2012年4月度目次 (御意見御感想は掲示板にどうぞ)→

 #1790 「三角石」 案外知らない方が幸せな謎もあるのかも。
 #1791 「暴発」 帰宅直後の暴発。
 #1792 「ウホッ!」 迷惑メール。
 #1793 「桜花」 目黒川の桜と、酔客の顔の桜色。
 #1794 「事故」 京都祇園の交通事故。
 #1795 「闇」 ダイアログ・イン・ザ・ダーク。
 #1796 「修羅」 仏像アクションフィギュア。
 #1797 「唐揚」 からあげカーニバルのボランティア。
 #1798 「1192296」 鎌倉幕府。
 #1799 「熊」 秋田の八幡平クマ牧場の熊と、札幌市の熊。
 #1800 「多様性」 Diversity。

  by 駅員 @ 地獄三丁目駅

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2012年4月30日(月)
駅日誌(1800) 「多様性」

Diversity……「多様性」と訳されます。通り一遍な人ばかりではなく、変わり者をも受容する事で組織は発展するとか何とか、そんな文脈で用いられる事が多いようです。
そして、これは生物進化の歴史にも沿っています。突然変異等等の多様性を出していない種は、環境の変化に対応出来ずに絶滅してしまうそうで、多様性の中から次の変化に対応出来る者が生き残る事で種が進化し生き延びるのだとか。進化と言えば、ガラパゴス諸島が有名で、閉鎖空間の中での多様性から進化論を裏付ける要素が見出されたとも言われています。
恥ずかしながら、私はつい最近「ガラケー」の「ガラ」が「ガラパゴス」の「ガラ」だと知りました。いや、「ガラパゴス携帯」という言葉を知らなかったわけではありません。それは知っていたのですが、いつの間にか、スマホと相対する従来型携帯電話機を「ガラケー」と言うようになっていて、頭の中で結び付いていなかったのです。
それにしても、Diversityと言い、スマートフォンと言い、ガラパゴス携帯と言い、いずれも数年前からある言葉ではあるのですが、何者かが仕掛けて世に出している言葉に感じられて仕方ありません。
ファッションの流行(流行色とか)は数年前からとある機関で仕組まれていると言います。上記の一連の言葉にも何らかの仕掛け人が居るのかも知れません。


さて、枕が長くなりましたが、今日の本題は、DiversityではなくDIVERCITYです。静岡から台場にガンダムが戻って来ました。以前、台場にあった時にも見に行ったのですが、また見に行きました。
←限定ガチャガチャ500円也(高っ!!)。

そのガンダムが立つ商業施設がDIVERCITYなのです。前述のDiversityと「台場」と「都市」を引っ掛けた名称です。しかし、「多様性」……と言うには、目新しい面白いテナントもあるものの、既存の良い所取りという印象も否めませんでした。フード系は良いのですが、衣類がどうもなあ……
ガンダムを見た後、台場を散策し、夕方から、東京カルチャーカルチャーという所で、「全日本フェティッシュ選手権」なるイベントを見に行きました。○○フェチを発表し合うという趣旨です。13種類の発表があったのですが、私が個人的に面白いと思ったのは、「カプセルホテル」と「残酷文具」。「残酷文具」など、思わず欲しくなる物ばかりでした。少女の頭型鉛筆削り(血糊の垂れた右目が削り穴になっており、口から削りカスが出て来るという、悪趣味極まりない鉛筆削り)とか……これぞ嗜好のDiversityかあ。

2012年4月25日(水)
駅日誌(1799) 「熊」

20日に秋田県鹿角市にあるクマ牧場で飼育員が襲われて2人が死亡しました。4.5mの塀を乗り越えたヒグマは6頭。塀の角の所に雪が溜まって3m以上の雪山が出来ており、そこからよじ登ったのだとか。その6頭は射殺されました。
その一方、23日には札幌市の民家近くに野生のヒグマが出没し、こちらは誰かが殺される事前に射殺されました。

この二つのニュースの共通項はヒグマ。そして、違う所は死者が出たかどうかですが、その他にもう一つあります。札幌市のニュースでは、市役所に100件もの苦情電話が来たのだとか。「何故殺したんだ」「山に返せば良いだけなのに」「何も悪い事をしていない若い熊なのに」と。
まあ、気持ちは分からんでもない。殺さずに済むのであればそれに越した事はありません。
しかし、何か被害が出るまでは手を出せない、と? その民家の人は熊が山に帰るまで恐怖に怯えて過ごせ、と?
苦情電話を掛けた方々は、さぞかし熊を手なずけるのに長けた方々なのでしょう。秋田のクマ牧場では、ベテランの飼育員が2人死んでいます。そんなに熊の対処法に明るいのであれば、彼女等の代わりにクマ牧場で熊を手なずけてくれていれば良かったのに。

私は学生時代に神戸に住んでいましたが、六甲山には猪が居ます。ある日、飲んだ帰り道に、一人で細い道を歩いていると、向こうの暗がりからこんもりとした物がこちらに向かって歩いて来ました。大きな猪! 正確なサイズは分かりませんし覚えていませんが、猪でも相当怖いです。何事も無く擦れ違えましたが、もしも、こっちを向いて鼻息荒くなっていたりしたら、失禁していたところです。
猪もウリボーなど見れば可愛いものです。しかし、成獣では体長1m超え、体重80kg程あります。突進して来たら十分殺傷力があると言えるでしょう。

札幌の熊は身長135cm、体重120kgだったそうです。丸腰の人間なんぞ一撃でしょう。

2012年4月24日(火)
駅日誌(1798) 「1192296」

良い国作ろう鎌倉幕府――1192296……119万2296年!?。漫☆画太郎の漫画で、タイムスリップする携帯電話の話があり、その落ちに出て来ました。これ、つの丸がモンモンモンでも使ってたなあ。東大卒のインテリ猿・博士がクイズ対決で鎌倉幕府の年号ではまってしまうというネタでした。

先日、鎌倉と江ノ島に行って来ました。鎌倉では鶴岡八幡宮、高徳院(大仏)、長谷寺(十一面観音)に行きました。高徳院は行った事がありますし、鶴岡八幡宮は一度流鏑馬を見に行った事があります。しかし、長谷寺は高徳院から歩いてすぐなのに、初でした。うーむ、仏像好きの風上にも置けません。高徳院に行ったのはもう随分前、上京して程ない頃だったので、地理的な事が分からなかったのです……

鶴岡八幡宮では、2年前に強風で有名な大銀杏が倒れたのですが、その切り株(というには高いが)から枝がにょきにょきと生えていました。樹齢1000年にして凄まじい生命力。人間など如何に瑣末なものかという気がして来ます。悠久たる神々の時間が流れている、というか。しかし、そのすぐ近くの狛犬の弱そうでとぼけた感じが何とも……おい、無事で良かったな、と。

高徳院では、正門横の武器屋が相変わらず気になって入ってしまいました。御土産屋を装った武器屋。鎌倉に行った事がある人でも案外スルーしてしまう事も多い、この土産物屋。剣とか斧とかモーニングスターとかそんなものを売って居ます。修学旅行コースによくある木刀、刀型ペーパーナイフといった趣の土産物が高じてこんな事になってしまったのでしょうか。しかし、以前に行った頃はもっと武器の構成比が高かった気がします。
長谷寺では、十一面観音の他、やたらと置いてあるプリティ地蔵が可愛い……更に、近年出来たであろう食堂では「お寺のカレー」「テラポテト」等々、ヘルシー系? スイーツ系なラインナップが充実。御守りも天道虫だの苺だの……長谷寺、完全にソフト路線やないか! 宝物館の観音三十三応現身立像の絵葉書&クリアファイルなんか、エグザイルやAKBのような多人数アイドルグループみたいな配置やないか! いやいや、本来idolとは偶像。正にアイドルか。
江ノ島では、矢張り洞窟。江ノ島も物凄い久々です。あれ? こんな感じだったかなあ? と記憶が怪しくなっているのを随所で感じました。鎌倉でシラス丼を食べてしまったので、江ノ島ではシラスかき揚げ丼を食べました。大盛りにしたのですが、思ったよりかき揚げ(シラス&玉葱)が大きく食べ応えのある内容でした。
  
左:大銀杏の前のとぼけた狛犬。 中:プリティ地蔵。 右:高徳院そばの喫茶店に栗鼠。


さて、シラスと言って思い出したのが「チリモン」。和歌山の水産会社が「チリメンモンスター」という商品を出しているそうです。ちりめんじゃこのパックにはたまに小さな海老や烏賊や明らかに別種の魚の稚魚が入っていたりしますが、それらをわざと弾かずに出荷する商品で、そういうレアキャラ探しをするという趣旨の商品です。これはこれでなかなか楽しそうな商品です。
それにしても、本来ならば、異物混入というのはネガティブな要素なのですが、それが逆に特長になっているという、その商品の成り立ちは非常に興味深いです。
いかんいかん、鎌倉&江ノ島から脇に逸れてしまいました。鎌倉は観光客が多い割に歩道が狭いので、逸れたりしたら車に撥ねられますね。

2012年4月19日(木)
駅日誌(1797) 「唐揚」

私は、日本唐揚協会の会員=カラアゲニストです(2011年7月駅日誌#1646参照)。そんな会員の下に協会からメールが来ていました。「からあげカーニバル・ボランティア募集」……4月27日〜5月2日の1週間、恵比寿ガーデンプレイスで、からあげカーニバルが開催され、そのスタッフとしてのボランティアを各日3名募集しています。
ほう……これは面白そうだ! と思ったら、もう休日は満員御礼との事。うーむ、仕事を休んでボランティアで働くというのもなあ。それも会社から電車でたった2駅という近さ。万が一職場の人に見付かると、奇矯な奴だと思われる事は間違いないでしょう(え? もう思われている?)。
とは言え、折角カーニバルが開かれているので、ボランティアは出来ませんが、行くだけは行ってみようっと。鶏唐揚が御好きな方は、是非行ってみて下さい。いや、それどころか、この機会に是非御入会を。

それにしても、唐揚協会の名刺、案外評判が良いです。先日、電通による食品関係の流行りについてのパワポを見たのですが、それに「唐揚専門店」が増えている事に触れて「日本唐揚協会」についての記述もありました。それを聴いていた人の中には、私の名刺が記憶に残っていた人も居て、ちょっとだけ誇らしい……

とは言え、まだカラアゲニストとしての業務を一切していない……そろそろ何かやりたいなあ。私の近所にも唐揚専門店が出来ましたので、そこに行って点数付けでもしてみようかなあ。

2012年4月16日(月)
駅日誌(1796) 「修羅」

樹脂性・ゴム製のフィギュアを製造・販売している海洋堂という会社があります。この会社、てっきり私の地元の会社だと思っていたのですが、本社は大阪の門真の会社でした。何故そんな勘違いをしていたのか? 調べてみると、私の地元・滋賀県にあるのは、フィギュアミュージアムという同社の博物館のようです。

さて、最近、気になる商品が発売されたので買ってしまいました。

「リボルテック・タケヤ」というブランド名で出されたそのシリーズは、関節の動く仏像アクションフィギュア!
シリーズで、四天王(多聞天、増長天、広目天、持国天)と阿修羅が、2月から毎月順次1品ずつ発売されています。その内、4月に発売されたのが阿修羅でした。それを終末に東急ハンズで見付けて、思わず買ってしまった次第です。
思ったより小さいフィギュアだったのですが、造形とペイントが細かくて恰好良い……有名な奈良の興福寺・阿修羅像のような憂いを秘めた美少年ではなく、憤怒相の力強い形相の阿修羅です。
四天王各種は21箇所の関節が動くのですが、三面六臂の阿修羅は33箇所動きます。信仰心無き仏像好きの私としては、常々こういうのが発売されないかなあ、と思っていたのです。
こんな形です。右は関節で外してばらした図です。
 
13cm程で、\3,800。掌にはスペアがあり、写真に写っている他に、水晶玉を持つ手が左右一対と、弓を持つ手、矢を持つ手が付いています。これを高いと見るか、安いと見るか。まあ、興味無い人にはクレイジーでしょうね……
手に武器を一杯持たせたい! と思いましたが、丁度良い物がありませんでしたので、こんな物を持たせてみました。
「イェーーーーーイ!!!」
縮尺が合っていなくて、ちょっとギターがデカ過ぎますが……

秋、仏像高校では文化祭が迫っていた……クラスの番長・帝釈天は、四天王と5人バンドで演奏予定(帝釈天=Vo、四天王=Gu/Ba/Dr/Ke)。阿修羅もバンドをやりたかったが、番長・帝釈天に目の敵にされている彼とバンドを組んでくれるクラスメイトは居なかった。阿修羅は意を決して、持ち前の三面六臂を活かし、一人スリーピースバンド(Gu/Ba/Dr、しかも一人ハモリ)という暴挙に出るのだった……(上は、先ずはギターの練習を始めた図)。

2012年4月15日(日)
駅日誌(1795) 「闇」

真の闇は漆黒……というか、無色。目を開けているのも閉じているのも同一でした。私は田舎育ちなので、夜は真っ暗というのも経験しているつもりです。しかし、光源が全くのゼロというのは初体験でした。
ダイアログ・イン・ザ・ダークというイベントに行って来ました。ゼロ視覚体験イベントです。要事前申し込み制ですが、案外空いているもので、スッと行く事が出来ました。

自分の回が来るのを待っている間に、出口から子供が出て来て口にビニール袋を当てているのを見ました。気分が悪くなったのか……おいおい、そんな恐ろしいのか!? と、思ったのですが、子供で、それも東京生まれ東京育ちでは、田舎育ちの私よりも闇に対する耐性は更に低いのだろうなあ、と思いました。
8人程度が1グループとなって、白杖を持って真っ暗の中を行きます。そのグループを案内するのは、視覚障害者。視覚障害者体験と同時に、視覚が遮断されると他の感覚に頼らざるを得ず、そういった環境下では、視覚障害者の方がアドバンテージがあるという事をも味わえるという趣向です。
恐らく、視覚が開けているとなんて事はない場所だったのだと思うのですが、橋を渡ったり、暗闇の中での作業や飲食をするという趣向は中々面白い物でした。五感の残り、聴覚、触覚、嗅覚、味覚が多少なりとも研ぎ澄まされるのは分かります。
私は昨年に何かの雑誌で見て、今般人に誘われて行ったので、知ったのは最近なのですが、このイベント自体は日本では2009年からあるそうです。時折様変わりして続いている様子……とは言え、私は一回味わえば十分かなあ。しかし、一度はやってみる事を御奨めします。

2012年4月13日(金)
駅日誌(1794) 「事故」

「癲癇」……常用漢字ではないので、マスメディア上では「てんかん」と表記されていますが、病名です。脳の損傷や神経の異常により引き起こされる痙攣や気絶・昏倒という症状です。古くは、ユリウス・カエサルやソクラテスも罹患していたとか。

桜の綺麗な京都祇園で、凄惨な交通事故が発生しました。
大きなニュースなので御存じの方も多いかと思いますが、昨日の昼頃に、軽ワンボックス車が道路を走行していてタクシーに追突し、タクシーが路肩に寄ると、そのまま進み赤信号の交差点を突進。横断中の歩行者や自転車を次々に撥ねて200m先の電柱に激突し、通行人18人が死傷、運転手も死亡したそうです。
この運転手が患っていたのが、前述の「癲癇」です。運転中に発作が起きたせいではないか、と見られているようです。この事故に関し、日本てんかん協会が問題視しているのは、この運転手が免許更新時に癲癇の発症を申告していなかった事です。

だがしかし、これは本当に発作による事故なのだろうか?
ニュース記事には、「信号待ちの車をよけて交差点に入った」とか「車を追い越そうとして誤って電柱に激突した」といった目撃証言があります。発作で気を失っていたのなら、こんな器用な(結果的に多くの人を撥ねて、電柱にもぶつかっているので、器用ではないのですが、意図的な動きをしていると思われる部分があります)芸当が出来るのだろうか?
私は、癲癇についても、事故の内容についても、少ない文字情報でしか知り得ないので、あまりいい加減な推理をするのも如何なものかという事はありますが、ここの所は捜査により明確にして欲しい所です。

2012年4月9日(月)
駅日誌(1793) 「桜花」

先週の暴風は、東京では桜が咲く前だったため、先週末から桜が咲き誇っています。金曜日に目黒川に桜を見に行きました。しかし、暴風が去ったばかりだというのに、またしても夜風が冷たい!
目黒川沿いをちょっと歩きましたが、見ると、集団でシートを敷いた花見客も居ました。寒かろうにのう……しかし、花を愛でて寒い中で飲む燗酒というのも乙なものなのでしょう。

とは言いながら、私は酒は弱いので、日本酒なんか飲んでしまうとすぐ眠くなってしまいます。木・金と連続で日本酒を飲んでしまいました。木曜日は早い時間だったにも関わらず、ふらふらと足取りも怪しくなり、帰ったらすぐ就寝。金曜日も木曜日程ではないですが、またしても日本酒。いずれも飲んだのはスッキリとした飲み易い日本酒で美味でした。私は日本酒はスッキリした物を冷で飲むのが好きです。
先程、「花見で燗酒も乙なもの」だなどと風流ぶってしまいましたが、燗酒は苦手です。あのもわっと来るのが何とも苦手でして。

寒かった先週末とは打って変わって今週は温かくなりました。週末にはもう散っているだろうなあ……

2012年4月4日(水)
駅日誌(1792) 「ウホッ!」

今、トイレを求めて全力疾走している僕は、予備校に通うごく一般的な男の子。強いて違うところをあげるとすれば、男に興味があるってところかナ。名前は道下正樹。そんなわけで帰り道にある公園のトイレにやって来たのだ。ふと見ると、ベンチに一人の若い男が座っていた。
ウホッ! いい男……そう思っていると突然その男は僕の見ている目の前でツナギのホックをはずし始めたのだ……! 「やらないか」
   〜山川純一「くそみそテクニック」より〜

上記引用はホモ漫画です。昔ネット上で発見して以降、何度か笑ってしまった漫画です。色々なパロディまで出てくる始末。ネット上ではホモ関係の話題にはこの「ウホッ!」と「アッー!」がやたらと出て来ます。

さて、今週に入ってから、割としつこい出会い系サイトの迷惑メールが届きます。
差出人名は「悠」とあります。男とも女とも分からない名前で、文面は関西弁。関西弁に限らず、方言って文字で書くと男言葉女言葉が分かり難いものです。
序盤は「ポイントは自分が買ったから気にせずに登録してくれ」とかそういう内容なのですが、やがてその「悠」氏の一人称が「俺」と出て来て、運営と思しき所から送られてくるメールには、私の事を「貴女」と書いています。
これは一体どうした事か? 迷惑メールはランダムに発しているのでしょうから、発信先の携帯の持ち主の性別なんて分からないでしょう。そういう意味では、女性ターゲットの内容が私の所に来るのも、十分あり得る事なのでしょう。しかし、女性ターゲット版が届いたのは初めてです。こんなのもあったのだなあ……
という事は、こういうメールで登録する女性も居るという事なのでしょうか?
否……これはそう思わせるための、矢張り男性利用者を釣るためのメールなのではないだろうか? 即ち、「本当に女性利用者も居る」と思わせるという。
だがしかし、迷惑メールから出会い系に登録する人ようなが、そこまで深読みするものなのだろうか?
仮に女性として登録してみれば、色々裏が見えそうなのですが、それはそれで男性版迷惑メールで溢れ返る事になるのだろうなあ……ウホッ!
……おっと、言っておきますが、私はホモではありませんよ! 同性愛者を否定はしませんが、それは好き同士でどうぞ。

2012年4月2日(月)
駅日誌(1791) 「暴発」

帰宅直後の暴発。ブシッという激しい音とともに迸りました。

水道の蛇口の話です。水道を止めて点検をしたようです。
そう言えば、そんなチラシが入っていたよなあ……これ、毎回毎回、それを忘れていて、帰宅して手を洗う時に物凄くビビります。
「毎回忘れていて」という意味では「給与明細」の定期代。半年毎に定期代が給与明細に載ってくるのですが、いまだに「おおっ!! 今月は多いぞ」と一瞬思ってしまいます。何年やっとんねん、と。
その一方で、不定期に訪れて毎回ビビるのは、緊急地震速報。昨日久々に鳴り、福島で震度5弱の地震がありました。「ティロンティロン、ティロンティロン」というやつも「ピュイー、ピュイー、ピュイー」というやつも結構ビビります。子供だったら泣いてます。しかし、自然災害を報せるアラームなわけですから、しょうがないか。
自然災害と言えば、金曜日の夜から土曜日に掛け、暴風が吹き荒れました。何でも、明日〜明後日はそれよりも強い風の可能性が高いのだとか……皆様、御気を付けて。

2012年4月1日(日)
駅日誌(1790) 「三角石」

小学生の頃、通学路の途中にあった工場の出入り口に、「三角石」なる物が沢山落ちていました。
色はグレーで、表面はつるつるとまではいかないが滑らかな物で、砂の塊のようなマットな触感でした。形状は三角おにぎり型。角の取れた短い正三角柱形状です。正三角形の1辺が1〜2cm、柱の高さが1cm程度……但し、これは標準的なサイズで、5mm程度〜2cmまでかなり幅広いサイズがありました。しかし、形状はいずれもおにぎり型。
また、その形状も「三角おにぎり型」ではあるものの、丸みの強いものから、比較的エッジの立ったものまでバラつきがありました。子供心にも、全く同じサイズ、同じ形状ならば、何らかの工業的なプロセスを経て製造されたものであろうとは思った筈ですが、サイズや形状にランダム性がある事から妙な魅力を感じ、綺麗な形状や、大きい或いは小さいサイズの石を競って拾ったものです。
私は子供の頃から高校まで同じ地域に住んでいたのですが、流石にいつの間にか興味を失い、記憶の彼方に消え去っていました。

どういう記憶の配線のエラーなのか、最近それをふと思い出してしまいました。
早速検索してみると、「三角石」のキーワードで、私が言っている物と同じ物について書いてあるブログ記事等が幾つかヒットしました。中には写真まである所もあります……という事は、今でも健在という事なのでしょう。
そして、私が住んでいた地域とは異なる地域が幾つも挙がっています。あちこちにあるという事は、矢張り何らかの工業的な存在なのでしょう。まあ、工場の前に落ちていた時点でそれは疑うべくもないわけですが、人工的に作られたにしては、前述の通りバラつきが目立つのです。金型で生産しているとは思えません。
果たして、一体何に使われている物なのでしょう?
三角石に関する記事を見ても、昔拾ったとかそういった記述しか無く、何の用途の物かは不明です。しかし、「鉄工所に落ちていた」という記事がありました。そう言われてみれば、私が拾っていた工場は金属加工の工場だったと思います。金属加工に用いる物なのでしょうか? 石だし、金属に使うとしたら研磨か?

……というわけで、探すと、それらしき物がヒット。その名も「研磨石」そのまんまやないか。見てみると、おにぎり型の画像が映っています。「ビトリファイト研磨石」という物だそうで、粘土と砥石を混ぜて焼き固めた物なのだとか。サイズも複数あるようです。但し、画像ではエッジが尖っています。
思うに、この「研磨石」が金属加工に用いられて磨り減って、角が丸くなった物が、「三角石」なのでしょう。うーむ、知ってしまうと何という事の無い物でした。謎――それも特に子供の頃の謎は、案外知らないままで居た方が幸せだったのかも知れません。

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