2012年11月度目次 (御意見御感想は掲示板にどうぞ)→

 #1911 「王者」 KINGと呼ばれる者。
 #1912 「瓦版割り」 (時事ネタ) 酔っ払い米兵暴力事件。
 #1913 「めCVS」 ソース沢山海老トマトクリームパスタ。
 #1914 「菊花」 秋晴れの下、咲き誇る菊の花。
 #1915 「瓦版割り」 (時事ネタ) 大学はどうあるべきか。
 #1916 「瓦版割り」 (時事ネタ) アミューズトラベル。
 #1917 「大統領」 オバマ続投。
 #1918 「経験」 人間の半分は経験で出来ている。
 #1919 「ウォン」 三十代の手習い。
 #1920 「集い」 人間椅子ファンクラブの集い。
 #1921 「皮肉」 皮肉の通じない人。
 #1922 「刑法」 13日、13階段。
 #1923 「侍」 解散総選挙へ。
 #1924 「自動車」 昔の名前で出ています。
 #1925 「瓦版割り」 (時事ネタ) 太陽の党。
 #1926 「海賊」 ワンピース新聞……?
 #1927 「擬態」 天敵から隠れるため。捕食対象を待ち伏せるため。
 #1928 「攻防」 攻防があってこそ、落とし所が見えて来る。
 #1929 「片仮名」 ボジョレー→ボージョレみたいな表記の変化。
 #1930 「桃色」 初めてのアイドルCD。
 #1931 「仮想現実」 初めてのドライブ・シミュレーター。
 #1932 「俗語」 ググレカス。
 #1933 「作法」 現代作法 : 公衆便所。
 #1934 「改正」 自民党が4月に作った憲法改正草案。

  by 駅員 @ 地獄三丁目駅

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2012年11月30日(金)
駅日誌(1934) 「改正」

来月に総選挙を控え、ちょっと小耳に挟んだ自民党の「憲法改正草案」。何でも「基本的人権の否定」が入っているとの事で、一部で俄かに話題になっているそうな。これは、時間があれば読んでみたいものです。
というわけで、自民党のホームページを見るとありました。しかし、4月に発表された物のようです。これに今頃気付くようでは、如何に政治に関心が無いかという事ですね。
丁度、現行日本国憲法と改正部分を対比したpdfファイルがあったので、ちょっと目を通してみました。本当はこういうのは印刷した方が読み易いのですが、我が家にはプリンターがありません。会社でこれを印刷するのは、政治活動に相当しそうでまずいんだろうなあ。
全体的に明朝で記載されていて、主な改正箇所はゴシックなので、ちょっと字が太くて目立ちます。そこを辿って行きます。

あれ? 前文でいきなり「基本的人権を尊重し」とあります。「基本的人権の否定が入っている」というは、ガセネタなのだろうか? だとしたら、どこぞの政治活動家が風説を流布しているという事?
まあ、後々問題箇所が出て来るのかも知れませんので、読み進めます……11条、基本的人権については、現行憲法と文言は変わっていますが、ちゃんと明記されていました。否定されてないやん、と思ったら、現行97条にある「基本的人権はどうやって出来たものか」みたいな条文は草案では削除されています。ふむ、この一条の削除を殊更にピックアップすると、あたかも基本的人権条項を無くしたようにミスリードさせる事が出来ますが、ここって、元々何だか11条とダブっているような内容だったしなあ……それとも、サラッと目を通しただけなので、どこか見落としがあるのでしょうか?
他の大きな改正案では、国旗(日章旗)・国歌(君が代)・改元(天皇の代替わり)の明記や、「法の下の平等」に障害者の追記(障害者差別禁止)、環境保全、知財権、犯罪被害者配慮、緊急事態宣言の明文化等、古い憲法からのアップデート的要素も多々あります。
しかし、何より大きいのは、9条「戦争放棄」を「平和主義」にした点です。9条改正草案には、自衛権の明記、国防軍への改称、国防軍を裁く専用裁判所の設置、領土・領海・領空・資源の保全があります。平和主義ではありながら、軍隊を持って防衛はするよ、というスタンスですね。私は「日本軍」設置賛成派なので、ここは賛成です。まあ、特定亜細亜並びに左翼の皆様は、「軍靴の足音がっ!」と騒ぐ事でしょうが、あんたらの軍靴の音の方が遥かに轟いているのに、聞こえる筈がないだろ……と。

国会・内閣・裁判所等の部分も沢山いじるような事が書いてありますが、そこら辺を語り出すとキリがないので、本日の日誌ではここら辺で。

2012年11月28日(水)
駅日誌(1933) 「作法」

文明が起きて、文化が発達した社会には、集団生活を円滑に進めるために出来上がった「作法」というものがあります。中には、その作法が出来た当時は重要だったが、現代では大した意味を為さない物もあります。
例えば、部屋の敷居を踏まないという作法は、元々は縁の下に潜む忍者に刺されないようにするための作法です。現代では実用性は殆ど無くて「そんな事も知らないなんて、御郷が知れる」程度のものです。

例えば、スーツの腰ポケットは、屋外では蓋を出して、屋内では蓋を仕舞うものなのですが、これは現代でやっている人は殆ど居ないと思います。私は平日は毎日スーツですが、その蓋は出しっぱなしです。

という事は、古来あった物事は兎も角、割りと最近出来た物事には、そういう作法が無い場合もあります。インターネットでは「ネチケット」なんて言葉もありますが、その中身が定着しているとは言い難いですね。寧ろ、「ネチケットw」なんて嘲笑の対象になる事も。
そういうわけで、今日は私の考えた現代作法を打ち立ててみよう、と。

公衆便所は近代になってから出来た物でしょう。いや、昔からそれに類するものはあって、例えば「正法眼蔵」(道元)にわざわざ便所の作法まで書いてあったりするのですが、そこに書いてある事は現代のトイレでは通用しません(肛門をヘラのような棒でこそいで、水で洗うとか何とか)。
洋式公衆便所作法 →(1)個室に入る →(2)便座をトイレットペーパーで拭く(雑菌並びに、前使用者の気配を減じる) →(3)その紙を便器内、予想落下地点辺りに落とす。 →(4)一連のトイレ動作 →(5)去り際に再び(2)をして流す。
如何でしょう。(2)はやっている人が多そうですが、(3)は意識して居ないのではないでしょうか? (3)は便器内へのこびり付きをある程度防止出来ます。掃除する人への気遣いです。(2)はやっても(5)はやらない人が結構居そうですが、この「飛ぶ鳥跡を濁さず」的な要素が「作法」の本質である気もします。
尚、和式の場合は(2)の変形で、水洗レバーを拭いてから、その紙を便器内に落とすのが良いと思います。あのレバーは案外低い所にあるので、足で操作して居る輩が居る可能性がありますからね。

今回は、なかなか合理的な作法を生み出せた気がします。何か他にも、現代ならではの作法が必要なものがあったら、考えます。「これの作法を考えてみろ」なんて意見も歓迎です。

2012年11月26日(月)
駅日誌(1932) 「俗語」

正式ではないが通用する言葉を「俗語」と言います。英語では「スラング」です。インターネット上だけで通用するのは「ネットスラング」と言いますね。
最近、私が知ったのは「△」。人名の後ろに付けて「○○さん、カッケー」になるわけです。知る前も、ニュアンスとしては誉めている感じなので、「↑」の代わりかと思っていました。
他には、「大正義」。時に傲慢なやりたい放題の力を持った正義を揶揄する言葉です。例えば「大正義巨人軍」「大正義アメリカ」という風に使います。
本日の本題はネットスラングの「ググレカス」です。「人に教えを請う前に、自分で検索して調べろ」という意味です。古来、分からない事があれば、辞書で調べるという方法がありましたが、それをネット検索で賄える世の中になりました。道具は変わっても、「ググレカス」は正しいと思います。分からない事があったら、分からないままにしておくのではなく、先ずは自ら能動的に調べる事、これは頭脳に良い事だと思います。思うに、勉強の出来る子供は、「ググレカス」などとはあまり言われないのではないかと思います。自分で調べて分からなかったら、人に訊けば良いのです。

さて、衆議院が解散され、来月12月4日に公示、12月16日に投票という日程で総選挙が開催されます。何やら、第三極として、色々な新党が出てきて合従連衡を始めました。公示もまだですし、私はまだどの党に、誰に投票するか決めて居ませんが、公示から投票までの間に決めて投票予定です。
この日記を読んだ皆様も、個々人の思うままで構いません。何らかの政党に、誰かの候補者に投票する事を望みます。投票権は、政治に口を出すためのチケットだと思いましょう。
例えば、投票した人が負けたとして、勝った人に胸を張ってバッシングが出来ます。投票して居なければ、如何に自分に不都合な世の中になってしまっても、「だって、お前、意見ねえじゃん」で御終いです。
例えば、投票した人が勝ったとして、希望に近い世の中になれば良いですし、一方、選挙の時と言っている事が違うのならば、裏切られた事を叩けます。投票して居なければ、「は? お前の世話にはなってねえし」で御終いです。
そういうわけで、投票権と文句を言う権利はイコールとも言えます。え? 「政治の事、良く分からないし」だって? ここで、冒頭に戻ります……ググレカス!
公示の時点で、各党のやろうとしている事、各候補者のやろうとしている事が公開されます。それを見て、投票すれば良いのです。或いは、各政党の違いをまとめているサイトもあります。但し、注意すべきは、甘言を支持するのが正解とは限らないという点です。政治をするにも当然コストが掛かります。その種銭は、普段貴方が納めている税金なわけです。

2012年11月25日(日)
駅日誌(1931) 「仮想現実」

昨日の日記に引き続いて、今日も「初めて」関係の日記です。幾つになっても「初めて」の事というのはあるものですね。そして、歳を取れば取る程、「初めて」の事は怖くなるのだと思います。しかし、きっと「初めて」の事は、一生無くなりはしないのだろうと思います。その事に気付いたのは大きな収穫なのかも知れません。

さて、今日は何が初めてかというと、ドライブ・シミュレーターです。私が二輪車の教習に通っているという事は既に当日誌でも書きました。今回は、バイクのシミュレーターに初めて乗ったという話です。学生時代に「時間はあるが、金は無い」という理由から、私は自動車免許は教習所に通わずに取得したので、シミュレーター自体が初めてです。
ハンドル周り、ペダル周り、シートのみが本物で、あとはそれらしい形をしたの筺体に跨り、前方のスクリーンに映写されている疑似空間での走行を疑似体験するというものです。おお、凄くリアルなゲームみたいではないか。とは言え、実車と比べると、走っている感覚は全く異なります。風の流れが無く、機械から伝わる気配というか雰囲気というか、その辺が何だか違うぞ……
誰もがそうかは分かりませんが、自動車の運転をする時に、いちいち頭の中で「ああして、こうして」なんて事は考えていないのではありませんか? 少なくとも私はそうで、バイクの教習も感覚で運転しています。なので、実車を転がす感覚とちょっと違って何だか難しいではないか! 曲がらせているつもりなのに曲がらず、一発だけ壁にぶつかってしまいました。あっ! ぶつかったら、ちゃんと画面の中で、吹っ飛んでひっくり返っているような演出まであったのか。ポリゴンの壁を突き抜けてそのまま行っちゃうのかと思っていました。
ちゃんと、事前に教官が「実車と感覚が違います。特に曲がる時は、実車よりも意識してハンドルを切るようにしないと曲がってくれません」と言っていたのになあ……

2012年11月24日(土)
駅日誌(1930) 「桃色」

生まれて初めて、アイドルのCDを買ってしまった……それも、良い大人になった今更です。私の世代は、アイドルと言えば、「モーニング娘。」が全盛期でしたが、その当時もアイドルCDには興味無かったのになあ。

今回買ったCDは、ももいろクローバーZの「サラバ、愛しき悲しみたちよ」というシングルCDです。「アイドルにしても、ももクロとは。血迷ったか駅員!?」との声が聞こえて来そうです。目当ては、参加ギタリスト。A面の「サラバ〜」を布袋寅泰(元BOOWY)が作曲&ギター。B面の「黒い週末」を、NARASAKI(特撮、他に参加)が作曲&ギターの上、和嶋慎治(人間椅子)がギターソロを被せているのです。
というわけで、布袋も好きなのですが、私の目当てはB面の「黒い週末」です。だって、和嶋がギターを弾いていてこの曲名……どう見ても、ブラックサバス臭がぷんぷんするではないかっ!
聴いてみると、中盤にハードロック風味がこってり盛ってあります。ディープパープル風味から、ブラックサバス風味へ。おっと、PARANOIDのサビ末尾がちょろっと突っ込んでありますね。
ギターソロ部分では、和嶋慎治が音に合わせて首を突き出して口を開閉している姿が目に浮かびます。
毎度の事なのかどうかは分かりませんが、収録3曲全てにカラオケバージョンも付いています。このトラックは良いなあ。純粋にバック演奏に集中して聴けるという意味で。


しかし、こういう動機での購買は、まさに向こうの狙い通りなのかも知れません。ファンではない人間に買わせる作戦だとしたら、まんまと引っ掛かっています。

この手法は、私の知る中では、奥田民生がPuffyの楽曲にビートルズ風味を盛り込んだのと似ています。当時Puffyが流行った頃には、メディアはこのビートルズ風味部分の事に言及し、ガールズデュオに興味の無い人の興味を惹きました。
そもそも、アイドル楽曲って馬鹿にされがちですが、作曲のプロと作詞のプロが作って、尚且つ演奏が上手いと分かっている人がバックで演奏するので、実は下手なバンドよりも楽曲のクオリティは高かったりします。

2012年11月22日(木)
駅日誌(1929) 「片仮名」

ボージョレ・ヌーヴォーが解禁されたのは先週だったか。今年は不作だったみたいですね。そもそも、熟成度合いの低いワインなので、いわゆる名酒ではないのですがね。初物好きの江戸っ子向きの商品とは言えるでしょう。鰹も、江戸っ子が好む初鰹よりも脂の乗った時期の方が美味しかったりします。味は言ってしまえば好みでしかないので、異論もあろうとは思いますが。

さて、本日の本題は片仮名表記。日本語には表意文字と表音文字があります。前者が漢字で後者が仮名文字です。片仮名は、外来語を音で表記出来る非常に便利な言語なのです。

しかし、片仮名表記がいつの間にか変わっている事があります。昔は、「ボジョレー」と書いて居ました。他には、ロナルド・レーガンが昔は「リーガン」と書かれていた事、セオドア・ローズヴェルトが昔は「ルーズベルト」と書かれていた事なんかがあります。
理系の人は昔から、語尾の「ー」を省く傾向があります(コンピュータとか、メーカとか、リーダとか、ライタとか、ドライバとか、プリンタとか)。数年前に、マイクロソフトの日本法人は、それを改めて語尾に「ー」を付けるようになりました。
二系統の例を挙げましたが、前者と後者では、その経緯が異なります。人名の方は、現地発音に近付ける意味での変更ですね。ボージョレは、こちらに属します。他には、「エンターティナー」から「エンターテイナー」になったのも、こちらですね。
一方、マイクロソフトの例は、発音よりも、名詞を片仮名表記する時の習慣に合わせる変更です。先程並べたコンピューター関連用語の末尾「ー」の部分は、概ね英語表記末尾の「○○er」の所を指しています。これらは、「○○する人・物」を指す言葉です。コンピューター以外の領域では、末尾「ー」が付いているのが一般的で、それに合わせたというわけです。もし、末尾「ー」無しだと、「コーナ」だの「クリーナ」だの「プロデューサ」だのでは、何だか違和感があります。

2012年11月21日(水)
駅日誌(1928) 「攻防」

刑事裁判において、何故弁護士と検察官が要るのか? 裁判官が一人で裁けば良いではないか?
否、弁護士と検察官が居る意味は、裁判官一人が裁くよりも、その攻防から真実が見えて来る度合いが高まるからです。双方が全力でぶつかる事によって、見えて居なかった事が明るみに出て、落とし所を選ぶのが裁判官の仕事です。
なので、弁護士は如何に「こいつ、本当はやってんだろ?」と思っても、全力でその罪が軽くなる、或いは無くなるように努め、その一方で、検察官は如何に「こいつ、もしかしたらやってないかも?」と思っても、全力でその罪を暴くように努める必要があります。
この仕組みでは冤罪も起こり得ます。しかし、冤罪は検察だけの責任でしょうか? 弁護士に冤罪を主張する力が足りなかったのかも知れませんし、裁判官の判断力が足りなかったのかも知れません。IPアドレスによる誤認逮捕事件がありましたが、警察も検察も所詮は人間のやっている事。誤りはあります。誤りだと分かった折には、汚名返上に尽くせば良いのだと思います。そして、マスコミの役割はただ叩く事ではなく、汚名返上に協力するのも仕事なのだと思います。
「駅員、貴様は逮捕された事が無いからそんな事が言えるのだ」……そんな意見も御座いましょう。その意見もその通りで、あくまで私はそう思うというものに過ぎません。

私の仕事は法曹関係ではありませんが、自らの仕事でもそういう考え方で行きたいと思っています。
会議に出て終始無言ならば、出ている意味があるのか? 出席者がそれぞれ自分が思う事を主張し、それを出席者で吟味し、最終的に決定権を持つ人がジャッジする。それこそが会議を開く意義であり、最も正解に近い結論が出るのだと思います。無論、自分の意見と違う結果になっても、そこですねてはいけません。自分がやる事が決まれば、それを忠実に遂行するのみ。仕事に私怨を持ち込むのは、プロとは言えません。
とは言っても、人間は感情を持つ生き物です。言うは易し行うは難しなのですがね。

2012年11月21日(水)
駅日誌(1927) 「擬態」

動物の世界、それも特に昆虫の世界には「擬態」という生存作戦があります。即ち、何かに化ける事で、天敵から隠れるため、捕食対象を待ち伏せるために、目を欺くという作戦です。
例えば、ナナフシは木の枝に化けますし、コノハムシは木の葉っぱに化けます。不思議で面白いのは、ある種類のコノハムシは、その化けている葉っぱが生えている種類の木が地球上に登場する前から、その形をしていたのだとか……この辺から、実は自然淘汰説による進化論は、まだ真理とは言えないという説もあります。
さて、飲料売り場で、マヨネーズに擬態している物を発見しました。
 
メーカーはチェリオ。以前に醤油に擬態したコーラ、タバスコに擬態した赤い炭酸も発売している会社です。チェリオの思う壺なのですが、こういうのがあるとついつい買っちゃいます。とは言え、先ずは手に取らせる事。商売はそこから始まります。マーケティング用語でいう所のAIDMA=Attention、Interest、Desire、Memory、Actionです。気を引き、興味を持ち、欲求し、記憶し、買う、と。
力技による強引なAttentionとinterestは鮮やかです。問題は、Desireに結び付くかですが、私は結び付いたようです。

ボトル上部にハートマークが並んでいますが、裏面に1つだけ矢が刺さったハートがあります。ああ、これがやりたくてハート柄だったのか! ハートに矢と言えばキューピッド。マヨネーズの有名ブランドと言えば?

2012年11月19日(月)
駅日誌(1926) 「海賊」

少年ジャンプの人気漫画に、ワンピースという作品があります。海賊を題材とした漫画で、ジャンプのテーマである「友情・努力・勝利」を地で行く王道少年漫画です。
私は前半の方しか読んでいないのですが、ゾロというキャラクターが好きですね。泥に塗れたおにぎりを美味いと言って食うシーン、「背中の傷は武士の恥だ!」と吠えるシーン、妖刀との運試しのシーン、ボロ雑巾のようになりながら「何も無かった!!」と言い放つシーン……恰好良過ぎます。
ゾロは見た目も恰好良いのですが、そんな事より、この漫画家の凄い所は、恰好良さを見た目ではなく生き様で描いている点です。見た目がヘンテコな人物にもしっかり恰好良い見せ場が用意してあります。

さて、今朝の新聞の折込チラシに、こんな新聞の案内がありました。

これは、一体どんな記事が載っているのだろう? 漫画本も持って居ませんし、流石にこういう物を購読する程にはのめり込んではいないしなあ……本屋とかコンビニには置かないのだろうか? それなら試しに読んでみる事が出来るのですが。
発行者は日刊スポーツだそうです。うーむ、スポーツニュースや時事ネタについて、キャラクターが述べたりするのだろうか? それともネタ自体がワンピースばかりなのだろうか?
ワンピースマニアな方、読んで内容を教えて下さりませんか?

2012年11月18日(日)
駅日誌(1925) 「瓦版割り」

太陽の 季節が終わり 銀杏の葉 舞い散り登る 雪の山頂 ― by 駅員@地獄三丁目駅。
……うん? 今日の話題は天気? 否、時事ネタ日記の「瓦版割り」です。
「太陽の季節」を書いた作家生活が終わり、東京都を束ねて来た人が、頭に白いものが増えて来た今、再びトップを目指すようです。

石原慎太郎氏が、東京都知事を辞し、国政に戻って来ます。立ち上げた新党の名は「太陽の党」。芸術が爆発するのか!? 「みんなの党」といい、「幸福実現党」といい、「国民の生活が第一」といい、最近の新党はヘンテコな名前ばかりです。ハッキリ言って、「スポーツ平和党」より酷い。
太陽の党は、維新の会と連携する事にしたようですね。保守連合になります。私の政治思想は右に寄っていますので、影響力を持つ保守勢力が出来る事は大歓迎ではあります。だがしかし、それならば、石原はもう二期早く都政から国政に戻るべきでした。いかんせん年だと思うわけです。恐らく、今の石原では、保守勢力をきちんと一つの方向にまとめ上げるのは難しいのではないでしょうか? 心配なのはそこです。それと、思想方向としては賛成なのですが、舌禍が多過ぎる点も命取りだと思います。理想とする道を実現するために、口を噤んだ方が得な所は口を噤む事も必要です。
おっと、この箴言は、私自身にも必要な事です……御恥ずかしい。反省反省。私も精神修行をしないといけない人間です。
で、今後の理想の政治分布は、前述の保守勢力(右翼)が一枚岩になり、共産党を軸とした真っ当な革新勢力(左翼。社民党や公明党あたりの筋の通らな左派政党とは仲良くしないで)と、中道的バランサー勢力、或いは新たな価値観・方向性を持つ勢力があれば良いと思っています。
しかし、そのためには、烏合の衆の民主党と、伝統的派閥政治集団の自民党を解体して、価値観・方向性を同じくする各勢力に再構築する必要があると思います。そんな事が出来ればとっくにやっている、という話なのですがね……

2012年11月15日(木)
駅日誌(1924) 「自動車」

愛車プジョー206を手放して早一年。矢張り、足が、メカが欲しいというわけで、バイクの教習に行き出した事は、先日の日記で書きました。では、興味は四輪車から二輪車に移ってしまったのか? 否、勿論、四輪車も好きですよ。ガレージ付きの一戸建てなどに住めたらなあ……

写真は、ミネラルウォーターのヴォルヴィックのオマケです。ヴォルヴィックの産地であるフランスの自動車メーカー、ルノーのミニチュアカーです。8種類あって、現行車は、クリオ(ルーテシア)、カングー、メガーヌ。後は旧車で、アルピーヌA110、キャトル、商用バンが3色。ヴォルヴィックはダノンブランドなので、ダノンヨーグルトのバンになっています。

青いのがアルピーヌ。ミドシップエンジンの専用設計のスポーツカーで、初代WRC(World Rally Championship)で優勝した車種です。白いのがキャトル。フランス語の4です。昔のローバーミニや、フィアット500や、フォルクスワーゲンビートルのような、クラシカルで可愛いコンパクトカーです。古い名車2台。
今書いていて気付いたのですが、ミニも500もビートルも近年復活して居ます。もしかしたら、アルピーヌやキャトルにも復活が来るかも……? 今の技術で再構築すれば、コンパクトで軽量の魅力的な車になりそうです。
そう言えば、先程、テレビで「アメ車が燃費改善等で再び日本市場へ攻勢をかけている」というのを見ました。その中で、クライスラー・イプシロンという車種が出て来ました。これなんかも、中身は現代の水準で、外見は比較的クラシカルなコンパクトカーです……あれ? イプシロンって、イタリアのランチアだろうよ! と、思ったら、OEM受けていたんですね。ランチアと言えば、先程のルノー・アルピーヌと並んで昔のラリーの名車、ストラトスやデルタを出していたメーカーです。今は見る影もありません。いまだにデルタは古いモデルが人気車種として中古車市場では流通して居ます。

2012年11月14日(水)
駅日誌(1924) 「瓦版割り」

時事ネタ日記:瓦版割り。今回は、サッカーアジア予選オマーン戦、辛くも勝利!!
……と、今日は本当はこのネタで日記を書こうと思ったのですが、サッカー中継の後に見たニュースで、野田首相の解散発言があったので、そっちにします。サッカーの事は、私よりも詳しい人が色々語っている事でしょう。

昼間の国会党首討論で、とうとう野田佳彦首相が衆議院解散カードを切りました。明後日解散、12月4日〜16日に総選挙です。この野田の手に対しては、賛否両論ある事でしょう。
私は、野田を見直した側です。民主党政権は末期であり、このカードは正直、博打です。私は、この解散で民主党は下野すると思います。しかし、議席はそう大きく落ちないのではなかろうか? 今の民主党の状態から見れば解散はベストチョイスであり、潔いと私は思います。この決断は、鳩山や菅あたりより遥かに立派な首相だと思います。
仮に総選挙後に自民党に戻ったとしても、「野田が悪くての敗北」ではないと思います。野田の資質はそう悪くはなくて、その前の鳩山や菅が呆れ果てるような糞でした。民主党の問題は、寄り合い所帯で居座る妙チクリンな売国奴連中が蠢いている事でしょう。
この解散カードについて、各党首の反応はどうだったか……口を揃えて批判して居ます。あれ? あんたらの希望通りの年内解散じゃないの? 確かに一理はあります。解散を人質に、通したい政策を通そうとするというのは、卑怯だという言い方も出来ます。しかし、それは野党も同様です。政策への賛成を人質に、解散を迫っているわけですから。
今回は、逆に安倍晋三を見損ないました。ねちねちと解散を迫って、いざ解散すると言われたら、何だか言っている事の歯切れが悪かったのです。覚悟には覚悟で応じるのが「侍」ではないか……
菅直人が薬害エイズ時代をピークにどんどん凋落していったように、安倍のピークは拉致被害者問題に取り組んでいる時代だったのでしょうか。

2012年11月13日(火)
駅日誌(1922) 「刑法」

今日は13日。13と言えばゴルゴ……または、13階段。というわけで、今日は刑法について。
法学部だった現役大学生時代からずっと変わらない意見があります。現代の刑法論の主流からは外れているのですが、私が支持しているのは「応報刑論」です。
刑法の考え方には、大きく分けて「教育刑論」と「応報刑論」があります。主流は「教育刑論」で、「罪を憎んで人を憎まず」的な刑法論です。即ち、犯罪を行うのは啓蒙不足であって、心の迷いが生んだものだから、教育指導して正しい道に導くのが刑法の役割であるという考え方です。一方、「応報刑論」は、「悪即斬」的な刑法論です。即ち、悪い奴にはそれ相応の懲らしめが必要であるという考え方です。無論、主流が「教育刑論」にあると言っても、懲罰的要素もありますから、完全に教育刑論というわけではありません。死刑なんか、どう見ても教育刑ではないですよね。
私は応報刑論者であり、死刑賛成論者です。被害者よりも加害者が守られる世の中は、どう見てもおかしいと思っています。というわけで、地獄三丁目駅流・刑法改正案を一席。

殺人罪……一人殺したら公開死刑、複数人殺したら公開処刑の上、獄門。
外患誘致罪……元々、唯一の死刑のみの罪なのですが、一族郎党皆殺し。
外国国章損壊罪……外国限定条件を解除し、日章旗も同じ扱いとする。
放火罪……火炙り。
強姦罪……去勢。
強姦に至らない猥褻罪(痴漢等)……執行志願者に肛門を掘られる刑。

こんな感じで如何でしょうか? かなりバランスの良い刑法かと思うのですが。あと、凶悪犯については少年法も廃止が理想ですね。例えば、山口県光市の犯人なら、去勢の上、公開死刑、獄門というわけです。

2012年11月12日(月)
駅日誌(1921) 「皮肉」

皮肉の通じない人って居ますね……天然なのか、それともわざと分からない振りをしているのか?

ある人に対して「お前は言っている事とやっている事が違う」なんて暴言を吐く方が居たので、「流石! 矛盾の無い男は言う事が違いますね!」と言ってみた所、「今頃気付いたのか? 俺は矛盾する事は言わないのだ」などと言っていて、ポカ―(゚O゚;)―ンとしてしまいました。気を取り直して、拍手しながら「なかなか言えない言葉ですね!」と言ってやったら、ふんぞり返っていて、またまたポカ―(゚O゚;)―ン。
人間なんて、誰しも矛盾が完全に皆無なんて事はあり得ません。この人は、子供の頃から攻撃に晒されずに育っているのでしょうか……?

2012年11月11日(日)
駅日誌(1920) 「集い」

はぁ〜、喫茶も無え、集いも無え、全ぐ若え者ぁ俺一人♪
   〜吉幾三「俺ら東京さ行ぐだ」より〜

集いがありました。若者は私以外にちらほら……ロックバンド・人間椅子のファンクラブの集いに行って来ました。何と、前売りで売り切れた、との事。恐らく初の快挙です。下の写真は、今回の御土産。タオルは毎回ですが、今回のは遊び心あり。二〇一二の〇が団子になってます。それと、デモテープ時代の手書き歌詞カードの複製。コストはカラーコピー代と手作業負担のみの物ですが、ファンなら貰って嬉しいアイテムです。

↑「まだ第9回なん?」との声があると思いますが、その感想は正解です。デビュー23年ですが、ファンクラブイベントが近年復活するまで長らく中断して居ました。


会場はぎゅうぎゅう詰めが予想されましたが、生憎の天気のせいか、チケット買ったが来なかった、または来られなかった方がある程度いたようで(メンバーの用意したプレゼントの抽選会で、番号該当者無しが多かったので、そうかと)、混んでは居てもスペース皆無ではありませんでした。YOUTUBEやニコニコ動画への露出や、野外フェスや2マンライブといった営業活動が奏功し、ファンはじわじわ増えているようです。
集いの内容は、普段のライブではやらないマイナー曲を中心としたライブと、旧死ね死ね団のボーカル(現在は弘前在住の一般人)を招いての「死ね死ね団のテーマ」、メンバー各人の好きな洋楽のカバー、そして前述の抽選会でした。
メンバーの好きな曲、鈴木研一が選んだのはBlack Sabbath。あまりメジャーではないと言っていましたが、何種類かあるベスト盤にも入っている場合がある曲です。曲名は失念。CD棚を漁って、聴き直せば分かりますが、ちょっと面倒です。和嶋慎治はRobin Trower(正直、知りません)、ナカジマノブは超メジャーなディスコミュージック(あかん、これも曲名が出て来ない!)。この段落、殆ど書いた意味無いやないか……
抽選会では、どれも欲しい物でしたが、特に、和嶋慎治作詞ノート、これはファン垂涎。当たった方に、中身見せて貰いたいです!!

2012年11月10日(土)
駅日誌(1919) 「ウォン」

整いました……「韓国人の袖の下」と掛けまして、「バイクの右グリップ」と解きます。その心は……「握ってウォン」。謎掛け初挑戦です。これ、日頃からやってると、脳の活性化になりそうですね。

さて、本題は「バイクの右グリップ」の方です。車を手放して一年経ちます。都心に行く時には駐車場を探すのが大変なので電車で行きますし、車一人旅も長い事御無沙汰で乗る機会が減り、丸々一ヶ月乗ってないのに駐車場代が掛かったりするのが勿体ないなあ、と思ったからです。ある時、久々に乗ろうとしたら、バッテリーが上がっていて、それがキッカケになりました。
車を手放しても、然程不便を感じない一年が経ちましたが、時折、足が欲しいと思う事はあります。自転車のロードバイクも良いですが、ちょっとバイクの免許でも取ってみるか、と思い立ちました。中型自動車免許はあるので学科教習は免除で、早速、技能教習です。
なかなか面白いではないか。少し気になったのは、走行した後の停車時にはニュートラルギアに全然入らないという事。一旦エンジンを切ればすんなり入りますが、これは暫く慣れないかも。
あともう一つ。私は学生時代に50ccのカブに乗っていたのですが、カブはギアシフトがあっても、クラッチレバーがありません。自動遠心クラッチという、アクセルを抜くと勝手にクラッチが切れる仕組みがあるのです。その癖がいまだに残っていて、クラッチを切り忘れてしまいがちです。回転数が合っていれば、それでもシフト出来てしまうのもちょっとまずいですね。クラッチレバーを使わずにばかり居たら教官に怒られそうです……
車のクラッチペダルは踏み忘れないのになあ……要は慣れるしかないか。

2012年11月8日(木)
駅日誌(1918) 「経験」

かつて「バファリンの半分は優しさで出来ている」というキャッチコピーがありました。「では、後の半分は一体何なんだ?」などと言うのは野暮ですが、調べてみたら、公正取引委員会が景品表示法違反で排除命令を出したという記事が。そう言えば、今はそのキャッチコピー使ってないよなあ。
しかし、本当かよ、と思って公正取引委員会並びに、現在景表法を引き継いでいる消費者庁のサイトを見てみました。あれ? そんな排除命令記録は無いぞ……おっと、よく見たら嘘ニュースではないか! よくよく見てみると、CMキャラクターのバファリスがコメントしてたり、怪しい所がちらほら……これ、本気で騙されてる人が居そうな気がします。

さて、そんな出鱈目記事はさておき、人間の半分は何で出来ているでしょうか? 「水分」とかではなく、前述のバファリンのキャッチコピー的に言うと、です。
私は経験だと思っています。所詮、人間は経験以外の事は想像か伝聞でしか語れません。そして、あらゆる事を語るには人生は短過ぎます。私も誕生日を迎えてまた一つ歳を取ったわけですが(しれっと誕生日アピール)、長くてあと数十年の内に一体何を経験出来て、それを元に何を為す事が出来るのか、なんて事を考えたりします。まだまだ、色々な事を経験しないといかんなあ……
その一方で、経験だけでも世を渡れないのもまた事実。最近、あらゆる場面で「先の見えない社会」なんて言葉を耳にし目にします。高度成長期、バブル経済期を経て、少子高齢化の成熟社会になっているせいだと思います。しかし、「先が見えない」のは、別段今に限った話ではないと思います。そんなに簡単に未来等予測出来てたまるかよ、古来「先が見える社会」なんて在ったためしがないでしょう。予測のグラフ等そういう物は幾らでもあったって? それは、「先の見えない社会」と言われる今もあります。
これこそが、経験でしか物を語れない人の限界なのだと思います。所詮、一個人の経験などタカが知れています。経験だけでも、想像だけでも、伝聞だけでも足りないのです。ハッキリ言って、職場でも、大事を為さない・為せない人はそのいずれかでしか物を語っていません。殊にキャリアの長い先輩は経験でしか語っていない事が多いです。
経験と伝聞を元に、考察・想像を巡らさないといけません……否、それでも尚足りない。だから、「先が見えない」のは当たり前なのです。どこまで突き詰めても100%の予知は、人間である限りは無理でしょう。という事は、博打を打てる度胸も必要。即ち、現状のベターは、(経験+伝聞)×(考察+想像)×度胸、といった感じでしょうか。

2012年11月7日(水)
駅日誌(1917) 「大統領」

旦那、流石だねえ〜、そのカンナ捌き!! カンナ屑がまるで紙みてえじゃねえか。よっ、大棟梁!!
……江戸っ子っぽく書いてみました。言うまでもなく、本日の本題は大工ではなく、米大統領です。民主党オバマ対共和党ロムニーは、接戦を制しオバマが勝利しました。ロムニーって、いかにもな面構えのアメリカ白人ですよね。有権者にも小ブッシュ(父の方を大ブッシュとして、子の方)に懲りた記憶がまだ残っているのでしょう。きっと思想の方向性は小ブッシュに似ているのだろうと思います。
これで、福井県小浜市はまたしばらく、観光資源に使えますね。数年前に当日誌にも書きましたが、小浜市はオバマ氏をモチーフにした土産物を作って、他県からの外貨獲得に利用して居ます。デンジャラスのノッチもまだまだ同じネタが使えます……写真は小浜市他のオバマ像。
  

さて、冗談はさておき、オバマ続投は、日本にどんな影響があるでしょう。ロムニーは比較的「強いドル」志向なので、もしロムニーなら、ちょっとドル高方向に動いたのではないかと思います。一方、オバマはどちらかと言うと、ドル安を維持して輸出を強化しようという方向性です。為替的にはまだ円高が続きそうですね。
輸出産業にとっては悪材料ですが、現地生産を推進している企業にとって、それも米国でシェアを持つ企業にとっては有利に働きます。トヨタは中国よりも米国の方が強いので、恩恵があると言えばあります。
米企業を買収するには円高が効きます。だって、100円が1ドルになるより、80円が1ドルになる方が二割安上がりですからね。という事はこれから暫くは売りは我慢して、買いに努める時期なのでしょう。
しかし、この円高ドル安がいつまでも続くとは思えません。ハリケーン・サンディのダメージを回復するための特需がありますし、サブプライムローンによる住宅バブル崩壊から、そろそろ持ち直す頃合いでしょう。個人的には、早く円安ドル高にならんかなあ、と思っています。数年前に一回のボーナスを丸々米ドルにしたのですが、それを日本円に戻せるのはいつになる事やら。

2012年11月6日(火)
駅日誌(1916) 「瓦版割り」

時事ネタ日誌の「瓦版割り」。本日の御題は「アミューズトラベル」です。

旅行代理店のアミューズトラベル社が企画した万里の長城ツアーで、死者が出ました。ガイドを含めた5人がガイドが運転する車に乗り、豪雪降りしきる中、万里の長城に向かう途中で遭難し、4人の客の内3人が死亡したという事故です。
尚、同社のツアーでは、3年前に北海道の登山ツアーでも8人の死者を出しているのだとか。おいおい……子の旅行代理店の行先はパンフレットと行き先が違うのか!? 万里の長城行き、大雪山行きの筈が、あの世行きではないか! と、不謹慎な物言いはさておき、実際にパンフレットもインチキ臭いようですね。万里の長城ツアーのパンフレットには、「紅葉の中、他のツアーでは見られない万里の長城を」みたいな事が書かれていたそうです。蓋を開けてみれば、紅葉どころか真っ白やないか! 万里の長城も、何故他のツアーでは見られないかというと、観光用に整備された位置ではなく、観光に適さない位置を見せるという意味だったようです。
しかし、もしかしたら、この旅行社を使うのは今がチャンスかも知れません。
実は、私はBSE騒動の後に、上等な牛肉が安く食べられる好機だと思った口です。普段、牛丼だのハンバーガーだの、安い牛肉を散々食べておいて、今更何を恐れる? と思いましたし、何より、騒動になった直後ほど安全な時期はなかろう、と思いました。即ち、世の中は、騒ぎ→厳格化→安全宣言→徐々に緩み→騒ぎ→というサイクルが繰り返されているわけで、その厳格化時期は最も安全かと。
とは言え、死者が出るような重大事故をたった3年前にもやらかしているとなると、流石に心配ですね。いやいやそれ以前に、もう廃業に追い込まれそうです。

2012年11月5日(月)
駅日誌(1915) 「瓦版割り」

小学校〜中学校〜高等学校〜大学……学生の期間は何と長い事か。6+3+3+4=16年です。小学生の頃は可愛かった子供も段階を進むにつれて生意気になり、大きくなって行くわけです。当然、私もその道を辿って今に至るわけですがね。
先日、田中真紀子文科相が、新大学創設の認可を3つを独断で却下しました。要は通る事を前提に準備が進んで御膳立てが出来ていて、後は大臣が判子を突くだけという段階で、その御膳をぶん投げたわけです。この事が物議を醸していますが、確かに、受験人口が減っている中、今更ワケの分からない大学を増やしてどうする!? というのも非常によく分かります。今でも「聞いた事ねーよ」という大学がわんさかあります。日本には一体いくつの大学があるのでしょう? 約800校だそうです。あれ? 思った程多くはない……?

大学のブランド化はあんまり好ましいものではないのですが、大学に通う金を出す出資者の大半は親です。という事は、受験当事者でない出資者でも知っている大学の方に入らせようとするバイアスはかかるのは想像に難くないでしょう。そこには、出資者の親戚や友人への見栄もある事でしょう。
となると、後発の大学が良い学生を呼び込めるとは考えにくく、学生数を確保するために入学の水準を下げざるを得なくなります。すると、どうなるか? 前述の出資者の見栄も影響しますが、昔なら大学に進学する水準でない若者が大学生になります。
さて、大学生は四年間。その次は更に進学して修士→博士に向かうか、就職するかです。就職では、「大卒」と「高卒」が厳然と区切られていたりします。如何に優秀な人間でも高卒では採用が無くて、如何に馬鹿でも大卒なら採用があるという職種も多いです。
問題の根底は、ここにあるのではなかろうか? このフレキシビリティの無い直線的な社会構造。高卒でも優秀ならのし上がり、大卒でも馬鹿ならばドロップアウトする……そういう例は無いわけではありませんが、あくまで例外の範疇でしょう。そういう逆転のチャンスがあって、しかも一旦ドロップアウトしても傷を癒して再浮上できて、逆にのし上がって奢っていると再転落もありうる社会。それこそ理想の社会だと思うのですが、如何でしょうか?
いや、待てよ。大学とはそもそも学問をやりに行く場所なわけで、職業訓練学校ではないのです。学問をしたくない者が大学なんぞに行くという風潮がそもそもおかしいのではないか?

2012年11月4日(日)
駅日誌(1914) 「菊花」

菊の花のシーズンは10月下旬から11月上旬です。だから、その時期に開催される競馬G1レースは菊花賞なのです。そして、この時期にはあちこちで菊祭が開催されていますね。品評会や菊人形なんかを愛でる祭です。
先日、東京駅の丸ノ内駅舎が新しくなりました。歴史的建造物の復活です。長らく丸ノ内北口は工事中でしたが、南口同様の煉瓦造りが復活しました。今日はそれを見に出掛けたのですが、矢張り混んでました。一目見ようと思う人々が、居並び、写真を撮っていました。
その混み具合に辟易しながら、駅舎を見た後は、日比谷方面に向かってぶらぶら。Food Action Nipponの出店がある中を物色しながら、南へ。
で、今日のタイトルに戻ります。日比谷公園では、菊祭が開催されていました。東京で栽培された見事な菊が並んでいます。花弁がこんもりと毬のようになった物が厚物、吹くと伸びるピロピロみたいに先端だけがカールした細長い花弁の物が管物です。他にも盆栽タイプや生け花タイプ等、色々な菊が並んで居ました。
菊の品種改良や栽培技術を競う趣味は、いったいいつから始まったのだろう? 少なくとも江戸時代にはあったのだと思いますが……調べてみると、矢張り江戸時代初期からだそうです。江戸時代には、この手の趣味が非常に流行っていたようですね。朝顔、錦鯉、金魚も江戸時代の遊びでしょう。学問にはなっていなかったようですが、その時代に早くも高度な実践的遺伝学があったというわけです。メンデルの法則(理科で習うエンドウマメの丸/皺というやつです)が確立されたのが1800年代。江戸時代初期という事は1600年代。江戸は当時の世界で最大の都市であると同時に、非常に高度な文化があったわけです。
さて、今回の菊の観賞で最も面白かったのが、この菊ツリーです。こんなツリーがあったら、何と日本的なクリスマス!! 残念なのは、12月下旬はもう菊のシーズンではなくなってしまうという点ですね。
  
東京駅丸ノ内駅舎・北 & センター / 菊リスマスツリー。

2012年11月3日(土)
駅日誌(1913) 「めCVS」

映画感想の「銀幕寸評」、時事ネタを斬る「瓦版割り」に続いて、サブタイトルシリーズを増やして行こうと思っております。今回新たに作ったのは、「めCVS」。CVSは、ConVenience Storeで、コンビニの事です。「飯ーブイエス」と書いた方が読み易いかも? つまりは、コンビニ飯について日記を書く時のサブタイトルです。

今回食べたのは、セブンイレブンの「ソース沢山海老トマトクリームパスタ」です。「おいおい、初回から駅員@地獄三丁目駅らしからぬチョイスではないか」と言われそうですが、私は麺好きなのです。パスタも例外ではありません。
成程、普通のソースを絡めるパスタとスープパスタの中間のような汁多めのパスタです。ソースの味はトマトとチーズ、具材は剥き海老と角切りトマトです。なかなか美味いです。振りかけてあったドライチーズが電子レンジ加熱により溶けて、粒上に散らばったとろけるチーズ状態になります。
単品で食べると私には量が物足りないと思いますが、麦酒&ナッツの後に食べたので、今回はこれで十分。このパスタは、フォークだけでなく店で食べる様にスプーンも使うと尚美味しいと思います。フォークだけではソースが余ってしまいます。ソースをスプーンで掬って、その上でパスタをフォークで巻いて食べるのがベストかでしょう。
最近のコンビニのパスタは全般的に美味くなりました。あ! 食べる前に写真を撮るのを忘れていた……

さて、私の仕事はコンビニ関係の接点もあります。で、そういう仕事をやる時に会議をやるのですが、どういうわけか上役が女性の意見ばかりを重用します。
コンビニがこれから開拓するのは女性だから? それも分かりますが、その女性連中はろくすっぽコンビニを使って居ません。仮に彼女等の意見が「コンビニを使っていない層の意見」なのだとしても、それは机上の空論に他ならないわけです。コンビニを実際に日常的に使っている私の意見が排除されて、ろくに使っていない人間の意見を、ろくに使っていないおっちゃんが取り上げる……
そろそろ賢明な諸姉には気付いて欲しい所です。上役のおっちゃんが「女性のセンス」なんて言っているのは、実は馬鹿にされているのだという事を。あれは男尊女卑思想の延長線上ですよ。
おっと、これはコンビニを日常的に使っている女性には当てはまりませんので、悪しからず。

2012年11月2日(金)
駅日誌(1912) 「瓦版割り」

時事ネタ日記「瓦版割り」です。瓦版=ニュースを、瓦割りのように鉄拳で粉砕!! ……出来れば良いのですが、そうそう出来ません。それでも、そういう物を目指してのタイトルです。

さて、先日の日記で、沖縄駐留米兵による強姦致傷事件について書きましたが、その騒ぎも収まらぬ内に、また米兵による事件が起きたそうです。酔っ払ってビル1階の居酒屋で暴れた後、ビル3階の住居に侵入し、中学生を殴ったとか。そして、逃げようとして窓から飛び降りた時に、骨折と肺の負傷をして倒れていた所を病院に担ぎ込まれたそうな。
酔っ払いにはありそうな事件ですが、前述の強姦致傷事件と同様、何ともタイミングが悪いです。強姦致傷事件の後、綱紀粛正の一環として夜間外出禁止措置が取られたのに、それが守られていないわけです。まさに文字通りの「基地外」行動。
強姦致傷事件の時にも思った事なのですが、これが事実ならば阿呆過ぎでしょう。その一方で、ここまで阿呆な事をやらかすのは、何か裏があるのかも? などと勘繰ってしまいます。基地を快く思っていない人々による陰謀、報道されない裏事情、等々……
これらの事件二つとも、私はマスコミというフィルターを通してしか触れられません。もし、これらの事件が事実と異なっていても、それを知りようがないのです。ついこの間、尼崎の角田美代子被告の写真が別人だった、という事があったばかりですし、マスコミをそこまで信用して良いのか? という感覚もあります。尼崎の事件では、警察もマスコミも被告本人を見れば写真と別人だと気付く筈です。写真を誤って使われていた本人が訴え出るまで皆がそれをスルーしているのって、非常に奇妙な話です。

結局、私が言いたい事は、前に沖縄の問題について触れた時と同じです。
沖縄駐留米軍基地は維持(更に言えば、市街地である普天間から郊外の辺野古へ移転)すべきであり、その一方で、日米地位協定を改め、日本の刑法で処分出来るようにすべきだという事です。今のまま、米兵の身柄は米軍が預かるという事では誰もがもやもやするだけです。また、これは穿ち過ぎかも知れませんが、左翼プロ市民が日本国民の世論操作に暗躍出来てしまう構造なのです。
究極的には「日本軍」の配備が理想です。米軍基地の排除を訴える人々には、是非「日本軍の配備」を訴えて欲しい所です。そういう考えの人も方も居ると思うのですが、そっちの意見は全然露出して来ない事が非常に不思議です。

2012年11月1日(木)
駅日誌(1911) 「王者」

愛称で、王者と呼ばれる人が居ます。例えば、エルヴィス・プレスリーは、そのまんまKINGが愛称でした。スピードが肝の人は、SPEED KINGなんて呼ばれたりします。今般、フットサルに移った三浦知良も、KINGカズが愛称ですね。
フットサルはサッカーよりも、テクニックにウェイトが置かれたスポーツだと私は思っています。フルコートのサッカーでは体力が物を言う部分も大きいですが、フットサルの方がコートが狭い分、また、前後半各20分と時間が短い分、体力よりも技の比率が高いのかな、と。無論、両方とも体力も技も使うのですが、ウェイトとしての話です。「分かってねえな」という意見もあろうかと思いますが、スポーツ選手として高齢の域に達しているカズのこの転向はそういう事ではないかな、と思います。

私は近年では一度だけ、生で横浜FCの選手としてプレーしているカズを観た事があります。その日は生憎の雨でした。うーむ、この雨ではカズは出ないかなあ……と思いながら、合羽を着て観戦していたのですが、後半の途中から交代してピッチに出て来ました。40を過ぎた男が雨の中飛び出し、走っているわけです。
その様子は、もう一線級ではないにしても、単純に楽しそうでした。純粋にサッカーを楽しんでいる、という風に私の目には見えました。その姿は、サッカー少年の中学生のようでした。
非常に幸せな年の取り方なのだなあ、と思ったものです。私も、ああいう年の取り方がしたいですね。
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