2012年8月度目次 (御意見御感想は掲示板にどうぞ)→

 #1847 「倫敦」 競技大会趣旨のズレ。
 #1848 「先行者」 先行したのに遅いという。
 #1849 「洋弓」 倫敦五輪アーチェリー。
 #1850 「花火」 板橋花火大会。
 #1851 「銀幕寸評」 “ヘルター・スケルター”。
 #1852 「空蝉」 蝉の季節です。
 #1853 「電網恢恢」 根性焼き事件。
 #1854 「緊張」 プレッシャーは主観的・個人的な現象である。
 #1855 「悲鳴」 女性が襲われている声!?
 #1856 「竹島」 愚者のプラカード。
 #1857 「熱闘」 五輪が終わり、高校野球へ。
 #1858 「愚弄」 一流アスリートを愚弄するようなカス芸人に喝。
 #1859 「終戦記念日」 靖国神社参拝。
 #1860 「金槌」 ハンマーが振り下ろされる ○○○の頭の上に。
 #1861 「領土」 西の竹島、南の魚釣島、北の国後島。
 #1862 「昆虫博」 熱帯植物園の企画展。
 #1863 「街道」 東海道五十三次歩きからはや2年。
 #1864 「偽善」 24時間テレビ。
 #1865 「銀幕寸評」 “12 Angry Men”。
 #1866 「懸命」 命を懸けてやるべき仕事。
 #1867 「台風」 他国の災害を気遣う人間と、他国の災害を祝う外道。
 #1868 「残暑」 世の中は矢張り寒がりに甘く、暑がりに厳しい。
 #1869 「悪口」 飲みに行くと悪口ばかりの人。

  by 駅員 @ 地獄三丁目駅

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2012年8月31日(金)
駅日誌(1869) 「悪口」

飲みに行くと、人の悪口を肴にする人が居ます。そりゃあ、私とて愚痴の一つや二つはありますが、人によっては、言葉の殆どがその場に居ない人の悪口なんて人も居ます。
そういう人と飲むと、心から私も同意の時は乗っかりますが、それ程でもない時は、いつの間にか私がフォローする側になる羽目になります。で、悪口ばかり言う人が私よりも先輩だったりすると、「お前は人を見る目が無い」なんて言われてしまいます。嗚呼、これもサラリーマンの宿命なのだろうか。

それにしても、企業なんてものは究極的には「一人で富を作れない人が集まって、その集積により富を作るための装置」に過ぎないのに、人の好き嫌いで仕事を分けたりする人が余りに多い。人間ですから、そりゃあ、好き嫌いはあるでしょう。しかし、それを仕事に持ち込むのは如何なものかと。自戒を込めてそう思います。

2012年8月30日(木)
駅日誌(1868) 「残暑」

夏も終わりですが、まだまだ暑い……
数年前にクールビズが導入され、夏場はジャケット無し&ノータイですが、それでも昼間に外を出歩くと、汗はだらだら。クールビズ導入前は、年中ジャケット&ネクタイ着用(または脱いで腕からぶら下げる)だったわけですが、今思うとまさに狂気の沙汰です。

さて、先日、仕事で久々に客先に行ったのですが、ジャケットを用意するのを忘れていました。クールビズも導入されているので、そんな事で誰も怒ったりはしませんが、ジャケット無しは私だけ……う〜む、これはちょっといかんなあ。と、まあ、如何に夏場はクールビズとは言っても、こういう要素は世の中にはまだまだあるわけです。それにしても、早く無くなって欲しい風習です。

以前、電車の「弱冷房車だけあるのは不公平だ」という事を書きましたが、矢張り世の中は「寒がりに甘く、暑がりに厳しい」と感じます。「暑いのはお前だけではない」と言われますが、冷え性が個体差であるように、暑がりも個体差ではないか……

2012年8月28日(火)
駅日誌(1867) 「台風」

巨大な台風が太平洋で発生し北上、沖縄本島を通過し九州西部を通って、朝鮮半島に上陸しました。現在は中国大陸上にあります。
台風が日本列島を逸れて大陸に向かうのは実はそう珍しい事ではありませんが、今回のような強い台風は観測史上でも稀な存在です。韓国での被害は甚大なようです。これは「神風」? そんな風には思えませんね。まあ、韓国の大統領が度を過ぎた下劣な行動を取った事は、非常に腹立たしい事ですが、それとこれとは話が別です。
右寄り思想だからと言って、私の事を誤解しないように。私が嫌いなのは「韓国人・朝鮮人」ではなく「反日韓国人・反日朝鮮人」です。無論、韓国にも朝鮮にも良い人は居ると思って居ます。ただ、「スモモ・アキヒロや、非常識な事をする連中はそうではない」というだけです。
あと、スモモ・アキヒロ、反日デモ、横断水泳大会の連中以上にどうしても許せないのは、昨年の東日本大震災の後に「祝・震災」みたいな横断幕を出した外道どもです。この連中は、もはや人間ですらないと思っています。人間ならば他国の自然災害を祝ったりはしません。

2012年8月27日(月)
駅日誌(1866) 「懸命」

「命を懸けてやるべき仕事があるか?」と問われれば、私は今の所「無い」としか答えられません。
無論、仕事で手を抜いては居ないつもりですが、命となると…… 命を懸けるくらいなら、上司はおろか社長も会長も怖くありませんね。そうなったら、私の場合は、命を懸ける前に干されるかクビになるでしょう。罵詈雑言をぶちまけちゃいそうです。

さて、彼女にとっては、命を懸けてやるべき仕事だったのでしょう。シリアでジャーナリストが射殺されました。自ら進んで紛争地帯に乗り込んで行ったわけですから、冷徹に言ってしまえば、これは当然想定されるリスクです。戦場をウロチョロしていては、その手に持っている物がカメラなのか銃なのかなど、現場に居る者には分かりません。そして、紛争地帯で銃を撃っている連中にとっては、銃撃も命を懸けてやっている仕事であるという点は同じです。
尊い犠牲者と、銃撃者を同じような表現で並べるなって? 邦人が紛争地帯で死んだ事、これは無論大いに悔やまれる事なのですが、あくまで本人の「選択」です。独裁政権への反体制派の蜂起も「選択」です。私は「カメラを持って戦場を駆けるジャーナリストは尊くて、銃を持って戦場を駆ける民兵は尊くない」などと考える事は出来ません。
しかし、政府サイドも反体制サイドも、この外国人射殺は互いに向こうがやった事だと主張して居ます。外国人の死が、相互にネガティブキャンペーンの道具に使われているのはちょっとなあ……これは、死の尊厳を損なう事だと思っています。

2012年8月26日(日)
駅日誌(1865) 「銀幕寸評」

DVDで映画を観たので、今日の日誌は銀幕寸評です。下記タイトルの右の☆は、私の個人的評点で、5ッ☆満点です。

「12 Angry Men」 ☆☆☆☆
私は法学部出身のくせにこの映画を観た事がありませんでした。大学時代に英語の授業で扱っていたので、話の筋は知っているのですが。あと、この映画へのオマージュとして、三谷幸喜が「12人の優しい日本人」という劇を作っており、映画化もされています。
それらの本家本元であるこの映画はモノクロ映画でした。時代を感じさせます。1957年の映画だそうです。
その上、舞台は殆ど陪審員12人が居る部屋のみ。演技で見せる映画だなあ、と。そして、「金さえかければ良い映画が撮れるわけではない」という言葉と同時に例示される事が多い映画である事も頷けます。
基本的には、12人の陪審員が会話をするだけで流れて行く映画です。とは言え、そのやりとりにはスピード感があり、退屈させません。まあ、それでも人によっては退屈になるかも?
粗筋としては、父親をナイフで刺殺した疑いを掛けられた少年の裁判に対する、陪審員の評議です。この点から、よく米国の陪審員裁判がどんなものなのかを示す好例でもあります。開始時の全体的な雰囲気としては有罪なのですが、議論を進めて行くうちに「合理的疑い」が浮上し、無罪に傾いて行くという筋書きです。
話の筋を知っていたので、驚くような点は無いかなあ、と思っていたのですが、無い事も無かったです。
一つは、事件証言の再現等といった、概念図や動画が出ても良さそうなシーンでも、全て同じ場面で、言葉と身ぶり手ぶりのみで説明されています。これ、観ている側にも分かり易くやるのは結構至難の技だと思いますもう一つは、1950年代に既にウォーターサーバーが絶賛稼働中だという事。よく病院の待合室等にあるやつです。映画の中で、評議をしている部屋の隅にガラス製のウォーターサーバーと、円錐形の紙コップがあります。こんな昔からこういう機器を使っていたとは…… 流石は米国と見るか、水が汚い米国と見るか。

それにしても、ああ、裁判員やってみたいなあ……もう始まって久しいのに、私の所には葉書が届きません。しかし、内容は日誌に書いちゃ駄目なんだろうなあ。

2012年8月25日(土)
駅日誌(1864) 「偽善」

「24時間テレビ」というチャリティ番組が今現在放送されています。また、徳光和夫の、道頓堀の水よりも汚い涙が垂れ流される事でしょう。最早これは「電波を用いた汚染水の垂れ流し」、公害です。
しかも、これは最近になって知ったのですが、チャリティ番組であるにも関わらず、実はタレントにギャラが出ているとの事。過去に障害者学級の子供に演奏会をやらせて晒し者にした事もあった筈。彼等は恐らくサポートは受けたかも知れませんが、無償なのでしょう……と思っていたら、今年の企画には片足を欠損している少女に屋久島を登らせる企画があるのだとか。ハンディキャッパーが苦労している様子を、御涙頂戴のネタにするのを悪趣味だと思う私は、捻くれ者でしょうか。
それにしても、中心気圧920hPaという強い台風が北上して来ています。明日、26日には沖縄本島に接近する見込み……屋久島と沖縄本島はまだ随分離れていますが、大丈夫か?

さて、これだけ忌み嫌っている24時間テレビなに、今年は一部観ようと思っています。
果たして映るかどうかは分からないのですが、人間椅子の和嶋慎治が出る可能性があります。日本テレビ系列の青森の局でやっている24時間テレビに合わせた企画で、水戸華之介(ANGIE)のアコギライブがあるのですが、それにギターで参加します。
http://www.rab.co.jp/tv/24tv/24h_aomori.html
青森放送のサイトにタイムテーブルが出ていますので、そのタイミングに合わせてチャンネルを合わせてみようかと思っています。出演者のギャラ批判をしておいてこれでは、私も立派な偽善者か。

2012年8月20日(月)
駅日誌(1863) 「街道」

2009年9月〜2010年10月にかけ、ほぼ一年間を掛けて、東海道五十三次歩きをやりました。その時の記録は、過去の駅日誌に載っているのですが、改めて総集編を編纂しようかな、と思っております。
基本的には過去の日誌を拾って繋げるだけなのですが、写真を大幅に増やしてみようかと。しかし、写真が増えると編集画面が重くなるので、なかなかガツッと進められない状態です。ちょっとずつ進めます。御期待下さい(期待してくれる人が居ると良いが)。

それにしても、光陰矢の如し。あの東海道歩きは、もう丸2年も前の話なのです。あれから、しばらくは歩きの旅行はもう良いと思っていたのですが、再開するならそろそろか? 運動不足でちょっと太って来たし。歩くなら、矢張り五街道か? 次は、中山道(日本橋〜内陸ルート〜京都)? 甲州街道(日本橋〜下諏訪)? 日光街道(日本橋〜栃木日光)? 奥州街道(日本橋〜福島白河)? しかし、最長の中山道は矢張りラスボスでしょう。日光と奥州は途中の宇都宮まで重なっていますし、先ずはこのいずれかを攻めようか。
日光街道→奥州街道→甲州街道→中山道、でしょうか。夏は暑がり&汗っかきの私には辛いので、始めるとしても、涼しくなって来てからですね。休日のどれだけを費やせるかは分かりませんが、日光街道歩きと日光の紅葉のタイミングが合うと燃えますね。
御遍路(みうらじゅんは、御遍路さんをオヘンローラーと呼びます)を御奨めする人が居ますし、私自身やってみたくもありますが、スタートもゴールも遠く、交通費だけで財布がスッカラカンです。かと言って、「御遍路するので、終わるまで休みま〜す」なんて言って出て行ったら、帰って来たら席無いだろうなあ……

2012年8月19日(日)
駅日誌(1862) 「昆虫博」

板橋区にはゴミ焼却場の熱を利用した熱帯植物園と、温水プールがあります。その熱帯植物園の方で、「昆虫博」という、海外のカブトムシ等を含む企画展があったので、行ってみました。
この植物園自体は以前にも「毒生物展」というのが開かれた折に行った事がありますが、入場料が安くて(220円)、植物園だけでなく小規模ながら水族館も常設なので、なかなかオススメです。
それに歩いて5分程の所に山羊やモルモット等の小動物が居る公園もあるので、動植物が好きな方は是非.
 
↑ニシキアナゴ & タツノオトシゴの落とし子。

折角なので、水族館〜植物園〜企画展と一通り観ました。常設の部分は以前も観た筈なのですが、それでも随時内容が変わっているのか、それともただ単に私の記憶力が衰えているせいか、楽しめました。
で、企画展の「昆虫博」……小規模ですが、ヘラクレスオオカブトムシ他、生きた海外のカブトムシ類と、世界の昆虫類の標本がありました。客は矢張り子供連れが多いです。
この植物園は、以前「毒生物展」の時に、区の施設ながらなかなかブラックなセンス(企画展の最後を飾っていたのは「最強の毒生物」の札と鏡)を見せていたのですが、今回も妙なセンスが光っています。
一つは、青い蝶をベースに、五輪に合わせたサムライブルーのユニフォームを模した標本。
もう一つは、「NKB48総選挙」という企画。蝶の標本の中から最も綺麗だと思う種類に投票するというものなのですが……
 
「ぜーんぜん強引じゃないでしょ?」と来るか。

2012年8月18日(土)
駅日誌(1861) 「領土」

西の竹島では、韓国の大統領の上陸に続き、韓流タレントによる鬱陵島からのリレー水泳。
南の魚釣島では、香港の活動家による不法上陸。
北の国後島では、ロシアの大統領の上陸。
今夏は、外国人による日本の領土(長きに渡る係争中も含め)への侵入が相次いでいます。
「そんなちっぽけな島なんか、くれてやれよ」と言う太っ腹な人は、どうか日本の経済損失の穴埋めの程、宜しく御願い申し上げます。価値があるのは、島そのものではなく、その周辺の海域だと思います。先日の当日誌でも書いた通り、EEZ(排他的経済水域)です。特に、国土に資源が乏しい日本では、海底資源があるかも知れない排他的経済水域は非常に重要なのです。因みに、中国や台湾が尖閣諸島の領有権を主張し始めたのは、その周辺海域には、結構な地下資源が埋まっているらしいと調べられてからの話です。
また、それぞれの島は日本本土から随分近い位置にあります。そこに侵入されるのは、防衛上も危険だと言えます。
と、Googleマップで竹島を探していたら、「竹島」は無記名になっていました。それだけならば、国際司法裁判所への提訴により係争中の土地という意味かも知れませんが、「竹島」で地図検索で辿り着けないのに、「独島」で地図検索をすると、辿り着けてしまうとは。「TAKESHIMA」なら辿り着けるようですが……
しかし、提訴を韓国が受けるかどうか? 領有権問題の訴訟は、双方が受けないと成立しないそうです。「韓国領独島」が正しいと主張するのであれば、裁判を受けて韓国領だと証明して、日本を蹴散らしてみれば良いのに……

2012年8月17日(金)
駅日誌(1860) 「金槌」

ハンマーが振り下ろされる 僕達の頭の上に♪ ハンマーが振り下ろされる 世界中至る所で♪
安っぽい鍍金ならすぐに剥がれてしまう♪ 空っぽの言葉ならもう僕は聞き飽きた♪
  〜ザ・ブルーハーツ「ハンマー」より〜

大津の教育長が、埼玉の学生にハンマーで殴られました。埼玉からわざわざ人を襲撃するために大津くんだりまで行くとは……これは決して誉められた事ではなく、それどころか凶悪な犯罪です。しかし、天誅や、それに代わる社会が作った人工的疑似天誅(=法)が機能していなければ、「人誅」に走る者が出るのも、已むを得ない事なのかも知れません。
とは言え、ターゲットが違うだろう、という気がします。教育長にも落ち度はあったのは間違いないのですが、情報が上に上がって来なければ何とも出来まい。情報が上がって来ているのに握り潰したのならば、許し難い事ですが。
そう、惜しむらくは、居所が分かっていて襲い易いターゲットに安易に手を出してしまった事です。憎むべき者の順序は、逃げおおせたつもりの加害者及びその両親、次いで担任、校長、教育委員会はその次ではなかろうか?
更に言えば、問題は贖罪が為されなかった事にあると私は思っています。謝罪と科刑さえあれば、加害者及び関係者がネット上で晒されるような異常事態にはならなかったと思うのです。先程の論理……人工的疑似天誅の欠陥だと思います。そういうわけで、私は以前から繰り返し述べている通り、教育刑論よりも応報刑論派なのです。

2012年8月15日(水)
駅日誌(1859) 「終戦記念日」

今年は夏に休みを取らず、9月に取る予定です。なので、盆休みのピークである今週も毎日出勤して居ます。今日も会社に行ったのですが、然程忙しくも無く、ほぼ定時で退社しました。
その後向かったのが、靖国神社。今日は終戦記念日です。靖国神社への参拝は、政治家が行くの行かないの、それに対して外国から遺憾の意が出たの何だのとちょっと揉める事が多いですが、何て事は無い。終戦記念日に戦死した人を祀っている神社に参拝する行為が、平和への祈願でなくて何だと言うのか? 地方に住んでいれば、「靖国参拝〜? 右翼か?」という風になってしまいがちですが、近場に住んでいて時間があれば、終戦記念日に参拝する事は普通の事だと思っています。

写真は、18時半頃の靖国神社です。沢山の普通の人が並んでいます。靖国参拝は異常な行為ではありません。地方に居て、マスコミのフィルターを通してだけだと見え方が変わってしまします。
そりゃあ、コテコテの右翼(思想的なものではなく、街宣車で騒ぐ事が目的みたいな連中)も居ますがね。そう言えば、第二鳥居に面した道路にミニバン街宣車が何台も路駐されていました。アイドリング状態で……この厳かな場所の真ん前にアイドリングさせたまま車を停めるな、糞虫どもが!! こういうインチキ右翼は、「右翼=悪」というイメージ操作をしようとしているのではないかと勘繰りたくなります。本当はこいつらこそ国賊ではなかろうか?

さて、一方、靖国参拝を非難する人の論拠は、A級戦犯が合祀されているという事だそうですが、この「戦争犯罪人」という表現はどうにも胡散臭い。東京裁判は勝者による敗者への攻撃に他なりません。「負けたからしゃあない」と言われてしまえばそれまでかも知れませんが……
因みに、この「A級」という言葉は、罪の重さのランクではありません。戦争への関与度合い、戦争中の立場の違いです。即ち、A級B級C級というのは、偉い人だったかどうかというだけです。左翼マスコミなどは、それを分かっていてわざと「最上級の大罪」だとミスリードを誘っている気がします。

2012年8月14日(火)
駅日誌(1858) 「愚弄」

五輪が終わって、メダリストを招いた五輪を振り返るバラエティ番組なんかが放送されています。
それにしても……下手に地位を気付いてしまった芸人って何なのでしょう? 面白可笑しくしようとしているのは分かるのですが、どこかアスリートを愚弄しているようにも見えます。悪意は無いとは思いたいが……
今でこそ、日本を代表するアスリートの一人である福原愛も、今は逞しくなりましたが、その昔、卓球少女時代は下衆な芸人に愚弄され、泣かされていました。あの時に捻くれなくて本当に良かった。
素人や業界外の人間を愚弄して笑いを取るような、カス芸人がテレビ番組で幅を利かせる一方で、道化になる事が出来る本物の芸人は、冷遇されています。カス芸人どもは、江頭あたりののケツの穴でも舐めて出直して来い。
……と、芸能界と関係ない者が、芸人を愚弄してみました。

2012年8月13日(月)
駅日誌(1857) 「熱闘」

五輪が終わりました。日本は過去最多の38個のメダル獲得。期待されていたメダルの取り漏らしもあったものの、その一方で、何十年ぶりという快挙もあり、総括としては大健闘だったと思います。
さて、五輪が終われば高校野球……と思ったら、私の地元の県代表は一回戦で負けとるやないかっ!!!
とは言うものの、矢張り平日の昼間に多くが消化される高校野球、結局毎年夜のニュースでハイライトと結果を見る程度なのですがね。それでも、大学時代には、私の出身高校の近所の高校が勝ち進んでおり、その時ばかりは、地理的に甲子園が近かった事もあり、試合の度に観に行っていました。最終的には決勝進出。惜しくも優勝は逃しましたが、高校野球観戦はあの年がピークだったなあ……
野球好きは、社会人になっても高校野球についてよく語りますが、一体どこであんなに情報を仕入れて来るのやら? スポーツ新聞? それとも土日に総集編でもやっているのでしょうか?

それにしても、一度は五輪観戦ツアーに行ってみたいです。それも、開会式から、その都度興味ある競技を転々と見て、閉会式まで……200万くらいかかりそうですね。

2012年8月12日(日)
駅日誌(1856) 「竹島」

日本と韓国が長年領有権で揉めている、竹島という島があります。明治時代から島根県に所属している島です。太平洋戦争敗戦後の領土整理でも、サンフランシスコ講和条約で日本の領土と決定されています。
ところが、そのサンフランシスコ講和条約の発効直前に韓国が不法占拠、現在でも武力で制圧しているという有様で、つい先日も大統領が上陸して領有権を主張して居ます。国際的にも日本の領土とされていて、それに異を唱えているのは韓国人と一部の日本人くらいのものです(韓国表記では独島というそうな)。
それにしても、そんなちっぽけな島を一体何故欲しがるのか? Exclusive Economic Zone(EEZ)排他的経済水域ですね。要はその島の帰属によって、その周辺の海域及び海底の水産・鉱物資源が付いて来るというわけです。

この事を、ネット上で韓国人が韓国の領土と主張しようと、私が日本の領土と主張しようと、大した影響力はありませんし、ただの主張です。が、そのただの主張をするのにTPOを弁えない大馬鹿者が居ます。
土曜日早朝、倫敦五輪のサッカー3位決定戦がありましたが、惜しくも日本は敗北。私は後半終了のホイッスルと同時にごろんと再び眠りに就いたのですが、その後で、その大馬鹿者が出没したそうな。
試合に勝った韓国人選手が興に乗じてか、「独島は我が領土」と書いたプラカードを掲げたとの事。五輪憲章によると、国際的なスポーツの祭典であるオリンピックにおける政治的・宗教的・人種的宣伝活動は厳しく規制されています。
果たして、これを恥と見る事が出来る韓国人がどれくらい居るのだろうか? 韓国とて、今や世界の経済大国の一つです。まさか国民の多くがこれを絶賛するような民度の低い国家でもあるまいと思うのですが……

2012年8月10日(金)
駅日誌(1855) 「悲鳴」

帰り道、夜の住宅街を歩いていると、どこからか女性が襲われているような声が……変質者現る、か!?
驚いて声のする方へと向かうと……うん? 何だか芝居臭いような?
で、声の発生源を突き止めると、集合住宅の窓から聞こえます。

こらあああ!! 窓全開にして大音量でAVなんか観るなっ!!! キチガイかこいつは……
近所で性犯罪が起こらない事を願います。

2012年8月9日(木)
駅日誌(1854) 「緊張」

人はここぞという場面には、緊張しプレッシャーを感じるものです。それは万人に言える事であり、その一方で非常に個人差の大きい現象でもあります。
五輪で日本代表として出場している選手、それも金メダルを期待されている選手にかかるプレッシャーは如何ばかりか? それは物凄いものだと思います。しかし、「思います」としか言えません。私はその場に立った事が無いのですから。
では、その舞台の大きさや分野によって、その緊張の程度には上下があるかどうか。同じ人間同士ならば、舞台が大きくなるのに比例して、自分が努力の注いできた度合いに比例して、プレッシャーの度合いは大きくなる事でしょう。また、人の期待を一身に背負っている、命が掛かっている等の事情によっても増大するものでしょう。
だがしかし、冒頭でも述べた通り、非常に個人差が大きい現象なのです。オリンピックの舞台でも然程プレッシャーを感じずに純粋に競技を楽しんでいる人も居るでしょうし、一方で、例えば、パチンコや麻雀のような遊戯でも、結果如何で明日を食い繋ぐ事が出来るかどうかの瀬戸際だったりすれば、物凄いプレッシャーを感じる事もあるでしょう。プレッシャーとは、非常に主観的・個人的な事だと思います。

AKB48の誰かが「金メダルを期待されて戦うプレッシャーはAKB総選挙以上のプレッシャーがかかると思う」という発言をし、それに対して芸人が「AKB総選挙なんぞとオリンピックを並べるな」と叩き、更にそれに対してAKBファンの漫画家がそれを叩いているそうです。これらの人々、貴方は誰のスタンスに近いですか?
この漫画家、私は昔は好きだったのですが、最近も描いていたとは知りませんでした。そして、現在のAKBファン具合がどうも変な事になっているようです。
しかし、その言いたい事には一理ある。前述の「プレッシャーとは、主観的・個人的な事である」という点については言及しているようです。とは言っても、この漫画家は結局好き嫌いで語っているのですがね。
人間、結局は感情という骨組に論理と言うモルタルを塗り込めた存在に過ぎないのかも知れません。

2012年8月8日(水)
駅日誌(1853) 「電網恢恢」

野球はオリンピックの種目ではありません。倫敦五輪の最中、甲子園球場では夏の高校野球選手権が始まりました。初日の第三試合で、仙台育英と佐賀北が対戦し、仙台育英が勝ちました。
更に、その高校野球の直前、仙台育英高校では一つの事件が明るみに出ました……「根性焼き」事件。マスコミでは「私立高校」と表現されていたのですが、ネット上では早くも特定されている模様です。
何でも、腕に根性焼き23箇所を入れた生徒が、「他の生徒を動揺させる」という理由で、学校から退学を勧告されたとの事。
本人が粋がって付けさせた根性焼きと言われていますが、果たして本当にそうなのか? 本人が断われないように追い込んでの虐めなのか? ネット上では、「仙台育英は甲子園に出すな!」と騒ぎになっているようです。もしも野球部員がこの根性焼き虐め事件に関わっていたら謹慎も分かるのですが、そうでないなら、とばっちりも良い所でしょう。
実際の所、どうなのでしょう? 根性焼きを入れられた生徒が退学を勧告された事と、高校野球開幕直前という時期から、「野球部員が加害者の虐め事件ではない?」という憶測も出て来ています。とは言え、加害者は先に自主退学したのだとか。現時点では、断定は出来ません。

それにしても、今年はにネットでの犯人探しが凄い事件が相次いで居ます。古来、「天網恢恢疎にして漏らさず」という言葉がありますが、現在では「電網恢恢」と言った所でしょうか。しかし、この流れは危険でもあります。大冤罪事件が起きてしまったら……という危険性はあります。否、それが起こるまでこの流れは止まらない激流になっているのかも?

2012年8月7日(火)
駅日誌(1852) 「空蝉」

こんなタイトルを付けると、「わ! 蝉の抜け殻の写真でも貼るんじゃないか!?」と警戒されますが、今回は写真無しです。
ただ、蝉の幼虫を避けながら歩く、というのはやりました。
昨年の日誌にも書いていますが、帰り道に一駅手前で降りると、並木道のような遊歩道があるのですが、そこにこの時期は居ます。ゆっくり地面を歩いています。日が暮れてから地面から出て来て、木や壁に上って羽化するわけです。しかし、これが蝉の人生最大の難所でしょう。私のような人間に踏まれるかもしれませんし、野良猫の餌食になったり、蟻にたかられたりするわけです。
さて、タイトルの空蝉ですが、文字通り「空(から)の蝉」で、蝉の抜け殻の事を言います。昔の人も朝になったら抜け殻がある事について、興味深いと思ったのでしょう。「うつしよ」みたいに現世の意味で使われたり、源氏物語の第三巻の巻名に使われたりしています。無常観を投影し易い虫なのでしょう。
他には、忍法「空蝉の術」なんてのもあります。変わり身の術です。例えば、刀で斬られたと思ったら、斬られているのは衣服だけで、中身の人間は抜け出ている、というような。このネーミング秀逸だと思います。蝉が抜け殻から出て来るのに準えているのは勿論なのですが、これって、「移せ身」とも引っ掛けて居ますよね。

2012年8月6日(月)
駅日誌(1851) 「銀幕寸評」

日曜日に映画を観たので、今日の駅日誌はその感想です。いつもの通り、下記タイトルの右の☆は、私の個人的評点で5ッ☆満点です。

「ヘルター・スケルター」 ☆☆☆
漫画原作で、蜷川実花監督、沢尻エリカ主演の映画です。成程、監督が本職写真家なだけあって、映像美がある映画でした。そして、その写真家という事で出来たのであろう人脈を活かしているもう一つの点が、マスメディアの活用です。PARCOとのメディアミックス、本物のファッション雑誌名を使った小道具。
沢尻エリカ演じる主人公リリコと、その世代交代のような形で現れた新星役の水原希子が飛び跳ねているというCMなのですが、劇中で撮影され、実際にテレビCMとしても使われています。一方、ファッション雑誌の方は、通常フィクション作品内での新聞や雑誌は、本物をもじった架空の物が使われますが、本物そのまんまの雑誌を使っていました。
さて、話の筋ですが、全身美容整形で作り上げられた美女リリコの栄華と傲慢、そして、その整形が崩壊して行くのと連動した精神の崩壊の様を軸に、違法医療をしている美容整形外科を追う検察官が交錯します。とは言え、主軸はあくまでリリコという「作られた偶像」を描く事であり、検察官の捜査の方は添え物のようなものです。この検察官(大森南朋)が、また何だか痛い言い回しをする人物です。
メインは、リリコとそのマネージャーである寺島しのぶ、リリコの所属事務所の社長である桃井かおりという三人の女。それぞれの役が何だかハマリ過ぎています。ハマリ過ぎていて滑稽の域にまで達しているかも……特に、寺島しのぶが沢尻エリカに虐げられているのが、絶妙に似合っています。それ以外でも、キャストはかなり良好だったと思います。
原作の筋を知らないので、あれですが、個人的には、もっと検察官による犯罪捜査色を強めてくれたら良かったかなあと思っております。もっと、罪を暴くか隠すかの闘いがあっても良かったかなあ、と。あと、折角タイトルが「ヘルター・スケルター」なのだから、THE BEATLESの“HELTER SKELTER”(ビートルズの中では激しめの曲です)を使ってくれたらよかったのになあ……

2012年8月5日(日)
駅日誌(1850) 「花火」

土曜日に、板橋花火大会があったので、行って来ました。板橋区高島平側と、北区浮間舟渡側からの、荒川の両岸から打ち上げられる花火大会です。
空には鉛色の雲があり、もしかしたら雨もあり得るかも? と懸念されましたが、幸い雨は降らず、花火を見る事が出来ました。最初は河川敷の平地で見ていたのですが、同行者が虫(バッタや小さいコオロギ)を嫌うため、比較的虫の少ない堤防斜面に移動……移動して程無く、先程まで見えていなかったのですが、いつの間にか花火を見ている視界に月が出て来ました。
どういうわけかそれが異様に大きい……こういう夜の早い時間の低い位置にある月をじっくり見る機会があまりないせいでしょうか。予兆を見せずにいつの間にか現れていた見事な月にちょっと驚きました。
月齢としては15を過ぎているのですが、それでも漫画のようにちょっと雲が掛かったほぼ満月に近い月を、花火と同じ画面に捉えて見るというのもなかなか乙なものです。
 
↑一枚目はピカチュウ花火。うーん、ピカチュウか。

 
↑下二枚の右下にある○が月です。ズーム倍率が異なるので、大きさは異なります。提灯の位置を見て頂ければその上の写真と同じ場所だと御解り頂けると思いますが、いつの間にか月が出ていました。

花火会場に向かう道には、警察の特殊車両も出動していて、そこらへんもなかなか面白かったです。
 
↑暴徒を鎮圧するような金網防御付きの車輌も。

2012年8月3日(金)
駅日誌(1849) 「洋弓」

もしかしたら、アーチェリーの試合をちゃんと観たのは初めてかも知れません。NHKで、倫敦五輪、アーチェリーの準決勝の途中からと、決勝の録画を観ました。これはこれでテンポが早くて、だれる事無く緊張・弛緩の繰り返しで、なかなか面白いではないか!

決勝戦では残念ながら韓国に敗れてしまいましたが、銀メダル獲得。立派です。
それにしても、この決勝戦……こいつら、そっくりやないか! いや、そっくりという程似ては居ないのですが、体型と顔の輪郭や鼻の形等が何だか似ています。撃つ時の、鼻の前に弦を引いて、利き手を顎に当てて照準を合わせている様子を見て、そんな事を思っていました。
もしかして、弦にぶつからない高くない鼻と、ああいうふくよかな顎が、アーチェリーという競技にマッチするという事なのでしょうか?
 いやいや、準決勝の相手だったちょっとザッカーバーグ似のオランダ人は、全然違う鼻と顎でした……
明日は休みですし、これからサッカーでも観るか。

2012年8月2日(木)
駅日誌(1849) 「先行者」

本日のタイトルは「先行者」。

……と言っても、股間に二連発のキャノンを備えた中国製ロボットの事ではありません。進む速度は遅いのに何故か先行しようとする人の話題です。

私は常々歩くのが速いと言われます。暑い時期に汗だくになるのには、これも関係しているかも? それはさて置き、街を歩いていても人を追い越す事が多いです。そんな私にとって厄介なのは、信号や改札でやたらと先行したがるくせに、いざ信号が変わって歩き出したり、改札を通ってから歩くのが遅い人です。
信号が変わるか変わらないかの瞬間にスッと斜行し、私の前を塞いで出る割に歩くのが遅い人。私はわざわざ迂回して追い越す訳です。
改札手前で加速し、私よりも早く改札を抜けようとして、いざ抜けたら途端に歩行が遅くなる人。そういう人も迂回して追い越します。
もうね、嫌がらせか?と。急いでいるわけではなく、私の邪魔をしたいだけか? と。寧ろ、改札抜けた後しばらくは、改札通過で若干歩行速度が緩まる以上、もっと加速してくれないと……
同じようなので、車を運転して居る時に、赤信号でずるずるとちょっとずつ前に出る車が居ます。急いでいて焦っているのならまだ分からないわけではありませんが、青信号になって発信した後の加速が遅過ぎる車も。あのう……さっきまでのずるずる前進は何なのか? と。
こういう連中って一体何なんでしょう?
そう言えば、冒頭で書いた「先行者」ですが、公になってからもう10年以上経って居るんですね……私の歩みなんかよりも、月日の歩みの何と早い事よ。

2012年8月1日(水)
駅日誌(1847) 「倫敦」

つい先日の駅日誌で、オリンピックの柔道を見て燃える、といった趣旨の事を書いた所なのですが……
何だろう? 柔道ってこんなんだったっけ? と何だかイマイチの気分になって来ています。
それは、日本代表選手が思ったより活躍出来ていないから?
 否……そうではなく、柔道のルール改変及びそれに対する優位性分析の結果、何だか「有効・技有・一本」により勝ち取る加点方式よりも、「指導・掛け逃げ・反則」誘発という減点方式のスポーツに変わってしまった感があるからです。
柔道の技と技を競うよりも、技封じの技術ばかりが発展してしまっている感があります。本来は「指導」はそれを防ぐためにあるのですが、逆に相手に「指導」を誘発するために牽制&ポイントを狙えそうもない攻撃をするというような試合も見受けられます。それを防ぐために「掛け逃げ」というルールがあるのですが、その辺も上手く利用する手が出て来ています。
延長戦の果てにまだ決着がつかない時には主審と2人の副審による旗判定があるのですが、どうにも胡散臭い旗判定もありました(0-3が何やら協議して3-0になっちゃったり)。
審判の裁量が広いのも物議を醸し出す要因でもあります。フェンシングでは、もう電気式審判機が一般化していますが、そういうのが出来ないものかなあ……フェンシングの衣装と違って、柔道の道着は体からズレまくるので難しそうですが。
とは言え、フェンシングでも誤審はあるようですね。また、誤審というか、胡散臭い・腑に落ちないといった要素が今回の大会でも色々な競技で出て来ているようです。
しかしそれでも、一本、または技有で綺麗に技が決まると爽快ではあります。というわけで、ぶーぶー言いながらも、私の五輪観戦(テレビ)は、柔道中心です。と言っても、あまり夜更かしせず、遅くとも1時か2時頃には寝ちゃってます。
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