2005年7月31日(日)
駅日誌(93) 「汗だく」

金曜日、仕事帰りのスーツ姿で野球を観て汗だく。土曜日、週一回のジョギングをして汗だく。日曜日、車のエアコンが壊れて汗だく。
元気汗だくぅ? Of Course!(さぶっ!)。この週末、汗だく三連発でした。金・土は好んで行った行為であり、しょうがないのですが、今日は、エアコンの効きが悪いなと思ったら、いつまで走っても生ぬるい風しか出てこず、窓を開けて汗をかきかき車を運転しました。
しかし、意外とエアコンを修理してくれる所って無いのですね。残念ながら修理は次の週末に持ち越しです。幸い今週は仕事で車を使う事は無さそうなので良かったのですが。

さて、今日は車に乗って映画を見に行きました。今日の日誌のタイトルは銀幕寸評ではありませんが、その寸評を。

「アイランド」☆☆☆
クローン人間をテーマにしたSFです。主人公ユアン=マクレガーは、汚染され尽くした後の地球で、シェルターの様な、男女隔離され、皆同じ服を着せられているコミュニティで暮らしており、日に一回の抽選によって、地球上唯一残された汚染されていない島「アイランド」へ行ける日を夢見ています。
しかし、そのコミュニティの実態は、代理母・臓器移植・皮膚移植用のクローンの製造工場で、アイランド行き=クローンの所有者(主人公らのコピーの元)がそのクローンの肉体を利用する時=死という事なのです。それを知ってしまった主人公は好きな女を連れ、逃げ出します。
SFでは使い古されたテーマで、新味はありませんが、歴史上に見られた人種差別と結び付けた描写もあり、悪くないと思います。ラストはハッピーエンドなのですが、それまでのプロセスがちょっとトントン拍子過ぎる感がありました。もっと悲壮感溢れるストーリーにしても良かったかなと思います。
                             駅員@中日三殺陣虎三差!!

2005年7月30日(土)
駅日誌(92) 「花火」

今日は午後3時頃まで寝てしまい、その後洗濯等している内に夕方になってしまいました。勿体無い…勿体無いなあ、休みが。

さて、夜7時頃、遠くから大砲を撃つ様な音が聞こえてきました。
ああそうか、今日は隅田川の花火大会か。
きっと花火を見に行っている男女や親子等が沢山居た事でしょう。良いなあ。
屋上に上がってちょっと花火を見たのですが、本日の休みの過ごし方の勿体無さも相俟って、何だか虚しくなってしまいました。花火が終わった時の虚しさ、とは種類が違う虚しさですが、花火の最中に虚しくなっておりました。

私は結構虚無的な性格なのです。英語で言うとNihilですな。
これを口に出して「俺はニヒルだ」とか言うと、「言ってて恥ずかしくないの?」と馬鹿にされてしまうのですが(学生時代、口に出した事があるのですが、案の定馬鹿にされちゃいました)、こういう内面的な部分は、聞き手もそういう所が無い限り理解出来ないでしょう。
あんな事を口にした私も、それを馬鹿にした友人も、当時はまだ青かったという事でしょうか。

年嵩があれば即ち偉いというわけではありませんが、年長者は人生経験は上だと思います。私は自分が理解されず苦い思いをする事が多いので、早く人生経験を積んで、自分の様に誤解され易い色々なタイプの人間を理解してあげられる人間になりたいものです。
                          駅員@前向きに閉められて良かった

2005年7月29日(金)
駅日誌(91) 「燃焼龍軍」

遠い夜空に木霊する♪龍の叫びを耳にして♪ナゴヤドームに詰め掛けた♪僕等をジーンと痺れさす♪良いぞ頑張れドラゴンズ♪燃えよドラゴンズ♪(中日ドラゴンズ応援歌より)

今日、野球のチケットを譲り受けました。試合日程は今日の今日、東京ドームの巨人中日戦です。まあ、今日の今日になって行けなくなったからこそ、譲ってもらえた訳ですが。
私は中日が贔屓の球団なので、喜んで受け取り、仕事を早々に切り上げて水道橋に向かいました。座席はバックネット裏の2階、ファースト寄りの方でした。
ファースト寄りなので、周りには巨人ファンが殆どで、中日ファンはぽつりぽつり。最初は大人しくしていたのですが、ビールを一杯二杯と飲むと、だんだん勢い付き、調子に乗ってガンガン応援していました。

序盤には残塁が目立ちやきもきしましたが、大西の先制タイムリー、ウッズの追い討ち本塁打、さらには川上の今シーズン初本塁打、そしてキッチリ完封!終わって見れば圧勝でした。
虎の尻尾はもう見えていますぞ。(←と言っても、まだ5ゲームも差があるのですが…)
                      駅員@優勝祈願!

2005年7月28日(木)
駅日誌(90) 「使い込むと見えるもの」

2年程前の話です。歴代首相の漫画絵が描かれた変てこ扇子を愛用しておりました。当時の上司と飲みに行った時の事です。その扇子を見せると、「面白いねえ。僕の扇子と交換してよ」と言われ、紺色無地の扇子と交換する事になりました。正直、その時は内心「何だよ、こんな面白味の欠片も無い扇子寄越しやがって。しかも、ちょっと古いし」と思っていました。

それから2年、その扇子を使うようになってから今年が3度目の夏です。かなり良い扇子を戴いたという事に、ようやく気付きました。
私は道具類の扱いが雑なのですぐ道具がヤレてしまうのですが、この扇子は今でも健在で、広げるのも折り畳むのもスムーズに動き、全く変な折り畳みになったりしません。今まで私が使っていた安物の扇子ではこうは行きません。即ち、戴いたのは相当作りの良い品だという事です。
なるほど、当たり前の事ですが、良い物は長く使う事でその真価を表出するのですね。この事を、その当時の上司に言うと、嬉しそうにしていました。
これは継続して使用する商品全てにおいて言える事だと思います。
例えば、ヴィトンの鞄。新品の場合、安物の鞄だろうとヴィトンだろうと、好み以外は大差無いと私は思います。しかし、長年使うと、作りの差が明瞭になってきますね。まさしく、世の中は「安物買いの銭失い」だと思いました。

一方、悪い物も長く使っていると表に出て来ます。先日、当日誌にアスベストについて書きましたが、アスベストの功罪もまさしくそうでしょう。
元々は魔法の繊維として活用されたのですが、長く使われるうちに肺癌で死者が出て、万人がリスクを認知するに至りましたね。
あの〜、今住んでいる所の壁を剥がしている改装工事が最近急に始まったのですが、これってもしや…?
          駅員@喫煙と 石綿という 両足で 上って行くは 死への階段

2005年7月27日(水)
駅日誌(89) 「遊廓」

野暮でイナたい人生を♪照れることなく語ろう♪悪さしながら男なら♪粋で優しい馬鹿でいろ♪(桑田佳祐「祭りのあと」より)

日本舞踊の家元による「江戸文化に見る粋」についての講演を聴講致しました。江戸時代の文化で現在にも残っているもの「風鈴」「蚊遣」等から始まり、恥の文化=チラリズムの淫靡、ほおずき市と、吉原の遊女が始めたほおずきを吹いて音を鳴らす行為・・・と話が進み、粋の象徴となる風俗に話が移ります。風俗というのは風習等ではなく、文字通りの「風俗」=「吉原」「深川」「柳原」の話です。

江戸幕府が開いてから14年、1617年に吉原遊廓が開業致しました。吉原は政府公認風俗店として開業したのです。その後1658年に浅草に移り、維新後まで存在し続けました。
風俗など下賎な物だと考える方の中には「政府公認で風俗業を営むなんてけしからん」と怒る人がいるかも知れませんが、この開業の背景には江戸の性犯罪氾濫がありました。強姦等が往々にして行われていたのです。一方、東北等では飢饉による間引きが深刻な問題となっていました。
この2つの問題を一挙に解決する方策が遊廓だったのです。人身売買も勿論褒められたものではありませんが、間引きも人身売買もせずに一家総員餓死せよというわけには参りません。
前述のほおずきを吹いた遊女は、故郷にもあったほおずきを吹く事で故郷を思い出しては、キツイ仕事を頑張ったのでした。

職業に貴賎は無いと言いますが、世の中には職業差別は根強く残っています。私の最も嫌う偽善者の方々は「風俗嬢など卑しい仕事だ」と決め付けているかも知れません。
しかし、吉原を始めとした遊廓の遊女はかなりの教養を要します。また、太夫に至ってははっきり言ってエリートです。今のキャリアウーマンの殆ど等足元にも及びません。
そりゃそうです。上級の遊女は、武士や文化人の相手をこなし、しかも彼等の話す事を理解出来る必要があり、一方、提供する話題も豊富でなければなりません。知的レベルが並では務まらないのです。

話は逸れますが、江戸時代の彼女等には及ばないにしても、現在の風俗嬢も偉いと私は思います。
風俗店には「暴力団関係者お断り」「泥酔者お断り」「スカウト目的お断り」「暴力禁止」と数々の掟が書かれています。逆に言えば、それに該当する人間以外には、料金さえ払えばサービスを提供するという事です。老人、重度身体障害者、ホームレスであろうと、料金を払え可能だと思います。「金さえ貰えればどんな相手でも抱くのかよ?」という考え方もありますが、私はそのプロ意識に頭が下がります。

閑話休題。粋の原点とは「やせがまん」にあり、との事です。辛いのに微笑んでいる事、人の為になる事をしておいて、本当は「俺がやりました」とアピールしたいのに黙っている事等が粋なのだろうと解釈しました。
                          駅員@俺も粋な生き方がしたいなあ

2005年7月26日(火)
駅日誌(88) 「台風七号」

台風が来る♪景色が変わる♪台風が来る音符記録破りだ♪(The Blue Hearts「台風」より)
♪なんて付けてますが、何にも良い事はありません。服が濡れる、靴が濡れる、蒸し蒸しする…嫌だ嫌だ。今日は就業時間が終わったら早々と帰りました。幸い、私は暴風や大雨の被害は喰らわなかったのですが、毎度の事ですが、実害が出た方は大変だと思います。

さて、土曜日に大きな地震がありましたが、心配なのは、そのせいであちこちで地盤が緩んでいそうなことです。地盤が緩んでいて、台風が通って、最悪余震が発生したら恐ろしい事になりそうです。まだ震度4〜5クラスの余震が発生する可能性は消えてはいないのです。

それにしても、この日本列島は、地震列島である上に台風列島でもあるのです。それでいて、よくぞここまで発展したなと思います。
日本の起源は、中国大陸から地続きだった頃に渡って来た人々にあり、それが元になって天孫降臨の神話にもなっています。実はこの事こそが、長い目で見た発展の原動力かも知れません。
元より環境の悪い所に移り住む事や、強者が近くにいる事で、生き残る力が強くなった等の要因もあるかも知れないと思うのです。これは英国から移り住んだ米国にも通じる部分があるかと思います。
う〜む、台風から随分話が逸れました…
              駅員@小学生の頃は台風で休みになったりしたのになあ

2005年7月24日(日)
駅日誌(87) 「サクラ」

ネットの世界には、匿名性を良い事にサクラの花が咲き放題ですね。
掲示板や、出会い系サイトにはどれだけある事やら。
掲示板では管理者にはIPが見えるので、管理者本人が自作自演等していない限り、訪問者のそれはバレる様になっています。一方、私は出会い系サイトを運営した事が無いのでそちら側の事情はよくは分かりません。

そこで今回、何と有料出会い系サイトの使用実験をしてみました。
有料というのは、そのサイト内の各行動にポイントが設定されており、例えば、メール送信何ポイント、掲示板書き込み何ポイント、掲示板検索何ポイント…という具合です。そしてポイントを購入して使用するという寸法です。
銀行振込・クレジットカード等便利な方法があるのですが、身元が掴まれない様電子マネーを使用しました。
正直に申し上げますと、下心も全く無かった訳ではないのですが…う〜む、下衆な考えだ。

取り敢えず登録して暫く放置してみました。
すると、来るわ来るわ胡散臭いメールが。私はエロい事は一切書いていなかったのに、
「ヤリ友・SFが欲しい」だの、「いまだに処女なのでそれを奪って欲しい」だの、「婦警ですが私の事情聴取受けませんか」だの、「資産家ですが事情があってうちの娘を女にして欲しい」だの…よくもまあ、色々思い付く物です。特にこの中の4番目なんか凄いですね。これらは明らかに嘘臭いです。そんな中、比較的まともな事を書いている人が居たので、そちら宛てにメールを送ってみました。
すると数分で返信が…レスポンス早っ!
そしてやり取りをしてみると、みるみるペースに乗せられてしまいます。なるほど文章が上手いです。国語的に上手いと言う訳ではなく、あくまで女の子を演じるのがという意味ですが。

その内の一人にアポイントメントを取り付け、「では宜しく」という話が付きました。来ないと思いつつ、数日後アポの日に待ち合わせ場所に一応行ってみました。
30分程待って来なかったので、「来ないなら来ないで連絡を寄越せ」という旨のメールを送ってみた所、
「何日も放置しておいて、急にそんなこと言っても」と、ちゃらんぽらんな返答が来たので、「所詮出会い系なんてこんなもんなのか」と返すと、「私が悪いみたいじゃないですか!」と逆に怒られちゃいました。

聞いてどうなるという事や、聞かなくても分かる事を聞いてきたり、こっちが言っている事に話が噛み合っていなかったり、サクラは基本的にサイトを通したメールのやり取りを引き伸ばそう引き伸ばそうとします。
「勿体無いから直接メールアドレス同士でやり取りしませんか?」と振っても「まだ不安」という返答です。なるほど不安はリアリティがあり理解出来ますが、このサイトは顔写真公開(←この写真がまた胡散臭いのが多い)でして、簡単に変えられるメールアドレスなんかより、顔を公開する方がよっぽどリスキーだと思いました。この辺も理解不能であり、即ち目的は「サイトを通してメールを送らせる=持ち点を減らさせる事」なのだと思います。

まだポイントは残っているのですが…。さてどうしようか。
                   駅員@男(勿論私も含まれます)って馬鹿よねえ

2005年7月23日(土)
駅日誌(86) 「地震そして地獄駅」

今日16時頃千葉県北西部を震源とした大きな地震がありました。
その時、私は都心にあるビルの10階に居たのですが、10階であるが故に大きな揺れを感じました。幸い、私の周りでは物が倒れたりせず、破損した物も無かったので良かったですが、ビル内にはギシギシと音が響いていました。
冗談ではなく、富士噴火の日も遠くないのかも知れません。
また、先日この日誌で書いた通り、アスベストが大量に空中に舞ったのではないか?と危惧します。

さて、地震に付き物なのが、交通麻痺です。
私は電車で出掛けていたので、帰ろうにも運転を見合わせている路線だらけでした。何とか運転再開情報を元に帰るルートが出来、新宿駅に向かったのですが、新宿駅は「地獄駅」に豹変しておりました。
交通麻痺で人が流れず、流れが淀み、ホームの上にある通路が広がる駅舎内に無数の人が溢れ、ギュウギュウに押し込まれていたのです。私もその淀みに飲まれてしまいました。

前後左右、人、人、人…熱気が篭ります。そして恐ろしい事に、エスカレーターが止まっておらず、階下のホームから次々に新宿に到着した人が押し上げられて来るのです。
淀みの密度がみるみる上昇していきます。遠くの方から赤子の泣き喚く声が聞こえます。怒号を発している人も居ます。まさしく地獄絵図です。余りに多くの人が溢れており、駅員や警官の指示などまともに届かないのです。
遠くで尋常でない悲鳴が上がりました。赤子を抱いた母親です。ホームから流れ込む人の波に押され、赤子が圧死寸前にまで追い込まれていた様なのです。何年か前の「明石の歩道橋将棋倒し事故」が頭をよぎりました。私が大声を出して何とかなる訳ではないのですが、居ても立っても居られず、思わず職員に向けて「ああしろ」「こうしろ」と叫んでいました。
私は常々「人間は数が多過ぎる」と思っているのですが、だからと言って、見ず知らず他人の子とは言え、こんな事で赤子が死んでは堪りません。
                 駅員@本当はもっとクールに生きたいのですがね…

2005年7月22日(金)
駅日誌(85) 「人間五十年」

下天のうちをくらぶれば夢幻の如くなり。一度生を得て滅せぬ者の在るべきか。という「敦盛」の有名な一節があります。それから数百年。日本の平均寿命はまたもや過去最高を更新致しました。女85.59歳、男78.64歳だそうです。人間八十年ですな。

しかし、私は今後もこの高水準が続くのかどうかについて、甚だ疑問です。
現在、高齢化社会を迎えており、即ち長生きする人が多くなっている訳ですが、その爺さん婆さんは、どういう風に生きてきたか?幼い頃は物資の不足=栄養の不足が続き、環境もろくな物ではない戦時を過ごし、戦後も貧しい中生きて、日本を成長させる為に身を粉にして働かれたと思います。苦労も多かった事でしょう。即ち、長生きしそうな要素は全くと言って良い程無く、寧ろ早死にしそうな人生を歩んで来られた訳です。
それに対して、我々の世代はどうでしょうか?栄養状態は良く、少なくとも成人するまでは多くの人が何の苦労も無く生きられます。しかし、高栄養価の影にはジャンクフードの普及がありますし、苦労をせずに育った故の弱さがあるとも考えられます。
長生きしてきた爺さん婆さんとは逆に、寿命が縮んでしまうのではないか?とも思うのです。

平均寿命が伸びたとは言え、実際の所「平均余命のうち現在0歳児がこれから何年生きるのか」から算出されるものですが、今の若者の平均寿命は、果たしてその0歳当時に算出された通りになるのでしょうか?
                    駅員@「長生きする事は即ち不健康である」派

2005年7月20日(水)
駅日誌(84) 「小型円盤」

小型円盤と言っても、未確認飛行物体の事ではありません。コンパクトディスク、直訳して小型円盤…う〜む、のっけからさぶい事を書いてしまいました。

今日は欲しいCDが二枚発売日だったのですが、買いに行く時間がありませんでした。とほほ…
一枚目はシングル。サザンの「BOHBO No.5」です。この曲も期待ですが、トヨタのCMで歌っているカップリング曲が良いですね。シングルを買うのは勿体無い気もしないではないのですが。
しかし、サザンは凄いですね。先日、旧作品のシングルが一度に再販された時にもランキングに入っていましたね。一方、これは業界全体の売上が落ちている事とも無関係ではないと思います。昔からの固定ファンの多いサザンだから買う人が居て、全体が落ちている中、それが際立ったのだとも考えられるのです。

二枚目はアルバム。STANCE PUNKSの「HOWLING IDOL」です。スタパンはシングルを買う程ではないので、寧ろそうであるが故に、アルバムの発売が待ち遠しかったです。
BLUE HEARTSの正当後継者的な内容の歌を歌う熱いバンドですね。人によっては汗臭いと感じるかも知れません。以前、ライブに行った事があるのですが、正直疲れました。実際、汗だくになりましたね。もう若くないんだなあ…

明日こそは時間を見繕って買って帰りたいと思います。
                       駅員@未だに私の音楽媒体のメインはCD

2005年7月19日(火)
駅日誌(83) 「色」

ふと、こんな疑問が沸きました。私の目に見えている色と、他の人の目に見えている色は果たして同じなのか?と。
例えば、郵便ポストは私の目には赤く見えています。しかし、もしかしたら、別の人には私の目で言う所の「青」に見えているかも知れないのです。
「そんな訳は無い」と言われるかも知れませんが、私の認識と別人の認識はあくまで「色名」と「現物」という繋がりでしか無いのです。
言語としては「赤」という共通認識ですが、それがどういう色かは絵の具なり、消防車なりの現物で「赤はこの色である」と示す以外に手は無く、実際に目に見えている色は必ずしも私と別人で同じとは限らないのです。

また、人類皆同じ様に見えているとしても、その色から得る印象は人それぞれ異なり、その心理作用によっても見え方は違うかも知れません。
例えば、緑という色から何も意識せず新緑のイメージが沸いて来る人と、何も意識せず青虫のイメージが沸いて来る人では、その色が目に入る事による心理的な影響は異なります。イメージにより色も異なって見えているかも知れません。
カラーテラピーというような物がありますが、一般的に赤は闘争心を高め、青は落ち着きを高めると言います。
しかし、赤から炎をイメージする人と、西瓜をイメージする人では全く正反対ですよね。前者は熱さ、後者は涼しさが漂います。同様に、青から水をイメージする人と、コバルトをイメージする人では、前者は自然、後者は人工という異なるイメージだと思います。

今回は色について書いてみました。何のこっちゃ分からなかったらすみません。
                                   駅員@英雄色を好む

2005年7月18日(月)
駅日誌(82) 「はぐれ駅員旅情篇」

14〜15日に大阪出張があり、そのまま三連休に突入致しました。13日の「駅日誌(81)」以降更新されていないのは、その為です。

さて、大阪は勿論仕事で行ったのですが、三連休はその足を活かして、予定の無かった友人とちょっとした旅行と洒落込みました。行き先は信州です。その友人の車で長野県に向かい、17〜18日で「高遠城→上田城→松本→浅間温泉→美ヶ原」を巡りました。
以下、各所について記述致します。

@高遠城址
桜の名所となっている高遠城の城跡です。しかし、城跡というものは、石碑ばかりが残っていて、正直地味な物です。しかし、桜の名所と書いた通り、桜の季節には花見客が沢山訪れるとの事です。
ここは、元々城名の通り諏訪の豪族高遠氏の居城でした。しかし、甲斐より攻め入った武田軍に降伏開城し、武田一族の仁科氏が城主を務め、以降、戦国時代に毛利、木曽、江戸時代に京極、保科、鳥居、内藤と城主が変遷しました。
その中の保科氏についてですが、保科正之という人物は有名なのでしょうか?右写真(上)は、ここで撮った写真なのですが、「名君保科正之公の大河ドラマを作ろう」と書かれた幟がありました。何本も立っており、力を入れているなと思いました。が、勉強不足で申し訳御座いません。その人が何をした人か、全く知りません…

A上田城櫓
真田昌幸、真田幸村の真田氏の城です。真田十勇士、真田六文銭でも有名です。こちらも城そのものは最早無く、石垣の上には櫓と資料館しかありませんでした。有名な武将ながら、その城の敷地を見る限り大規模な城ではなかった様です。
さて、その中に真田神社という、人間を神格化した神社があったのですが、その脇の売店で面白い手拭いを見付けたので購入しました。「真田十勇士手拭い」金五百円也。その部分写真が右写真(下)です。このへろへろな絵が何とも言えません!中央に真田幸村、周りに十勇士が描かれています。こんな物、私の様な変人以外に誰が買うのでしょうか?
因みに、六文銭の由来は、三途の川の渡し守が運賃として六文を取るらしく、それを旗印とする事即ち「三途の川を渡る準備=覚悟が出来ている」という意味なのだそうです。当地獄三丁目駅向けの豆知識ですね。

B松本
上の流れから、当然「松本城」かと思いきや、ここでは食事及び宿泊です。
駅近辺の居酒屋で食事をしていると、隣に居た男二人連れに写真を撮ってくれと頼まれ、撮ってあげました。
その後、向こうも旅の者らしく、その会話で盛り上がりました。彼等はリッターオーバーの単車を転がしてツーリングをしているのだそうです。そこで、貴重な情報も入手しました。次のCに関してです。

C浅間温泉
当初、我々は温泉は「白骨温泉」に行く予定でした。しかし、上記Bの松本の居酒屋に居たライダーの情報によると、土砂崩れでそちらの道が塞がり、別ルートも大渋滞との事でしたので、変更しました。しかし、代替案とは言え、浅間温泉も温泉街であり、風情があって良かったです。
尚、昨年白骨はインチキ事件がありましたが、私はそれでも構いません。適温の気持ち良い風呂とその雰囲気を味わえれば良いのです。無論、湯治目的の客にとっては許されざる事ですが。

D美ヶ原
山です。緑が綺麗ですがただの山です。しかし、それが良いのです。ワインディングロードを走って、涼しい山頂で眼下に市外を眺めながら美味しい空気を吸う。これが最高です。
松本で出会ったライダーも、こういう山道を何箇所も走っているのでしょう。「先に何があるかは重要ではない、その道が重要なのだ」という事でしょう。この気持ちは私も分かります。私の場合は単車免許を持っていないので、車でという事になりますが。

以上、こんな不健康なサイトの管理者が健康的に日焼けした小旅行でした。しかし、長野県は広いですから、まだまだ行ってみる価値のあるスポットが沢山ありそうです。
                          駅員@草枕

2005年7月13日(水)
駅日誌(81) 「地獄車」

昔、柔道一直線という無茶苦茶な設定のスポ根ドラマがありました。私は観たことが無いのですが、その中に地獄車という技があり、それは敵と組んで、縦方向にグルグル転がる技だった様です。その技の名前を知ったのは、まだ若かりし頃「ストリートファイター2(略してスト2)」というゲームで、赤い道着を着たケンというキャラクターが使った時でした。
さて、そんな若き日を思い出すノスタルジックな話はさておき、今回は私駅員なりの自動車へのこだわりを書きたいと思います。「地獄の駅員が車について書く(略して地獄車)」という事で…

以前当日誌に書いたことがありますが、私は断然MT派です。車を道具と割り切る場合、余程の燃費の鬼にならない限り、ATの方がドライバーの負担が少なく、合理的だとも言えます。しかし、車に道具以外の面を求めると、回転数を上げてシフトを自らガチャガチャやる方が、私は玩具として面白いのです。つまり、私は車に移動の道具としてだけではなく、玩具という側面をも求めているのです。
最近はMTモード付ATも増え、必ずしもMTでないと面白くないという事は無いのですが、矢張り自ら運転している感はMTの方がまだ優っていると思います。

そしてそれより大事なのは、余程無茶な運転をしたり、飛ばしたりしない限り、私にとってMT車の方が安全な運転が出来ると思う事です。
私もレンタカーや知人の車等で、AT車を運転する機会もあるのですが、クリープ現象や、シフトチェンジのタイミング及び変速ショックにビクッとする事もあり、余り安心出来ません。それに、AT車だと、走っている時は良いのですが、停める時やバックする時にレバーを見てしまい、視線が逸れて危ないのです。
ましてや、パーキングブレーキがフットブレーキタイプの物は、信号待ちから加速する時やシフトダウンしたい時に、無意識に左足が動いて「おっと、危ねえ」と思っちゃいます。実際にはクラッチペダルとパーキングブレーキは位置が異なるので踏みはしませんが、走行中に踏んでしまったら、と考えると冷や冷やします。
これらは慣れれば何とも無い事なのかも知れませんが、未だにAT車が高層駐車場から落ちたとか、前進するつもりは無かったのに前進してぶつけたとかいう事故が起きるのも、これと無関係ではない気がします。

とは言うものの、首都高速の5号線を通って南下して三宅坂JCTあたりの2車線が1車線になり、そして合流する右に曲がっている坂道(←字で道の説明をするのは難しいですね…)、あそこがよく混むのですが、ああいう場面は流石にクラッチ操作が苦痛になりますね。

以上、今回はトランスミッションの事を書きました。今後もたまに車をテーマにした日誌を書こうと思います。
                   駅員@MT派ですが走り屋的な事はしてないです

2005年7月12日(火)
駅日誌(80) 「石綿」

軽くて、細くて、丈夫で、防火、断熱、電気絶縁…ギリシャ語の「不滅」と名付けられた、この良いとこだらけのアスベストが最近嫌悪されております。というのも、これは以前から言われている事なのですが、肺癌を誘発する物質であるとの事です。
日常的に発癌性物質(煙草)を吸い込んでいる者のくせにこんな事を書いて恐縮ですが、日本は対応がえらい遅れていますよね。
ま、煙草は好きで吸っているのに対して、建設業等従事者は好きで石綿を吸っているわけではなく、ましてやその家族はその作業服に付着している粉が肺癌を誘発するなんて思いもしなかったでしょう。早急な対処が求められます。
かと言って、何をすべきか?
最早新規の建設ではアスベストは使われていないと言う事です。問題は、既存の建築物にはアスベストが使われており、その改装や再開発による飛散だと思います。
舞い散らさない処理方法があるのだとは思いますが、東京でも大阪でも名古屋でも、都市部には結構年代物のビルが林立しており、そういったビルへの処理がどれ程必要か、という事です。気を使わなければ、飛散し放題だと思います。ましてや、大量のビルが地震で大きく揺すられた日には、地震災害そのものも然る事ながら、アスベストが沢山飛散しそうです。
高度成長期からバブルの頃には「光化学スモッグ注意報」が出される事が多かったですし、最近では毎春に花粉の飛散状況を天気予報で報じています。笑い事ではありませんが、天気予報で「今日のアスベスト飛散度数は80。マスクをして外出して下さい」等と放送する時が来るかも知れませんね。

以前から言われていると書いた通り、アスベストについては小学校時代に既に耳にしていた記憶があります。そう言えば、小学校時代に、フラスコを直火で温めると割れる危険性があるという事で「石綿付き金網」という物を挟んでいた記憶がありますが、あれは、これの事でしょうか?確かに火で炙っても燃えなかったですが…だとしたら恐ろしい。

尚、ちょっと調べてみた所、竹取物語で、求婚者が持って来いと言われたアイテムの中の「火鼠の皮衣」。これって、アスベストの事なんだそうです。確かに火で炙っても燃えない衣です。もしも求婚者が本物を手に入れていたら、かぐや姫は天の月に昇れなくなるどころか、肺癌で文字通り昇天していたかも知れませんね。
                 駅員@↑間違いがあったら石綿だけに赤面(さぶっ)

2005年7月11日(月)
駅日誌(79) 「破壊王」

遅くなった帰路の車内で、おっさんがスポーツ新聞を読んでいるのが見えました。なんという事の無い光景です。
注目すべきはその一面。広げられたスポーツ新聞の表紙には「橋本真也急死」の文字がありました。私は目を疑いました。
え?えええ!?リハビリしてて、快方に向かってたんじゃないのか!?

あの破壊王橋本の死を報じるその大きな見出し文字は、私に衝撃を与えました。
別段ファンでもないし、あのパンタロンをダサいと馬鹿にしていたし、ポーク呼ばわりされていたのも知っており、私の中では小川直也に負けてからというもの、ヘタレという印象になっていました。
しかし、まさしく破壊王と評されたあの雄姿の復活を切に願ってもいました。今後復帰し、その通り名の通り力強いプロレスを見せてくれると思っていたのに…
破壊王は自らの身を破壊してしまったのです。格闘技というものは、死と隣り合わせです。それは分かっているのですが、余りに唐突でした。
御冥福を御祈り申し上げます。ここ地獄(or天国)でも破壊王の名をほしいままにして下さいという言葉をはなむけと致します。

                                         駅員@合掌

2005年7月10日(日)
駅日誌(78) 「三十秒の寸劇」

民放のテレビ番組を見る限り、切って離せないのがCMです。最近はHD録画で、CMをすっ飛ばせる様になり、その経済的損失は何百億だと言いますが、現在の普及率では、矢張りまだまだ切り離せないと言えるでしょう。
常に広告代理店もCMを発注する企業も色々面白いCMを作る様心掛けている様です。その代表的なものは、サッカーの国際試合の直後に流した、スマップが自動車でサッカーをしているという損保会社のCMですね。60秒尺の長いCMでした。
さて、今回は、そういう気になったCMについて書いてみたいと思います。

@サラリーマンオダギリジョー
某カード会社のCMで、現在の所「派閥抗争」「専務の娘(不細工)」「客室乗務員」の3種があります。いずれも、選択を迫られる場面で「保身」「信念」等、漢字二文字の選択肢の書かれたカードが手元にあり、オダギリジョーが迷うという形で幕を閉じます。
誇張した演出のある濃いテイストですが、サラリーマンをよく観察した面白いCMです。この濃さは、三谷幸喜のドラマ等にあるような、劇団系濃厚演技タイプですね。
更に工夫されているのは、「続きはホームページ」とある通り、各選択肢を選んだ結末を描いた動画が、そのカード会社のサイトに置いてあるという点です。面白いので、一度御覧になると良いと思います。
しかし、なかなか巧妙ですね。面白いCMで目を引き、興味を持続させてHPに誘導しています。
そして、HPには入会方法や特典に関する情報が沢山あり、契約に結び付ける効果が期待出来るのです。

A雨降り相合傘
某生保会社のCMです。会社を帰ろうとしたサラリーマンの目の前に、雨降りに傘を持たず、帰れないでいるOLが居ます。男はその女に好意を抱いているのか、折り畳み傘を差し出し、入れてあげようとします。しかし、そこに上司らしき男が現れ、「済まんが傘を貸してくれ」と言い、男は貸してしまいます。女はちょっとムスッとしますが、「実は」と鞄からもう一つの折り畳み傘を出すという筋です。
アピールしているのは「ダブルの備え」という事で、保険商品の宣伝となります。これだけを見ると、どうと言うことも無いCMですが、ちょっと深読みしてみましょう。
男は最初から折り畳み傘を2本持っていたのです。つまり、わざわざ相合傘をせずとも、二人とも雨に濡れずに帰れたのです。本人は、女に好意を抱いているので、傘が1本しかないフリをしています。そこで上司登場。2本あるので傘を渡しちゃいます。そうなると傘は残り1本。必然的に相合傘をする事になります。その時点で、男の狡猾さが明るみに出てしまうのですが、同時に余程鈍い女でなければ、「この人は私と相合傘で帰りたいんじゃなかろうか」と気が付きます。災い転じて福と成している筋だとも取れるのです。
この辺は、少年少女のやり取りの様でいじらしくも思えます。

今回は三十秒から色々読み取ってみました。CMを流している側から見ればこれこそ思う壺なのかも知れませんが。
                  駅員@CMはショートショート書きの参考になります

2005年7月9日(土)
駅日誌(77) 「邪教フリー迷信」

フリーメイソンという邪教があるらしいですが、私はその団体に詳しくないし、「宗教は玩具である」が信条ですので、その信奉者や批判者と議論する気など毛頭無い事を最初に述べておきます。
そんな下らない事はさておき、掛詞です。フリーメイシン。世の中には数々の迷信があり、その多くは、子供に言う事を聞かせる為に作られたものでしょう。そんな迷信について、今日は「邪教フリー迷信」と題しまして、色々いじってみたいと思います。(←下らないのはどっちだ…)

「腹を出して寝ると、臍を取られる」
これは、腹を出して寝ると腹が冷えるので、これをさせないための迷信ですね。腹が冷えると、下痢になったりして危険です。腹を出して寝てはいけません。しかし、発想が凄いですね。「臍を取られる」ですよ。
この迷信を示すベタなイラストにはよく雷様と蛙が描かれています。
臍の無い腹の代表格は矢張り蛙なのでしょうか。それより、注目すべきは雷様です。即ち、この臍を取られるというのは、雷様に臍を取られるという事です。
臍が好物で、それを食べるという解釈も出来ますが、そんなに食いしん坊なのでしょうか?寝ている人にそっと近付いて臍を食ってしまう程に。あ!その雷様はきっと黒や赤ではなく、緑色だ!…しかし、あれはドリフのコントです。
そこで、私はこんな解釈をしてみました。
「取られる」とは、即ち取った者の所有物になってしまうという事であり、この場合は臍が雷様の所有するスピーカーになってしまうという解釈です。雷様のスピーカーになると、ゴロゴロという雷鳴がそのスピーカーから鳴るようになるという解釈です。如何でしょうか?

これシリーズ化しようかなあ。否、しょうもないか…
                          駅員@雨降りを見て思い付きました

2005年7月8日(金)
駅日誌(76) 「浦安鼠王国」

今日、仕事の関係でJR舞浜駅に降りたのですが、あの、一つ良いですか?…何故、平日の昼間っからこんなに沢山の人がテーマパークに向かっているのか!?

先ず目に付くのは子連れの母親です。なるほど、専業主婦で旦那の稼ぎが良ければこういう事が可能でしょう。
東アジア人も沢山居ます。ツアーと思しき中国人の集団等、見受けられました。なるほど、中国人も金持ちはこういうツアーに参加するでしょう。上海にも同ランドが出来たら、売上がガクッと落ちそうでちょっと心配になります。
次は学生。学生服を着た連中です。まだ昼ですぞ?学校はもう終わったのでしょうか?サボタージュでしょうか?修学旅行か何かでしょうか?う〜む。
私服の若者も居ます。普段は何をしている人なのでしょうか?土日以外が休みのサービス業従事者でしょうか?それとも失業者?はたまたNEET?う〜む。

え〜の〜、平日の昼間から遊び呆けられて…上記東アジア人を除いた大半は、地元の年間パス保持者なのかも知れませんね。
そう言えば、昨日は七夕。昨晩なんかは、きっと今日よりも遥かに多くの入場者が居たんでしょうなあ。
そう言えば、昨日はロンドンテロ。米国文化の象徴的な存在であり、且つ平日でもこんなに沢山の来場者がある当テーマパークですから、ここもいつテロの標的になるか分からないとも言えます。ヤンキーみたいな兄ちゃんは何人死んでも構わないですが(←こら!)、小さい子供がテロに遭っては心が痛みます。

関係者の方々、警備はしっかり御願いしますよ。でも、人相が悪いからって私の様な小心者が行った時にマークし過ぎないで下さいね。う〜む、難しい要求かも…

                        駅員@あそこ、新キャラが増えた様です

2005年7月7日(木)
駅日誌(75) 「灰色の倫敦」

ロンドンの空は灰色だと言います。ブリティッシュ・ロックが好きなくせに実際に行った事は無いので、もしかしたらそれは産業革命当時の話でしかないのかも知れません。

それはさておき、良い方にも悪い方にも今イギリスが熱いですね。
良い方は言うまでもなく、エディンバラでのサミット開催、北京の次の五輪開催地決定で、悪い方も言うまでもなく、地下鉄テロです。

先ずは、サミット。エディンバラは古城のある長閑な所だそうです。因みに、ドラクエ3のエジンベアはここの事を指しているんですね。
次に、五輪。3度目の開催だそうです。古豪大英帝国未だ滅びず、ですな。
そして、地下鉄テロ。先日の日誌で、地下鉄の不審者の件を書きましたが、地下鉄と言うのは閉鎖された空間であり、それでいて危機管理は甘いです。その事は、映画「交渉人真下正義」を観た時にも感じました。
犯行声明は出ており、どうやらイスラム系過激派による、イラク派兵への反対の様です。イギリスは貧乏籤を引きました。国内世論では派兵反対だったにも関わらず出兵し、テロを食らう結果になってしまうなんて。
それにしても、テロリストはブレアを殺すのではなく、民間人を殺したので、卑劣と言わざるを得ませんな。
希望という名の煙草を咥えながら、平和を願っております。(う〜、吸っている銘柄がピースだったらキマッたのにな。←そうか?)
                駅員@七夕なのに浮世は物騒です

2005年7月6日(水)
駅日誌(74) 「謎の三角石」

何が切っ掛けだったかは分かりません。私の脳裏に「謎の三角石」の記憶が蘇りました。今日はその石の話を書きます。

私が小学生の頃の話です。通学路に、工場だったと思うのですが、何かの会社がありました。その敷地に敷いてある砂利の事です。トラック出入り口の門の近辺の歩道にもその砂利が漏れ出ており、拾おうと思えば簡単に拾えました。
その砂利が、全て角の丸い正三角形をしており、厚みもあったので丁度おにぎりの様な形をしていました。その敷地内及び、漏れ出ている砂利全てが、です。
その大きさは概算で平均して1辺15mm、厚さ10mm程度でしたが、それはあくまで平均で、1辺5mm程度〜20mm程度まで開きがありました。
そして、大きさは異なっても形状は全ておにぎり型でした。
これこそがタイトルに掲げた「謎の三角石」です。当時も不思議に思い、当時仲間内で単に「三角石」と表現されていました。全てが同じ形状なので、工業品として作られた石なのだろうと思います。しかしながらその一方、サイズや角の丸みが全く同じ物は一つとして無く、工業品にしてはまちまちなのです。
あれは一体何だったのでしょうか?矢張り、砂利メーカーの様な企業が存在し、石を削ってそういう形に加工しているのでしょうか?はたまた、砂か何かをそういう形に成型した物だったのでしょうか?
う〜む、気になる!何方か御存知の方がいらっしゃったら御教え願いたいです。
                            駅員@情報を御待ちしております

2005年7月5日(火)
駅日誌(73) 「声が聞こえる」

聞きたくもない会話があります。しかし、声が大きいと聞きたくもない会話でも聞こえてしまいます。
電車に乗っていると、席に座っている二人連れが喋っていて、その声が大きく、また、私は何もする事が無かったので、会話が聞こえてきてしまいました。
耳から入る声の羅列に意味を見出してしまう、人間とは悲しい動物ですな。

上司か同僚もしくは取引先の悪口の様です。
「ウインダムみたいな顔しやがって」
「あの人、鶏ガラみたいな顔してるよな」
・・・何だこりゃ?○○みたいな顔という表現は面白いですね。上記は別々の人物を指している様ですが、何れも人間以外の物で喩えています。
鶏ガラみたいな顔というのは、痩せて骨と皮ばかりで目が落ち窪んだ顔でしょうか?ウインダムみたいな顔?ウインダムはトヨタの米国逆輸入車ウインダムの事でしょうか?先代?現行?そこまでは分かりませんが、一つ分かった事は、多分平たい顔で釣り目だという事。
しかし、そういう本人は、楽天の三木谷社長みたいな顔をしていました。

今回は聞こえてもどうにもならない話でしたが、電車の中というのは、情報漏洩の場所でありますな、くわばらくわばら。そしてその一方、情報の宝庫でもある訳です。もし、千代田線や丸の内線に始発から終電までずっと折り返し折り返し乗っていたら、機密情報が得られるかも知れませんね。
                  駅員@口に戸は立てられず、耳に戸は立てられず

2005年7月4日(月)
駅日誌(72) 「司馬遷もとい都議選」

私は、東京都民ではない(自称地獄市民です)ので、投票権がありませんでしたが、東京都民の皆様、行かれましたでしょうか?
前にも書いたかも知れませんが、「選挙に行かなかった人間は政治に文句を言う資格が無いから、文句が言いたければ先ず選挙に行け」というのが私の持論です。「票を投じていない=興味無い=政治がどうなろうと知ったこっちゃない=文句は言えなくても良い」という理屈です。

さて、東京都というのは23区の特別行政区、以西内陸に収まる市町村から成っており、その社会階層や生活スタイルはそれぞれカラーがあります。
江戸時代から続く首都ですから、そうなるのも頷けます。例えば、世田谷区や調布市に住んでいる人間と、葛飾区や墨田区に住んでいる人間とは、全てがそうだとは言いませんが、社会階層やイデオロギーが異なると思います。それに、中心部と多摩地区の奥の方では、人口密度や、更には物価まで違うのではないか、と思います。
日曜の夜中、都議選の速報をテレビで観ていると、地域毎に傾向が見えるようで、中々面白かったです。
おっと、御気分を害された方はすみません。私は田舎者ですから、こういう構造が非常に面白く見えるのです。
                   駅員@♪どーんなもんだい、ぼーく、イナカモン♪

2005年7月3日(日)
駅日誌(71) 「銀幕寸評(レンタル)」

レンタルDVDで、「トラトラトラ」という戦争映画を観ました。タイトルから分かるとおり、旧日本軍の真珠湾攻撃の話です。
同じ題材の映画では、「パールハーバー」が有名ですが、私はその映画は観ていません。
米国人の米国人による米国人の為の映画であり、そこには公平性が無いと思われたので観ませんでした。実際に米国人の米国人による米国人の為の映画、「インディペンデンスデイ」を観た時に、噴飯物の内容だった経験が蘇ったのです。

さて、今回の「トラトラトラ」はFOXが配給するアメリカ映画です。それなのに何故観たのか?パッケージに「日本人と米国人のスタッフが組んで、双方の視点から撮った」とあったからです。
実際の所、日本政府、米国政府双方のミスが表現されており、山本五十六以下日本軍人の中でも聡明で恰好良い人々、天皇の平和主義まで描かれており、比較的ニュートラルだと思いました。
但し、天皇及び、大統領は画面には登場しませんでした。ここには矢張り配慮があったのでしょう。また、米国資本である以上、突っ込み切れていない部分もあったかも知れません。

見所は、ラストの零戦が真珠湾の米軍艦船・航空機を攻撃している場面です。しかし、序盤は地味な展開とも言えますから、人によっては退屈かも知れません。評点は☆3.5としておきます。
                        駅員@ちょいと右寄り

2005年7月2日(土)
駅日誌(70) 「出世の五輪の書」

私のような平社員が、一丁前に出世の秘訣とは何ぞやと、書いてみようと思います。出世した事無いくせに何言ってやがると思わずに温かく御見守り下さい。

@逆らうべからず・・・上司の言う事は、たとえ不服があっても、嫌な顔をしない事。

A風見鶏たれ・・・誰がチカラを持っているか見極め、迅速になびくべし。後が無い人と分かったら早々に見切るべし。

B目の前の人物には媚びよ・・・風見鶏となっても、いつチカラ関係が覆るか分かりません。自分より上の立場の人間が目の前に居た場合は、媚びよ。わざとらしくとも、媚びを売られた側は悪く思わず

C頑張ってまっせ!アピール・・・わざとらしくやってはいけません。ナチュラルに頑張っている振りをすべし。しかし、仮にわざとらしくても、アピールしないよりはマシ。

D責任は下の者に押し付けよ・・・但し、下の者に責任を押し付けた事が、上の者に悟られない様に。

要は、出世したければ昔の中国の宦官のようになれ、ということです。世の中、成果主義化が進んでいますが、数字だけでは見えない部分もありますゆえ、どうしても人間が人間を評価する事になります。と言う事は、上司からの好き好きも往々にして残っているという事です。
勿論、実績は重要です。しかしながら、実績有り媚有り、実績有り媚無し、実績無し媚び有り、実績無し媚び無し、の4つの場合分けをしたら、出世しやすい順位はどうしてもこの順番になってしまうのです。
同等の実績を出した場合は、言うまでもなく媚びた者が有利であり、更には場合によっては、実績が下回っても媚で逆転出来ます。

とは言うものの、性格的に私にはこれが出来ないのです。
はあ〜、サラリーマンってやあね(御無沙汰主婦風に)
                               駅員@非出世街道まっしぐら

2005年7月1日(金)
駅日誌(69) 「蓬莱橋」

本業の関係で、静岡県は島田市に行って参りました。今まで縁の無い地だったのですが、なかなかどうして、魅力的な町でした。
東海道の難所の一つ、「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」の大井川のある所です。越すに越されぬというのは、川幅が広く、且つ急であり、橋を渡すのも困難な川である事から言われた言葉であり、明治になるまで橋はありませんでした。その代わりに「川越制度」なるものが出来、屈強な男達が籠を担いで人を渡すというビジネスが成立したのです。東海道中膝栗毛でも、ここのシーンがあった様に記憶しておりますし、ドリフのコントでも、渡し守志村と旅の女加藤という形で見たことがあります。
越すに越されぬという事から、その川沿いには宿場も発達しました。今でも旧家が残っており「何番宿」と記されていて味のある通りがありました。
因みに、「強請り」という言葉がありますが、手荒く揺すって渡しておいて金を取るというこの渡し守が語源とも言われているそうです。
この大井川にも、明治には橋が出来ました。全長900mもある木造の橋で、これこそがタイトルに書いた蓬莱橋です。現物は向こう側が良く見えないくらいに長い橋でした。「世界一長い木造歩道橋」としてギネスブックにも載っています。

さて、この島田市ですが、この地名に由来する「島田髷」という髪型の発祥でもあるそうです。島田髷と聞いてもピンと来ないと思いますが、花嫁の髪型「文金高島田」の原型に当たるものらしいです。

おい貴様、仕事で行ったんとちゃうんか!?」と糾弾されそうなので、今日はこの辺で。
                           駅員@カメラが手元になくて残念…

                   ▲ページTOPへ▲

             2005年7月度目次
 #69 「蓬莱橋」 越すに越されぬ大井川。
 #70 「出世の五輪の書」 出世の秘訣。
 #71 「銀幕寸評(レンタル)」 トラトラトラ
 #72 「司馬遷もとい都議選」 区によってカラーがある。
 #73 「声が聞こえる」 電車の中で聞こえてしまう会話。
 #74 「謎の三角石」 子供の頃、ある工場で見た謎の石。
 #75 「灰色の倫敦」 サミット、五輪、テロ。
 #76 「浦安鼠王国」 平日昼間にも結構客入ってます。
 #77 「邪教フリー迷信」 迷信の考察。
 #78 「三十秒の寸劇」 CMの感想。某カードと、某生保。
 #79 「破壊王」 橋本真也逝去。
 #80 「石綿」 アスベスト。
 #81 「地獄車」 地獄三丁目駅的クルマ論。
 #82 「はぐれ駅員旅情篇」 長野旅行。
 #83 「色」 色の見え方は人によって違う。
 #84 「小型円盤」 買いそびれたCD。
 #85 「人間五十年」 平均寿命過去最高。
 #86 「地震そして地獄駅」 駅に溢れ返る人。
 #87 「サクラ」 しょうもない手が罷り通っています。
 #88 「台風七号」 台風列島×地震列島。
 #89 「遊廓」 吉原についての講演聴講。
 #90 「使い込むと見えるもの」 良い物も悪い物も。
 #91 「燃焼龍軍」 チケットを譲り受け観戦。
 #92 「花火」 花火の音が聞こえます。
 #93 「汗だく」 汗だく&映画・アイランド