2006年11月度目次
 #453 「ひらめき脳検定」 首位争いは別の争い…
 #454 「一人旅・足尾銅山」 車で一人旅。
 #455 「一人旅・軽井沢」 車で一人旅。
 #456 「クリエイティブ・クラス」 私もその一員。
 #457 「銀幕寸評」 レンタルDVD“皇帝ペンギン”。
 #458 「私の世紀末カルテ」 愚痴日記。
 #459 「人は何故人を殺すのか?」 善悪論の講演を聴く。
 #460 「あなたが選ぶカー・オブ・ザ・イヤー」 横浜赤煉瓦倉庫にて.。
 #461 「宵の明星」 どうなる?チャルメラおじさん。
 #462 「世相一問一答」 虐め自殺子殺し…血生臭い。
 #463 「TSUNAMI」 大惨事にならない事を願う。
 #464 「ぼうじょれぬうぼお」 解禁。
 #465 「健全なる肉体に」 健全なる精神が宿るのか?
 #466 「銀幕寸評」 レンタルDVD“サマータイムマシンブルース”。
 #467 「ムシャクシャする」 仕事の愚痴日記。
 #468 「鶏肉屋の親父」 看板親父が若返りました。
 #469 「だまし絵の大家」 エッシャー展。
 #470 「謀叛者は手討に致せ!」 郵政造反議員復党の愚。
 #471 「立ち飲み」 金・土に立ち飲み屋で飲む。
 #472 「明日にかける橋」 自己犠牲について。
 #473 「事務的な印字に萌え〜」 そんな事があり得るのか?
 #474 「膝が痛い!」 謎の膝痛。疲労骨折?
 #475 「防衛省」 昇格法案衆院通過。

2006年11月30日(木)
駅日誌(475) 「防衛省」

「防衛庁」が「防衛省」に格上げになる法案が、衆議院を通過しました。あと、参議院通過で可決です。で、一体何が変わるのか? 具体的な事は良く分かりませんが、権限アップ+自衛隊自由度アップといった所でしょうか。
私は、そんな微妙な事よりも早く「日本軍」再編を希望します。いや、名前は「防衛軍」でも何でも良いのですが、自前の軍隊を持つべきだと思います。あ、今思いつきました。新日本軍は「防人(さきもり)」ではどうでしょう? 矢張り大和言葉はソウルフルだなあ。
ある人は、防衛予算が膨れ上がり、国家財政を圧迫すると批判するかも知れません。しかし、現状の自衛隊でも先進国軍に比肩し得る予算を使っています。予算は上げずとも良いでしょう。この点は、日本軍再編の暁には必ず指摘されると思います。
ある人は、軍靴の足音とか何とかという批判をする事でしょう。しかし、米軍に守って貰う現状では軍靴を履きたくない場面でも履かざるを得ない事があります。自国で判断しないと、日本もイスラム系テロの標的になり得ます。
ある人は、米軍と手を切って、且つ自衛隊を含む軍備を全て放棄したら平和になると言うかも知れません。そんな事をしたら、東京はトンキンに、大阪はターファンに…即ち中国の属国にされる事は目に見えています。

という訳で、私のスタンスは自前の軍備を持ち、中立性を保つという事を理想とします。…で、そうなると当然兵役が生じてしまいますが、免除するには金を取る事で、財政改善にも役立つと思います。
                                   駅員@昨日の膝痛はいまだ治らず…

2006年11月29日(水)
駅日誌(474) 「膝が痛い!」

今日はフィールドワークの仕事に時間を割いたので、結構歩きました。
しかし、膝が徐々に痛くなってきて、夕方には階段をまともに歩けなくなりました。ええ、若人が手摺使用です!
 骨が痛むという感じで、膝がコリッコリッとなり、特に階段を降りる時に激痛が走ります。歩き過ぎて疲れたからではなく、明らかに異常が発生しているという感じなのです。疲労骨折!? どうしたことか!? 昨日ジムで筋トレ&ジョギング&水泳をした時は警戒そのもので、今朝の通勤もいつも通りの速歩だったのですが…
どこかにぶつけた? 否、そんな覚えはありません。帰ってすぐ湿布を貼りました。明日目覚めると何事も無かったかのように回復していると良いのですが。

しかし、それにしても、膝痛になって初めて気付く、バリアフリーの無い世の中よ。エスカレーターもエレベーターも無い駅がいくつも! 私にこれを気付かせるための、神の意思なのでしょうか? また、前述の通り、私は普段歩くのが速いので、足の遅い人に苛付く事が多々あります。それを反省させるための神の意思なのでしょうか?
神? 馬鹿馬鹿しいとは思うのですが、人間は兎角理由を求めたがります。ロジックを得てしまった人間にとって、理由が無い時は無理やり作ろうとしてしまうのでしょうね。
                                 駅員@しかし、それでも信仰心は持たず

2006年11月28日(火)
駅日誌(473) 「事務的な印字に萌え〜」

食べ物のパッケージというのは何やらいっぱい文字が書かれています。そして、それらはパッケージそのものに印刷されている文字(原材料や栄養成分等)と、後から印字された文字(賞味期限等)に分かれます。どちらも非常に事務的なものであり、正確な情報を正確に伝える事が最重視されますから、ゴシック体や明朝体という固い表現で書かれています。
そんな印字の一つに萌え〜な文字が……(「萌え〜」なんて表現はキモイですが、この言葉も最早市民権を得ちゃってるみたいですね)。
その印字はロッテのアイス「爽 苺味」(あの四角い紙容器に入ったアイスですね)にありました。いや、CMをやっていた上戸彩に萌え〜なのではなく、あくまで「印字に」なのです!
こちらの写真を御覧下さい。
萌え〜
居ますよね、若い女の子にこういう歪な字を書く子って! 私はこれを「いびつ字」と言っています。学生時代には同世代に「いびつ字」を書く子が沢山居ましたので、それを懐かしんでしまいます。
この文字は見た限りレーザーか何かで削って書いた字と見受けられます。照準がズレていたんだろうなあ…
 この「製造所固有記号」というのは、どの工場で作られたかを示す記号であり、トレーサビリティーを担う重要な文字です。それが「いびつ字」になるとは。印字機、グッジョブ!
しかし、今は「萌え〜」で済みますが、これが文字の体をなさなくなるまで照準がズレてしまうと、欠陥商品になり兼ねません。早急なチェックを推奨致します。
                               駅員@いびつ字…会社ではあまり見ません

2006年11月27日(月)
駅日誌(472) 「明日にかける橋」

Like a bridge over troubled water, I'll lay me down♪
                         〜サイモンとガーファンクル「明日にかける橋」より〜

帰宅し、ジムに行く時間があったので、早速向かおうとしたのですが、外は雨。しかも、何やら腹の具合が思わしくない…今日はジムを見送りました。あ! しまった! 1週間開いてしまいました。このままずるずる寒さにかまけると、一気に鍛えたものが無くなってしまいそうです。
さて、ジムに行くのを諦めた私は、ふとテレビを点けてみました。すると、「明日にかける橋」についての番組を放送しているではありませんか。リアルタイムではないのですが、私はサイモン&ガーファンクルは結構好きなので思わず観てしまいました。
リアルタイムではないと申しましたが、では、私がサイモン&ガーファンクルに触れたキッカケとは? キンキキッズと赤井英和のドラマ「人間失格」…あのドラマで物語が盛り上がる時に鳴った名曲「Hazy Shade of Winter」が最初です。そしてそのサイモン&ガーファンクル中でもベストを争う名曲が「Like a Bridge Water Troubled Water」です。
番組は、歌詞にある言葉から飛行機を連想させるという事で9.11以降しばらく放送自粛になった話から始まり、南アフリカの反アパルトヘイトでのポール=サイモンの働きという流れでした。

それと、ふとこの曲の歌詞を思い出して、気付いたのですが、かつて米軍は日本軍の「スーサイド・アタック」に対し、「クレイジー」と思ったそうな…このエピソードを聞いた時にアメリカ人には自己犠牲の気持ちは分からないのか? と思ったものですが、この「明日にかける橋」も、思いっきり自己犠牲の歌詞ですよね。「俺が体を横たえてお前の橋になってやるぞ!」ですもんね。それに元を辿れば、基督教でも自己犠牲は美徳とされる行為です。
で、次いで浮かんだ疑問が、イスラム教徒の自爆テロはどうか? という事です。彼等はあの行為を尊び、それにより天国に行けると信じているのですが、基督教国にとって、あれはどう映るのでしょうか? 当然愚かに映っている事と思います。行為そのものが愚かなのか? 信じている神が違うから愚かなのか? 生物学的に愚かなのか?
答えは私には出せません。私自身の目には、神風特攻隊は尊く見え、自爆テロは愚かに見えます。何が違うのか? そこにあるのは帰属意識だけなのか? ただ見る者の立場による違いなのでしょうか?
                          駅員@テレビを見ていたら思索が一人歩きしました

2006年11月26日(日)
駅日誌(471) 「立ち飲み屋」 

最近立ち飲み屋が復活しているそうです。元々は親父の溜まり場というイメージでしたが、若年女性のオッサン化が進んだ結果、客層が変わって復権という様相だそうです(これは立ち飲み屋以外にも、昔ながらの居酒屋にも見受けられる傾向ですね)。若い女性のオッサン化を嘆く方も居るかも知れませんが、男女雇用機会均等法、女性の社会進出から見たら当然の帰結と言えます。
元々、「女が御洒落な店を好む」なんていうのは幻想だったのです。こういう説を出すと、何故か男女の平等を訴えていた人たちは男女は平等ではないのだと言い出すから不思議です。フェミニストは、平等にしたいのかしたくないのか、さっぱり見えてこないので辟易します。「何もかも女性である自分に有利に働いて欲しい」なんて虫の良い事を言われては堪りません。

おっと、立ち飲みの話でした。かく言う私も、金曜日、土曜日に立ち飲みで飲んで帰りました。金曜日はたまたま会社の同僚に誘われて、会社の近所の立ち飲み屋で、土曜日は非公式会合の勉強会の後の飲み会の後で、です。立ち飲み屋では混み具合によっては、周りが五月蝿くて会話が聞き取り難く、且つ狭いので、居心地が良いとは思えません。矢張り金曜日は混んでいて、そういう状態でした。あれはあれで味わい深いのですが、すぐ目の前に立っている人が言った事が聞こえない事もあり、その点は辟易します。
一方、矢張り土曜日は空いていたので、落ち着けました。立っているとしんどいという事は無いので、ちゃんと会話さえ聞こえれば良いのです。

それにしても、復活の鍵は、客層に女性も増えた事だけでしょうか? 飲み代の安さ? 座れないから長尻にならないあっさり感? 洒落たスタンディング・バーから触発された再発掘? そのどれもありそうですね。また、私は酒が弱いのでまだ行った事がありませんが、カップ酒専門の立ち飲み屋なんてのもあるそうです。カップ酒も全国各地の地酒を中心に、脚光を浴びています。
これ、今回の景気回復の形態を如実に表しているようにも見えますね。今回の景気回復はイザナギ景気を超えたと言いますが、それは設備投資や輸出による面が大きいです。まだグッと下げられた賃金の上昇には反映されておらず、個人消費は弱いままですね。
即ち、上記立ち飲み&カップ酒は、景気が回復している→飲みに行くか→でも財布は薄い→立ち飲みにでも…
 こういう事ではなかろうか、と思います。
                         駅員@土日はプライベートは殆ど寝てるだけでした…

2006年11月25日(土)
駅日誌(470) 「謀叛者は手討に致せ!」

何やら、自民党の造反議員復党問題がきな臭いですね。あれ、何なんでしょうね。自らの考えがあって造反したのではないのか? 江戸時代までなら市中轢き回しの上、磔獄門ですよあんなもん。Welcome to the Hell!! ですよ。
信念を持って、郵政関係者の利益を反映するためなのではないの? 何を今更「すいませんでした」ですか。ええ加減にさらせや、ボケが! と思います。私はあんな自らの方針がぶれるような議員には絶対に投票しませんね。
意見が党と違うのに、何をへつらって党員であろうとするのか? 郵政関係を守りたいのならば、何故民主党に行かない? まあ、今の烏合の衆に行ってもしゃあないというのは分かりますが。
ポリシー(信念)無き者がポリシー(政策)を語るな! No Policy,No Policy! であります。そも、何故信念もないのに国を動かそうと思うのか? あんなフラフラしたクラゲでは、自民党への造反なんてチンケなものではなく、日本国への造反ですよ。
                                駅員@飲んで帰ったので勢い付き過ぎ?

2006年11月23日(木)
駅日誌(469) 「だまし絵の大家」

渋谷東急の所にあるBunkamuraに、「スーパーエッシャー展」を見に行きました。
私は絵画そのものも当然好きなのですが、特に遊び心のある作品を好みます。
先日軽井沢に行った折りにもわざわざトリックアート美術館に行ったくらいですから、「だまし絵」は大好物です。エッシャーという版画家は、これはもうだまし絵の大家と言えます。
有名なところでは、同じ形の魚が泳いでいる図が上に行くにしたがって魚と魚の隙間が鳥になり、魚は鳥と鳥の隙間の空間になって行くという作品や、輪になっているのに永遠に昇り続ける階段等、御覧になったことがある方も多いと思います。

他にも重力や次元を無視した作品を、緻密な計算の上で描いています。近年CGを使えば出来そうなものもありますが、当時は手作業の版画です。その職人芸も凄いですが、やはりそれ以上に、その発想力には圧倒されます。
エッシャーは木版画を中心とした創作を行い、初期は風景画等が中心でした。しかし、アートよりも数学や物理学に関心の強かったエッシャーの作品は、不思議な絵を描く事に傾注して行きます。その一つの集大成が「メタモルフォーゼ」であり、平面分割による連続する図案を変形させ、横に横に連なっていく様は圧巻です。
また、エッシャーの作品のもう一つの特徴として、モノクロの版画が中心という事が挙げられます。このカラーリングはコントラストが最大限に強調されるため、非常に目に焼き付きます。その上作品の不思議さの余りじっと見てしまいますので、脳に刻み込まれる力は絶大だと言えるでしょう。作品の題材も画法も、心理学者が深い関心を抱く物だと思います。
←図録から引用


さて、油彩や屏風絵と比べて、版画作品というのはどうしても小さいので、観客が集中して見るのが大変です。これは以前葛飾北斎展を観に行った時に痛感したので、今回は入口で配っていた音声案内機を借りました。これを借りても結局は長い列にもまれながら観る事にはなったのですがね。
で、この機械、今回の物は任天堂のDSライトでした。ええ、あの一時期製造が追い付かないため品薄になった人気ゲーム機です。
予め、案内用のソフトウェアを入れた物を渡され、タッチパネルになっている画面をタッチペンで突いて使用します。小さい画面でありながらドットが細かく、操作性も滑らかだったので、驚きました。昨今、ゲーム機は性能が上がってどんどんマニア好みになってしまい、一般層が離れて行っていると聞きます。そんな中、このDSもそうですし、テレビゲーム機のWiiもそうですが、遊び方の開拓に余念が無く、流石はファミコンを生み出した任天堂だと思いました。感覚的に操作しやすいというのは、やっぱり顧客の間口を広げる事になると思います。
                         駅員@そろそろ私も木版画のシーズン(年賀状)です

2006年11月22日(水)
駅日誌(468) 「鶏肉屋の親父」

私もたまに食べたくなる、フライドチキンで有名な某ファーストフードの創立者にしてメイン・キャラクター「カーネル・サンダース」が今月の頭から若返りました。もう御存知の方も多い事と存じますが、これまでのイラストは65歳だったのが、一気に15年若返り、49歳になったとの事です。この49歳というのは、このカーネルおじさんがフライドチキンのレシピを完成させた時の年齢だとか。変更点としては真っ白のスーツ姿だったのがエプロン姿に変わり、皺が減り、ちょっとスッキリした顔になりました。
順次店の看板の絵を変えていく予定だそうですが、今月の新規出店ではもう切り替わっていました(新カーネル看板確認済み)。しかし、店に置いてある人形は変更の予定は無いそうです。まあ、あっちはコストが掛かりますから、評判を見てからでしょう。もし万が一49歳バージョンが不評だった場合の逃げ道がなくなってしまいます。
さて、このカーネルおじさん人形ですが、道頓堀店の人形は鎖等で固定されていたそうです。
何故か? 1985年阪神優勝時に、バースを道頓堀に飛び込ませてやろうと思ったファンが、ちょっと似ているカーネルおじさんにその役目を託した事によります。
人形のコストについては先程も触れましたが、決して安い物ではないでしょう。ダイブ対策として固定されたそうです。尚、以降18年間阪神は優勝から遠ざかり、万年B級路線に転落してしまいます(その後今の復帰があるわけですが)。これを人は「カーネル・サンダースの呪い」と言います。

常々気になっていたのですが、このカーネルおじさんの名前、「カーネル・サンダース」は、「カーネル(名)・サンダース(姓)」ではないですよね?カーネルというのは軍の階級での「大佐」の意味です。ってことは、退役軍人なのでしょうか? サンダース大佐でありますか!
サンダース大佐が部下の兵を並べて言います。「敵前逃亡を企てるチキン野郎は、この俺がフライにして食っちまうぞ」鬼上官であります。サンダース大佐に叱咤された部下は上官が怖い余り、敵など恐れない勇敢な部隊となりました。
……というのは妄想です。実際はケンタッキー州から功績のあった人間に与える名誉称号だそうです。イギリスで言う所のナイトの称号(サー・アイザック・ニュートンの「サー」)みたいなものですね。

こうやって見ると、あのカーネルおじさんから色々なバリエーションを作り出せそうですね。
当駅のギャラリー黒駒でも何か作ってみたくなります。とりあえず、「サンダース大佐」(偽)が作りたい! 他にも赤ん坊バージョン、少年バージョン、青年バージョン、30代バージョン…後は「ブラック・サンダース」とか。
もう作っている人がいるかも知れませんが、近々時間を見つけて描いてみたいです。しかし、やるとしてもあの絵は結構骨が折れそうですが。
                            駅員@日本人はああいう店頭人形が好きですね

2006年11月20日(月)
駅日誌(467) 「ムシャクシャする」

最近、会社でどうもムシャクシャする事が多いです。カルシウムが不足しているのでしょうか?
勿論、私自身の精神力の問題でもあると思います。しかし、外的要因も決して無いわけではないと思うのです。
私自身は、会社の先行きに色々問題を抱いているのですが、呑気な様子にピリピリしてしまうのです。そして、私はシャープに仕事をしようしようと思う余り、上を蔑ろにする越権行為や、周囲に厳しいコメントを浴びせたりしてしまっているのです。その立位置がだんだん固定化しています。私が議論に一石を投じようとするのですが、議論をしようとしない迎合主義者たちに辟易する余り、さらにシャープな事を言ってしまうという悪循環です。こうなると、憎まれっ子世に憚ってやる! と、ついつい躍起になってしまい、益々どツボに嵌ってしまう予感です。

私は会社でマーケティングという何やらハイカラな部署(とは言え、実際は泥臭いもんです)で仕事をしているのですが、一度そのグループの長が、ミーティングで当社のマーケティングの在り方について部下全員に問うた事があります。
私は開口一番「(三河屋のサブちゃんみたいな)迅速な御用聞きが出来れば、もしかしたら必要の無い部署なのかも知れない」と一石を投じてみたのですが、他の全員が「いや、そんな事は無い」という否定を拠り所として、自らの意見(?)を述べました。内心、俺ってヒールを演じているみたいでなんか恰好良いなと思う(うわ、M系ナルシシストやなあ、俺って)一方、孤立無援という寂しさもありました。
さてさて、不要論を投げてみた私と、それを否定した他のメンバーですが、この中で最も部署内の仕事に力を注いでいるのは誰か? 厚顔無恥にも言わせて貰うと、それは私です。何なんだ? お前等は! 何で否定派の俺が最も働いているのか!? 俺を否定して、とうとうとその部署の必要性を説いたお前等が何で俺以上に働かない!?
でも、これを大っぴらに言ってしまうと、また俺が悪者にされるんだろうな…
                                           駅員@ストレス溜まる!

2006年11月19日(日)
駅日誌(466) 「銀幕寸評」

今日は雨が降っていて寒かったです。明日から仕事なので雨は止んでいると良いのですが。
さて、レンタルDVDで映画を観たのでその寸評を。タイトルの右の☆は私の主観的評点で、5ッ☆満点です。

「サマータイムマシンブルース」 ☆☆☆☆
私は物心付いた頃から藤子F不二雄作品を好んでいましてので、タイムパラドックス話は大好物です。というわけで、好みの問題で4ッ☆と致しました。映画の出来としては2乃至3ッ☆位だと思います。
さて、内容ですが、大学のSF研究会(とは名ばかりでSFの研究など一切していないサークル)が舞台です。エアコンのリモコンが壊れてしまい、夏を過ごす必需品を失ってしまった彼等が困っていると、部室を空けている間に突然タイムマシンが現れました。突如現れたと言っても、未来からタイムマシンに乗ってやって来た人間がいたからなのですが、それはさておき、何に使うか? という事になります。
結論は「エアコンのリモコンを壊れる前の昨日に取りに行く」という事です。ところが、取りに行った連中がなかなか帰って来ません。そんな中、顧問の教授の話からタイムパラドックスが判明し、過去を変えるのはマズイという事になり、後から昨日に向かった人がそれを止めに行きます。
映像だからこそ出来る部分(遠方にピントが呆けて映る等)も含めて、伏線は多数張られており、それらは一応全て回収されていました。
タイムパラドックス物はこの伏線回収が厄介なのですが、その辺は上手く処理されていたと思います。しかし、まあベタな作りです。バック・トゥ・ザ・フューチャーを地味にした様な作品で、新しさはありません。その代わり、私はドラえもんやキテレツ大百科を観ている様な感覚を抱きましたので、面白かったです。
結構素なのかも知れませんが、駄目学生ぶりを演じる演技は非常に上手いと思いました。こういう奴等って居るよなあ、というリアリティはあります。タイムパラドックス物が好きな人にはお勧めですが、そうでない人には何だか素人臭い変な映画に過ぎないでしょうね。

タイトルはエディ・コクランの名曲「Summertime Blues」を捩ったものですが、映画中にはこの曲は使われませんでした。尚、「Summertime Blues」については、The WHO等数多くのアーティストがカバーしているので、大抵の人が聴いた事があると思います。
                                               駅員@素人評論 

2006年11月18日(土)
駅日誌(465) 「健全なる肉体に」

「健全なる肉体に健全なる精神が宿る」。体育教師あたりが好んで使いそうな言葉です。
ユウェナリスという詩人の言葉だそうです。即ち、「健全なる肉体を持つように鍛錬する事で、健全な精神も身に付く」と説いているのですね。
しかし、どうやらこの言葉の解釈には色々あるらしくて、他に「健全な肉体を持つ人間に、健全な精神が宿ればベストなのになあ」という説、シンプルに「心身ともに健康を願う」という説。
元々は、3つ目の何だか挨拶みたいな軽い言葉だったようですね。だんだん一人歩きし、大した意味もなかった言葉がいつの間にか格言になってしまった例でしょう。

さて、私もジム通いをはじめてかれこれ4ヶ月程経過しましたが、筋肉の方はちょっとずつ付いてきた様です。力瘤を作ったり、腹筋に力を入れたりして撫ぜると分かります。しかし、残念ながらその上に付いた贅肉はなかなか落ちないみたいで… そう言えば、体力全盛期だった十代の頃にも私は腹筋が割れていませんでした。腹を押すとしっかり固かったのですが、常に固い層の上に軟らかい層が残っていました。ま、別段太っているわけではないので、痩せる必要は無いのですがね。私の目的は体力増進なのです。

そんな中、昨日勤め先で人が倒れました。本当は昨日書こうと思っていたのですが、ちょっと酔っていたので眠っちゃっていましたので、今日書きます。
何でも、数日前に腰を打った男が、同僚(そいつから見たら先輩)をおちょくり、そのリアクションとして鞄で背中をボフッと叩いたら、急性ぎっくり腰化。動けなくなってしまったそうです。そして救急車まで…
否、そいつは体力が無いわけではない、それどころか寧ろ「ある!」と自尊していた筈なのですが… 健全なる肉体、健全なる精神ともに養って貰いたい所です。
その時丁度私に来客がありまして、その大騒ぎの一部始終を見る事が出来なかった事が、それだけが! 悔やまれます! いやいやいやいや、被害者の男の事も当然気にしてますよ。勿論、加害者になってしまった男にも。
                             駅員@回復祈願&加害者が心を病まない事を

2006年11月16日(木)
駅日誌(464) 「ぼうじょれぬうぼお」

今日からボジョレー・ヌーボーの解禁ですね。
とは言え、ワインを好んで飲む人間ではない私にはどうでも良いことです。
一方、ワイン好きに言わせると一年物では物足りないかも知れませんね。
しかし、人間は、特に日本人は、更には江戸っ子は初物好きですので、まあこれを機会に飲んでみるのも大いに結構だと思います。
しかも、時差の関係で日本はフランス本国よりも何時間も早く解禁されるので、あっさりしているとは言え、ワイン好きとしては今日飲まずにおれないのでしょうね。
ふと思うのですが、フランス以東の地域はその地域の解禁の瞬間に合わせて出荷されてきたヌーボーが既にどこかに保管されているわけですよね。
という事は、業界関係者は、フライング飲みしているのはほぼ間違いないのではないでしょうか?
「そんな無粋な真似をするか!」という人もいるでしょうが、世の中にはたくさんの人間が居ますから、誰かは絶対にフライングしていると思います。
そう言えば、嘗て「こち亀」の漫画で「ボジョレー狂奏曲」という話がありました。
主人公の両津が、中川財閥関係の商船を悪用して、解禁日前に大量にボジョレーを仕入れ、解禁日前に高値で取引してしまうという話でした。
これは漫画の話ですが、現実にもあり得ない事はないですね。

昨日夜の12時にコンビニに居た知人の話では、日付が変わった瞬間に店内スピーカーの有線が、解禁のアナウンスに代わり、それまで入口付近で布を被せてあったボジョレー棚の布をどけたそうです。
しかし、そんな時間にコンビニをぶらぶらしている人は、まずボジョレーを飲むタイプではないのでは? と思いました。
こだわりのある人は、きっと予約して今日届くようにしているんでしょうね。
                           駅員@ワインはこだわる人は本当にこだわります

2006年11月15日(水)
駅日誌(463) 「TSUNAMI」

人は涙見せずに大人になれない♪ 津波の様な侘びしさに I Know…怯えてる Hoo♪
                              〜サザンオールスターズ「TSUNAMI」より〜

帰宅してテレビを点けて吃驚しました。津波警報です。北海道及び静岡以東の太平洋側沿岸への広域警報・注意報です。沿岸部に住んでいる方の中には、避難勧告が出ている所もあるそうですね。オホーツク海沖で地震発生し、その津波だそうです。私にも沿岸部の知り合いが居ますので、非常に心配です。大事に至らなければ良いのですが。

きっと今夜は携帯網が破綻してしまうでしょう。あれだけ広範囲に渡る警報・注意報とあらば、日本中で電話やメール行き交っているでしょうから。知人の安否を気遣う連絡以外は、自粛すべきですね。以前のインド洋津波のような大被害にならない事をつとに願います。
                                      駅員@地獄も人口過密ですから

2006年11月15日(水)
駅日誌(462) 「世相一問一答」

最近、当日誌に書きたい事が色々あって、一度に1テーマでは、おっつきません。というわけで、今回の駅日誌では、そんな色々な最近の世相を現す出来事をまとめて一問一答してしまおうという目論見です。

Q:「虐めニュース連発だが、どう思うか?」
A:「急激に虐めが増えたのではなく、マスコミが同類ニュースを嗅ぎ付けているだけだと思います。虐めは昔から沢山あったと思います」

Q:「しかし、小中学生の自殺は実際に増えているようだが?」
A:「虐めの量ではなく、質が変わったのかも知れませんね。虐め問題について関心があれば、重松清の『ナイフ』という短編集をお薦めします」

Q:「では、自殺についてはどう思うか?」
A:「私の自殺に対するスタンスは変わりません。自殺=地獄行きです。死ぬ度胸があるのであれば、虐めっ子を半殺しにしましょう」

Q:「自殺予告文書が文科相宛てに送られる件はどう思うか?」
A:「阿呆かと思います。カマッテちゃんか? と。しかし、余程構って貰っていないのだという事でもあり、非常に可哀相ではあります」

Q:「校長が自殺しちゃうケースまであるが?」
A:「子供の範たるべき立場が、まかり間違っても自殺は駄目です。許さん。そも、教師は範たり得る人間がなるべきで、範たり得る人間による正しい体罰まで禁じてはいけません。餓 鬼が付け上がります」

Q:「その餓鬼が付け上がる歳になる前に親に殺されてしまう悲惨な事件が起きたが、どう思うか?」
A:「最低のクズですね。そんな未来の種を潰す様な真似はホモサピエンスという種への反逆罪とも言えます。死刑。現行の刑法は甘いんとちゃうか? と思います」

Q:「その刑法犯を取締まる存在であるところの警察官だった人間が、銀行強盗をしたが、どう思うか?」
A:「しかもたった十数万円の強盗。セコい真似するな、と。しかし、私は罪と罪人の立場は関係無いと思いますので、別段元警官だからどうこうというのは無いです。まあ、刑法上立場により罪状が変わるものもありますが」

Q:「立場と罪は無関係が良い、との事だが、心神喪失・心神耗弱による免罪・減刑という制度をどう思うか?」
A:「嫌いです。心の病だろうが何だろうが、悪事は悪事。その理屈だと、熊が人を殺しても無罪放免にならないとおかしいのに、銃殺ですからね。少年法も同様です」

Q:「彼女出来た?」
A:「なっ……!? ここまで重いテーマだったのに、何故急に!?」
Q:「A:は回答者。質問者はQ:」
A:「いや、あの、人生はLong&Winding Roadであるからして…」
                                                  駅員@終了

2006年11月13日(月)
駅日誌(461) 「宵の明星」

即席麺で有名な明星が、スティール・パートナーズなる禿鷹に買われそうになっています。日本が誇るチャルメラの明星ですから、何とか米国に買われずに生き延びて欲しい所です。敵対的TOBですね。そこに白騎士として、日清食品が乗り出しました。最近、多いですね、こういうの。
しかし、捻くれ者の私は穿った見方をしてしまいます。当初からそういう筋書きが出来ているのではないか? という事です。即ち、イオンVSドンキのオリジン争奪戦、王子製紙VS三菱製紙による北越製紙争奪戦…これら、いずれも筋書き通りなのではないか? と。
上記の例で言うと、もしかしたらイオンがドンキに敵対的TOBをするよう働きかけて、ドンキにはバックマージンを与えつつ、自らは正義面して救済に走っている振りをしているのかも知れない、と思うのです。
いや、あくまで穿った憶測の話ですから、真偽の程は定かではありませんが。
                                   駅員@どうなる? チャルメラおじさん

2006年11月12日(日)
駅日誌(460) 「あなたが選ぶカー・オブ・ザ・イヤー」

出版社のネコ・パブリッシング主催の「あなたが選ぶカー・オブ・ザ・イヤー」が開催されています。日本カー・オブ・ザ・イヤー、RJCカー・オブ・ザ・イヤーに次ぐ、第三のカー・オブ・ザ・イヤーと言えます。今回の催しが他の二つと異なるのは、選考の仕方ですね。前者の日本〜とRJC〜は、特定の審査員による投票で決まりますが、こちらは一般からの投票で決します。カー・オブ・ザ・イヤーは審査の基準が不透明だという批判が多かったのですが、今回のは、そこが一般人による人気投票という点で多少透明性があると言えるでしょう。
基本的にはネット上での投票がメインなのですが、この金土日の間に、横浜の赤煉瓦倉庫にて、エントリーカーの展示が行われているので、行ってみました。

自動車関係の催しは、観に来る人間が車好きという事もあり、渋滞及び駐車場探しに難渋するという点が気掛かりだったので、電車で行きました。JR関内駅から海の方向へ歩くと赤煉瓦倉庫に到着です。駅からは寒い中を少し歩きますし、意外と道が空いていたので、車で来れば良かったと思いながら、会場に入りました。
二棟の倉庫の間にエントリーカーが並んでいます。最近めっきりと寒くなりましたが、そこそこの混雑でした。最前にはK4部門と称された軽自動車が並び、次に輸入の高級スポーツ、その先に国産・輸入が入り混じって他の車が並びます。配られていたリストによると、エントリーは今年のニューカー全74車種だったのですが、実際に展示してあったのは10車種程少なかった様です。

やはり、輸入高級スポーツのコーナーが人気でした。とは言え、柵に囲まれていて触ったりは出来なったのが残念です。個人的には、最も恰好良いと思ったアストン・マーチンV8ヴァンテージ(V12ヴァンキッシュは更に恰好良いのですが)をもっと見たかったのですが。
スーパースポーツの有名どころとしては、ポルシェターボ、ランボ2種、フェラーリ599等がありましたが、まあ何れも見た事がありますので、特に書くことは無し。強いて言えば、やっぱりフェラーリはミッドシップの方が良いなという事。フェラーリの現在のラインナップでは、V8はミッドシップなのですが、旗艦たるV12(599)はFRなのです。だから、私の中では今だにフェラーリと言えば512TR…となってしまいます。
アストンが恰好良いと書きましたが、現在の注目はイタリア系よりもブリティッシュスポーツですね。TVRサガリス、ジャガーXK、ロータスヨーロッパ等ブリティッシュスポーツが元気だな、という印象を受けました。まあ、残念ながら全部乗った事無いんですが……
英国系


その一方で、日本車の出展は酷く地味な印象です。今年のニューカーというと、こういう形になってしまうのでしょうが、何とかならんかったのか、と思いました。また、生で観たい車に限って展示していないという点も残念でした。サリーンS7、ノーブルM400、ブガッティ・ヴェイロン、光岡オロチ…これらは展示会で見た事はあるのですが、走っている所もまだ見た事がありません。

ま、手の届かない車の話ばかりしてもなんですから、「もし自ら購入し乗るとしたら」という縛りを付けると、どれが好みか。アルファ159、スズキSX4、トヨタオーリス、フィアット・グランデプント、ルノー・クリオ(ルーテシア)…といった所でしょうか。これらのドア四枚以上/マニュアルトランスミッションを選びたいですね。最近は2ペダルMTとでも言うべきセミATも多く、それらも試してみたいですが、まだMTが欲しいです。
投票を済ませて帰ろうとしていると、わわわ、道に三台の車がワンボックスのパトカーに止められています。多分速度違反でしょう。あのパトカーのルーフ上にある機械でのネズミ捕りです。…車で来なくて良かったかも。あぶねえ、あぶねえ。
                                駅員@当分買い替え予定は無いんですが

2006年11月11日(土)
駅日誌(459) 「人は何故人を殺すのか?」

国道246号線、赤坂御用地の向かい側に草月会館という建物があります。そこで何やら面白そうな講演会があったので、事前登録の上、今日聴きに行って来ました。
テーマは「悪/善 人はなぜ人を殺すのか」。善悪論です。間口が広くてそれでいて奥の深いテーマなので、雨にも関わらず、老若男女多くの人が聴きに来ていました。「ルネッサンス ジェネレーション」という企画で年1回何らかのテーマでこういう会を開いているそうで、今回で10年目なんだそうです。

基本構成としては、下條信輔・カリフォルニア工科大教授、芸術家タナカノリユキ氏が案内役となり、3人の講師にそれぞれの専門分野を中心にした講演&案内役との対談があり、最終的に総括討論を行うという構成で、各人の持ち時間は短いものの、全体で5時間に及ぶ講演会でした。5時間もありましたが、話の内容が非常に私の興味に合ったもので、一睡もしませんでした、というか眠くなりませんでした。で、以下3人の講師による講演について。

1.中谷陽二・筑波大大学院教授
精神鑑定を行う事も多い精神医学博士です。犯罪の構成要件の一つ、責任能力について、責任無能力・犯罪の免責について論じました。
刑法の免責事項(精神喪失者、精神耗弱者、14歳以下)についての話に触れながら、犯罪傾向は「後天性のもの」か「先天性のもの」かという議論についての話を展開しました。先天性とは、生まれもっての犯罪者傾向を指し、嘗て「先祖返り」「背徳症」「変質」という犯罪者予備軍がいて、その連中が罪を犯すのだと言われており、その系譜は現在のサイコパス類型やプロファイリングにも繋がっていて、更にゲノム解読まで繋がってきます。一方、後天性とは、犯罪に走るのは状況依存性の度合いが大きく、誰でも極限状況等から犯罪に走るなのだという説を指します。先天性の方は、一見選民思想的で、旧時代的考えに見えますが、現在の趨勢はこちらが優勢(特に911事件以降のアメリカで顕著)なのです。
私は仮にも法学部卒業なので、この話は非常に分かり易かった一方、知っている事も多く物足りない印象は残りました。

2.中村美知夫・京大大学院助手
アフリカで野生チンパンジーの群れを観察し続け、その群れという社会について研究している人です。
自然界に悪は存在するのか、というテーマの下、チンパンジーの子殺しの事例を写真を交えて語りました。私は、野生動物は自らの命のため、種の保存のための殺し以外はしないというのを、半ば信じていたのですが、チンパンジーは同族食いをするとの事です。
それも、自らの遺伝子を多く残すためではなく、自らの子である可能性のある子猿まで食ってしまうケースもあるとの事。その一方で、母チンパンジーの子への愛情の濃さ等にも触れ、霊長類社会を通して、生物学的に善悪論に迫ります。

3.永井均 千葉大教授
哲学教授です。善と悪についての哲学的アプローチですね。
道徳的善悪と、善道徳的善悪という二重基準、言葉の定義について語り、時制人称様相等を含む言語体系を持つと、それだけで既にして道徳的善悪の枠内に居る事になる、等々。言葉に言葉を重ねて禅問答に近い事をするのが哲学なので、3人の講師中、最も話が難しかったですね。辛うじて言わんとしている事は理解出来たつもりですが…… 前出の2人は、分かり易い語り口だったので、聴衆の大半が話を理解していたと思いますが、この永井教授の話は、果たして何割が理解出来たか……?

最終的には、2人の案内役と3人の講師で総括討論となったのですが、議論は煮詰まるものの、善とは何か? 悪とは何か? の結論は出ませんでした。しかし、これについては、講演の場でテーブルに広げられた情報を元に、個々人が判断するしかないでしょうね。
さて、上記の講演は勿論面白かったのですが、最もインパクトがあったのは、最初のオリエンテーションの後にあった朗読です。下條教授による、「悪」についての様々な疑問を投げかけるテキストを、俳優の金剛地武志氏が読むというシンプルなものなのですが、抑揚と間の上手い朗読で、しかも、ウロウロ歩き回ったり、演壇代わりのテーブルに乗った果物や何かを触ったり食べたりしながら、最終的にはテーブルの真ん中に乗って仁王立ちになっていました。面白い朗読ショーでした。そうなのです。今回の講演はショーでもありました。演出等に非常に力が入ってしました。

残念だったのは、私の隣に座っていた馬鹿夫婦(多分夫婦)です! あいつら、ホール内飲食禁止だと言われているのに、茶だけならまだ可愛いが、サンドウィッチをむしゃむしゃ食ってやがりました。この阿呆が善悪論の講演を聴きに来るというのは、何という皮肉だろう、と思いました。私の見立てでは40代の良い大人です。にも関わらず、立居振舞も傍若無人で、何なんだろう? と思いました。
それとも、それに対して正義の怒りをぶちまける正義を試されていたのでしょうか? あの場で切れたらどうなっていたのでしょうね……悪に切れるのは、正義なのでしょうか? 悪なのでしょうか? 私の善悪論はまだまだ始まったばかりです。
                                          駅員@面白い講演でした

2006年11月10日(金)
駅日誌(458) 「私の世紀末カルテ」

桑田佳祐は、2000年頃から、ライブで替歌弾き語りをやるための曲をサザン及びソロで1曲ずつ出しました。サザンとしては「私の世紀末カルテ」、桑田佳祐ソロとしては「どん底のブルース」という曲で、基本的にアコギ一本で、替歌化して歌うのがそれ以降のライブで定番になっています。その折々の時事ネタを入れたり、ライブツアーの場合は地域地域の事を歌詞にしたりします。

さて、その2曲の内の「私の世紀末カルテ」、これは2000年頃発売の「さくら」というアルバムに入っているのですが、そのオリジナル歌詞の中にこんな部分があります。
♪情に流せば弱気な態度と傍から詰られて♪
♪腹から怒鳴ると変わり者だと嗚呼避けられる♪
♪頭を下げればその場は何とか凌げるが♪
♪見て見ぬ振りすりゃ自分が何だか惨めになってくる♪
♪他人の視線と自分の評価にうろたえりゃ♪
♪春は柳さえゆらゆらり♪
兎角人の世は生き辛いという話ですね。POPSの歌詞に共感するなんて、良い大人のする事ではないかも知れませんが、私はこの部分に非常に共感します。
会社で仕事をしていても、所詮は上下関係の組織、大半の者は上への迎合主義を取ります。
私もその場の雰囲気に合わせてしまう事がありますが、それで話が妙な方向に向かってしまうと、後でそれを制止出来なかった自分に憤りを覚えます。
だからと言って、その迎合主義に乗らず、自らの主張を繰り出すと、まさしく捻くれ者だと避難されます。そこで引き下がり、その先が上手く行けば私が恥をかくだけなので良いのですが、妙な方向に言ってしまった場合は、矢張り自らの弱さに憤ります。
めげずに、反対でも意見を言う事を続けていると、いつしか、批判役が板についてきて、だんだん鼻摘み者になって行きます。表立っては、強がり不遜な態度を見せますが、孤独をヒシヒシと感じる時もあります。かといって、迎合主義に与するのは、それはそれで思った事を言えない苦しみを溜め込んでしまいます。
孤独でも孤高を貫くか、心を捨てて大勢に迎合するか。迎合主義を地で行っても心に負荷のかからない人は非常に羨ましいと思います。ああいう風に生きられたら楽だろうな、と思います。私の目に映る迎合主義者たちは、心を殺して我慢して迎合しているのか、何も考えていないのか、どちらなのでしょうか?
                                                 駅員@反抗的

2006年11月9日(木)
駅日誌(457) 「銀幕寸評」

先週末に借りたDVDの「皇帝ペンギン」について、日誌に寸評を書いていなかったので、書いておきます。毎度の通り、タイトルの右の☆は私の主観的評点であり、5ッ☆満点です。

「皇帝ペンギン」 ☆☆☆
「ディープ・ブルー」の様な、動物ドキュメンタリー的映画です。私は小学生の頃、関口宏の「わくわく動物ランド」(今でいう所の「動物奇想天外」のような番組)を好んで観ていましたので、前から観たいと思っていたのです。「ディープ・ブルー」は、どちらかと言うとドキュメンタリー番組的で、映像に対し、台詞はナレーターの解説です。それに対し、「皇帝ペンギン」の方は、3人の声優による、父ペンギン、母ペンギン、子ペンギンの台詞になっています。
さて、内容ですが、皇帝ペンギンの一年を追ったストーリーになっています。交尾(「愛のダンス」と表現)〜産卵〜孵化〜雛の一人立ち迄です。
皇帝ペンギンという勇壮な名前とは裏腹に、その生き様は耐えて耐えての我慢の生涯です。
極寒のブリザードの中、群れで身を固めて、股間の卵を守って耐えている姿は、なんとなくシベリア抑留の日本兵を彷彿とさせました(見た事無いのですが)。
父母は交代で餌を獲りに行くのですが、その海の中をロケットの如く泳いでいる姿は爽快です(アザラシに食われてしまうペンギンもいて、スリルもあります)。この様を見て、背が黒く腹が白いペンギンの毛色というのは、魚の背が青く、腹が白いのと同じなんだな、と思いました。即ち、泳いでいる時のカムフラージュなんですね。一方、氷山の上では非常に目立つ黒なのですが、そのコントラストの映像も美しかったです。また、雛がトウゾクカモメに襲われているシーンには手に汗握ります。死を目の前にすると、矢張り命を感じますね。この映画では皇帝ペンギンが主役なので、トウゾクカモメは悪者でしかありませんが、その影で、トウゾクカモメにも腹を空かせた雛が居るという事を忘れてはいけません。
難癖を付けるとすれば、ちょっと脚色されてるんじゃないの? という点です。勿論、映像は本物なのですが、本当に最初から最後まで同じ番いなのだろうか? と思いました。人間というフィルターを通して綺麗にし過ぎなんじゃないの? と。しかし、リアルに拘る余り、主人公夫婦の雛がトウゾクカモメに食われちゃったら、それはそれで観終わった時の後味が悪くなってしまうのですがね。
                                              駅員@我慢の皇帝

2006年11月7日(火)
駅日誌(456) 「クリエイティブ・クラス!」

クリエイティブ・クラスという属性の人が存在するそうです。創造者階級。創造性のある仕事(IT、デザイン、マーケティング等)をしている人がそこに位置し、階級と言っても、収入が上だの下だのという下世話なものではないらしいですが。で、とある記事によると、彼等には以下の様な傾向があるのだそうです。
1.仕事と余暇の境目を意識しない。
2.職場の机よりカフェで気分良く仕事。
3.物作りや、知識の習得が好き。
4.流行は追うのではなく、創り出す。

これを読むと、喜んで良いのか分かりませんが、私もどうやらクリエイティブ・クラスの様です。
先ずは職種:マーケティングなのです(とは言え、ハイカラな仕事は滅多にしませんが)。
次に、仕事と余暇の境目を意識しません(遊んでいるのか働いているのか、曖昧な時も)。
職場の机よりカフェで気分良く仕事(会社の事務所は落ち着きません。俺の邪魔をするな! と思っちゃいます)。
物作りや、知識の習得が好き(夜な夜なこんなサイトに日記を更新しているという事は、該当してるでしょう)。
流行は追うのではなく、創り出す(流行は追いませんし、密かなトレンドリーダー(笑)でもあります)。
素晴らしいじゃないか!! …と言いたい所ですが、こういう人がそこそこの数居るから「クリエイティブ・パーソン」という個体ではなく「クリエイティブ・クラス」という括りが出来るのでしょうね。珍しいもんでもないようです。
                                      駅員@ザ・クリエイティブ・クラス

2006年11月6日(月)
駅日誌(455) 「一人旅・軽井沢」

昨日の日誌の続きです。
土曜日の21:00に軽井沢に到着した私は、疲れた体をシャワーで癒して早めに就寝、翌朝はホテルの朝食が7:30なのでそれに合わせて起き、8:00には出発しました。
先ずは雲場池に。JR軽井沢駅から北西に1km程の所にある、鴨の居る池です。駐車場は…と、ええ!? ぼったくりやないか! 池は無料で周りを歩けるのですが、その近辺の駐車場が、何と900円! 渋々払って池まで歩きます。寒い朝だというのに、池の周りには写真を撮ったりしている人がちらほらと居ました。池には鴨が泳いでいます。そして池の周りにはもう赤くなっている紅葉があります。素晴らしい。
並んで泳いでいます。

池をぐるっと回って、鴨と紅葉を見た後、車に乗り、北上、また1km程の所に重要文化財・旧三笠ホテルに行きました。木造洋風建築のホテルです。白と茶色の端正な建物で、なかなか素敵です。が、しかし中に入って思ったのは、ゾンビが出てきそうという感想でした。ゲームのバイオハザードに出そうなホテルなのです。うわあ、ゲーム脳化してるなあ。
 

再び車で南下。旧軽井沢銀座、略して旧軽銀座です。なるほど、名産品やアウトレットを売る店が並ぶ商店街ですね。
その中にトリックアート美術館があったので、立ち寄りました。私は元々芸術鑑賞が好きなのですが、単に綺麗な絵ではなく、遊びのある物はもっと好きなのです。錯視等を用いた美術館で、子供がはしゃいでいました。まあ、常套的なトリックアートばかりなのですが、初体験の子供ならばはしゃぐのも分かります。その後、「軽井沢ミカドコーヒー」で珈琲を飲んでから、今度は東へ車を走らせました。
 
↑河馬&「ひまわり」の破れ目から覗くゴッホ自画像の目。

旧碓氷峠見晴台までの遊歩道を歩きたかったのですが、その入口がどちらか分からず、右往左往している内に、後ろから車が来てしまい、しょうがないので、旧碓氷峠方面の道路をどんどん進んでしまいました。車が擦れ違うのにも苦労するような細い道です。何度もペースダウンしました。で、到着したは良いものの、どこに車を置いておけば良いやら分からず、そのまま下山。上ったのとは別の道を下ったのですが、こっちはさっきの道よりも細く、擦れ違うためには待避所を使わないといけない始末。しかも、側溝に蓋が無い上、落ち葉が堆く積もっているので、いつ脱輪するか冷や冷やものです。
この上りも下りも、道に沿って所々「苗字+数字」の札=別荘の表札があり、こんな所に別荘を持っているのに驚きました。私なら、なんぼ金持ちでもこんな道の所に別荘等欲しくない、と思いました。特に軽井沢は避暑地で有名ですし、夏場はもっと人も車も多い事でしょう。癒しに来ているのに、毎日ストレス溜まりまくりではたまりません。

疲れたし、翌日は会社なので、14:00頃には早々に帰路に就きました。早めに出たのに、断続的な渋滞…こりゃ、もし夕方に出ていたら、帰るのは深夜だったでしょうね。
                                                  駅員@草枕

2006年11月5日(日)
駅日誌(454) 「一人旅・足尾銅山」

折角の三連休なのに、どこにも行かないのは勿体無いと思い、4日〜5日に行き当たりばったり一人旅を敢行致しました。
勿論友人と一緒の旅も良いですが、一人旅は全て独断・急ぐもゆっくりも全て自分のペースで行けるのが好きなのです。連帯行動のようなものは、日頃嫌と言うほど行っているのですから、非日常では一匹狼が気楽です。

さて、今回はちょっと足尾銅山と軽井沢に行ってみたかったので、先ずは東北自動車道で北上、宇都宮に向かいました。行き先を決めてから知ったのですが、足尾銅山って、日光の目と鼻の先なんですね。う〜む、9月に中禅寺湖に行ったばかりだと言うのに…あの時にこの位置関係を知っていれば、行っていた事でしょう。栃木にあるという事は知っていたのですが、そのどこらへんかまでは調べるまで知りませんでした。
宇都宮から日光有料道路へ、行楽日和の空の下、スイスイと進みます。ところが、日光が目前に迫った辺りで雲行きが怪しく…天気ではなく、道路の方です。紅葉目当ての客と鉢合わせてしまい、渋滞。足尾方面分岐まで、延々渋滞でした。

そして、足尾銅山に到着。ここ、行った事が無い人はお薦めします。下手なテーマパークよりも面白いですよ。それに勉強になります。長きに渡り日本の銅を供給し続けた山であると同時に、田中正造で有名な足尾鉱毒事件の舞台でもあります。
←トロッコに乗ったままここに入ります。

先ずは昔の鉱山への入り方を模したトロッコに乗り込みます。そのまま鉱山入口から入り、内部で下車。以降見学コースです。内部は暗く、わざとやっているのか、天井からは水滴が落ちて来ます。実際の稼動中の鉱山に入った事がないので分かりませんが、非常に雰囲気は伝わって来ます。
そして、出た! 蝋人形! 江戸〜明治〜昭和の抗夫たちの蝋人形が置いてあります。明治〜昭和は比較的まともな服装にドリルのような機械で掘っているで良いのですが、江戸時代が笑えます(失礼ですが)。頬被りに七分袖+フンドシといった軽装で、ノミを槌で叩いているのです。うわー、気が遠くなりそうな作業です。更には、「抗夫は大酒飲みが多く、博打にはまる者も多かった」といった説明で、へらへらした顔で樽から酒を汲んだりしている蝋人形までありました(←この蝋人形をわざわざ作る必要があったのか?)。
←のんだくれ抗夫。奥の男も飲んでます。
付属して、足字銭の資料館もありました。「足字」とは、寛永通宝の裏に記された一種の製造所記号で、「足尾」の「足」です(例えば、広島で作られた寛永通宝には裏に「ア」=「安芸の安」と記されています)。


見終わって一服した頃にはもう夕方。今日中に第二の目的地、軽井沢に到着しておきたい所です(しかし、宿は未手配)。桐生方面へ国道122号線を走ります。群馬県をそのまま迅速に横断! と行きたい所でしたが、小雨が降り始め、ペースダウン。いつしか日はとっぷりと暮れて道が暗い上に、わが愛車のワイパーブレードがボロなので、窓に筋が残り、対向車のヘッドライトを筋が反射して前が見難い事、見難い事。
幸い雨はすぐに止み、同時に伊勢崎から高速に乗ります。そこから、北関東自動車道〜高崎JC〜関越自動車道〜藤岡JC〜上信越自動車道〜碓氷軽井沢ICの行程です。問題は高崎JC〜藤岡JCです。この区間、上りなんです。そして時は夜。またも渋滞に巻き込まれました。
上信越に入ってからは下りで再びスムーズになったのですが、最後の難関は、碓氷軽井沢ICを出てからでした。
私、車で軽井沢は初めてだったのですが、IC〜軽井沢方面って、山越えみたいになっているんですね。暗〜い山道、しかもうっすらと霧が。その上、最初は上り坂なので、対向車のヘッドライト(基本的にヘッドライトは下向きに照らします)が眩しいのです。うわわ、道のラインが見えん!! 折りも悪しくも、ICから出た少数集団の先頭でした…恥ずかしながら、登坂車線に避難し、他の車をやり過ごしてから殿(しんがり)を走りました。
軽井沢に到着してから、コンビニで旅行雑誌を買い、ビジネスホテルを物色。近場の安宿は満室ばかりでした。連休だしなあ。やむなく、15,000円のツインにシングルで泊る事とし、部屋に入ると…ツインなのは良いのですが、無駄に広い…しかも、このラブラブソファは何だ!? 男女一組でぴったり座るような感じのソファです。冒頭で「一匹狼が気楽」とは言ったものの、この部屋を見た瞬間、無性に寂しくなってしまいました。
                                               続  駅員@草枕

2006年11月3日(金)
駅日誌(453) 「ひらめき脳検定」

Yahoo!のトップページに、「全国一斉ひらめき脳検定」というのが出ていて、無料で受験出来るようなのでやってみました。制限時間20分に、15問の4択問題に答えるという形式で、私がやった限りでは全て図を用いた問題でした。
私の成績は、15問中13問正解の87点。偏差値63だそうなので、まあそこそこの成績なのですが、100点じゃないのが悔しい! トップ20位までの人が並んで表示されているわけですから、そこは全員100点満点なのです。その上で、解答時間が早い者順に並んでいるという形です。

問題の形式から言って、時間は充分過ぎる程あります。四つの図を見比べるだけの問題が殆どですから。しかし、100点を取るのは難しいと思いました。運も大きく左右するのでは? と思います。同じ図(1つだけ違う)が4つ並んでいて、そこから違う物を探す問題、或いは4つの微妙に違う図が並んでいて、その中から正しい物を探し出す問題は、注意深く見ればそれで必ず解けるのですが、異なる図形が4つ並んでいて、その中から仲間外れを探す問題が厄介なのです。
例えば、正方形や六角形等があり、それぞれがカクカク曲がった線で半分に切られている図があります。仲間外れが複数考えられてしまう問題があるのです。この例では、1つだけ曲線を含む線で切られている物があり、はたまた、1つだけ切った図形の半分半分が別の形状になってしまう物もあります。他にも仲間はずれ認定出来る要素があると思います。
これらは迷った挙句、出題者の意図とは違う答えを選んでしまうかも知れません。そして、私よりも優れた、いわゆる天才と言われるクラスの脳を持っていると、出題者の全く気付かなかった仲間外れを見付け出すかも知れないのです。
終了後すぐに正答数は分かるのですが、どの問題が間違いだったか、そしてその間違いの正解は何かは出ません。

うぬぬ、悔しい…と思いながら上位20位を見ていると、全員100点満点なのですが、解答時間14秒を筆頭に、20秒以内が並んでいます。
おかしいぞ? 14秒ということは、1問平均1秒かかっていないという事。即ち、一瞬にして画面全体を見て正解を見付けることが出来るという事でしょうか?
百歩譲って、一瞬にして正解を見出せたとします。しかし、四択の1つを選んでラジオボタンをマウスでクリックし、「次の問題へ」をクリックする事を考えると、平均1秒というのは不可能ではないでしょうか?
また、出題はランダムなので、全員が当てはまるかどうか分かりませんが、10秒の静止画を見て、静止画が消えた後にその記憶度合いを問う問題があるのですが、それの経過時間はどこに行った?(これはもしかしたら、その間時計が止まっているのかも知れませんが)
おいおいおい、どんな裏技を使っている? と勘繰ってしまいます。
もしかしたら、問題の出方は完全なランダムではなくて、何パターンかしかないのでしょうか?
だとしたら、何回もチャレンジすれば、1問目に出る問題を見れば後に続く14問は問題を見なくても分かるという事も考えられます。まあ、そうだとしたら、そこに至るまでの根性は賞賛に値します。が、私が目指す方向ではないですね。
                                     駅員@一気に醒めてしまいました
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