2005年12月27日(火)
駅日誌(226) 「帰省」

明日で今年の出勤日は終了です。で、その後、夜から朝にかけ、同僚の車に同乗させて貰い、帰省する予定です。
私の狭い車と違い、ミニバンを所有する先輩に乗せて貰います。四人乗車で、五〜六時間。時間は少々掛かりますが、交通費を見ると大分割安になります。運転するのは先輩なので堂々と眠っているわけにもいかず、「おい、面白い話をしろ」とか言われそうなのが、ちょっと心配ですが。

おっと、心配事がもう一つ、豪雪地帯を通過しますので、そのあたりの安全が心配です。野郎四人での心中は何としてでも避けたい所。
その先輩は終始自分で運転します。御疲れでしょうから、代わってあげたいのですが、拒否されちゃいます。そんなに私の運転は危なそうに思われているのでしょうか?

というわけで、当日誌も実家から戻ってくる1月4日までお休みです。
4日には、連作「白球十勇士」の続き、TOPのシャレコウベを1月バージョンにリニューアル等を行う予定です。
                                  駅員@では良い御年を

2005年12月26日(月)
駅日誌(225) 「守銭奴」

エコノミックアニマルである人間は、往々にして守銭奴になってしまいます。
極端な話、現在の日本で突如「金という概念」が消えたら、人々には平安が訪れるかも知れません。一方、力(文字通りの力=腕力・破壊力)こそ正義のカオスの世界になってしまうかも知れません。はたまた、目的を失い、腑抜けになってしまう人間だらけになってしまうかも知れません。
金の魔力は恐ろしいですね。「一個の命は地球よりも重い」という言葉がありますが、現実はそこまで綺麗な世の中ではありません。法的には、人の死は「加害者の罰」意外には、「生涯稼ぎ出すであろう金」で算出されてしまうのです。極論すれば、人の命は金で買えてしまうのです。哀しい哉、エコノミックアニマル。

さて、ニーチェの有名な言葉に「神は死んだ」というのがあります。神に跪く人間というものを否定したのです。
今や何とも出来ない時のみ、「神頼み」は残っていますが、恒常的に心から信仰をしている人間は殆ど居なくなってしまったと思います。
私は、これこそ「神の死」だと思います。信仰を支持に置き換えると、政治家に似ていますね(政治家が偉ぶるのはこのせいかも)。政治家が支持を得られなくなって失職するように、神も信仰なくては死んだ様なものだと思います。
では、現在の神は何か? 資本主義社会では、資本が主権なわけであって、金が神であるとも言えそうです。拝金主義なんて言葉もありますね。金を拝む…まさしく金=神の構図です。

そんな私も今年秋に株式投資に手を出しました。私も金という神に隷属する盲信者なのかも知れません。現在、7832バンダイナムコHD:200株、ライブドアマーケティング:2株、デリカフーズ:1株所有し、総額75万円程です。今のところ含み損得トントンですが、何れも上がる時が必ず来ると信じて買ったものです。期待をして、しばらくは株価の変動を眺めております。
                    駅員@七大罪の一、貪欲を犯しております…

2005年12月25日(日)
駅日誌(224) 「稲穂倒れる」

19時頃、山形を走るJR羽越線特急いなほが、脱線転覆事故を起こしました。
現在死者2名、負傷者32名の惨事です。
今日は東北・北陸では暴風雪波浪警報が出ており、その路線でも吹雪いていました。そこで横から吹く暴風に煽られ転覆したそうです。JRには責任が無いと言う事は出来ませんが、この気候状態では、起きても不思議ではない事故だと思います。足元は雪及び氷でスリッピーになっており、そして最大瞬間風速21mです。
JR東日本によると、風速20mで警戒、25mで徐行、30mで停止という規則だそうで、この状況では「警戒状態」だった様です。徐行でも停止でもない以上、警戒していても走っているのが当然ですから、規則に則って運行されていたと見て良いでしょう。この点では運転手に落ち度は無いと思います。
では、JRの規則が間違っているというのでしょうか? そう言うのは簡単ですが、如何にルールを作っても所詮は人間のする事。自然の力の前では人間如きの想定から外れたイレギュラーも往々に起こります。
例えば、ヤスデ(ムカデの小さいやつです)が線路上に大量に這い、それを踏み潰した列車が虫の油で車輪が空転し走れなくなった事件が昔あったと聞いた事があります。
基準の見直しの余地はありますが、現行の基準では甘かったというのは早計だと思います。極端な話、「事故が発生した以上、安全のためには時間も金も犠牲にしろ!」と言うのであれば、虫が活動するのに良い気候の日は徐行とか、馬鹿なルールまで出来てしまうでしょう。

それにしても不幸中の幸いだったのは、最上川にかかる鉄橋の上ではなく、そこを通過した後だったという事です。鉄橋の上だったなら、下手をすれば川に転落していた事でしょう。その場合極寒の中、冷水に叩き込まれたなら、死者・負傷者はもっと増えていたと思います。
             駅員@呑気に基督君の御誕生会してる場合じゃないです

2005年12月24日(土)
駅日誌(223) 「Merry.苦しみマス」

地獄の民を苦しめる、基督聖誕祭です。そうです。今月頭から、街は電飾一色でしたが、たかが基督君のお誕生日なのですよ。
23日の天皇誕生日とそう変わりません。こう言うと、切支丹に怒られそうですが…「怒られそうですが」と言うと右翼に怒られそうですが…日本は複雑な国です。複雑な国ですが、祭好き。ですから、切支丹じゃなくても祭です。神戸ルミナリエの東京版・ミレナリオも大盛況だったそうですね。

さて、そんなクリスマスムードとは裏腹に、私は早起きして、会社のオッサンもとい紳士達とゴルフをしました。彼等にも子持ちが居ます。家庭を顧みず何をしているのか! と思いますが、まあ夜には帰っていれば良い訳ですがね。
さて、今日行ったのは関越自動車道東松山IC近辺のおおむらさきGCです。
グリーンが、マークが刺さらない程ガチガチでした。風がぴゅうぴゅう吹いていました。寒ううううううううううううう!!!!!!
しかし好きもんのオッサンもとい寒中ゴルフを嗜む紳士淑女は結構居るものですね。決してガラガラではなかったです。
私は「ど」が付く程下手糞なので、後ろが詰まらない空いている時期の方が良いのですが。混んでいる時期だとただでさえ下手なのに、後ろが詰まって焦って、余計グチャグチャになってしまいます。ううむ、技術云々よりも先ずは精神鍛錬か。
                    駅員@クリスマスにお爺さんは山へ芝刈りに

2005年12月22日(木)
駅日誌(222) 「便利屋」

コンビニエンスストア。それは町の便利屋です。普通に生活する分には困らないアイテムを置き、24時間営業しています。しかし、コンビニ業界の伸びが頭打ちになった昨今、様々な試みが行われています。
以前当日誌にも書いた通り、均一価格の生鮮コンビニ「ストア100」「フードスタイル」「Q’sマート」。また、虎ノ門に出来た女性ターゲットコンビニ「ハッピリー」。ビデオ時間貸しレンタルをドッキングした「エーピーエンタ」。埼玉の豆腐屋「篠崎屋」が買収している「アップルマート」。広島発の「ポプラ」は、コンビニスーパー化を図り、「ダイエー」は「フーディアム」というコンビニ化スーパー。
この様に、現在この業界は戦争の真っ只中という印象を受けます。消費者としては、面白くなってきたと感じます。

しかし! 私はここに一石を投じたい。7-11の首位が確固たるもので、覆らないのは何故か? 弁当の味でしょうか? 品揃えでしょうか? 他サービスの中身でしょうか?
否。7-11の最大の強みは、バイトの質だと私は思います。前述の通り、コンビニ業界は色々な戦略を導入していますが、商売の基本「商いの心」を最も体現しているのは7-11だと思います。
業界2位以下を大きく引き離す「バイトの質」。特に深夜。どうしようもない馬鹿者や無礼者が店員をしているコンビニは数多あります。打ち殺してやろうかと思う事もたまにあります。そんな中、そういうカス店員が居る率がずば抜けて低いのが7-11だと思います。
実際は店によって異なるとは思いますが、傾向としてこれは大いにある様に感じるのです。商売の基本に忠実な事こそが、強さの秘訣だと思います。

尚、店員の質では、7-11と肩を並べるのはミニストップだと思います。他のチェーンには、バイトの更正を切に願います。コンビニがどこにでもある今日、「ムカツク」→「客離れ」という減少はザラにあるのではないかと思います。
                                  駅員@コンビニ依存症

2005年12月21日(水)
駅日誌(221) 「作り手の心」

作り手の心を、受け手に正確に伝えるのは非常に困難です。文字情報のみを抽出している筈の文章でも、誤解は往々にして生じます(文学の場合は、敢えて読者に解釈を求めている事が多いですが)。
例えば、メールで書き手の心が読み手に伝わらなかった経験は、どなたでもあるのではないかと思います。

さて、右の写真(上)を御覧下さい。
これはガラスの器に入ったジュレ(緩いゼリー)なのですが、パッと見、ワンカップ酒とそう変わらない格好です。
しかし、この商品、作り手の意図する置き方と上下逆なのです。
本来は、作り手は右写真(下)のような置き方を望んでいます。底は立体的な造形で、中央には蓋よりだいぶアピール力のあるラベルが付いています。
哀しい哉、売場では、本来、手に取ってから見れば良い原材料表示等の無味乾燥なラベルを上にして並べられていました。店員は、知ってか知らずか、逆向きに置いてしまったのです。これではアピール力減少も甚だしいでしょう。

この様に、往々にして人と人には誤解が生じます。
私も誤解される事はしょっちゅうあります。
誤解され非難されます。そして一旦誤解されると、それを解くのはなかなか難しいのです。
とは言っても、私の場合、善行をしたのに悪行と誤解されるのには、実はマゾヒスティックな快楽が無きにしもあらずなのです。「ああ、俺って、今、悪人だと誤解される悲劇のヒロイン(男だからヒーローかな?)じゃないか。俺って恰好良いなあ」と…更に、もしかしたら万に一人くらい、「実は駅員さんって良い人で、誤解されているんだわ」と思ってくれてたりして! あちゃー、これじゃただの変態やないか…
          駅員@私も誤解はしますから、御互い様

2005年12月20日(火)
駅日誌(221) 「マーダーまだまだ」

Murder(殺人)事件が日々報じられています。マーダーはまだまだ続きます。下らない駄洒落のタイトルで恐縮です。

さて、飲食店で働いていた姉妹を殺したとされる被疑者が逮捕されました。容疑は認めているそうです。しかも、恐るべき事に、彼は母殺しの前科を持っていたというおぞましいオマケ付です。
先日、当日誌で書きましたが、もう随分麻痺してきました。恐ろしい事件なのに、「またか」で片付いてしまう人心の軽さを痛感しております。
それにしても、怖いのは、人殺しがのうのうと出歩き、あろう事か再犯してしまうという世の中です。これで良いのでしょうか。今の刑法よりもまだハムラビ法典の方が理に適っている気さえします。(ハムラビ法典では奴隷制度を肯定しているので、そこは除きますが)

治安の良い国だと言われてきた日本国ですが、油断すると四方を危険に囲まれ八方塞です。人生即是サバイバル。私の様な独り者はまだ良いですが、子供を持つ親は心配が絶えない事でしょう。
ピカピカのランドセルを背負って小学校に上がったばかりで、いきなりロリコン変質者の魔手に晒されます。
さりとて、集団下校しようものなら、居眠り? 不注意? の自動車が列に突っ込んできやしないか冷や冷や物です。
では、学校は送り迎え、塾も送り迎えすれば安心かというと、塾構内で殺す様な危ない講師も居ます。
どこにも出さずに家に閉じ込めると、それは児童虐待になってしまいます。
さらには、外に出なくても、家の鉄筋が震度5で倒壊するリスクを持っていたりして…
                                 駅員@安全は何処へ?

2005年12月19日(月)
駅日誌(220) 「鼠 VS 雲丹」

日本が誇る二大テーマパーク、千葉県は浦安の某と、大阪は此花の某があります。
平日にその双方に行った事があるのですが、どちらも平日にも関わらず、どこから湧いて来たのか、客が一杯入っています。しかし、千葉の方は経営順調な様子であり、一方の大阪の方は経営は芳しくありません。どちらにも沢山客が入っているのに、この違いは一体何なのでしょうか?

偏に、私は非現実性演出力の差だと睨んでおります。千葉の某の方がその演出は優れているのだと思うのです。
確かに、箱物に関しては、大阪の某も引けを取りません。ソフト(乗り物やショー)も引けを取ってはいないと思います。ハードはもとより、ソフトよりも更にソフトな部分に差があるのではないか、と思うのです。
ソフトよりもソフトな部分とは? フェミニーナ軟膏を塗るデリケートな所ではないですよ!(←何を言っているのか…恥ずかしい)

ソフトよりもソフトな部分。感覚。
駄目出しになり、誠に恐縮ですが、大阪の某では、いわゆるファストパス(並ばず乗れる券)が、金で売られています。これは、ちょっと違うのではなかろうか? と思います。実際に、園内では勿論日本の通貨が使われており、食事・土産はそれで買う訳ですが、ファストパスまで持つ者と持たざる者で差を付けては、ふと、エコノミックアニマルである素の人間に戻ってしまうのではないか? と思うのです。
また、大阪の某では、トヨタ車が背景として置かれています。そんな日常的な物を置くという事も非現実からの覚醒を促してしまいます。トヨタが協賛しているから? しかし、千葉の某では、日産が協賛しているにも関わらず、まんま日産車は置いていません。上っ張りを全てクラシックカーに変えています。
また、右の写真を見て下さい。見難いですがライブです。このライブでは、DEENがライブをしていました。メジャーデビューしている著名なミュージシャンですから、勿論日常ではありません。しかし、テーマパークのコンセプトとしている所と一致しているのかどうか、疑問です。(さらに、以前はGLAYがライブをしましたが、もしかしてランクが落ちていまいか? ←DEENファンの方、すいません!)

コンセプトに沿った、リアルな非現実性。一見矛盾している言葉ですが、これが鍵だと思います。非現実性が強ければ強い程、財布の紐が緩むというものです。

最後に。私は近畿圏の出であり、心から大阪の某には頑張って欲しいと思っています。だからこそ、駄目出しもしないといけない、と思っているのです。
           駅員@無礼な発言の数々御赦し下さい

2005年12月18日(日)
駅日誌(219) 「終末時計」

今の地球は滅亡まであと何分であるかを示した「終末時計」が、米国のシカゴ大学にあります。時計は地球を模した円形をしており、その45分から00分までの四分の一円に、時計の9に当る●、10に当る●、11に当る●、12に当る●があり、12を指す短針と、動く長針から成っています。
その長針が12:00を指した時に地球が滅亡するという意味で、現在は滅亡7分前を指しているとの事です。とは言え、今から7分後に地球が滅亡するという訳ではありません。その長針は時間によって動く訳ではないのです。この時計の示しているのは、核戦争によって起こり得る地球破滅の危険度を、概念的に表したものです。
原爆投下から2年後の1947年、原爆の脅威を目の当たりにし、恐れ戦いたアインシュタインとオッペンハイマーが作りました。世界情勢によって、後退したり前進したりします。1947年に7分前でスタートし、最短で1953年(米ソ核実験競争)の2分前、最長で1991年の17分前という風に動き、現在はスタート時点に戻っています。

前置きが余りに長くなりすぎましたが、今日のテーマは終末時計(DoomsDay Clock)ではなく、週末時計(Weekend Clock)です。
16日以降、日記が更新されていませんが、これは私の週末時計が大いに狂っていた事にも起因するのです。

16日、私は大阪に単独で出張しておりました。で、9時頃には仕事を済ませ、大阪在住の友人を梅田に呼び出し、軽い食事を。彼は司法試験浪人の身だったのですが、今年で諦め、一旦就職したという身でした。ところが、その就職先というのが、どうも私には胡散臭く感じる仕事なので、色々御説教をしようと思っていたのです。御説教というより、御節介に過ぎないのでしょうが、言わずに居れない事が色々あったのです(先日の日記に書いた通り、私は自らの正義を他人の押し付けるという悪癖を持っているので…)
しかし、この友人は下戸でありまして(私自身も決して強くないのですが)、食事をしたは良いものの、説教トークの燃料をを投入していないので、早々と説教は終了し、東京へ帰る私の電車もなくなり、どうしようかとウロウロしていました。
梅田地下街の泉の広場にて、犬を抱えて誰も居ない所に鬼の形相で怒声を浴びせている女性を暫く眺め、その女性がヒートアップして座りながら演説(?)を続けている中、その腕から降りて自由になったミニチュアダックスフントを撫でたりしておりました(←頭のおかしい人の飼犬を撫でる…なんてリスキーな行為なんだ!)。友人はその時点でも充分帰る事が出来たのですが、付き合って頂く事になり、尚もウロウロ…
そして、その友人はPCを持っておらず、日頃から情報収集をしたいようなので、漫画喫茶で夜を明かす事としました。
友人は一晩中、色々PCで検索していました。それに詰まった時等に御教えして差し上げつつ、私はその横で、延々漫画を読んでいました。この漫画は「狂四郎2030」という作品で、なかなか面白かったので、また機会があれば続きが読みたいです。
夜が明けて、始発が動き出す頃、友人と別れて新大阪へ。この時ばかりは本当に「一晩中付き合せて申し訳無い」と思いました。御体壊さぬ様、御気を付けて下さい。

さて、出張でクタクタの所に徹夜で漫画…土曜日の私は当然終日睡眠でありました。それも、久々にやってしまいました…24時間睡眠!!
新幹線の車中&帰ってから眠りに就き、全ての音をシャットアウトして眠り、夜には目が覚めました。しかし、余りの寒さに、布団から出られず、そのまま二度寝。翌朝、というか昼まで寝ました。これは、私の久々の24時間耐久睡眠であると同時に、二度寝最長記録だと思います。あああああ、脳細胞が死んで行く。で、今日は辛うじて人間らしく生きたのですが…気が付けば、明日はまた労働です…
                                        駅員@とほほ

2005年12月15日(木)
駅日誌(218) 「地獄の福音書」

閻魔王は、この群衆を見て、針の山に登られた。腰を下ろされると、亡者たちが近くに寄って来た。そこで、閻魔王は口を開き、教えられた。

夜の十時まで託児所に預けられている子供は、幸いである。
その人たちは屈強なる自立心が養われるであろう。

お受験戦争に勝った子供は、幸いである。
その人たちは生存競争という摂理を理解するであろう。

お受験戦争に挫折した子供は、幸いである。
その人たちは柔軟な生き方を見出せるであろう。

ゆとり教育を受けた子供は、幸いである。
その人たちは座して待たず、自ら取り返しに行く動機が出来る。

愚かな親やその愛人に虐待される子供は、幸いである。
その人たちは人の苦痛を理解するであろう。

愚かな親やその愛人は、幸いである。
地獄で与えられる果てしない苦しみはその人たちのものである。

変質者に殺された子供は、幸いである。
彼等は愚か者との地獄を離れ、その魂は救われるであろう。

変質者は幸いである。
地獄で与えられる果てしない苦しみはその人たちのものである。

…今日の帰り、夜10時頃に駅前の託児所で見た光景から「あの子供は幸か不幸か?」という考えが浮かび、それを上記の様な新約聖書になぞらえ、逆説的に綴ってみました。
                      駅員@人によっては怒られそうな文面です

2005年12月14日(水)
駅日誌(217) 「こどもののみもの」

日本では、法律で未成年の飲酒は禁じられています。それを愚弄するかの様な、この商品は一体!? この平仮名しか読めない様な幼い者に麦酒を飲ませようという試みは!? 世も末よのう…というのは冗談でありまして、これはただの炭酸飲料です。
しかしながら、麦酒にそっくりな瓶なのです。そして、中身はもっと麦酒にそっくり。
その名も「こどもののみもの あわだち飲料」、335ml、158円也。第三の麦酒が増税の危機にある今、ついに第四の麦酒か!
中身はガラナエキス及びDHAの入った炭酸清涼飲料です。しかしながら、液の黄色さ、きめ細かい泡…グラスに注いで置いておいたら麦酒そっくりです。
ラベルの大正・昭和テイストのイラストも渋いです。販売者は「サンガリア」。流石、飲料業界の異端児! やる事が違う。ジョークグッズの様でありながら、脳に良いと言われるDHAまで入っているという、コンセプトの読めない作りも最高です。

食事に出かけて、「生」を頼み、もしもこれがジョッキに注がれて出てきたら、疑いなく口にし、脳内で想定していた味とのあまりにもかけ離れた味に、「ええええ!!??」となってしまいそうです。麦酒と思って飲んだら甘かったという場合、何か変な物を飲んだのか!? と脳がパニックになりそうです。
これを一本、冷蔵庫に忍ばせておいたら、色々悪戯が出来そうですね。奥さん、旦那を騙して笑いものにしませんか? 家庭の不和になっても知りませんが(←そんな事で喧嘩する様な夫婦はどうせ長くない…)
                    駅員@下らない物大好き

2005年12月13日(火)
駅日誌(216) 「西高東低」

冬型の気圧配置です。今日、日本海側を中心に雪が降りました。そして、明日はさらに冷え込む所もあり、大雪の恐れがあります。
そういう時に限って! 私の今日の仕事内容は、言わばフィールドワークといった様なもので、一日中屋外を歩き回っていました。
これは上から「今日やれ」と命じられた訳ではなく、私自身の予定で今日実施したのですが、歩き回っている所に、白いものがちらほらと、やがてしんしんと降り出しました。
勿論、雨具の類は一切無し。雪中行軍であります!
私の住んでいる辺りは積もる程ではないので大した事は無く、夕方には止んでおり助かりました。
一方、私の育った実家の方は結構雪が降ります。あっちは恐らく積もっているでしょう。だから、この程度の雪は何のその! ウォームビズ大歓迎! 寧ろ暖房が強いと、眠くてしゃあないです。
夏場に当日誌で書いた「暑いより寒い方がマシ」という考えは、寒くなった今でも変わりません。首尾一貫。
…とは言え、寒いと、朝起きるのが辛いです。「寒い」は怒られなくても、「眠い」は怒られるからなあ…
                              駅員@寒さよりも眠気が辛い

2005年12月11日(日)
駅日誌(215) 「事業者責任」

製造物責任(PL)に代表される様に、金を貰って事業を行っている以上、その事業に関して、その事業者は責任を負います。今回のビル・マンションの耐震偽造問題もこの関連ですね。

さて、最近テレビ観ていると、明るいCM群の合間合間に、妙にダークな声色の女性のナレーションのCMが流れます。明るくワイワイ五月蝿いCMが溢れる中で、圧倒的に気を引きますね。「ナショナルでは…」で始まる石油ヒーターの回収に関するCMです。
松下の石油ヒーターが一酸化炭素中毒を起こし、同型モデルにはその危険性があるといういわゆるリコールのCMです。これも製造物責任の例ですね。今日び、不具合は隠し通せるものではありませんので、喩え大きな出費になろうとも、長い目で見たら迅速な措置を執る方が賢明と言えます。
それにしても、このCMを観て、コマーシャルの手法の妙味を感じます。後ろめたい出来事であり、地味に真面目に謝罪及び回収のCMを流した訳ですが、前述の通り、このCMが妙に気を引くのです。なるほど、逆を行けば目立つという事でしょうか。命に関わる事なので、目立つのは良い事です。しかし、これはCMのテクニックとして大いに価値のある物だと思いました。
目立とうとする余り、番組よりも大きな音のCMばかりが作られている中、これらは往々にして煩わしく感じます。そんな中、真面目で静かなCM、新しい潮流となるかも知れませんね。

さて、事業者責任と言えば、東証。
先日みずほのチョンボで証券相場が祭状態になってしまった訳ですが、この記者会見でみずほ証券は「取消を三回やったが、効かなかった」と言っていました。その時は、個人投資家を舐めた様な、余りに遅い深夜の会見であり、「何を言ってやがる!」と思った訳ですが、あれは事実だった様ですね。
今日、東京証券取引所が「当社のシステムの不具合で、取消が効かなかった」との発表をしました。こら! 東証! つい一ヶ月ほど前にシステムダウンしたばかりやないか! 信頼回復に全力を尽くす様に!
猛省を促すと同時に、急激な個人投資家の増加で、色々想定以上の不具合が出ているのだろうというのも、まあ分からなくもないです。バブル期も一日の出来高は大きかった訳ですが、今はデイトレーダーの増加、ネット証券の増加で、小口の小刻みな取引が増えており、負荷が大きいのでしょう。
                     駅員@景気に悪影響が出ない事を願います

2005年12月10日(土)
駅日誌(214) 「ファットブルーム」

まさか…まさか、こんな事が! 恐るべし…ファットブルーム…!!
コンビニで購入した「麦チョコ」に、大量のファットブルームが! 100円商品なので、多くを求めてはいないのですが、だからといって、これはあんまりだ。

ファットブルームとは、チョコレートに含まれる脂肪が粉を吹いたように表面に現れる現象を言います。チョコレートが溶ける温度まで一度上がり、それが再度冷える事で発生するのですが、今は冬やぞ!!
昨日スケールの大きな話題で憤り、今日はあまりに小さな話題に憤っております。我が憤りに大も小も無いのです…
              駅員@大きな物から小さな物まで

2005年12月9日(金)
駅日誌(213) 「人的ミス」

昨日、みずほ証券がやっちゃいました。東証マザーズに新規上場のジェイコム株につき、「61万円で1株売る」とすべき所を、誤入力で「1円で61万株売る」としてしてしまい、それが取り消される事無く、みずほのシステム、東証のシステムを通過し、約定してしまったのです。
ジェイコムの発行株式は14,500株。常軌を逸した空売り注文が成立してしまったのです。こんなもの、通る筈の無い価格操作紛いですよ。
勿論、常軌を逸した空売りで、常軌を逸した下げ=一気にストップ安です。直後、「これは誤発注ではないか」と感付いた人間が買いに群がります。そして誤発注分を買い戻すみずほの動き。急転直下、常軌を逸した上げ=ストップ高です。
最高のタイミングで売買をこなした者は、ほんの十数分で、一株あたり20万円を稼ぎました。
そして、買戻しをしたと言っても、それは全てではありません。そして、手元に持っている個人投資家は、こんな強烈な玉、そうそう簡単には手放しません。一体どうなってしまうのか? 前代未聞のミスです。

さて、事件勃発から十数時間後、昨夜遅くにようやくみずほ証券より今回のミスについて、そしてその損失についての発表がありました。
発生損害は270億と言われていますが、まだ増える要素はあります。財務体質からいって、みずほ証券倒産の危機は回避された模様ですが。
それにしても、遅い! 遅すぎる! 一分一秒を争う取引の世界で、一体何なのでしょうか、この遅さは。
隠蔽体質…他にも隠された誤発注が?…さらには、この手法で意図的な価格操作も行われている? とまで勘繰ってしまいます。
不信感漂い、東証の取引時間中、どこかの証券会社のチョンボであるという考えから、証券・投資系の株式が売り込まれ、昨日は日経平均300円の下げとなりました。外資モルガンスタンレーによる4500株購入もあります。一企業の話ではないですよ。日本経済に打撃を与えた大罪です。
中には、今回の混乱に翻弄され、多大な財を失った者もいるかも知れませんし、文無し近くに落ちてしまった人も居ないとは限りません。さらには首を括らざるを得ない人も居ないとは限りません。
みずほ証券社長以下取締役は、市中引き回しの上、打ち首、獄門! の刑に処す!…と、いけば話は早いのですが、そうも行きませんしね。
                    駅員@株が怖い?いえ、デジタルが怖いです

2005年12月8日(木)
駅日誌(212) 「仏蘭西巻」

大規模ショッピングセンターという商業ジャンルがあります。米国のウォルマートが得意とする形態で、大きなスーパーマーケット+専門店街+大きな駐車場(+外食店街+アミューズメント)、といった形ですね。
日本では、イオンが最も力を入れています。郊外型はほぼイオンの独擅場と言っても過言ではないかもしれません。
そして、最近はイトーヨーカ堂もこの分野に手を出し始めた様です。先月末埼玉の川口駅近郊に7&@系のショッピングセンターが出来ました。しかし、矢張りまだイオンに一日の長があるという印象です。
7&@はARIOというショッピングセンターを展開しており、この川口の他に千葉の蘇我にも出店しています。
その双方を見て、立地はイオンの方が上手いのではないかと思いました。
と言うのも、電車で行って駅から歩くにはちょっと億劫で、車で行くには駅に近いため混むという立地なのです。「駅前立寄型」にするか、「郊外車来店型」にするかに徹底した方が賢いのではないか? と思います。

さて苦言はさておき、その川口店ですが、フードコートが凝っていると思いました。モスバーガーや、ケンタッキーといったメジャーどころも出ているのですが、コールドストーンクリーマリーの様な冷やした石版上でアイスを捏ねる店あり、ぶぶ漬けの店ありというバラエティに富んだものです。
その中でも特に目を引いたのが「ロマンドーロール」という、クレープに似て非なる「フランスロール」という食物を売っている店でした。何でも、マネーの虎で資金を獲得したという話題性のあるチェーンだそうです。店内でも一際客が並んでいました(右写真)。おっと、私は初見だったのですが、どうやらもう何十店も出店しているそうです。
一時外食不況と言われましたが、復活してきている様ですね。不況=仕事が減る=金は少なく、料理する時間はある…という構造があったのだと思います。今は仕事があり、料理する筈だった時間を買った方が安上がりという事でしょうか?

              駅員@文字通り時は金なりですね

2005年12月7日(水)
駅日誌(211) 「20Q」

雑誌で、「20Q」という玩具の記事を見ました。それが面白そうだったので、本日の日誌はその玩具について。

「20Q」は「Twenty Q」と読み、「20のQuestion」という意味です。
その外観は直径数cm程の鏡餅(一段)型をしています。その真ん中にモノクロ液晶画面が付いていて、その下にボタンが何個か付いていて、ぱっと見は「たまごっち」のような感じです。
使用者の心を言い当てる機械、使用者が頭に浮かべた物を当ててしまうという電子玩具です。で、その当て方というのが、商品名「20の問い」を用いた方法なのです。
「ソレハ イキモノ デスカ?」等の問いが20ヶ表示され、それに「はい」「いいえ」「どちらでもない」という風にボタンで答えていくと、頭に浮かべた物を当ててしまうというのです。人工知能の一種とでも言いましょうか。仕組みとしては、膨大な言葉のデータとその属性が入力されていて、それを質問に対する問いから確定していくというものだと思われます。
技術的には大した事は無いかも知れませんが、この発想は面白いですね。

尚、この玩具の元ネタは、米国や英国で有名な遊びの一種だそうですね。しかし、人間がやろうと思ったら、余程の語彙が無いと難しいでしょう。価格は\2,100と、決して高い物ではありません。う〜ん、やってみたい。
                   駅員@いい歳をして玩具なんて!と言わずに…

2005年12月6日(火)
駅日誌(210) 「株き者」

最近の株の上昇は凄いですね。久方ぶりに日経平均15,000円を越えました。
私も先月から参戦していますが、30万円程株を購入して、今のところ含み益3万円程です。なかなかゴッソリ上がるというわけではないですね。といっても普通に銀行に寝かせていては、一ヶ月で10%も増える筈が無いので、リスクはありつつも面白いです。年末商戦に大きく関わる株なので、このまま保有し、しばらく様子見です。
しかし、バブル懸念もあります。会社の上司から、昼食時に株の講釈を受けたのですが、その話によると、バブル期の日経平均の基準株と、今の基準株は違うので、当時の基準株で見ると、既に20,000越えに相当する上げだそうです。金余りという事なのでしょうか? しかし、私の財布には金が余っていないとはどうした事か!?(若造が何を言うか、ですね)

また、仕事の後、残っていたのが別の上司二人で、マンツーマンで食事して帰ったのですが、「お前の笑い方は損だ」と言われてしまいました。そんな事を言われても、生得的なものを変えるのは難しいものです。「お前の笑い方は、何だか馬鹿にされた気がする」。う〜む、弱った。馬鹿にする気なんて無いのですが…
面白ければ大きく笑う、これも許されないのでしょうか? 畜生、今度この上司が、笑わせるような発言をしても、能面みたいな面をしてやる! こんな事をしたら、余計色々言われそうです…
                              駅員@組織って、窮屈ですね

2005年12月5日(月)
駅日誌(209) 「変質者」

最近、小学生を誘拐して殺害する変質者事件が多いです。
小学校一年生だったら、まだ生まれて6年です。人生の酸いも甘いも味わわずに変質者の歪な性癖の御慰みにされ殺されるなんて、酷いものです。
そもそも、乳も膨らまず、女の色香もない小学生に性的な感情を持てますかね? おっとっと、論点ずれてます!
私は因果応報の原則から言えば、性犯罪者には、去勢が相応しいのではないか、と思うのですが、これは人権擁護団体が許してくれません。去勢の刑は、物凄くすんなりした論理で、私は納得行くのですがね。加害者の人権は、被害者の人権が保護された上での話だろうと思います。
そこで、人権擁護者に問います。性転換者は人権放棄者でしょうか? そんな事言ったら怒られますよ。本人が望んでするか、嫌がっているのにするかの違いでしょうか? 否、禁固や懲役、罰金を喰らいたい人がいますか? 刑罰とは、本来犯罪を抑止する事が目的です。故に、犯罪者が嫌がり、且つ罪に相応の罰が好ましいと思うのです。

さて、これらの変質犯罪に関して、「英国では小学校三年生まで母親の送り迎えが当り前」の様な事が新聞に書いてありました。なるほど、安全の確保の為にはそれもやむを得ないでしょう。
しかし、またも一言物申します。何せ私の嫌いな「欧米では」論法ですから。女性の社会進出がありますが、これも「欧米では」論法で始まりましたね。これに関しては、男だろうが女だろうが、働きたい奴が働けば良いと思うので反対しませんが、これと今言った「送迎」って矛盾しませんか? 社会進出した女性が、小学校三年まで即ち8年間も仕事を放棄しているんですか?
即ち、その送迎の話は、働かなくても良い女性の間だけの話ではないのか?と思うのです。我々一般人ではなく、一部の富裕層の話ではないか、と。送迎ネタを見て「そうだ!そうだ!」と思った貴方、フランス人はいわゆるフランス料理を皆が食べているわけではありませんよ。
                 駅員@いつも言っている事ですが、刑法が甘い!

2005年12月4日(日)
駅日誌(208) 「人造人間」

人造人間襲来! 人類の未来は!? 先日、東京国際展示場の2005国際ロボット展に行って来ました。
ついこの間、アシモが出来て、二足歩行ロボットが話題になりましたが、その技術の進歩には驚かされます。
いわゆる人型ロボットに関しては、より生物的な動きが実現され、人間に近付いている印象を抱きました。また、センサーの発達で、より人間に近い感知の可能なロボットも増えています。
まさしく人造人間を作る事は夢ではなくなってきていますね。鉄腕アトムのようなロボットが出来るのも、そう先の話ではないと思います。
(写真上はリアルな動きの人型ロボット、写真下はリアルロボット製造の図)
他にも、尾を上げて頭とバランスを取って胴を平行にして歩けるリアルな恐竜ロボット(胴を縦にしたゴジラ型歩行も可能)など、面白い展示が多々ありました。

一方、産業用ロボットも捨てたもんじゃありません。昨今の製造業において、産業用ロボットの働きは目覚しいものがあり、その成長具合も凄いです。
小型クレーンの様な巨大なアームが、素早く正確に動いています。一見大雑把に見えるのですが、ここまで滑らかで素早い動きが可能とは、機動戦士ガンダムも夢ではないですね。(あのサイズの二足歩行は自重で沈むとの噂がありますが…ガンタンクならいけそうです)

それにしても、医学と、機械工学は同じ一点に向かいつつあります。医学は人体の解明を、機械工学は人体の創造をしているという点で、非常に似通った物を感じてしまいます。人類の未来は明るいですね、とも言えますが、私は逆の説を…
人造人間が人類を滅ぼすという説を展開してみましょう。どんな人造人間が? 強大な力を持つ巨大ロボット? 高機動力を有した人型兵器?
いえいえ、肌触りから動き、反応、声まで超リアルな人間型ロボットです。特別な力は一切ありません。しかし、その外観は、絶世の美男美女…結果、人類は生殖を失う。という説ですが…つまりはリアルなダッチワイフかよ!
                  駅員@下ネタ失礼致しました

2005年12月3日(土)
駅日誌(207) 「血痕」

おっと、タイプミス…「血痕」もとい「結婚」です。
「けっこん」と打って、先に「血痕」が出る私のPCって何!? 私が普段如何に業の深い文章を書いておるかという事ですな。この様子じゃ結婚については、私の番はまだまだ先みたいですね。とほほ。

さて、私の番はまだ先、という言葉からも分かる通り、今日は誰かの番だった訳です。今日は知人の「結婚しましたパーティー」に出席しました。式は海外で挙げ、本日披露宴代わりのパーティーがあったのです。おめでとう御座います。新郎は、以前私の勤務先の同僚だったのですが、二年で辞め、その後結婚という事になりました。

空気を破壊し兼ねないので、直接は言ってませんが、ここで一言物申します。おい! 嫁はんも二年で辞めるなよ! 貴様には前科がある!
…失礼極まりない表現で恐縮ですが、私の周りには二十代で早くも愚痴だらけの倦怠期に突入している人を見ますので、同じ様には絶対になって欲しくないのです。
             駅員@私の小指にも赤い糸って付いてるんでしょうか…

2005年12月2日(金)
駅日誌(206) 「エチカ」

「エチカ」と言ってもスピノザの哲学書ではありません。
今日OPENの「エチカ表参道」に行ってきました。JR東日本が大宮、品川に駅中エキュートを作り、話題になっていますが、その東京メトロ版です。メトロというだけあって、コンセプトはフランス。パリをイメージした造りにしたそうでが、あんまりそういう気はしませんでした。ま、パリに行った事がない私が言うのもなんなんですが。

さて、「駅中」とは、「駅前」ではなく、駅舎内、それも改札内に店舗がある事が売りです。
今回は、べーグル店やジュースバー、紀ノ国屋スーパーが改札内に出来ました。紀ノ国屋はこの界隈の地上にもあるのですが、さらに駅中にビジネス拡大という事でしょう。
他にも、改札外に多くの店舗が出ていました。特に、マルシェ・ド・メトロというフードコートが面白いです。駅中にフードコートという形は初ではないでしょうか? 地下の場合、なかなかスペースの確保が難しいのか、手狭でしたが、たっぷり取られた喫煙席もあり、喫煙者の私は好印象です。照明の感じも地下であるとという利点を活かしてか、入口から奥へ一直線に街灯の様に並んでいる照明が洒落ています。
マスコミでも取り上げられていた、フランス人の賞を持っているおっさんがプロデュースしたという焼きたてパンと、コーヒーを食べました。流石に美味しいパンでした。

さて、駅中ビジネスが今後も伸びると考えると、その商圏はどうなるのでしょうか?
改札を通らないで良ければ、その路線の定期を持っていれば、交通費をかけずに買物が出来てしまいます。
中には帰り道を迂回して行く人もいるかも知れませんね。そして、その周りにある他の店への影響は如何程か? こういう商圏になると、競合はどこに立っている店になるのか? 非常に興味深い所です。

尚、地獄三丁目駅では、娑婆ネット・タナカという駅中ビジネスを逸早く導入しておりますので、そちらも宜しく御願い申し上げます。
                     駅員@しまった、写真を撮るのを忘れました

2005年12月1日(木)
駅日誌(205) 「キレてないっスよ」

世の中の人間の大半は、「何を言ったか」よりも「誰が言ったか」を重んじる人が多いと感じます。私の様なペーペーが何を言っても無駄な事が多々あるのです。まあ、これは自分が認められない事に対する単なる僻みかも知れませんが。
しかし、組織の中で私が言った意見がスルーされ、後日偉いさんが同じ事を言った時に大いに頷くゴマスリストには何だか虚しくなってしまいます。いや、キレてないっスよ。俺キレさせたら大したもんだ。

それでも私は言いたい事を言うつもりです。
私の予言した事が現実になって「やっぱりな」ということになっても後の祭なのですから。言い続けますよ。言って、言って、私の正義を他人に押し付けてでも、主張しますよ。言いたい事を言えなくなったら、生きている意味が殆ど無いというくらいに思っています。
…何だか愚痴っぽくなってしまいましたね。御聞き苦しい愚痴日記、申し訳ありません。いや、キレてないっスよ。俺キレさせたら大したもんだ。
                 駅員@長州力を真似る長州小力を真似てみました

                  ▲ページTOPへ▲

              2005年12月度目次
 #205 「キレてないっすよ」 個人的不満。
 #206 「エチカ」 表参道エチカに行きました。
 #207 「血痕」 もとい結婚。知人の結婚。
 #208 「人造人間」 国際ロボット展。
 #209 「変質者」 小学生を狙う変態。
 #210 「株き者」 株をする傾き者。
 #211 「20Q」 心を読む玩具。
 #212 「仏蘭西巻」 クレープ的なロマンドーロール。
 #213 「人的ミス」 みずほ証券誤発注。
 #214 「ファットブルーム」 100円菓子は所詮100円か。
 #215 「事業者責任」 松下、みずほ、東証。
 #216 「西高東低」 冬型気圧配置。
 #217 「こどもののみもの」 こどもびーるのサンガリア版。
 #218 「地獄の福音書」 彼等は幸いである。
 #219 「終末時計」 もとい、週末時計。
 #220 「鼠 VS 雲丹」 二大テーマパーク比較。
 #221 「マーダーまだまだ」 至る所に殺しが。
 #221 「作り手の心」 誤解はよくある。 ※ミス:ナンバーダブり。
 #222 「便利屋」 コンビニ毎のバイトの質。
 #223 「Merry. 苦しみマス」 おっさんと寒中ゴルフ。
 #224 「稲穂倒れる」 特急いなほ脱線転覆事故。
 #225 「守銭奴」 人間はエコノミックアニマル。
 #226 「帰省」 年末の帰省。