作詞「フォークの歌」

 アコギ一本の弾き語りライブを聴きに行きました。行ってふと、「フォークの歌詞を書いてみたいなあ」とインスパイアされてしまったので作りました。
 素人作詞なので高が知れていますが、もしシンガーの方で歌いたい方が居られたら、御自由に曲を付けて歌って下さい。私は作曲能力はないので、「歌詞フリー素材」という事で。

「フォークの歌」
 作詞:駅員@地獄三丁目駅(ekiin@jigoku-sanchome)
 作曲:これを見たシンガーの貴方

黒い服着たその男 僕ら見るなりしかめっ面
「当店のドレスコードは御存じで?」
ギターコードは知ってても ドレスコードは知らないよ
店の中には華やかな客 店の外には高級車
敷地の外にはリヤカーに 段ボール積んだ痩せ男
恥ずかしそうに俯く彼女 僕には敷地の外が似合ってる?
僕は投げた テーブルの上の……フォーク

黒い肌したその少年 白い奴等にメンチ切る
「お前の父ちゃん何してる?」
父は無職で飲んだくれ 母が支える八人家族
帰れば子守に手伝いで 友達なんか要らないよ
友はと言えばただ一つ 父が買ってくれたボールだけ
今ではボロボロ黄ばんでる 僕には汚れた球が似合ってる?
僕は投げた 落ちる球……フォーク

田舎に捨てた女から 今年届いた年賀状
「私たち結婚しました」
新郎かつての同級生 故郷を離れてはや幾星霜
この街に出て来た頃は 大きな夢を抱いてた
夢は儚く破れ去り 職を転々フリーター
黄色いメットと作業服 僕にはいつの間にか似合ってる?
僕は動かした 黄色い車体……フォーク・リフト

2011/2/12

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