飛べば 雨は無くとも 傘の舞う

2010年3月30日(火)
駅日誌(1366) 「春」

は〜るよ〜 とおきは〜るよ〜 ま〜ぶた〜 と〜じれ〜ば〜 そ〜こに〜♪
   〜松任谷由美「春よ、来い」より〜

もう春分を過ぎたというのに……この風の冷たさは一体何なのか!? 私は寒さに強い方なので、コートはもう着ていませんが、この風は骨身に凍みます。一説によると、温暖化が進むと大幅な気候変動が発生し、季節が滅茶苦茶になり、氷河期がやって来るのだとか。これは、その前兆なのでしょうか。
今日も、野良猫は私を相手にしないし……もしかしたら、あの猫が私を認めるまで春は来ないのかも知れません。
                                     駅員@寒風に 孤独背負って 背を丸め

2010年3月29日(月)
駅日誌(1365) 「布」

先日、風の強い日に洗濯物を干したまま忘れていて、夜が明けてから思い出しました。その翌朝に思い出して取り込んだのですが、風だけでなく雨もパラついたようで、物干しから落ちたタオルやら何やらが湿った状態でベランダの床面に散らばっていました。
それらを拾いながらガサガサッと洗濯カゴに放り込んで、その朝は外出の予定があったので外出し、戻ってから洗濯機を回しました。そして、その洗い上がった洗濯物を取り出そうとすると……

その中に、某キャラクターの描かれたバスタオルが!!
私はバスタオルは使いません。あるにはありますが、所詮ユニットバスでシャワーを浴びる程度なので、普通のタオルで事足ります。バスタオルを使うと、洗濯物が増え過ぎて厄介ですからね。
何だこりゃあ!? 考えられる可能性は……何者かが留守中に侵入し、洗濯機にバスタオルを入れて逃げた? ええ〜!?
否、きっと取り込んだ時です。
あの時は強風でした。風に吹かれて飛んで来たバスタオルが私のベランダに飛んで来て、それに気付かず、そのまま洗ってしまったのでしょう。参ったなあ……
外は雨だったので、洗濯物は部屋干しです。無論、そのバスタオルも。
続いた雨が上がった後の夜に、私が住む集合住宅の1階エントランスの棚に置いておきました。その後無くなりましたが……持ち主が気付いて回収したのか、それとも誰かに捨てられてしまったのか、それとも持ち主が回収したが気持ち悪がって捨てたのか。いやいやいやいや、気持ち悪い思いをしたのはこっちだ! 洗濯機から、入っていると知る由も無いバスタオルが出て来た時の驚きと不気味さと言ったら……
                                     駅員@本当は 侵入者なら どうしよう?

2010年3月28日(日)
駅日誌(1364) 「差」

「学歴社会」なんて言葉があります。今ではあまり聞きませんが、昔は学歴は人間のステイタスの一つでした。では、今は全く残っていないのか? 否、良くも悪くも少しは残っているようです。それどころか、少子化が進めば、また学歴社会が再燃すのではないかと思います。個々人の能力の他、持つ者と持たざる者の差が広がる事でしょう。
この資産の多寡が学歴に影響するというのが、昨今「格差社会」という言葉で言われているものの一つですね。
だがしかし、マスコミに踊らされて「白か黒か」になっている風潮はどうなんだろう? と思います。「そんな格差社会があっていいか!?」と喧伝するマスコミ関係者は、どちらかと言うと持つ者に入ります。余程の馬鹿の子でない限り、それなりに良い学校に行く事でしょう。果たして、彼等は本気で言っているのでしょうか?
その報道を見て「その通りだ!」と思っている視聴者の大半は、総中流社会の根幹を成す、「皆並んでちょっとずつ貧乏で」という人々です(その総中流社会の端くれに私も引っ掛かっているわけですが)。彼等は貧乏というわけではありません。しかし、「格差がある」と言われれば、「確かに自分たちは貧しい側だよなあ」と思ってしまいます。
そんな人々にとっては、「格差はあって然るべき自然の摂理なのです」と言われるより、「格差がある社会は間違っている。皆さんは我慢させられているのです」と言われた方が耳に心地良いわけです。マスコミという事業の命題は、より多くの人に目にして貰うという事です。それは、広告受注に繋がりますからね。彼等も慈善事業をやっているわけではなく、銭儲けが目的なのです。私は決して、銭儲けを悪だと言うつもりはありません。生きるために、より良い暮らしをするために稼ぐ事自体は悪ではありません。問題は受け手にあります。受け手が賢くなるべきなのです。

さて、冒頭で触れた学歴ですが、どうも「白か黒か」で語る人が多いですね。学歴を重んじる人か、学歴に意味はないと言う人か。学歴の捉え方にこそ、中庸が必要だと思います。
0でもなく100でもないが、1である、と。無数にある内のたった一つの物差しでしかないが、一つの物差しなのは確かである、と。知能のポテンシャルを測る物差しなのか、継続的努力が出来る度合いを測る物差しなのか、このいずれかなのだと思います。
学歴偏重主義者も、学歴否定主義者も、たった一つの物差しに拘り過ぎなのでしょう。私は、「あんな、紙に答えを書くだけのクイズ集」如きで人間の総価値が測れる筈がなく、その一方で、「あんな、紙に答えを書くだけのクイズ集」で値踏みされるリスクをヘッジしないのは愚かであるとも思うわけです。
                                    駅員@最近は 何だかニヒルな 日記書き

2010年3月27日(土)
駅日誌(1363) 「郵」

小泉政権時代に開始された郵政民営化改革は、その道半ばにして後退しそうになっています。「郵政公社」に完全に戻る事は無いでしょうが、改革は有名無実に終わりそうです。
あれだけ高い支持率を誇った政権が行った最大の功績が無に帰す事になりそうなわけです。連立政権入りした、旧自民党抵抗勢力であった国民新党の亀井静香郵政金融担当大臣の手によります。
国民新党の支持母体は特定郵便局長等が居るので、その代表である亀井氏が郵政金融担当大臣になれば、そりゃあ、こうなるわな。
よく誤解されますが、政治家の仕事は「皆の生活を良くする」ではありません。「支持母体の代表として、支持母体のために利益をぶんどって来る」なのです。
なので、実は亀井大臣は正統な手法によって正統に自らの支持者の利益のための行動をしているわけです。私は嫌いな政治家なのですが、今回のやり方には、実は落ち度はありません。
議会制民主主義というシステムでは、選挙に勝って議会に代表者が集まるわけですが、選挙に勝つには、何者かの支持を得なければいけません。一票=支持したという事、なのです。平たく言うと、例えば、「税金を減らします」と言った候補者が、「税金を減らして欲しい」且つ「こいつなら減らせそうな気がする」と思った投票者の票を集めて当選し、議会に出て税金を減らすために頑張るという構図なわけです。
亀井大臣の場合は、「郵便局を民営化しないでくれ」とい人の支持を得てあそこに出て来ているわけで、その支持者のために「郵政民営化を食い止め、逆戻りさせる」事を頑張るのは当然なのです。
日本郵政は、元々は2017年に株式上場を目指していたのですが、それもなくなる事になるでしょう。

私は民営化を支持はしますが、気掛かりな点がないわけではありませんでした。日本国の政権の無駄遣いには使えても、それ以外に対しては鉄壁の金庫であった、日本郵政に貯め込んである大金が海外資本の餌食になる可能性もあります。
欧米が何故郵政民営化を支持するかというと、「われわれは郵便は国有ではないのに、日本だけがそんな金庫を一人占めするのはずるい。その中の金を俺達にも見せろよ」と、こういう事です。
先程、議会制民主主義の構造について触れましたが、それと同様で、アメリカもEUも別に日本国民の生活なんて微塵も考えている筈がありませんね。あるのは、それぞれ、アメリカなりEUなりへの利益誘導です。

「自由主義社会」というと、聞こえは良いのですが、要はこういう事なのです。日本は大東亜戦争に敗れて、米国の軍門に下ったわけですが、果たして、現在の「自由主義社会」という形は、「天皇を中心とした八紘一宇」よりも幸せな社会であると断言出来ますか?
おっと、私は右翼ではありません。言いたいのは、「自由主義者」も、「共産主義者」も、「右翼主義者」も、偉い誰某さんが仰っている事に盲従して居るだけなのではないか? という事なのです。
社会人になってから、殆ど盲目的に上に従う俗物を沢山目にしますので、案外私の言っている事は的外れではないと思うのですが……
                                   駅員@カラス鳴き 赤いポストに 夕日差す

2010年3月25日(木)
駅日誌(1362) 「走」

昨日は用があったので、終業時刻から程無くササッと帰ったのですが、その事を職場で突っ込まれてしまいました。おいおい、水曜日はノー残業デーだろう? 良いじゃないか、早く帰ったって。
まあ、私が速攻で帰るのはわりと珍しいので、致し方無しか。
普段の行状が出ておるわけです。これからは余程忙しい日でなければ、水曜日はサッと帰るのを通例にしようかなあ……

さて、昨日から降り続いていた雨は今日も降っていました。暖かくなってきたと思っていたのに、また寒くなりました。この冷たさはまさに冬の雨。
帰宅すると、郵便受けに東京マラソンの記録が届いていました。
私の10km公式記録は、1時間10分台。但し、これは後ろの方からスタート地点に辿り着くまでも含んでいます。スタート地点通過〜ゴールまでのタイムは50分台。最後尾K組(ABC……IJKのKです)スタートだったので、スタート地点に着くまでに20分も掛かっているわけです。しかし、50分程度で走れたのは、初めて10km連続走行をした割には、我ながら上出来です。こりゃあ、来年はフルマラソン4時間切り狙いだなっ! 50分×4.2=3時間半……流石に同じペースは無理かもしれませんがね。ペース配分の研究もしなければいけません。
今回は、私の好きなランナーであるエミール・ザトペックの走法で走りました。ザトペックは昔のチェコ人陸上選手です。その走法は……走法と言うにはあまりにも無策な根性走法!! 顔をしかめて喘ぎながらひたすら根性で走る選手で、通り名は「人間機関車」でした。私もペース配分など全く考えずにひたすら前へ前へでした。私は頭と体を同時に使うのが苦手なので、私に合っている走法だったのだと思います。「人間機関車」というのも、地獄三丁目駅に似合っていて宜しい。
因みに、このザトペックは、古今東西世界でたった一人、オリンピックで5000m/10000m/マラソンの長距離走三冠金メダルを成し遂げて居ます。個々の記録はその後破られてはいるものの、この三冠記録選手は今後出て来る見込みは薄いそうです。現在は5000用の鍛え方、10000用の鍛え方、マラソン用の鍛え方が細分化されていますからね。

タイムは、本当は、無論きちんと何分何秒かが書かれているのですが、この記録は東京新聞と公式サイトにて公開されているので、調べようと思ったら不特定多数の方に私・駅員が何という本名か分かってしまいます。なので、ここでは書きません。
                                    駅員@駅員の 好きなランナー ザトペック

フレーム
2010年3月23日(火)
駅日誌(1361) 「東海道五十三次(12)」

昨日の日誌の続きで、東海道歩きです。21日の夜は掛川駅近くのビジネスホテルで一泊し、バスに乗って「日坂宿」まで逆戻りです。
日坂宿を出てすぐにあったのが、事任(ことのまま)八幡宮。御神籤を引いてみました。吉。正月に神田明神で引いたのも吉だったような……神意は変わらぬか。ダイドードリンコではラッキー缶が出るのになあ。

西へ西へと歩いて、出発から2時間程で「掛川宿」に到着。バスでは20分程度だったのになあ……今朝起きた場所に来るまで2時間掛かりました。
掛川には、山内一豊が城主になった事もある掛川城があります。そりゃあ、寄るしかあるまい。小ぶりな城です。しかし、その敷地内には桜が咲いており、青空・桜・白い城が美しい眺めでした。天守閣に入り、掛川城御殿という場所を見学してから、再び歩き出しました。
天竜浜名湖鉄道(以前、乗った事があります)の駅のそばを通り、西へ西へ。
ふと、美味そうな物が目に入りました。「かりんとう饅頭」という看板をデカデカと掲げた店です。「かりんとう饅頭」とは何ぞ? 一つ買ってみました。黒糖を使った生地に甘さ控えめのこし餡が入っています。それを揚げて表面をカリッカリにした物です。ん〜ん、美味!
甘い物を食べて疲れを癒して、また歩き始めます。暫く進むと、旧東海道は国道を離れて松並木に入ります。この日は晴れていたので、日差しが強く、松の木陰が涼しいです。暑さに対する松の木陰を、松尾芭蕉は俳諧で「命なり」と詠んでいます。

そのまま道なりに進んで、「袋井宿」へ到着。「東海道どまん中」という表記が目立ちます。ここが東海道の丁度中間地点。おお、ようやく半分まで来たか。
「どまん中茶屋」なんて所があったので、そこで休憩しようと思ったら、年寄のたまり場になっていました。ん〜、気安く休みがたし。「どまん中ダンス教室」なんてのもありました。「東海道のどまん中にある」という事は観光客にとってはアピールになりますが、地場の人にとってはどうなんでしょう?近所の人は皆「どまん中」に住んでいるわけで、「どまん中」を標榜する事が、何かプラスになるのか? まあ、商売の為ではなく、純粋に東海道のどまん中にある事を誇りに思っているのでしょう。
どまん中茶屋を諦めて、喫茶店に入りました。おっ! 壁に貼ってあるメニューに「小倉トースト」の文字が! これ、名古屋喫茶御得意のつぶ餡を乗せたトーストです。小倉トースト文化圏は遠江にも拡大しているのですね。

休憩を終え、更に西へ。江戸時代の道、明治時代の道という上り坂があり、それを登って高台を通りゆるゆると下ると、磐田市に入ります。
再び東海道に合流するあたりに、「遠州鈴ヶ森刑場跡」がありました。小ぢんまりしていますが、「鈴ヶ森刑場」と言えば、東京の平和島あたりを通った時にありました。そうか、その遠州バージョンなのだな。
木戸跡があり、そこからが「見附宿」です。途中で左に折れ、JR磐田駅前に到着。時刻は17:00。今回はここまでで打ち切り、新幹線で帰りました。次回は磐田駅スタートです。
東海道五十三次(12)歩行距離 : 22.3km(日本橋〜237.4km)
                                       駅員@青を背に しだれ桜の 掛川城

2010年3月22日(月)
駅日誌(1360) 「東海道五十三次(11)」

春分の日の日曜日と、その振り替え休日である今日の一泊二日で、東海道歩きの続きに行って来ました。前回藤枝から帰ったので、そこまで電車移動してのスタートです。距離が延びて来て、新幹線が当たり前の世界になって来ました。もう安いビジネスホテル一泊より、そこまでの交通費の方が高くつきます。
静岡駅から東海道本線に乗り換えて、藤枝駅に到着。決して大きな駅ではありませんが、それなりに栄えた駅前です。駅から北上して東海道に復帰。雨が心配でしたが、途中ちょっとだけ小雨がぱらついた程度で、傘は不用でした。厄介だったのは強風です。帽子が何度か飛ばされてしまいました。
国道の歩道と国道脇の別の道を行ったり来たりする恰好で西へ西へと歩きます。

前回の東海道歩きの日誌にも書いたのですが、東海エリアの自動販売機は圧倒的にダイドードリンコが強いです。前回「仮面サイダー」でラッキー缶というデザインが出て来て、「運の無駄遣い」だと書いたのですが、また出てしまいました、運の無駄遣い! 喉が渇いたので、「仮面サイダー」「ウルトラコーラ」「怪獣レモネード」とある中の「怪獣」を買ってみました。あ! 今タイプミスをして気付いたのですが、何故レモネードなのかという理由って、「果汁」とかけているのでしょうか!? これにだけ果汁が入っています!
で、出て来たのは金色に輝くカネゴンの描かれた缶でした。裏を見ると、矢張りこれがラッキー缶でした。嗚呼、運の無駄遣い……否、物は考えようです。前回歩いた時から今回にかけ、運が長い好調期にあると考えましょう。カネゴンの力で良い事あると良いなあ……

やがて「島田宿」に到着。この島田という地名……島田髷という髪型の名前の由来になっています。「しまだまげぇ?」とピンと来ないかも知れませんが、島田髷のバリエーションの一つの名称は聞いた事があるのではないでしょうか……「文金高島田」。和装の結婚式の新婦の髪型ですね。
この島田宿に続くのが、いわゆる「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」の大井川。「大井川川越遺跡」というちょっとした観光施設がありました。江戸時代を偲ばせる木造の小屋が並びます。中には入れる物もあったので入ってみると、うおっ!! 暗がりに誰かが立っていると思ったら、「人足」の等身大人形でした。ふんどし&ちゃんちゃんこのみの男がそんな所に立って居たら、怖いですよね。
この「人足」というのは、人を乗せた駕籠を担いで川を渡したり、肩車をして川を渡したりという仕事をする人です。どこまで水に浸かるかで渡し賃が細かく決められていたそうです。
流石に今日びは、そんな仕事はありません。近くにある橋を渡りました。川は昨夜の雨で濁流です。こりゃあ、仮に人足が居ても、「今日は無理でごんす!」とか言われそうです。

川を渡った所にあるのが「金谷宿」。金谷宿に来てすぐあるのが、大井川鐵道です。その車庫のある駅「新金谷駅」があります。ローカル線のこじんまりした駅なのですが、蒸気機関車が展示してある施設等があります。現役で走っているSL(C11)もあります。乗りたい気持ちは山々でしたが、スケジュールも良く分からず、いつかまたの機会にSL乗車目的で来ようと思います。
そこから更に西に進むと、アップダウンのある石畳です。登り坂は辛いには辛いのですが、足裏の負荷がかかる場所が違うので、痛んできていた足裏には好都合でした。
ある程度標高の高い位置まで来ると、一面の茶畑がありました。流石は茶どころ。濃緑のかまぼこ型が並んでいます。また、この辺りは「小夜の中山」という山で、それについての歌碑や句碑が道沿いに沢山ありました。
歌碑・句碑を見ながら歩いているとガサッと音がしたので見てみると、猫。しかし、どうも顔が……右目と左目の開き加減が違います。よく見ると、右前の額に大きな傷(もう塞がっていますが)があり、そのせいで皮膚が引っ張られてそういう目付きになっているようです。更に観察すると、体にも傷がいくつか……近付くと、警戒心鋭く一定の距離を保って、こちらを怨むような顔で見ています。目付きのせいでそう見えたのか? それとも傷は人間にやられたから人間を怨んでいるのか?
猫を尻目に進みます。視界が開けた場所に来ると、隣の山に木で書かれた「茶」の文字が。あれは分かり易くて良いなあ〜。

山を降りると、「日坂宿」です。辺りが暗くなってきましたが、ここは東海道でも3番目に小さな宿場だそうで、泊まれそうな所など全く見当たりません。このまま暗い中を次の掛川宿まで歩くのか? と、思って居るとバス停がありました。行先は掛川駅。そして、丁度そこにバスが来たので乗車し、掛川駅まで行って泊まりました。
翌日は、バスで引き返してのスタートです。この続きは次の日誌に。
東海道五十三次(11)歩行距離 : 19.0km(日本橋〜215.1km)。

                                        駅員@茶畑の 緑眩しき 春分の日

2010年3月20日(土)
駅日誌(1359) 「性」

タイトル:「性」だなんて、何だかエロい事を書きそうな気配ですが、決してそういうエロ日記ではありません。今日書く内容は、「性」にまつわる、これから社会問題化しそうな事、そして背筋の寒くなりそうな事です。
近年、「草食男子」「肉食女子」なんて言葉が出て来ていますが、「男女雇用機会均等」「男女共同参画」等を始めとした、性差をなるべく無視する社会傾向があり、そんな風潮で育った子供はそう育つのも、さもありなんです。
しかし、性差が少ないのが性格上の問題に留まっているのなら別に良いのですが、恐ろしいのは肉体的にもそれが表れて来ているという点です。無論、思想的な影響だけで肉体まで歪んでしまっているとは考えにくいので、環境ホルモン等の影響もあるのだろうと思います。

では、具体的にどういう事が起こっているのか? 「女っぽい肉体の男」「男っぽい肉体の女」が出て来ているという事なのです。ここでフェミニストのあたりから、「そもそも、男らしい、女らしいなんてのがおかしい!」なんて言葉が飛んできそうですが、そういう思想的な問題ではないのです。生物の種としての危機かも知れません。
孔雀は雄の羽が美しい一方で、雌は茶色で地味です。カマキリやバッタの雄は矮小で、雌は大きくて強いです。それは生物の種としての性差であり、人間の雄らしさ、人間の雌らしさってのも、それはそれで無いとおかしいのです。生物学、医学、保健学あたりを学んだインテリはこの辺をちゃんと理解しています。ヘンテコな事を言うのは、科学的根拠の無い学問である「社会学」あたりをかじった人でしょうね。私も文系なので、偉そうには言えませんが。
前置きが長くなりましたが、「男っぽい肉体の女」の例として、先日雑誌で読んだのですが、「女性のオス化」として、性格、行動様式等が書かれていた中に、「最近、ヒゲらしきものが生えて来た」というものがありました。これも同列に書いてありましたが、男勝りとかそういうのとは全然違う問題ですよね!
また、「女っぽい肉体の男」の例として、「ちんこが小さい」という症状。何だか卑俗な話題だと思われそうですが、笑いごとではないようです。男性ホルモンの分泌異常で生じる「ミクロペニス」なる症状だそうで、近年増えているそうです。ちんこが小さくて立ち小便の出来ない男の子とか。
何がどう原因しているのかは分かりませんが、こういった物がより進行すると、人間という種の生殖が減り、人類滅亡に向かっているように見えて恐ろしくなります。少子化もこれに起因する所があるのかも?

そう言えば、今日も見掛けましたが、最近女の方が背の高いカップルが多い気がします。いや、昔と違ってそういう形が変に見られなくなったのは、良い事なのかも知れませんが、もしかしたら、男全体の身長が小さくなって、女全体の身長が大きくなっていたりするのでは?
今日も量販店で、小男が粋がって彼女(妻?)の為に2LのPETボトル1ケース(×6本=12kg)を運んでいましたが、その重さでいっぱいいっぱいでした。粋がるのならば、12kg程度の重さは、涼しい顔して持たんかいっ! 案外その彼女(妻?)の方が簡単に運んだりして……?

                                  駅員@男女差が 無くなる事は 良い事か?

2010年3月19日(金)
駅日誌(1358) 「猫」

帰り道に、いつも私が近付くと逃げる野良猫が居ました。しかし驚いたのは、一人の人間に近付いて行っている様子。それも二匹!
何か餌をちらつかせていたのかどうか、そんな事までは暗いので見えませんでしたが、餌ならば私も魚肉ソーセージをちらつかせた事があります……あの人と俺の違いは、一体何だ?
実はあの人は飼い主で、あの猫たちは飼猫だったとか? しかし、そこは公園脇の歩道でした。
それとも、実は私なんかより何度も何度も接触を試みてようやく築いた関係なのでしょうか?

一体どういう手口で? そばを通り抜けながらチラッと見ようと思ったのですが、猫たちが私の方を見詰めると、その人は自転車でどこかへ行ってしまいました。それこそ、普段、私が近付いた時に逃げる猫の如く……行動パターンが似ているから、気が合って猫と仲良くなっているのでしょうか?
理由は分かりませんが、「私とは相容れないが、その人とは相容れる」ということなのは間違いない、か。
                                  駅員@見詰めてる その双眸は 何を視る?

2010年3月18日(木)
駅日誌(1357) 「鳩」

一羽の鳩が巣を離れて飛び立ちました。さて、その鳩は何色でしょう? 白? 灰色? 黒?
総理大臣鳩山由紀夫の弟、鳩山邦夫が自民党を離党しました。今後、政界でどういう動きをするのかが気になる所です……が、それ以上に気になるのは、彼等は兄弟なのに、あんまり似ていないなあという事です。ん〜、異母兄弟かと調べたら、ちゃんと同じ母の子でした。その母は兄弟両方に、親からの「子供手当」という形でその愛情を今でも注いでいるんだし、そりゃあそうか。

それにしても、この一家も豪華絢爛たる家系ですね。鳩山兄弟の祖父鳩山一郎は、自由民主党の初代総裁です。つまり、自民党の生みの親の孫が、自民党と現在反目しているわけです。祖父一郎は霊界からこれをどういう風に見ているのでしょう?
その一郎の息子・威一郎は、石橋安子(石橋→Bridge of Stone→Bridgestone創業者の娘)を嫁に貰って居ます。そして、その子供が鳩山兄弟なのです。母ちゃんが金をたんまり持っているわけですね。我々にとっての大金でも、はした金なのかも知れません。おこぼれにあずかりたいものです。私がおこぼれを貰う言われは一切無いのですが……
                                     駅員@石橋を 叩かずすがる 二羽の鳩

2010年3月17日(水)
駅日誌(1356) 「賊」

捕鯨船襲撃で悪名高いシー・シェパードの次の標的は、鮪漁船だそうです。意味が分からん……もうじき正式に漁獲制限が決まってしまうのに、何故そんな事を?
仮に、国際的に漁獲制限が決まったのに、それでも制限を越えて獲っている船があったら、突撃するのも正義だと言えるでしょう。しかし、これから制限が掛かる場面でそんな事をしているのは何なのでしょう。
更に、このクレイジー集団に資金提供力している米国人や米国企業もあるとか。どういう人や会社が出資しているのでしょう? 中には普段ステーキを頬張っている人や、牧場主なんかも居たりして。もしそんなのが居たら、「牛さんが可哀想だ!」と叫んで、そういう連中のステーキを奪い取ったり、牧場から牛を逃がしたりしてやりたい所です。
ん〜、狂気じみてはいても、彼らにも彼らなりの正義というものはありそうなものなのに……どうも正義というのとは違います。
そこで、ちょっと調べてみると、はは〜ん、矢張り代表者は元グリーンピースの人間でした。どうも手口が似ていると思っていたのです。因みに、この人は菜食主義者だそうです。野菜ばかり食っていて、何故そんなに太っている!? 隠れて肉を食っているのか、それとも菜食主義は決して健康的ではないのか? ま、前者でしょうが。

さて、企業が出資するという事は、それは投資する意義があるからです。直接的であれ、間接的であれ、何らかの見返りを期待しての出資の筈です。そうでなければ、異常な筆頭株主でも居ない限り、株主にボコボコにされるのは間違いありません。
企業としてのスポンサーは、アウトドア用品の米パタゴニアや入浴剤の英ラッシュが有名なようです。きっと何らかの旨味がある筈だ……と思ったら、パタゴニアもラッシュもPrivate Limited Company=株式非公開なんですね。という事は、ただの経営者の趣味かいっ! 従業員の皆様は身の振り方を考えた方が良さそうです。本来ならば、貴方がたに配分されて然るべき富をあんな事に使われているわけですから。
                                       駅員@船に乗る 海の狂犬 体当たり

2010年3月16日(火)
駅日誌(1355) 「政」

Athena's burning with boredom now! Athena's burning dial 99999!
Athena's burning with boredom now! Athena's burning dial 99999!

   〜The Clash「London's burning」替え歌〜

ギリシャが大変だそうです。財政赤字が膨らみ過ぎたため、国債等の価値がガタ落ちし、政府はその対策として国内への税負担を上げて、それに反対する暴動が起きています。特に首都では大騒ぎだとか……一方で、タイでも大規模なデモが起きています。こちらも反政府活動です。
第二次世界大戦期の英国宰相チャーチルがこんな言葉を残しています。「民主制は最悪の政治形態である。これまでに試みられた全ての政治形態を除けば」。つまり、「決して良い政治形態ではないが、これまでで最もマシな政治形態だ」と言っています。しかし、もしかしたら、民主制の崩壊はもう目前に迫っており、その綻びが上記のような暴動に表れているのではなかろうか? と思います。
さて、民主制が崩壊したらどういう時代が来るのか? 物凄く大雑把に言えば、歴史上では2種類の政治形態が交互に来ていると言えます。君主制と共和制。という事は、新たな君主制が来る!?
あり得ない話ではないと私は思います。組織が衆愚に陥ってしまったら、ワンマンのリーダーがズバッと独裁してしまえば、割と世の中が上手く回るものです。判断が早いですからね。
無論、君主制にも欠点は沢山あるので、やがては再び共和制に戻るのでしょう。しかし、それらは一長一短であり、欠点ばかりが露出する度に、政治形態の変化が訪れるのだと思います。私は、必ずしも独裁を悪だとは思いません。善だとも思いませんし、民主制が善だとも悪だとも思いません。それぞれに持ち味があると思います。

20世紀には、共和制の一種でありながら民主制とは異なる政治形態の、大々的な実験が行われました。「共産主義」というやつです。

共産主義は、一つの理想的統治形態だとは思うのですが、如何せん、頭の切れる人間が頭の中で考えただけの「机上の空論」だったのだと思います。共産党宣言を書いたカール・マルクスは天才なのですが、「人間」について知見不足でした。人間には「怠惰」という特性もある事を忘れて居たのです。もし、全ての人間が勤勉であり、全ての人間に権力欲が無ければ、共産主義は理想の世界なのですがね。実行に移してしまった国の国民は随分憂き目に遭ってしまいました。
次に来るのは……再びの君主制か? それとも共産主義に代わる新たな実験か? 人間の歴史は繰り返すのか? 次の次元に上がれるのか? 今という時代が、その瀬戸際なのかも知れません。
                                  駅員@人間は 悪魔になれても 神になれず

2010年3月15日(月)
駅日誌(1354) 「魔」

誠実さの欠片も無く 笑っている奴が居るよ♪ 隠している その手を見せてみろよ♪
   〜THE BLUE HEARTS「青空」より〜

天使の様な 悪魔の笑顔 この街に溢れているよ♪ 挫けそうでも 迷いそうでも 見付け出す 本当の心を♪
   〜近藤真彦「ミッドナイト・シャッフル」より〜

「悪魔は笑顔で、天使は強面で近付いて来る」なんていう言い回しがあります。然りとて、天使や悪魔が全てそうだというわけではないのでしょうね。天使の笑顔をした悪魔も、鬼の形相をした天使も居て、無論、悪どい顔の悪魔も、眩い笑顔の天使も居るのだと思います。
そして、これは人間にも言えます。笑顔で右手を差し出している人が後ろに隠している左手には、花束が握られている事も、拳銃が握られている事もあるのでしょう。貴方に笑顔を向けているその人はどうでしょう? 貴方に強面を晒しているその人はどうでしょう?
人間とはそういうもんなので、世の中には誤解されている人も沢山居るのだと思います。悪魔の様な人間でも良いイメージを持たれたり、天使の様な人間でも悪いイメージを持たれたりしています。
私も――自分が天使のような人間だと言うつもりは更々ありませんが――自分は誤解され易い人間だと思っています。天使だと讃えられたくて信念を捻じ曲げるくらいならば、悪魔だと罵られても信念を貫きたいです。何だか恰好付けた事を書いてしまいましたが、無論「誤解され易い」というのも、私の思い込みなのかも知れませんがね。
                                 駅員@偽悪者の あいつ元気に してるかな?

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2010年3月14日(日)
駅日誌(1353) 「雪」

土曜日の午前中に外泊先から帰宅し、帰ったらすぐに支度をして、道具を担いで新幹線に。向かうは越後湯沢・石内丸山スキー場。
しかし、新潟は生憎の雨……雪中行軍ならぬ、雨中滑走となりました。更に、雨も関係しているのでしょうが、山にはガスが煙っていました。視界が悪い事悪い事。しかし、標高が上がれば、気温が下がるせいか、上の方は雨ではなく雪が降っており、気持ち良く滑れました。
民宿のような所に泊まったのですが、流石は米所・新潟。米が美味い。無論おかず等も美味いのですが、小ぶりな茶碗とは言え、「日本昔話盛り(まんが日本昔話に出て来るような、山型の盛りです)」を2杯頂きました。朝食でも「日本昔話盛り」1杯。満腹感あり! それでも滑ると腹が減るから不思議です。エネルギーを結構消費しているのだなあ。
翌日曜日は晴れ。ウェアを着ていると暑いくらいでした。視界はクリアになり、滑り易かったです。しかし、雪質は水気を含んで重くなっており、非常に疲れました。今シーズンはこれで最後かなあ。
意外と空いていた事もあり、初めてハーフパイプにチャレンジ。オリンピックで見たような高い壁ではありませんが、両側に壁がそそり立つ所を滑ってみました。壁が迫るのが存外怖い→怖いから減速する→失速するからしくじる、といった感じでした。しかし、慣れさえすれば何て事は無いのかも?
上の写真は、リフト乗り場の近くにあった「レストラン石内」……恐らくスキーブームの頃に建ち、当時は客も多かったのだと思いますが、今は見るも哀れ。
金曜日に精神的に疲れ、土曜・日曜に肉体的に疲れ、明日は仕事になるんかいな?
                                     駅員@雪の山 今シーズンの 見納めか

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2010年3月14日(日)
駅日誌(1352) 「鴎」

上野にある「水月ホテル鴎外荘」という場所に泊まりました。東京住まいの人間が、東京で泊まるとは是如何に? 泊まれる機会があって、且つこういう機会でもないと一生泊まる事もなかろうというわけで。
ここは、以前森鴎外が住んでいた事のある建物と、それを囲む様に建てられた宿坊としてのホテルという構成で、温泉もあります。森鴎外は、ここで「舞姫」を書き、ここで饅頭茶漬けを食べたのか……「饅頭茶漬け」とは、森鴎外の好んだ食事の一つだそうです。即ち、白飯の上に饅頭を割って乗せ湯をかけた物だとか。うげっ! となりそうですが、善哉のような物と考えれば、あながち変な味ではないかも? プリンにもライスプディングなんて物がありますし。
座敷で食事をして(残念ながらと言うか、ホッとしたと言うか、饅頭茶漬けは出ませんでした)、温泉に入って宿泊して帰りました。写真の人は、そこの女将です(写真掲載につき、不都合がありましたら御連絡下さい。削除致します)。興味深い場所だったので、泊まれた点は良かったかな、と思います。
しかし、ここ自体は面白い場所でしたが、ここに来た経緯や同行者には、毒づきたい事は山程あります。でも、ここでそれを書き連ねるのはやめときましょう。この日の宿泊は、私は非常に疲れました。そして、そこから帰ってすぐ新幹線に乗って北へ……金土と連続して外泊です。土日分は次の日誌に。
                                  駅員@仕返しが したけりゃ厨子王 見習えか

2010年3月11日(木)
駅日誌(1351) 「構」

「ええい! 俺に構うなっ!!」と思う事があります。
どういう時に思うかというと、買い物の時です。基本的に、高い物を売る店であればある程、店員がしゃしゃり出て来ます。服屋でも、鞄屋でも、靴屋でも、時計屋でもそうです。
そういう時に、「五月蠅い! 選ぶのは俺だ! 貴様の御薦めなど訊いていない。すっ込んでろ!」と思うのです。自分用を買う時にも、プレゼント用を買う時にも思います。自分で選ぶから意義があるのです。プレゼントでも、店員が選んではプレゼントの意義が薄れると思います。人に選ばせるのならば、相手が選べるように、ハナからカタログギフトのカタログでも贈れば良いではないか!
そういうショップの店員をしている方に伺いたいのですが、あれって、店長なり何なりが「そういう風にしろ」と指示しているのでしょうか? だったら、「俺の前に、その馬鹿店長を出せ」と。説教します。もう一つ、店員の方に伺いたい事は、「店員が邪魔な時は、どういう風にあしらうべきか?」です。無言でシカトするべきか? 邪魔だとハッキリ言うべきか? どちらの方が良いのでしょうか?

今日は、非常に私的な内容になってしまいました。だがしかし、これって、昨今の百貨店不況にも繋がっているのではないか、と思います。「店員がうざったい」と感じる店の代表格が百貨店であり、もしかしたら、そこそこ多数の人が私と同じように感じているのではないか、と。
                                   駅員@店員は 問うたら答える だけで良い

2010年3月10日(水)
駅日誌(1350) 「倫」

別れさせ屋なんて職業があるんですね……「夜逃げ屋本舗」「怨み屋本舗」みたいに、「別れさせ屋本舗」なんて商号の業者も居るのでしょうか?
とある夫婦の旦那の方が嫁と別れたくなり、別れさせ屋に妻をたぶらかせて不貞を働かせて、それを咎めて離婚するという形にしたそうです。何でこんな回りくどい事をしたのかというと、恐らく慰謝料やステイタスのためでしょうね。形式上「離婚の理由を作ったのはあくまで妻の方だ」というわけです。今回の事件では、その後別れた妻と同棲していた別れさせ屋の男が、正体がばれたため殺した殺人事件だそうです。
刑事裁判になっているのはあくまで殺人で、別れさせ行為ではありません。今、「別れさせ屋」でネット検索をすると、普通にそれを事業の一つにしている探偵事務所なんかがヒットしました。え? 私が知らなかっただけで、結構普通に商売しているんですね! よくこんな事を考え付くよなあ、と感心するやら、呆れるやら。サービスを見ていると、色々なシチュエーション向けの仕事を行っているようです。今回の事件のような形の他に、例えば、復縁するためにだとか、不倫関係と切るためにだとか、付き合いたい異性に今居る交際相手を切りたいだとか……
こんなもんがビジネスになってしまうなんて、人間は何て業深い生き物なのだろうか? 地球で最も邪悪な生き物です。ますます人間嫌いになりそうです。「私も利用したい」と全く思わないわけではありませんが、やってしまったら、もう人間を止める事になってしまうような気がします。

モラルハザードです。人間に倫理観を求めるのは、最早古臭い考えなのでしょうか?
今日の昼間、池袋で信号待ちをしていた時に、女性白バイ警官がしきりにトラックに制止命令を出していました。しかし、トラックは止まる気配無しでそのまま進んでいます。その前にスピード違反か何かがあったのでしょうが、それに公務執行妨害のオマケが付いちゃうぞ阿呆トラック野郎、と思って見ていました。
しかし、信号待ちをしている場所の周囲に立っていた人々は、私とは違った事を言っていました。「止まる気がないのなら、振り切っちゃえば良いのにね〜」(おいおい、あんなうんこトラックが、白バイよりも速いとでも思っているのか?)とか、「あれじゃあ、ただの鬼ごっこだよね〜。あたしも鬼ごっこやりたいな〜」とか……こいつらは一体? 人間って最早、倫理観が無い方が自然なのでしょうか?

ヒンドゥー教の中に「ユガ」というものがあります。非常に長い時間を指すのですが、時代というものは「サティア・ユガ」「トラタ・ユガ」「ドラパラ・ユガ」「カリ・ユガ」という4つで構成されていて、後ろに行くにつれて世の中が悪くなって来ているという思想です。そして、現代は「カリ・ユガ」(つまり、最悪の時代)に当たるのだとか。では、その思想によると「カリ・ユガ」の終わりはどうなるのか? カルキという破壊神が現れて、一旦世界の悪を破壊し尽くし、再び「サティア・ユガ」の時代になる、との事で、基督教の「最後の審判」と非常によく似ています。
大昔にこういう思想が出来たという事は、その大昔の人々も「人間の世には悪がのさばっている」と思っていたからなのでしょうね。人間はその歴史の中で、進歩しているのでしょうか? それとも、堕ちているのでしょうか?
                                     駅員@堕ちたのは 罪の果実の 宿命か

2010年3月9日(火)
駅日誌(1349) 「氷」

昼間雨が降り始め、夕方に雪に変わり、日が暮れてからは霰(あられ)と言うべきか雹(ひょう)と言うべきか、何やら氷の粒が降って居ました。東京は今冬最大の積雪になるのではないかと思います……と書いて、窓から聞こえる音に耳を傾けると、先程までの硬質な音に代わって、液体の音になっています。再び雨か。
という事は、明日は路面が凍結してつるつるの危険性がありますね……ちょっとだけ普段より早く起きようか(だったら、夜中に日記を書いて居ないで早く寝とけ、と)。

それにしても、21時頃で既に歩道が白くなっていたので、今回はまともに積もりそうだぞ、と身構えてしまいました。年度末ですから、業務が滞っていたJack'o Frost(ジャックフロスト)が慌てて業務に集中した結果なのでしょうか。
このジャックフロストですが、イングランドの霜の妖精の事を指します。日本では、私の好きなゲームの一つである「女神転生」というなかなか根気の要るシリーズに出て来ます。ドラクエで言う所のスライムのようなマスコット的キャラクターです。尚、そのゲームを販売する会社は、プリクラを最初に製品化した会社でもあり、初期のプリクラの操作案内係として出ていました。恐らく、そっちで見た事のある人の方が多いだろうと思います。

それにしても、温暖化が喧伝されている昨今に、この雪はどうした事だ? 温暖化なんか本当は起きていないのではないか? と思ってしまいそうになりますが、温暖化が進むと気候が変動し、寧ろこういう事も起きるのだそうです。何年か前の映画「デイ・アフター・トゥモロー」で、自由の女神が胸のあたりまで氷に埋まっている映像を見た事がありますが、あれでも同じような事を言って居たなあ。
                                       駅員@空仰ぐと 氷の粒が 頬を打つ

2010年3月8日(月)
駅日誌(1348) 「皇」

悩んでる体が熱くて、指先は凍える程冷たい♪
どうした早く言って仕舞え。そう言われても私は弱い♪

貴方が死んでしまって、私もどんどん年老いて♪
想像つかない位よ。そう、今が何より大切で。
   〜aiko「カブトムシ」より〜

愛子内親王殿下が登校拒否をしているそうです。何でも、隣のクラスにちょっとやんちゃ坊主が居るそうで、それに恐怖心を抱いているとの事。
何やら「乱暴騒動」とか何とか話題になっておりますが、そんな大袈裟な事ではないと思います。単純に、生まれた時から、周囲は自分に優しく接するだけの大人ばかり……人間が悪さをしたり、悪さをされたりという発想は一切育って居ないのでしょう。
哀しい哉、これは皇室に生まれた者の宿命であり、試練であると思います。今後そういう外の世界の刺激を受け、それを知り、清濁併せ呑み、善と悪を相対化し理解するというプロセスを踏まないと、国家の頭は務まりません。そして、皇太子夫妻は、皇族である以前に父であれ、母であれと申し上げたいと思います。

……とは言うものの、こんな風に他所からゴチャゴチャ言われる家族というのも辛いでしょう。凡人の子供が不登校になっても、それに興味を示すのはかなり近しい人だけで、他はそんな事を知りもしません。皆から見向きもされない者と、皆から常に見られる者と、いずれも不幸には違いないという事なのだと思います。
あと、憶測ですが、愛子内親王殿下は、学校でも孤独なのではなかろうか? 学友も親から「粗相の無いように」とか言い含められて、接し方が他の子違ったりとか。皆が仲良くしているのに、自分だけ腫れ物に触るような接し方をされているとか? そういうのもあるんじゃなあいかなあ……? 知らんけど(←出た! 関西人にありがちな「末尾の知らんけど」)。
                                   駅員@我が辞書に タブーの字無し 皇室も

2010年3月7日(日)
駅日誌(1347) 「檎」

たった今私の名が分かりました♪ 貴方が仰る通りの「林檎」です♪
美味しく出来た実から 毎年 御届します♪ 召しませ 罪の果実♪
   〜しいなりんご「りんごのうた」より〜

昨夜、正確には日付が変わった今朝未明0:00〜、代官山のNOMADという店で、椎名林檎ばかりかけるクラブイベントがあったので、ピンで突入。歌って踊って帰りました。
以前も同じような内容のイベントに出掛けた事があるのですが、今回はそれとは別の主催者による企画で、前回よりも小規模でしたが、十分楽しめました。駅からちょっと歩く所だったので、もし雨でなかったらもっと客が来ていたかも知れません。
一人で行くというはなかなか敷居が高そうに見えますが、年々何事も単独行動に抵抗がなくなって来ている私は、割と平気です。いや、それどころか人に合わせて待ったり、人に合わせて急いだりという事が無い分、気楽にさえ感じて来ています……う〜わ〜、独身続行まっしぐらの気配!
思うに、いわゆる「御一人様」需要を支えている、独身キャリアウーマンなんかも私と同じような考え方をしているのではなかろうか? 「愚図な男と一緒に居ても時間の無駄だわ!」みたいな……とか言いながら、二人なり三人なりで来た人々や、積極的に声を掛けて行く人を見て居ると、ちょっと寂しくはあるのですがね。
「積極的に声を掛けて行く人」と言えば、何となくですが、「クラブに行く=軟派しに行く」と思っている人ってのはやっぱり居るのでしょうね。
しかしまあ、今回のは「椎名林檎限定企画」なので、椎名林檎好きばかりが来ているわけで、仮にそういう狙いの人でも、椎名林檎の楽曲をそれなりに勉強していないと、すぐにモグリだとばれます。なので、そういうヘンテコな動きをしている人は居なかったと思います。そりゃあ、中には、女には積極的に声を掛けるが、男が挨拶をしても殆ど反応しないという野郎も居ましたがね。

というわけで、夜中〜朝まで飲んだり踊ったり歌ったりしていたので、帰ってから夕方まで眠っていました。麦酒×3、焼酎ロック×1、梅酒ロック×2……私にしては多い酒量ですが、最中は全然眠くなりませんでした。動いて発散するからか、刺激が多いからか?
会社の人と飲んでいると、もっと少ない酒量で眠ってしまう事がよくあります。そういう時に多いのが、「昔居た誰某氏」や「社内だが、私と縁遠い誰某氏」の話題が出た時。私にとって興味ゼロの話題なので、眠くなるのもしょうがない……と言い訳を。
                                      駅員@酒飲んで 踊るその頬 林檎色

2010年3月6日(土)
駅日誌(1346) 「命」

もし、目の前に自ら動く事もままならない身になってしまった人が居るとします。
その人が「こんななりで生きて居たくないから、俺を殺してくれ」と言った時に、貴方はその人を殺す事が出来るでしょうか? 続けて、「殺せる」という方にも「殺せない」という方にも、同じ質問を。その選択は果たして正義でしょうか?

横浜地方裁判所相模原支部で、一つの判決が出ました。妻を殺害した夫への、嘱託殺人罪に対する執行猶予判決です。
この案件を語るには、先ず5年前に遡る必要があります。この夫婦には、息子が居ました。しかし、その息子は筋委縮性側索硬化症という病気に罹っていました。全身の筋肉が動かなくなってしまう難病です。肺も筋肉で動いていますから、人工呼吸器が無いと息も出来ません。息子はその当時40歳。40歳にもなって両親を煩わせるだけの存在である自分を情けなく思ったのか、母親に人工呼吸器を外して自分を殺すように言いました。母親は息子を殺したら、追って自らも死ぬつもりで、人工呼吸器を外しました。
ところが、母親の自殺は失敗……生き永らえてしまう事になってしまいます。それからの日々は、常に「死にたい、死にたい」と言っていたとか。そして、夫に自らを「殺してくてれ」と頼みます。夫はそれを受けて妻を殺しました。嘱託殺人=「殺してくれと頼まれたから殺した」という罪です。
これは「やりたくない殺し」の連鎖の事件であると言えます。

悪い者は誰一人として居らず、幸せな者も誰一人として居ないという、何とも遣る瀬無い事件です。私はこういう事件を見るにつけ、矢張り神は居ないのだなと思います。否、もし仮に居たとしても、人間一匹一匹如きの生き死になどは神にとっては瑣末な問題なのでしょう。
今回の事件から、私は森鴎外の「高瀬舟」を連想します。そこでは、自殺したくて喉に剃刀を突き刺した弟から、剃刀を抜いてくれと頼まれる兄が出て来ます。兄は弟の喉から剃刀を抜き、弟殺しの咎で島流しにされるのですが、晴れやかな顔をしているという話です。
息子を殺しても、妻を殺しても、それが自らの正義に照らして後悔が無ければ、それはそれで正義なのかも知れません。というわけで、冒頭の問いに対する私のスタンスは、「殺せる」、「正義である」。これが正解かどうかは、神のみぞ知ると思います。「神は居ない」と言ったそばから、ですが。
                                       駅員@今回の 日記の話題 ちと重い

2010年3月5日(金)
駅日誌(1345) 「食」

仕事の関係でFOODEXという展示会に行って来ました。幕張メッセで今日まで開催されていた食品関係の展示会です。広〜い展示ホールに、所狭しと食品会社が軒を連ねています。歩くのが比較的速い私でも、端から端まで見て回るのにたっぷり4時間も掛かってしまいました。
無論、仕事上で見るべき物は限られているのですが、折角来たので、仕事には直接的には関わらない部分も見ました。美味しそうな物が沢山あり、私の食べた事の無い物もいくつも。
鰰(ハタハタ)の卵とか、羊肉のソーセージとか、米粉のピザとか、レモンリキュールとか、変わったチョコレートとか……色々味わうのも間接的には勉強の内。昼食は試食で賄えました。

さて、印象深い物として前述した食べ物について解説します。
鰰は小型の魚なのですが、その卵は存外大きいです。イクラよりは小さいですが、鱈子や数の子の3倍程ありそうな大きな粒です。そして、魚卵にしては割とシッカリした殻で、固めの殻がプチッとする食感がなかなか新鮮。

羊肉のソーセージ……文字通り、ラムを使ったソーセージです。私は羊肉は、臭いがちょっと苦手なので、それを製品化した所の事に言ってみると、「それは良い肉を食べていないからです」との弁。ほう……そのソーセージには期待出来るか? パクッと……やっぱり後味は臭いやないか! 私は喫煙者ですが、非喫煙者を含む大多数の人よりは嗅覚が鋭いのです。

米粉のピザ……最近、テリー伊藤が米粉のCMをしていますね。その中の1品です。成程、日本で唯一食糧自給率が高い食物です。それを有効活用しない手はありませんね。良い事だと思います。最近は米粉を使ったパンやケーキもあります。

レモンリキュール……イタリア製。レモンの味と香りが強く、なかなか美味。しかし、ちょっと甘過ぎるか。40ml1500円。香水みたいな値段やなあ!

変わったチョコレート……特徴的な形をした物。内部に特徴的な物を入れた物。特に私は欧州のオレンジピールにチョコレートでコーティングしたやるが美味と思いました。オレンジとチョコレートって非常に相性がいいです。苦みのあるオレンジだと尚良いですね。
私、駅員は意外とグルメだったりします。「美味しんぼ」の海原雄山のような生き方がしたいなあ。
                                        駅員@A級だ B級だなんざ 瑣末也

2010年3月4日(木)
駅日誌(1344) 「公」

「無料」の事を「ロハ」なんて言う事があります。「只」の縦読みですね。なのに、「公」の事を「ハム」とは言いません。「おおやけ」って言葉を使う事自体が少ないからなのでしょうか? そんな、使う事が少ない「おおやけ」ですが、少な過ぎやしないか? 公共の利益を考えるのが!

最近は、コンビニの中に喫煙所がある店があったりします。イートイン・スペースの延長線上としてはあり得る事だと思います。私は喫煙者なので、出掛けたついでに、そういう喫煙所で一服する事もあります。
そういう所に入ったのですが、見ると床にチューハイの缶やポリ袋が落ちていて、その周囲の床に汚い靴跡がいくつもありました。
困った事です。こういう事をする馬鹿野郎がいると、下手をすると店がこの喫煙所を止めてしまう可能性があります。そういう事まで考えが回らないのでしょうか? 自らも喫煙者ならば、それが自分にとっての不利益に繋がる事くらい、容易に想像出来そうなものですが……

道を歩いていると、複数人数で喋りながら歩いている人が居ます。それは大いに結構なのですが、狭い歩道で、向かい側から人が歩いて来ても、横隊を崩して道を譲ろうとしないのはどういう事だ?
話に夢中で気が付かないのか? それとも複数人数で横隊しておきながら、一人で歩いている側が道を譲るべきだとでも思っているのか?
私は、自分がそういう横隊の時はそれを崩しますし、それが当然だと思っているのですが……


人一人分しか通れない幅の狭いエスカレーターで立ち止まっている人が居ます。まともに歩けない年寄や子供、身体障害者ならまだしょうがないのですが、若者〜壮年なのに、立ち止まっているのは何なのか?
急いでいないのならば、横の階段でゆっくり降りれば良いのに、と。私は一人の時は、歩くのが速くて且つエスカレーターはほぼ必ず歩くので、前が詰まってしまうと厄介なのです。

地元からずっと出ない人が居ます。地元を愛している人なのでしょう。地元を愛せるという事は、それはそれで素晴らしい事だと思います。にも関わらず、煙草やゴミをポイ捨てするのは何なのか?
そういう人は、地元を愛しているから地元に残っているというわけではないのでしょうか。或いは、地元が好きでも公共心は無いという事? それとも地元から出て行く度胸が無いだけ?

うーん、解せない! こういう人々には、公共心ってものが無いのでしょうか。私のような公共心の低い下衆な野郎に、こんな事を思わせないでくれい。
                                   駅員@金八が 人という字は…… 語り出す

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2010年3月3日(水)
駅日誌(1344) 「百」

今日は桃の節句、ひな祭りです。「もも」と言えば、「百」も「もも」と読む事があります。日清食品創業者安藤百福の「もも」です。
コンビニを覗いたら、「安藤百福生誕百周年記念商品」が売られていました。カップヌードルをはじめとしたカップ麺と、チキンラーメンです。
しかも、カップヌードルやチキンラーメンは発売当時の価格(カップヌードル=100円、チキンラーメン=1袋あたり35円)です。チキンラーメンの5袋パックを買って帰りました。
チキンラーメンって、ジャンクフード然とした味ではあるのですが、たまに食べたくなる味です。何て言うか、中毒性があると言うか何と言うか。否、中毒性があると言っても不健康と言うわけではなく、野菜や卵といった食材さえ足せば健康的です。
そんな、インスタントラーメンの祖が安藤百福なわけです。たかがインスタントラーメンされどインスタントラーメン。今や世界で年間何十億食も食べられています。偉大です。
さて、最近の私のお気に入りカップ麺は、明星の「バリカタ」です。1分で作れる、カタ麺豚骨。そりゃあ、店で食べる豚骨に比べれた見劣りはしますが、短時間&そこそこの味で結構良いバランスです。

話は変わるのですが、今テレビで西友の家具販売のCMがありました。「西友に取り敢えず行けや」というやつです。これ……競合企業名をCMコピーに練り込んで居ますね。西友・ニトリ・アエーズ・イケア。ん? アエーズ?(またはアウェイズとか?)
気になってネット検索してみると、同じ事を考えた人が山のように居る事が分かりました。「アエーズ」で、西友CMについて書いている記事が沢山ヒットするのです。
なかなか味な真似を……恐らく、このCMについて、面白いと言う人も下品だと言う人もいるでしょう(私は面白い派)。しかし、良かれ悪しかれ話題に乗る事が一先ずの目的なら、成功していると言えます。もし、「アエーズ」のくだりまでが計算通りなら脱帽です。
                                       駅員@寒い夜に 眼鏡曇らせ 啜る麺

2010年3月2日(火)
駅日誌(1342) 「明」

夜空が随分明るい……春が来たからなのか、それとも何かが起こっているからなのか。
時刻は21時頃、電車を降りての帰路の事です。口笛を吹いても野良猫に相手にされないのは相変わらず、逃げて行く後ろ姿を見送ってふと空を見上げると、異様に夜空が明るく見えました。妙に赤味を帯びた明るい夜空でした。都市には闇がありません。闇の恐怖もありません。闇の柔らかい優しさもありません。
……おっと、何だこのポエム風は!? いや、実際に今日の夜空はえらく明るく見えたのです。そりゃあ、東京に暗い夜なんて殆ど無いのですが、今日ばかりは異様に明るく感じたのです。
ふと、怖い想像をしてしまいました。もし、私にだけ異様に明るく見えているのだとしたら? 私の目か頭かがおかしくなってしまっているのだとしたら? もしそうだったら、これは、闇の訪れ(全世界的停電等)に備えての進化なのか? それとも、狂気の世界に片足突っ込んでいるのか?
こんな日記を書いたら、また心配されてしまいそうですが、私は至って健康ですので、御心配なく!
                                    駅員@都には 何でも有るか? 闇が無い

2010年3月1日(月)
駅日誌(1341) 「波」

見詰め合うと素直に御喋り出来ない 津波の様な侘しさに I know……怯えてる Hoo
巡り逢えた瞬間から魔法が解けない 鏡の様な夢の中で 思い出は何時の日も雨
   〜Soutern All Stars「TSUNAMI」〜

昨日の思い出は、雨でした。雨の中走った思い出です。その一方で、日本列島には大津波警報・津波警報・津波注意報が出されていました。
10kmを走り終わり、帰宅してテレビを点けたのですが、どの局でも日本列島がデカデカと映っていました。無論、東京マラソンのチャンネルにしていたのですが、右下から日本地図が一向に消えません。それだけの警戒態勢だったのです。しかし、日本海側や内陸部の人は迷惑だったろうな……
この津波の発生原因は、南米チリの地震です。「地震雷火事親父」とはよく言ったもので、地震が怖いものの筆頭になっています。地震は地震そのものも脅威ですが、二次災害への波及力が強いのです。
私の気のせいなのかも知れませんが、近年、地震列島日本以外の地域での大地震が多い気がします。スマトラ然り、四川然り、ハイチ然り……

人間の皮膚に潜む雑菌がある日増えて痒くなってきたとします。貴方ならどうしますか? 掻きますよね。
蚊が飛んで来て、皮膚に口を突き刺し血液を吸っているとします。貴方ならどうしますか? 叩いたり追い払ったりしますよね。
皮膚にインクなり墨汁なりが着いたとします。貴方ならどうしますか? 洗ったり拭いたりしますよね。
人口が爆発したり、地中を掘り返して資源を吸い上げたり、大気・水質・土壌を汚染したり……地球にとって、それらは人間における雑菌、蚊、墨汁と同じようなものなのでしょう。
地球が掻いたり、叩いたり、洗ったりしているのは、地球の意思なのかも知れません。人類は、地球にとっては最も悪質な寄生虫なのかも知れませんね。
                               駅員@英語圏 でも言うTSUNAMI ワールドワイド
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