2013年3月度目次  ※御意見・御感想は、掲示板にどうぞ→

 #1979 「中華@」 中国に行って来ました:乗物編。
 #1980 「中華A」 中国に行って来ました:好吃編。
 #1981 「中華B」 中国に行って来ました:発展編。
 #1982 「面胴小手」 万引き警告ポスター。
 #1983 「卒業」 卒業式シーズンの送別会。
 #1984 「大衆車」 独逸語でVolkswagen。
 #1985 「Mucha」 無茶ではなくてミュシャです。
 #1986 「Mr.Bond」 殺しのライセンス?

 by 駅員@地獄三丁目駅

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2013年3月26日(水)
駅日誌(1986) 「Mr.Bond」

007のジェームス・ボンドは、英国情報部に所属するスパイという設定です。007というのはコードネームで、日本ではゼロゼロセブン、またはダブルオーセブンと読みます。因みに、独逸語ではヌルヌルズィーベン。独逸語って恰好良い響きが多いのですが、こればっかりは恰好悪い……
そのボンドには、殺しのライセンスが与えられており、任務遂行中に容疑者を殺しても許されます。そう言えば、子供の頃やっていた特撮で、機動刑事ジバンというのがあったのですが、その作品では「対バイオロン(まあ、怪人・怪獣の類です)法」というルールがあり、これは007をベースにして居ると思います。
第2条「機動刑事ジバンは、相手がバイオロンと認めた場合、自らの判断で犯人を処罰する事が出来る。場合によっては抹殺する事も許される」……敵であるバイオロンに止めを刺す時に言うキメ台詞です。

で、このミスター・ボンドは、殺しのライセンスを持っているのでしょうか?
否、寧ろ隣の方の怒りを買い、今にも抹殺されそうではないか……
 

2013年3月25日(月)
駅日誌(1985) 「Mucha」

Mucha……無茶、ではなくて、ミュシャで御願いします。週末に、六本木ヒルズの森美術館に行き、アルフォンス・ミュシャの企画展を見て来ました。
ミュシャは、画家というよりイラストレーターです。その作品の多くは、ポスターや看板、ポストカードなどの商業ベースの仕事です。商業ベースと言うと、芸術家肌の人から一段下に見られる事がありますが、自分の作風を活かしつつ、クライアントの要望に沿った依頼仕事をこなすというのは凄い事なのだと思います。言ってしまえば、芸術は自己満足です。そこから溢れだすパッションの素晴らしさも認めはしますが、認められないのを嘆いてはいけない職業でもあります。芸術家を名乗りさえすれば、私でもなれる肩書です。
ミュシャの作風は流麗ながらクッキリした線画への彩色で、漫画に似ていると言えます。なので、比較的ヲタク寄りの女子人気が高いようです。客も女性が多かった印象がありました。
現代の漫画家の中にはミュシャの絵から影響を受けている人も少なからず居るのではなかろうか。

さて、ミュージアムショップでは、様々なグッズの中にガチャガチャもありました。中身はミュシャの作品をパンソンワークス化した、マグネット。しかし、絵画作品のグッズとして、その作風が削がれて変わっちゃっている商品って珍しいのでは!? 個人的には元の絵を使った方が良さそうだと思いました。ていうか、パンソンワークスって、色んな仕事し過ぎやろ!
  
▲元の絵と、マグネットの比較。

2013年3月20日(水)
駅日誌(1984) 「大衆車」

フォルクスワーゲン、外車です♪ だけど、国産車より数多い♪ 惨め、昔の車〜に乗〜ってま〜す〜♪
  〜所ジョージ「昔の車で乗ってます」〜

フォルクスワーゲンが日本でUP!という低価格車を発売しています。久保田利伸とCHARAがCMをしている車ですね。その価格は150万円也。安い……「外車は高い」なんて考えは最早昔の考え方なのでしょう。そもそもVolkswagenって、独逸語で「大衆車」ですからね。
そういう意味では、手放してしまった愛車プジョー206も、安い外車でした(と言っても中古でしたが)。それでも206は安い物でも新車価格200万はしましたから、矢張りこのUP!は安い。「安い安いと言うのなら買ってみれば良いではないか」という声が聞こえてきそうですが、私はラテン車のMTが好みなので、まあ、趣味とは違うか、と。いやいや、それ以上に、日本で自動車を所有するのに厄介なのは、車輌価格ではなく諸経費なのです。税金、ガソリン代、そして、都市部では高い駐車場代……これは、私が自動車を手放してバイクの免許を取った事とも関わっています。

さて、冒頭に載せた歌は、所ジョージが昔に出した歌です。小林旭「昔の名前で出て居ます」のパロディソングで、歌詞は勿論、メロディにも変化を加えているため、作詞・作曲:所ジョージとしても、著作権侵害にはなりません。その歌では当時の古いフォルクスワーゲン・ビートルを散々にこき下ろして居ます。そんな歌を出していながら、現行版フォルクスワーゲン・ビートルのCMに出ていたとは!!

2013年3月19日(火)
駅日誌(1983) 「卒業」

今日はあちこちで卒業式が多かったようですね。職場の近くの学校からも、昼に生徒と保護者が大勢出て来ていました。そんな日に、私の職場からも卒業(定年退職)する方の送別会がありました。
結構、私は無礼な言葉をぶつけた事もありますが、それでもその場に呼んで貰えました。というのは、今回の人選は、その方本人によるものだったからです。私はてっきり幹事が人選したものだと思っていたのですが、店の予約や集金は幹事がしたものの、その方が呼びたい人だけを呼んだのだとか。人間として、これに勝る名誉があるでしょうか。
どうか、これからは休養しつつ、趣味に没頭して悠々自適に暮らして欲しいと思います。

2013年3月18日(月)
駅日誌(1982) 「面胴小手」

どういうわけか、私は道具を使う度合いが多いスポーツであればあるほど苦手です。ただ走るとか泳ぐとかなら良いのですが、球技が苦手で球技でもサッカーやバスケットボールよりも、道具を使う度合いが多い野球、テニス、卓球はもっと下手なのです。
それは体育でやった格闘技も例外ではありません。柔道ならそこそこですが、剣道は苦手です。
しかし、この方は剣道が得意なのでしょうか?


草野仁さんは、昔は放送局の社員でしたが、現在はフリーのキャスターなのでこういう仕事を受けても大丈夫なのです。強そうです……

このポスターは「万引きをしない勇気と、させない社会」という標語の下、万引き=窃盗犯を警告する警視庁のポスターです。確かに、万引きは軽い気持ちでやっている人間が余りに多いと思います。そのせいで出版不況の煽りを受けている本屋なんか潰れる危険性まであるのに、です。
しかし、この力強い写真にはもっと似合うコピーがあるのではないか……? それを考えてみよう、というのが今回の主旨です。

「世界、万引き発見!!」 チャラチャチャー♪
「ミステリーハンター? いえ、私は万引きハンターです」
「万引き全員ボッシュート」
「面! 胴! ボッシュート! ボッシュート!!」
「残念ながらまこと君だけ、ボッシュートです」

分かった事が二つあります。一つは、大して面白くないという事。もう一つは、私が持つ草野仁さんのイメージは「世界不思議発見」に固定されているという事。

2013年3月15日(金)
駅日誌(1981) 「中華B」

かつては世界の工場、今は世界の消費市場の中国。日本も顔負けの経済発展も見受けられます。というわけで、写真で語る中国日記三部作のラストは、経済編です。

  
▲上海の高層ビル群、中央は森ビルの101階建て。上海や香港の鉄道ではICカード式の切符(日本の紙製よりもエコ)。コンビニの前にあった新聞と読取機(御財布携帯的に自動決済して新聞を持って行く仕組みっぽいが)

  
▲光あれば闇もあり。高層ビル……しかし、建設途中で打ち捨てられています(崩落しそうで怖い!)。高層マンションなのにエアコンの室外機がいい加減な付け方。高層建築の足場が、えっ、竹!?

  
▲カオス……古さと新しさが混在する市場。カオス……やたらに広いトイレなのに、便座が無い! カオス……今でもこんな御土産が売られています(マグネットです。奥からマルクス、エンゲルス?、レーニン、スターリン、毛沢東)。

2013年3月12日(火)
駅日誌(1980) 「中華A」

引き続き、中国に行って来ましたシリーズです。
昨日のは車好きでないとイマイチ面白くなかったですが、今日は「好吃編」と題して、万人受け(?)の食関係です。今回も写真+コメントという構成です。後半、一部ちょいグロ注意です。耐性の無い方は、ファストフードまでで留めて下さい!

(1)料理
 
▲北京料理:中央部左寄りの二皿は北京ダックです。日本だと皮も薄焼きに巻いて食べがちですが、そちらは肉に巻いて、皮はそのままパリパリ触感を味わうのがベスト。続いて湖南料理:激辛です。口がヒリヒリ。
 
▲四川料理:基本的には辛口ですが、辛くないメニューも。香港の昼食:御飯と麺。こういう安い食事も美味しいのが嬉しい。
 
▲春巻スープ:ひたパン的な食味です。ジャスコの巻寿司コーナー:「\1」とあるのは、1円ではなく1元です。人民元はアルファベット表記ではYuanなので、Yenと同じマークを使ってます。


(2)ファストフード
 
▲世界中どこに行ってもあるマクドナルドとスターバックス。しかし、このスタバは何だか浮いてます。
 
▲日本が誇る和風ファストフード、吉野家。しかし、玉子がこれではなあ(中国では生玉子を食べる風習がありません。ていうか、日本だけかも?)。ポパイというファストフード。シチューかけご飯みたいなのがこれまた美味。しかし、このライスに対しておかずがチキンなのは重い。


(3)食材
 
▲雷魚:鮮魚売り場の水槽の中が新鮮です(二つの意味で)。奥の籠から鶏を出して捌くおばさん。
 
▲火鍋で食べた食材……中央上の皿は、豚の脳味噌(白子みたいで美味)。中国にも「茹でピー」があるのか……


(4)嗜好品
 
▲酒が強くない私にはかなり危険な白酒(パイチュウ)。アルコール度数52%。カァーッとなります。
   
▲中国煙草4連発。矢張り、中国人は赤が大好きみたいです。しかも、ホログラム的に光ります。そんな中で右端は紺色の「真龍」という恰好良い煙草……しかし、これも表面はギラギラです。

2013年3月10日(日)
駅日誌(1979) 「中華@」

2月の末から木曜日まで中国に行って居りました。目的は仕事の出張なので、ここで書けるようなネタは少ないには少ないのですが、合間合間にネタになりそうな写真を撮って居りますので、そういった部分についてちょっとずつ書こうかと思っております。

中国も沿岸部は最早、大都会です。自動車も沢山走って居ます。
日本車も沢山走って居ます。「反日」などとテレビでは喧伝されていますが、きっと反日なのは中国人以上に左翼マスコミの方なのだという事が良く分かります。確かに、昨年秋には実際に日系の商店が多数壊されたわけですが、それらは主に鬱憤の溜まった出稼ぎ労働者によるものなのでしょう。破壊行動で困るのは、日本以上に現地で日系企業で働く中国人だと分かっていない、或いは、それを分かっていてやっている(そういう所で働くデキる中国人に不満がある)のだと思います。
日本ではあまり見ない車も走って居ました。というわけで、今回は珍しいと思った車を中心とした、乗物編と致します。
(1)働く車
 
▲広州で見た観光バス。随分汚れている上、窓をビニールテープで補修しています。右は傘付きバイク。雨の中を疾走。何台も見ましたが、いずれも後ろに人を乗せて居り、恐らくはタクシー的なものかと。
 
▲香港は、路線バスも路面電車(1回乗車で2.3HK$)も二階建てです。右端の赤い車はタクシーですが、トヨタ・クラウンコンフォートばかりが活躍。香港は旧英領なので左通行右ハンドル、それにタクシー専用車で且つ耐久性がずば抜けているクラウン・コンフォートはまさにピッタリなのでしょう。
 
上海のタクシーは、フォルクスワーゲンが中心。合弁で現地生産しているのだと思います。右は、人民広場(歩行者天国)内をゆっくり走る列車のようなミニバス。
 
▲蘇州で見た、ぶつけられたら即死亡しそうなオート三輪。これも恐らくタクシー。右は、これも働く車の一種か。子供の乗り物。アウディ? 否、マークを良く見て下さい。アウディのマークは○×4です。

(2)偽物?
 
▲BMWっぽいワンボックス。右は三菱ならぬ五菱。偽物臭い物をもっと期待していたのですが、走っている車は概ね欧米日車の本物。国産車も普通にそこそこ恰好良いのが走って居ました。

(3)外車
 
▲香港で見たマクラーレンのディーラー。MP4-12Cを展示。右は上海で見たフェラーリ458。
 
▲ホテル所有のハマーのリムジン。ハマーでリムジンとは……私は初めて見ました。右はプジョーの4ドア。日本だと2や3のシリーズはハッチバックのみですが、国によっては2や3にもトランク付きセダンがあるようです。今は走って居ませんが、我が愛車206にもセダンがあったそうです。
 
▲香港では、ランボルギーニがブランドの多角展開をして居ました。左はスマホ、右は煙草。恰好良い。

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