2007年5月度目次
 #597 「三角合併」 解禁されるとどうなるの?
 #598 「バベルのピ○チュー」 よもやわざとではあるまいな?
 #599 「姫路城&安土城跡」 このGWで行って来ました。
 #600 「デッドコースター」 非難される事を覚悟して。
 #601 「不死家」 ベーカリーカフェ開店。
 #602 「良妻とは」 知人の奥様の印象。
 #603 「三三対決」 ミッドタウン&新丸ビル。
 #604 「今日の話題は三本立て」 バフェット・捨て子・ウサギ団。
 #605 「PTAの嫌いな番組」 これは実は名誉ある賞。
 #606 「皆殺しのメロディ」 親の子殺し・子の親殺し。
 #607 「ポン中音頭」 ダメ! ゼッタイ!
 #608 「少女漫画はエロいの?」 読んでないのに長々と。
 #609 「アートで候」 上野の森美術館で山口晃・会田誠 展。
 #610 「占い婆」 占いは統計学である。
 #611 「銀幕寸評」 レンタルDVD“レディ・イン・ザ・ウォーター”。
 #612 「ドッグキラー」 諏訪のドッグキラー爺様。
 #613 「スタンダードはハイビーム」 基本は上向き?
 #614 「ですぺな」 死刑か、無期懲役か。
 #615 「盗電」 それは窃盗です。
 #616 「ピュア論」 ピュアという言葉は必ずしも良い言葉ではない。
 #617 「自殺は罪悪である」 二つの御魂が。
 #618 「ミスユニバース」 日本人が1位になったそうです。
 #619 「手際が良過ぎないか?」 自殺・自殺・事実上解体。
 #620 「陣内&藤原」 御目出度う御座います。だが、しかし…

2007年5月31日(木)
駅日誌(620) 「陣内&藤原」

結婚披露宴には芸能人を始め、600人もの人が招かれたそうですね。御目出度う御座います。末永く御幸せに……と言いたい所ですが、私にはどうも心配なところが。
即ち、本当に「末永く」御幸せになれるのかどうか?
 こんな事を書くと、他人の幸せに冷や水を浴びせる極悪人のようですが、陣内友則で大丈夫なのでしょうか? いや、人間的にはきっと良い人なのでしょう。しかし、一旦落ち目になると、そのまま終焉を迎えてしまうのではないか、と思うのです。
と言うのも、陣内友則の稼ぎで持つのでしょうか? 確かに、関東での仕事はそうありませんが、関西ではレギュラー番組を沢山抱えている売れっ子なのですが、私の身の周りの関西人には「陣内友則なんかどこが面白いのか」と言う人が結構多いのです。私もそんなに面白い芸人だとは思っていません。
その意見は私の身の周りだけの話なので、マイノリティなのかも知れませんがね。


と、あんまり悪く書くと、何やら私が悪者のような気がしてきてしまいます。しかし、悪く言われれば言われる程両人が燃えてくれれば、という意図で書いているのです。
                                             駅員@なんてね

2007年5月30日(水)
駅日誌(619) 「手際が良過ぎないか?」

今朝の新聞に「緑資源機構、事実上解体」との記事がありました。事業を大幅に縮小するそうです。官製談合の問題で叩かれてはいましたが、それにしては手際が良過ぎるような……28日に松岡氏の自殺、29日に緑資源機構の前身である旧森林開発公団の元理事も自殺、そして、間髪入れずに事実上の解体発表。日々我々は国政にスピードを求めているので、迅速な対応は結構な事である筈なのに、どうももやもやします。
口封じに消されたのでは? 蜥蜴の尻尾切りにされたのでは? 背後には同じ蔓の先にもっと巨大な黒い物があるのでは? 政府の中には謎のヒットマンが居るのでは? デューク更家、もとい、デューク東郷のような人物がいるのでは?
思えば、過去にも政治事件や経済事件において、疑わしき人物の自殺で幕を閉じた事件も多いような気がします。妄想でしょうか? 妄想であって欲しいのですが。

さて、折角の妄想ついでに、ヒットマンを擁する省庁があるとすれば、どこか? を妄想してみましょう。現在閣僚の居る官庁は次の通り。内閣官房、法制局、人事院、内閣府、宮内庁、公正取引委員会、国家公安委員会、警察庁、金融庁、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省、防衛省。国家公安委員会かなあ、やっぱり……一番暗殺者がいそうな気がします。いや、内閣官房、警察庁、防衛省なんかも武闘派がいそうですね。いや、総務省かな? それとも(政体の)環境保護で、環境省?
                                          駅員@真相は闇の中

2007年5月29日(火)
駅日誌(618) 「ミスユニバース」

昨年は日本代表が2位、今年は1位だったそうです。日本代表が頑張っていますね。大和撫子が世界で認められるのは日本国民として誇らしい所ではあります。これでますます「アジエンス」や「椿」が売れるのでしょうか。
しかし、昨年2位の知花くららさんも、今年優勝の森理世さんも、日本人離れしているような気もします。二人とも、身長175前後もあって(いや、珍しい程のデカ女ではないのですが)モデル体型で、二人とも外国在住経験から外国語が堪能です。顔を見る限りでは、もっと綺麗な女は幾らでも居るような気がしてなりません。いや、御二方とも綺麗なのですが、キツそうな顔ですよね。しかし、昨年と今年の二名に似ている点が見受けられるという事は、ここいらがポイントなのでしょうね。
では、ミスユニバースの選考基準って何なのか?
曰く……外面的な美しさだけでなく、知性、感性、誠実さ、人間性といった内面の輝き、社会に積極的に貢献したいといった社会性を兼ね合わせた「オピニオン・リーダー」となりうる女性……との事。
つまりは、才色兼備でその上性格が良く、立派な女という事なのでしょうかね。
しかし、文面から読み取れるのは矢張り先ずはルックスによる足切りがあるという事ですね。文頭によると外面的な美しさは最低限の前提になっています。とは言え、人が人を審査する大会ですから、才色兼備性格良しの女でも「なんとなくムカツク」女は×なんでしょうね。まあ、結局は審査員の好みなんでしょうね。審査委員長の国籍によっても美の基準が異なりそうです。
               駅員@1959年にも日本人がミスユニバースを取っているそうです

2007年5月28日(月)
駅日誌(617) 「自殺は罪悪である」

自殺は罪悪です。いや、ここで言う罪悪とは、法律上の犯罪という意味ではありません。罪を問われるわけではないのですが、自らの苦しみから逃避するために、周囲の人を哀しませるという点で倫理的な罪悪なのです。だから、地獄は自殺行きなのです。今回も二つの御魂が当駅を通過して地獄に行きました。
ここからは死人に鞭打つ発言です。これを快く思わない方は、今回は読まないで下さい。自殺が地獄行きなら、死者を冒涜するのも地獄行きでしょうね。それでも構いません。言わずには居れないのです。

一つは、松岡農相の自殺です。
水光熱費や緑資源機構の官製談合関与等、政治と金の問題で野党から、散々攻撃されていました。その苦痛から逃れたかったのでしょうか。

勿論、国民の血税をそんな事に使った事は責められるべきでしょう。しかし、それ以上に自殺が悪い。
鳥取大から官僚を経て、ついには閣僚まで上り詰めた叩き上げです(もしかしたら、何らかのコネがあるのかも知れませんが)。心を入れ替えて国益に励めば、きっと汚名返上出来ただろうに、と思います。あの鈴木宗男も服役した後に復帰したわけですから(心を入れ替えているかどうかは不明ですが)。まだ終わらんぞ! という気概が欲しかったですね。
しかし、これは憶測なのですが、これって何らかの陰謀が絡んでいるのではないか? と穿った見方をしてしまいます。参議院選挙を控えた中、閣僚の不祥事や失言が立て続けに起きて、政府与党のイメージはあんまり宜しくありません。さらに自殺では、一見イメージが更に悪化するように見えます。しかし、松岡氏の死を乗り越えての弔い合戦という様相になったらどうでしょうか? もしかしたら、党員の士気の向上に繋がる事かも知れないのです。有権者の中にも「死を以って償うとは潔し」という印象を持った人も多いのかも知れませんし。即ち、松岡氏は自殺ではない、という可能性もあるのではないか? と。この見方は穿ち過ぎですかね。

いま一つは、ZARDの坂井泉水の転落死です。
駅員が若かりし頃は現役バリバリで頑張っていたのですが、最近しばらくは癌で入退院を繰り返し、活動を停止していました。その坂井さんが、非常階段で足を滑らせて転落したのです。私はこのニュースを聞いた時にちょっと思いました。自殺ではないか? と。そうしたら案の定、追加情報として、手摺を乗り越えて転落していたとの事なのです。闘病生活のあまりの苦しさに、死を選んでしまったのでしょうか。
鬼と言われるかも知れませんが、治して生き延びる見込みは無かったのでしょうか。もし、あったのなら、この自殺は罪悪だと思います。しかし、治る見込みが全く無かったのであれば、認めてあげたい所ですし、その死を悼みたいと思います。私は、自殺は罪悪だというのが基本スタンスなのですが、森鴎外の「高瀬舟」的な論理も分からないわけではないのです。
                                                駅員@合掌

2007年5月27日(日)
駅日誌(616) 「ピュア論」

今日は、とある管弦楽団の演奏を聴いて来ました。
特に私は弦楽器が好き(とは言え、実は擦弦楽器よりも打弦楽器の方が…)なので、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスに注目していました。その中で特に、ヴァイオリン軍団の中に一人、上半身が異常に動く男が居て、その人が面白かったです。こんな感想では台無しだなあ。
しかし、本日の日誌のテーマはピュア論であります。純粋とは何ぞや、という話です。そういう意味では、上記も別に「ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス」なんて楽器の名前は知らなくても良いのです。生演奏を聴いて、観て、率直な感想を抱けば良いのです。

さて、本題のピュア論ですが、つい先日、不倫はピュアか否かという話を小耳に挟みました。愛すべき妻(或いは夫。更には子供)が居るのに、他の女(或いは男)に手を出す行為はピュアかどうか? という話です。
私の意見では、下衆な行いではあるが、下衆ゆえにピュアであると思います。
即ち、ピュアである、純粋であるという事を突き詰めるとどうなるか? それは生物・動物の本能に到達します。一夫一婦という「制度」や、浮気等は悪い事であるという「倫理観」は、人間が後付で作った合理主義による価値観に過ぎません。とことん卑近なレベルの表現まで落とせば、「やりたいと思ったらやる」というパッションがピュアである、と言えます。
こう書くと、ここで突っ込みを頂きそうです。「これまでの日誌(例えば、今月度の駅日誌(614)「ですぺな」、2007年4月の駅日誌(588)「畜生の箱」)の中で散々ちんぽこ切り落としの刑だの何だの、強姦犯人に厳しいコメントを書いていたのは嘘か?」と。
いえ、嘘ではありません。強姦犯人にちんぽこ切り落としの刑は至極妥当なものだと思っております。その場合で咎められるべきは、その脅迫或いは力尽くによる強制という側面です。そして、この刑罰の論理は、人が作った人の価値観であり、ピュアである必要はないのです。

生物・動物の本能はピュアではありますが、ピュア=正義というわけではありません。即ち、性的衝動に駆られたケダモノはピュアではあるが、ピュアだからといって善ではなく、ピュアな悪という存在もあるのです。
私のピュア論と世間の認識にズレがあるのは、生物レベルの価値観の話と、人間レベルの価値観の話をごっちゃにして、「ピュア=純粋」以上の意味をピュアという言葉に盛り過ぎているせいなのでしょう。
                           駅員@私の立場はどうも性悪説のようですね

2007年5月26日(土)
駅日誌(615) 「盗電」

外出して駅で人を待っている時間があったのですが、その時に、窃盗現場を目撃致しました。
都心某駅の改札を抜けた正面に、周辺地図が掲示された柱があるのですが、その下にヒンジタイプの蓋が被さったコンセントがあります。待っている間、私はその柱に掲示された地図を眺めていたのですが、そこにスーツ姿のサラリーマン(土曜日にも仕事とは、御苦労様です……いや、就活かも)がおもむろにやって来て、そのコンセントの蓋をパカッと開けました。改札を抜けてやってきたようなので、駅の関係者ではないと思います。そんな奴が何をするのかと思いきや、鞄からプラグを取り出してコンセントに刺し、懐から取り出した携帯に繋ぎました。
お〜い、これって窃盗やで。電気と言えども、それを許可無く使うのは窃盗なのです。数分の事でしょうから、盗みというのは大袈裟な気もしますが、それを公衆の面前で臆面もなくやってしまう神経を疑います。如何にビシッとしたスーツを身に纏っていても、こんな事を恥とも思わずやってしまうような奴を雇いたくないですね。

それを見てから、実はその時はまだちょっと時間があったので、一旦煙草を吸いに行きました。
待ち合わせ10分前くらいに戻ってく来ると、その盗人は、上着の内ポケットからコンセントにコードを伸ばした状態で腕組みをしながら地図を見ていました。思わず噴きそうになってしまいました。懐に携帯を入れ、且つコードを伸ばしたままスーツの前を閉じておきたかったのでしょう。これではまるでその盗人自身が充電しているみたいです。「サイボーグ」という題名で写真を撮りたくて撮りたくて仕方がなかったのですが、やめておきました。面白い図だったのですが。
                                     駅員@数円相当の窃盗罪?

2007年5月25日(金)
駅日誌(614) 「ですぺな」

死刑=Death Penalty、略して「ですぺな」……今回は非常に重いテーマなのに、軽過ぎるタイトルを付けてしまいました。
さて、1999年に山口県光市で妻子を当時18歳の少年に殺された(しかも妻は犯されています)事件があり、その差し戻し控訴審が始まりました。当時、その妻子の旦那であり父である会社員が、テレビで度々「加害者の人権ばかり保護され、被害者が救われないのはおかしい」「もし軽い罪で出て来てのほほんとしやがったら、俺が殺す」と主張している姿が放映されましたから、覚えている方も多いと思います。
裁判は、地裁→高裁→最高裁まで上り、最高裁は広島高裁の無期懲役判決を量刑不当として破棄し、「死刑回避には特に酌量すべき事情が要る」という事で、広島高裁に差し戻しました。争点は、殺人罪か傷害致死罪か。検察側は弁護側の「殺人の計画性が認め難いから傷害致死である」という主張を不当だと訴えています。
今回のその被疑者の元少年(26)(←犯罪当時18歳だったという理由で、こいつは名前を晒されていません。被害者は晒されているのに)に付いた弁護士の数、何と21人。何なんでしょうか、この数は? 殺人レイパーなんかをそんなスクラムを組んで守る必要があるのでしょうか?
もし、誤認逮捕であるというのであれば、正義のために何としても闘ってもらいたいと思います。しかし、弁護側も元少年(26)が妻を犯し、殺した事実は認めていますが、殺意云々の部分で争っているのですから、これは誤認逮捕ではありません。
では、何のための大所帯なのか?
その弁護団の目的は他にあります。彼等は死刑廃止論者であり、ただ、死刑廃止派の勢いを強めたいだけなのです。
元少年(26)が死のうが生きようが、人権を持とうが人権を失おうが、そんな事は彼等にとってどうだって良いのです(当然死んだら目的から外れちゃうのですが)。ただ、死刑廃止運動をするための、言わば論争の具に過ぎないのです。

死刑制度の是非については、議論が大きくなってしまうので避けますが(私は目的刑論よりも応報刑論思想ですから、今回の強姦&殺人の場合は、ちんぽこ切り落としの上、死刑が妥当だと思っています)、今回については、もし私が同じ目に遭ったらと考えると、ぶっ殺さないと収まらないと思います。私はまだ独身ですから、これは想像に過ぎないのですがね。
                                   駅員@悪が生き延び過ぎている

2007年5月24日(木)
駅日誌(613) 「スタンダードはハイビーム」

今日は昼から大阪に出張でした。羽田〜伊丹で飛行機に乗り、そこからモノレールで移動しました。そのモノレールの途中にあるのが、万博記念公園。GW中に事件のあった風神雷神のあるエキスポランドがある所です。
駅のホームには遠足か何かと思しき結構な数の学生がいました。事件があって、エキスポランドは問題があっても広大な万博記念公園には他にも色々ありますからね。モノレールが駅を出てしばらく行くと、コースターの姿、そして事故現場にはまだブルーシートがかけられていました。合掌。

さて、「事故」という言葉で最も連想されやすいのが、自動車事故ですね。それを防ぐためには交通安全が欠かせません。茨城県警が管内の道路電光掲示板で「ライトは上向きが基本」という呼びかけを始めたそうです。夜間の自動車運転時のライトの向きはハイビームが基本だと言うのです。
えっ!? 私の感覚では下向けが普通で、見通しが悪く、対向車がいない場合に限りハイビームという認識でしたから、自らの常識のズレを感じました。いや、しかしこれは私に限らず、多数派の意見ではないでしょうか。私なんぞは「眩しいな、この野郎! これだから田舎者は……」なんて事を思っていたわけですが。
何でも道路交通法上では「基本上向きで、対向車がある場合には下向きにせよ」という感じらしいです。しかし、都市部ではほぼ常に対向車があるので、ほぼ常にライトが下向きです。それに街灯等で街自体が明るいので、下向きでも問題無かったりします。一方、中心部を離れると、暗かったり対向車がない事が多いので、自ずとハイビーム中心になるのではないでしょうか。
重要なのは、ルールの縛りではなく意識の方だと思います。確かに、基本的には明りが遠くまで届く方が視認性が上がり、安全だとは思います。しかし、皆がそのルールを守る事になったら、ライトを下げるべき場面をちゃんと意識する事が必要だと思います。向こうが眩しいだろうという場面、前に別の車両が走っていてハイビームを使う必要が無い場面等です。とは言え、ドライバーの意識任せというのも危ない話です。ハザードを点けたまま走っている車、濃霧でもないのにリアフォグランプを点けて走っている馬鹿なんかがザラにいますからね。
それにしても、私が近年厄介だと思っているのは巨大なミニバンのライトです。あれが眩しくて眩しくて。
                       駅員@確かに私の田舎でも暗い道が多いのですが

2007年5月23日(水)
駅日誌(612) 「ドッグキラー」

一つ、昼間から婆さんが♪ 二つ、震える猫殺し♪
三つ、惨めな晩飯を♪ 四つ、よくしょと頑張った♪
  〜ゴルゴ13より「●●●数え唄」〜

ギスギスした世の中ですね。長野の諏訪で、隣の犬が五月蝿いからと言ってビニール紐で首を絞めて殺したという事件がありました。隣といっても100mも離れているそうです。100m歩いてわざわざ殺しに行くとは、恐ろしい執念ですね。それも、その隣人とはちゃんと面識があったのに。
その動物愛護法違反、愛護動物殺傷の罪に問われているのは、60歳の爺様だそうですが、何か心に病を抱えているのでしょうか。私の尊敬する漫画家、藤子F不二雄(私はAよりF派です)のドラえもん「泣くな! ベソ」の話を読んでいれば、こんな事にはならなかったと思います。60の御大尽にドラえもんを読めというのも無理な話なのでしょうか?

とは言え、私はこれは飼い主も悪いと思います。動物を飼う以上は、その動物の悪い所は飼い主の責任です。だって、暴れ犬が子供を噛んだら、責任を取るのは飼い主ですからね。もしも、実際にその犬が五月蝿くて、その60の爺様が再三に渡って忠告していたのだとしたら、悪いのは全面的に飼い主でしょう。
卑しくも生き物を飼うという事は、そういう事だと思います。昨今の、ペットを子供のように可愛がる風習であれば、子供を躾ける如く、ペットも躾けないとおかしいと思うのです。
しかし、爺様の被害妄想だとしたら、この限りではありませんがね。
                         駅員@生き物の命を預かるとは、そういう事です

2007年5月22日(火)
駅日誌(611) 「銀幕寸評」

日曜日にレンタルDVDで映画を観ましたので、今日はその寸評を書きます。今回はMナイト・シャマラン監督の「レディ・イン・ザ・ウォーター」です。私はこの監督の作品が好きで、「シックスセンス」「アンブレイカブル」「サイン」「ヴィレッジ」は一通り観ています。
で、今回の「レディ・イン・ザ・ウォーター」も本当は映画館に観に行こうと思っていたのですが、TVCMや映画館での新作紹介を見た限りは、ちょっと面白くなさそうだったので、映画館には観に行きませんでした。
以下、その寸評です。タイトルの右の☆は、私の主観的評点であり、5ッ☆満点です。

「レディ・イン・ザ・ウォーター」 ☆☆
厳しい評点になってしまいましたが、私はこの監督の作品には期待しているだけに、ちょっと残念でした。
冒頭にシンプルな絵で御伽噺が流され、それが現実の話だったという筋です。主人公はアパートメントの管理人で、ある日そこに海の精が現れます。そこから、そのアパートメントという限られた空間を舞台にした物語が始まります。
その海の精の名前は「ストーリー」という名で、「ストーリーを救う」「ストーリーを守る」という筋です。これは掛詞というか、駄洒落なんでしょうか。確かにフィクション作品である以上、登場人物は駒であり、「ストーリーのために生きている」事にはなりますが。
そして話の核は、シャマラン監督が好むテーマ、宿命論、運命論的な流れとなります。ただ、登場するアパート住民のどいつもこいつも、宿命論を安易に飲み込んでいる所に違和感を感じましたが。
また、人が生きている事、その人の一見しょうもない特徴にも意味があるという事についての描き方は、同監督の「サイン」で、非常に鮮やかな落ちに仕立て上げていただけに、今回のはちょっとシャープネスに欠ける気がします。これまでの作品が良かっただけに、残念。
因みに今作では、シャマランが役者としても登場します。物書きを志しながら燻っているインド人という役です。
                                   駅員@ちょっとガッカリ作品でした

2007年5月21日(月)
駅日誌(610) 「占い婆」 

世の中には色々な占いがあります。朝の情報番組なんかでも定番ですね。黄道十二宮の星占い(或いは+蛇使い)、血液型占い、陰陽五行、カバラ数秘、タロット(或いはトランプ)、姓名判断、易学……私が朝にちょろっと見ている番組では「あかさたな占い」なんてのをやっています。
太古の昔から、未来を知りたいという人の欲望、或いは何らかの縁起担ぎをしたいという人の心理は不変のもののようです。インチキ臭いものから、もっともらしいものまで、色々あります。しかし、一般的にはこれらはインチキとも言い切れず、真理とも言い切れないグレーゾーンと言えるでしょう。
「おいおい、駅員、お前みたいな野郎が占いなんか信じているのか?」との声が聞こえてきそうです。いや、信じているというわけではありません。が、参考にはなるのでは? と思います。
占いとは太古の昔から続く統計学的な側面も持っているからです。即ち、例えば、長い長い積み重ねの上で、耳たぶの大きな人間は幸福になった人が多かったから、福耳という事になったのでしょう(ここで言う幸福とは何か? そういう哲学的な話をし出すと、今日の日誌が終わりませんので、それはいずれまたの機会に)。即ち、福耳の人は幸福になる確率が高いという事です。とは言え、昔の人はよく言ったもので「当たるも八卦当たらぬも八卦」であり、あくまで確率論でしかないのです。
あらゆる幸福な相が揃った人が必ずしも幸福になるわけではありません。ただ、それまでの統計上、その相の人間には幸福な人が多かったというだけの話です。それにしても、その占いが成立してから長らく方法論が変わらないとは、どうした事か? 統計学である以上、延々統計を取り続けないと、もしかしたらとっくにその前提が狂っているのかも知れないという事もあります。もしかしたら、継続して統計を取ってみると、例えば耳たぶの大きな人は昔は幸福者が多かった分、バランスを取るように不幸になっていたりして。
或いは自己成就予言のように、占いによってそうなるように矯められている部分もあるのかも知れませんね。

そう言えば、もう10年近く前になりますか、「動物占い」が流行りました。これは生年月日から占う、陰陽五行をベースにした占いだそうです。因みに私はコアラでした。
                            駅員@地獄の住人にしては可愛過ぎる……

2007年5月20日(日)
駅日誌(609) 「アートで候」

駅員の履歴書を御覧になれば分かる通り、私の好きな画家の中に、山口晃という人がいます。その山口晃と、会田誠という画家の二人で「アートで候」という個展ならぬ二人展が開催されました。場所は上野恩賜公園内にある上野の森美術館です。
開催初日の今日は他に予定も無かったので、早速行ってみました。
図録の表紙。全体的に山口氏の作品で、右下が会田氏。

御存知無い方のために御説明致しますと、この山口晃という画家は、基本的に日本画を描いている人ですが、その画材は油彩や水彩によるものです。画風は、屏風にあるような大和絵の画風だと言って良いと思います(この辺は専門家の中には異論がある人もいるのかも知れませんが)。
こう書くと、絵に興味の無い人は全く関心が無いと思いますが、その作品を見れば、別に日本画に興味が無い人でもはまる人がいると思います。というのも、一つの作品内に平安時代〜戦国時代〜江戸時代〜近代〜現代〜未来までを捩じ込んだような作品が多いからです。特にこの画家は中世日本とメカが好きみたいで、それを融合させたモチーフを沢山登場させています。例えば、騎馬武者の絵でありながら、馬の下半身がバイクになっていたり、現代日本の街並を描いていると思いきや、そこに瓦屋根と軍事兵器が融合されていたりするのです。そんな要素が大和絵地図のような画面に事細かに描き込まれているのです。「ウォーリーを探せ」が好きな人もきっとはまると思います。
この画家の有名な仕事では、日本橋三越の100周年新装記念の絵や、公共広告機構の江戸仕草のTVCM、ヒルズを描いた「六本木昼図」なんかがあります。

私の場合は、会田誠氏やそのファンの方には悪いですが、山口晃氏目当てで行ったのですが、会田誠氏の作品にも面白い物があったので、そちらも結構楽しめました。
今回の展示会では、そんな両氏の作品の数々が並べられていますし、この展示会のための描き下ろし作品まであります。私に言われるまでも無いファンの方、或いは私の拙い文章でも興味を抱いた方が居られたら、是非行ってみて下さい。
                               駅員@やっぱり図録も買っちゃいました

2007年5月19日(土)
駅日誌(608) 「少女漫画はエロいの?」

先日の駅日誌(605)「PTAの嫌いな番組」の末尾の方で、読ませたくない漫画雑誌についての記述がありましたが、そこからちょっと掘り下げてみましょう。
雑誌のタイトルを見る限り、少女漫画誌ですよね。きっとその中に性的描写が多いため、PTAに嫌われているのでしょう。
では、何故そうなるのか? 答えとして最も簡単なのが、読者が求めているから、でしょうね。読者の求めに応えるのは、人気商売の鍵の一つです。
という事は、少女漫画誌の読者から「セックスシーンを入れて欲しい」だの何だのという要望が来るのでしょうか? 実際に来ているのかも知れませんが、来ていたとしてもそう多くはないでしょう。誌面を変える程の要望が集まるとは思えません。基本的に雑誌が読者の要望を集める時に用いるのは、現在の誌面についての評価を受ける形だと思います。
となると、数ある作品の中から評判が良い要素を抽出し、その方向に動いて行っているのでしょう。或いは、他誌が売上を伸ばし、そちらに読者が取られているという事になれば、他誌が売れている要素を調べ、それを活かすでしょう。こうして、少女漫画はエロくなっていったのだと思います。
それでは、少女漫画の読者たる少女は、昔の少女よりもエロくなったのか? きっとそれもあるでしょう。昔よりも性がオープンにはなったとは思います。しかし、それ以上に読者の年齢構成が変わってきているのではないでしょうか? 即ち、高い年齢層が占める割合が増えているのではないか? と。これも少子高齢化の弊害の一つなのでしょうね。それこそ子供子供した誌面では読者は先細りですから、売上を維持するためには、本来ならこれまで読んでいた層がその雑誌を卒業するくらいの年になっても繋ぎ止めておく必要があり、こうする他ないのでしょう。
それでもPTAはケチを付けるでしょう。「もっと子供のためになる雑誌を用意するざます!」と。なるほど、子供があんまりセックスに興味を持っても困るという気持ちも分からないではありません。そういう事なら、本当に子供向けの物を書いたり、出版したりしている人が儲かる仕組みを作らないと。腐女子向けエロ漫画よりも、ためになる良い漫画(当然面白くないと駄目ですよ)を書いた方が儲かれば済むのです。それには金が要りますがね。
そもそも、PTAとは、Parent-Teacher Associationの略です。親と教師の会ですが、何をしているのでしょう? 気に入らないテレビ番組を吊るし上げたり、気に入らない雑誌を吊るし上げたり、それを見せるも見せないも、あんたらが面倒を見るべき事でしょう、と。子供の世話をするのは、テレビ局でも、出版社でもない筈、と思います。
そして、もしそういうメディアに世話をさせたいのであれば、世話をする人が儲からないと話にならないでしょう。企業とは営利団体なんだから。
                                    駅員@読んでないのに長広舌

2007年5月18日(金)
駅日誌(607) 「ポン中音頭」

元極道のポン中が、長男次女に発砲して元妻を人質に取り、警官を射殺した上、立て篭もっていた事件ですが、29時間の時を経て逮捕されました(うわ! 今日びヒロポンなんて打ってないか! シャブ中でしょうね)。

それにしても、クスリの力っていうのは凄いですね。孤立無援で人質まで取ってあの状態で29時間耐久出来るのですから。その代わり、あくまで動物として不自然な状態になってしまうわけですから、クスリが切れると途端に腑抜けて判断力や気力が消滅してしまうのでしょう。
恐らく、今回の事件を解決に導いたのは、警官の努力も然る事ながら、クスリの力なのでしょう。事件の原因もクスリですから、皮肉な話ですが。
阿佐田哲也「麻雀放浪記」を原作にした漫画「哲也」におけるガン牌の印南の最期を彷彿とさせます。だからポン中という言葉を思い出してしまったのです。
御存知無い方のために解説しますと、その印南の特技である「ガン牌」とは、牌の裏の竹の部分の筋や、牌についた指紋で盤上の牌を全て把握してしまうという特技です。しかし、その技は極度の集中力を要するため、ヒロポンを打つ必要があるのです。やがては中毒になり、最期は卓上で昇天してしまいます。今回の事件で、この極度に高まる集中力の部分を連想してしまい、ポン中という言葉が出てしまった次第です。

余談ですが、今回の事件の関係者には奇妙な一致が見られます。それは「木」です。容疑者は大林氏、その元妻は森さん、最初に撃たれた巡査部長は木本氏、そして命を落とした若くて優秀なSAT警部(巡査部長から二階級特進。合掌)が林氏です。
深刻な事件なのに、何ともしょうもない事に気付いてしまいました。しかし、昨今起きているおかしな事件の数々と言い、何となく思うのです。神が人を駒にして遊んでいるのではないか? と。宗教は玩具だと思っているから、こんな事が言えるのでしょうね。信仰心厚い人には怒られますね。
                                  駅員@クスリは、ダメ!ゼッタイ!

2007年5月17日(木)
駅日誌(606) 「皆殺しのメロディ」

皆殺しのメロディが 切り裂きジャックを呼んでいる♪
マシンガンのリズムだぜ 皆殺しのメロディだ♪
  〜ザ・ブルーハーツ「皆殺しのメロディ」より〜

少年が母親の頚動脈を切り失血しさせ、その首を切り取り、鞄に入れてネットカフェで過ごした後に警察に出頭したり、かと思えば、母親が再婚相手と一緒にわが子をヘルメット入れに放置して死なせたり、こいつら何なんでしょうね? 親による子殺し、子による尊属殺人……信じられないような糞野郎がぞろぞろいます。末世よのう。
あー、早くハムラビ法典的刑法が復活し、殺人者には死を与えて欲しいです。以前も当日誌で書いた通り、私は教育刑法よりも懲罰刑法の方が考えに合っていますので。やっぱり見せしめ刑が要るのではないでしょうか。というわけで、こんなのは如何でしょう?

「殺人者狩り法」。人殺しを殺しても罪にならないというルールはどうでしょう? 人を殺した人間はその後ずっと、誰かに殺されるのではないかと怯えて過ごすのです。誤認報復が起きた場合はどうするか? 当然誤認報復をしちゃった人が殺人者として標的になります。だから、殺人者狩りをしようと思う人は十分調べてから行わないと、自らが標的になるのです。これで、誤認の抑止になるのではないでしょうか?
いや、ちょっと待てよ。過失で殺した人も殺人者になるとしたら、ちょっと不合理かも知れませんね。故意または未必の故意(「こうしたら死ぬかも知れないなあ、でも死んでも良いか」なんてのが未必の故意です)に絞りましょう。法的に許された殺しがあれば、わざわざ許されていない殺しに手を染める人が減るのでは?
逆恨みによる再報復も無いとは言えない点が厳しいのですが。
               駅員@この考え方は多感な時期に北斗の拳を観ているせいか?

2007年5月16日(水)
駅日誌(605) 「PTAの嫌いな番組」

毎年毎年、PTAが子供に見せたい番組・見せたくない番組の発表をしています。本来は見せたい番組の方がメインなのでしょうが、見せたくない番組の方に興味を惹かれるのが人情でありまして、得てしてそちらの方が話題になります。では、先ずはその見せたくない番組から。
1位「ロンドンハーツ」2位「14歳の母」3位「クレヨンしんちゃん」4位「めちゃイケ」……だそうです。で、そのワースト1のロンドンハーツは4年連続なんですってね。しかし、お笑い番組にとって、ワースト1は名誉な事でもあります。嘗てのドリフもそうですしね。とは言え、私もロンドンハーツを見せたくないの賛成かも。ロンブーって芸人としてはカスです。バラエティ番組タレントとしては良いのかも知れませんが、ろくな芸もなく、ただただ素人弄りに長けているコンビですよね。芸人という言葉を与えられないとも言えます。ちゃんと芸のある芸人に悪いですよ。
ワースト2は、14歳で妊娠するドラマですね。確かにこれは見せたくないでしょう。自分の娘が14歳で妊娠しても大丈夫なんだと思っちゃうとまずいですね。3位はクレヨンしんちゃん。4位めちゃイケ。根強い人気ですね。
では、見せたい番組は? 「世界一受けたい授業」「どうぶつ奇想天外」「IQサプリ」だそうです。なるほど、ゴリゴリのハード系に行かず、いずれもちゃんと娯楽番組として成り立っているのは良い事です。
尚、今回は読ませたくない雑誌というのも同時に調べたそうですが、「少女コミック」「ちゃお」「なかよし」「別冊フレンド」だそうです。んー? どれもこれも少女漫画雑誌? もっと読ませたくない有害図書なんか沢山あろうに。理由は、「性に関する記述が多く不要な興味をかき立てる」だそうです。へえ! 少女漫画の中身はエロ漫画全盛なんですかね?
エロ本よりエロいって事なのでしょうか? そんなに淫靡なの!? しかし、それを確かめる術は私にはないのです。
だって、良い年した男がそんな少女漫画買ってたら、変態以外の何者でもありません。
                                         駅員@しかし、気になる

2007年5月15日(火)
駅日誌(604) 「今日の話題は三本立て」

今日の話題は三本立てです。その代わり一個一個は短いですよ。

@ウォーレン=バフェットの投資会社株主総会
なるべく毎晩観るようにしているテレ東のWBSで、投資の神様バフェットの投資会社の総会があったというのを観ました。
私も仮にも個人投資家の端くれの先っぽのカスですから、バフェットの名前くらいは知っています。その著作は残念ながらまだ読んでいないのですが、投資で財をなし世界2位の富豪ですから、カリスマですよね。しかし、好物はアイスとコーラだそうで、子供みたいな気さくなおっさんみたいです。
流石にカリスマだけあって、そうそう取材を受けたりしないそうなのですが、今回はちらっと取材に応じたようです。
その取材によると、現在日本企業の買収も視野に入っているとの事。狙われているのはどこでしょうか? 私が株を持っている会社だったりしたら、急騰するんだろうなあ……
以前、日経新聞のチラシにあったので行った誰かの講演会を聴講した時のアンケートで、「どんな人を講師にして欲しいですか?」というのがあったのですが、私は「バフェット」と書いてしまいました。純粋にそう思ったのですが、何ぼなんでも難しいんですね。

A赤ちゃんポストに3〜4歳児投函
以前当日誌でも触れました(2006年12月の#489)が、赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)が稼動し始めたそうです。そして、以前書いた通り、けったくそ悪い事になりました。だから言わんこっちゃない。
生まれてしまったが育てられない赤子どころか、もう言葉も喋れる子供を捨てていったクズ野郎がいたのです。その子供は「パパが連れて来た」と言っているそうですが、パパにはもう二度と会わない事になるのだと、捨てられたのだとは、考えも付かないのでしょう。不憫です。3年も育てておいて、一つも情が移っていないのでしょうか? 捨てるべきはこの馬鹿親だと思います。この馬鹿親を早く北朝鮮にでも捨てろ、と。「それなりの事情があるのでは?」との意見もありましょう。事情があるなら、堂々と頭を下げて里子に出すべきです。発想が下衆の発想だとしか言えません。
赤ちゃんポスト関係者及び賛成派の方に聴かせたい曲があります。マキシマムザホルモンの「生理痛は神無月を凍らす気温」(アルバム「糞盤」に入っています)です。歌詞カードを目を皿のようにして見ながら聴く事!

B最近久々にドラゴンボールを読んで
最近久々にドラゴンボールの序盤の所を読みました。
リアルタイムの頃にはガキンチョだったので気付く由もなかったのですが、ウサギ団って米軍を比喩しているんですね。コーンパイプを加えた白人と、黒人の二人組みが村を襲っていました。コーンパイプと言えばマッカーサーですし、もろ米軍という感じです。それに、「ウサギ団」って「USA」GI団って事なんでしょうね。更に、ウサギ団に襲われる村は服装がアラブ系……鳥山明恐るべし。
                            駅員@先週休みがちだったので一気に放出

2007年5月14日(月)
駅日誌(603) 「三三対決」

えーと、先週は飲む機会が多かったため当日誌も休みがちでした。その代わり、色々素敵な方と会えて良かったと思います。私のような種類の人間が「素敵」なんて言葉を使うのは何だか似合わないですね。しかし、今日のテーマは素敵な場所対決なのです。
題して三三対決。三三は、旧財閥の三井と三菱を指しています。
その中でも三井不動産と三菱地所の対決です。3月の末に東京ミッドタウンが、4月の末に新丸ビルが開業致しました。最近、その両方に行って来る機会があったので、その事についてです。
双方とも東京の新名所を謳う、オフィス+商業施設の複合ビルです。ミッドタウンは六本木に、新丸ビルは文字通り丸の内に開きました。六本木は夜の街という気がしますし、丸の内はゴリゴリのビジネス街という気がします。で、私は別段それらのビルに入っている会社に用はないので、対決内容は商業施設についてになります。
さて、ともに余りにメジャー過ぎていないテナントを中心に入れているようです。まあ、そりゃそうでしょう、今更誰もが知っている店を出しても新鮮味が無いというものです。
その入っているテナントの店構えを比較してみますと、私にはミッドタウンの店構えのテーマは「チラリズム」だな、と思いました。即ち、それぞれのテナントの店内が部分的に見える、或いは見えそうで見えない、或いは擦りガラス等でぼやけて見えるという事です。
なるほど、全見えよりも見たくなるという人間心理を突いているのでしょうか?
一方の新丸ビルは、屋内でありながら、屋外の商店街を演出した風情だと思いました。こちらはシッカリと境界を作りつつ、前面は比較的オープンです。市場のようなイメージも感じました。チラリズムVSマルシェ。
もう一つ気づいた事があります。ミッドタウンは比較的明るい色使いが多いのに対し、新丸ビルは暗めの色使いが多いです。どちらも結構内装はウッディーなのですが、ミッドタウンの方が軽快、新丸ビルの方が重厚に感じました。
しかし、このように性格は違えど、どちらに行っても何らかの発見があると思いますので、是非一度足を運んでみて下さい(対決じゃないな、これ)。

それにしても、近年こういうビルの開業ラッシュですね。これは町づくり三法施行前滑り込み開業といったところでしょうか? 今後は大店舗の開業には規制が色々かかってきます。でも、どこもかしこも客が沢山いるのは良い事だとは思うのですが、何だか今の勢いは長持ちしないような予感がします……
                           駅員@ランチはまあまあでしたが、夜は高そう

2007年5月12日(土)
駅日誌(602) 「良妻とは」

今週はGW明け早々、人と飲む機会が沢山ありました。会社の付き合い、仕事上で知り合った人との付き合い、旧知との付き合い。この書き出しで、上記のタイトル「良妻とは」ですが、一体何を書こうとしているのか? 旦那が飲んで帰っても起きて待っている女房を指して良妻と言うつもりなのか?
否、今週飲んだその中で、良妻だなあと思える奥様がいたのです。


金曜日に、嘗て会社で同期だった男(現在は転職後独立)とその奥様と飲んだのです。その男は、同期という事は私と同い年なのですが、既婚者です。
奥様は旦那より1時間ほど遅れて来ました。そして、酒飲みで煙草飲みでした。これだけ書くと、人によっては良く思わないかも知れません。が、まあ聞いて下さい。
先ずは遅れた理由。というか、私は当初男二人だけだと思っていたのですがね。遅れた理由は旦那の仕事を手伝っていたからなのです。独立していますから、家も職場なのです。何やらPCのメールソフトの不具合があったそうで、旦那の仕事のメールを再送信したり、原因を調べたりしていたとの事。旦那の仕事を手代わっていたのです。旦那が人に会う約束に行けるように。人に会うと言っても、私如きのもんなのですが、ね。
酒飲み・煙草飲みについて。旦那の方は、酒が弱く、煙草も吸いません。その代わりに奥様はそっちは得意という事は、夫婦として補完関係にありますよね。今は独立して間もないので良いのですが、これから仕事上の付き合いが増えると、煙草はともかく酒が強いパートナーは心強いのではないでしょうか?
独立している以上は、奥様も半従業員と言っても過言ではありませんし、人脈を作る上でこの先取引先と家族ぐるみの付き合いも出来るでしょう。
そして、非常に気丈で弁が立つ印象でした。しかし、かと言って失礼ではなく、非常によく気が利く奥様でした。いわゆる姉御肌というやつです。旦那は独立して働いている以上、私のような勤め人とは比較にならない程凹む事、落ち込む事、悩む事、精神的に疲れる事があると思います。そういう立場で姉御肌の奥様は心強いだろうな、と思います。
その席では私は上記のような長広舌を垂れる事無く、ただ「良い奥さんだ」と口にしていましたが、実は全く御世辞じゃなかったんだな、これが。
そして、私は煙草を1、2回点けてもらったのですが、その時にふと思った事があります。失礼ながら、あまり綺麗な手ではなく、ちょっと荒れていました。これって、ちゃんと家事もやっているって事ですよね(まさか「手が荒れている」と言うわけにもいかないので黙っていましたが)。
んー、ここまで書いた文字情報では、読んだ人に誤解を与えかねません。この人柄で、見た目も綺麗ですよ。
その場では随分偉そうな物言いになりそうだったので避けたのですが、「あんな良い奥さん絶対手放したらあかんぞ」と思いました。
                                     駅員@私も良妻が欲しいです

2007年5月10日(木)
駅日誌(601) 「不死家」

昨日、高田馬場に不二家の新業態店がオープンしました。その名も「不二家ベーカリーカフェ」。焼きたてパンを出す喫茶店です。見ての通り、資本・業務提携先である山崎パンのノウハウが活かされています。
というわけで、早速ちょっと行ってみました。JR高田馬場駅のすぐ北側にあります。コンセプトとしては気軽に入れる店みたいですね。コーヒー等はそこそこの安さで、パンは\50〜のミニクロワッサンから、安めの商品が多いです。カジュアル路線に見合って、パンやケーキは勿論、飲み物も持ち帰りが出来るようになっていました。気楽に財布を痛めずにちょっとお茶するのに打って付けです。高田馬場は学生の多い街ですから、正解だと思います。肝心の客の入りですが、開店すぐだからというのもあるのでしょうが、私の見た限りでは結構入っていました。
嗚呼、1月の期限切れ原料事件でどん底の時に株買っとけば良かった……今になってみると、元々不二家は経営力に欠ける会社でしたから、事件がなくても山崎パンの資本が入って良かったのかも知れませんね。
                                   駅員@不治家じゃなくて良かった

2007年5月7日(月)
駅日誌(600) 「デッドコースター」

罰当たりなのは、重々承知しております。不謹慎なのも重々承知しています。御遺族にぶっ殺されても文句は言えないのも重々承知しています。どうぞ、私の極悪非道ぶりを罵倒して下さい。
そんな事をこれから書きます。これから書く事は死者に鞭打つ酷い発言です。


エキスポランドの風神雷神Uの事故についての話です。ここまで来て、私の言わんとしている事にピンと来た人もいらっしゃる事でしょう。
被害者の写真が出て来た時、私はマスコミが触れていない事故の原因の一つを思い付いてしまいました。いや、仮にそれが一つの原因だったとしても、体重制限を設けていなかったり、或いはあってもそれを徹底出来なかった以上はエキスポランド側に責任がありますが。
……と、そんな事を思ってしまったのです。我ながら、こんな事が頭に浮かんでしまった自らの下衆さ加減に呆れるのですが、一方で一理あるのではないか、とも思っています。事故の再現CGを見てみましょう。被害者の足元の車軸が折れ、部品が脱落し、その直後被害者側に車両が倒れています。
これは触れてはいけない事なのでしょうか? その線でも調べた上での事なのか? それとも、ただただ非難を恐れてタブー視しているのか? もし後者だったら、散々人を叩いておいて何を言うかという話ですね。いや、社長に責任を問うのは当然なのですが、責任を問う立場は国であり警察です。お前等みたいなチンピラ記者がでかい面すんな! と思います。
そんな事よりも、マスコミは被害者の映像を流し過ぎでしょう。何故静かに弔ってやらないのか? 何故写真だけでなく過去の動画まで出す? そんな必要がどこにある? 前半に述べたような発想が出た私も勿論クズなのですが、そんなクズのような考え方を促すような報道って、何なんだろう? と思います。他人の不幸は蜜の味だという人間がいて、彼等が見たがる事を見越して報道しているように見えて仕方がありません。何やらマスコミの報道の仕方に悪意を感じるのです。
                                            駅員@酷い男です

2007年5月6日(日)
駅日誌(599) 「姫路城&安土城跡」

今回のGWは一人旅ではなく、帰省しました。とは言えただ実家でゴロゴロしていたり、旧友と会ったりしていただけではなく、城と城跡に行って来ました。
一つは日本一美しいと称され、白鷺城の別名を持つ姫路城。いま一つは日本初の天守閣を備えたという安土城跡です。いずれも行った事のある場所なのですが、再訪です。

@姫路城
行った事がある人は御存知の事ですが、JR姫路駅を降りるとそのまん前にあるメインストリートの先にその勇姿が佇んでいます。流石は、国宝、重要文化財、そして世界遺産です。土台は山とは言え、平地に立てられた城のため、山城中心の城と比べると明らかに立派です。16世紀に黒田官兵衛から羽柴秀吉の手に渡り、天守閣が完成したそうです。それから、西国攻略の一大拠点となりました。
それにしても城に入るといつも思うのですが、階段が急ですよね。今は鉄製の手摺が付いていますが、あれが付いていない状態で、家臣が「殿!」とか言って駆け上がったり、女中が食事の膳を持って上り下りしていたのだと思うと、非常に危ない物です。何人か階段から転落して怪我をしたり、死んだりしているのではないか? いや、観光名所になった現代でも? と心配してしまいます。

左:天守閣の勇姿。
右:ツツジのシーズンです。

左:桜はオフシーズン。看板は「要はロープから中に入らないで下さい」という意味です。
右:白鷺城に潜む黒猫。城をバックにこの猫を撮れたら恰好良かったのに。


A安土城跡
現在は城の姿はなく、そこに至る階段と、石垣、城の基礎の土台部分しか残っていません。日本初の天守閣を備えた城だそうです。そう、あの歴史番組等でCGで出て来たりする、金色の天守閣です。
とは言え、山城の一種であり城の規模は大きくはありません。それまで信長が居た岐阜城よりも都に近く、且つ東西の交通の要所であるため、ここに定めたそうです。本丸に至る石段には、伝羽柴秀吉邸、伝前田利家邸、伝徳川家康邸と、信長の重臣の歴々の屋敷が並びます。
天守閣はもとより、これら全てが焼失する事無く残っていたら、国宝となり、観光名所として栄えていた事は間違いないでしょう。城跡しか残っていないため集客力も弱く、安土は田圃の広がる静かな農村です。いや、ゴミゴミした観光地になるよりこの方が良かったのかも知れませんが。

左:石段を登って行くと、城の基礎部分だけが残っています。
右:安土駅前の駐在所です。「駐在所」という事は警官一家が住んでいます。

                                   駅員@つわものどもがゆめのあと

2007年5月2日(水)
駅日誌(598) 「バベルのピ○チュー」

時折当日誌で私が観た映画について、「銀幕寸評」を書いておりますが、今回は観ていない映画の話題です。
何でも、「バベル」という映画でクラブがどこかの場面で鮮やかな光が点滅するシーンを観た人の気分が悪くなったとの事。いわゆる「ピ○チュー現象」というやつです。映画館でもそのシーンは注視しないようにと注意していたとの事ですが、映画館に行ってスクリーンを注視しない奴は寝ている奴か、映画そっちのけでいちゃついている奴等くらいでしょうから、こんな注意は無意味だとも思えます。
それに、ピ○チュー事件以降、テレビアニメでは、部屋を明るくしてテレビから離れて観るよう注意書きが必ず出ますが、映画館は暗いものですから、気分を悪くし易い条件が既に一つ出来上がっているのです。

しかし、具合を悪くした方には悪いのですが、これって非常に宣伝効果が高いですよね。
そのニュースを観て「うわ、そんな危ない映画なら観ないでおこう」と思う人よりも、「何ぼのもんじゃい。観てみたろ」と思う人の方が多いのではないでしょうか?
隠されていると見たくなったり、PTAが有害と指定すると見たくなったり、禁じられるとやりたくなったり……これは、基督教で言う所の原罪、即ちイヴが禁断の果実を食べた時から続く、人間のサガですね。
ちょっと喩えが違う気もしますが、「うまい店」と書いてあるラーメン屋と「まずい店」と書いてあるラーメン屋、どちらに入ってみたいでしょうか? うまい店、まずい店だと分かっているわけではありません。うまいまたはまずいと話題になっているわけでもありません。ただそう書いてある店です。「まずい店」に入ってみたくなりません?
おい、バベル関係者! よもや、わざとではあるまいな!?
                         駅員@本当、具合を悪くした人には悪いのですが

2007年5月1日(火)
駅日誌(597) 「三角合併」

今朝は電車が空いていました。う〜む、矢張りゴールデンウィークという事で休暇を取っている人が居るのでしょう。明日はもっと少ないのでしょうか? 今日は月始めであり、色々な会社で朝礼なんかがあった事でしょうし、それが明けた明日から5連休にする人も多そうです。私は出勤です。

さて、今日から三角合併が解禁されました。新聞を読んだり、ニュースを観ている人は御存知の事と思いますが、一応「三角合併」とは何ぞや?
今まで、海外の企業(以下A社とします)が日本企業を買収しようと思った場合、その株式を買うための資金がどうしても必要でした。しかし、今回から、A社が子会社(以下A')を日本国内に作り、A'と日本企業を合併させる時には、A社株を用いた株式交換で合併出来るようになります。平たく言うと、「毛唐が日本企業を傘下に入れやすくなった」と言うと平たく言い過ぎでしょうか。
一方、今までと大きな変化は無いのかも知れないとも考えられます。現在世界は金余りであり、金を使って買収しようと思えば出来る連中がゴロゴロ居ますからね。そんなに余っているんなら、私に恵んでくれと言いたくなりますが、ある所には余る程あるのです。しかし、身銭を切って買うよりは会社を買い易くなったのは間違いないでしょうね。
流行りのM&Aが更に加速するのでしょうか? 上場企業の経営者は気が気で無いでしょうね。対策会議とか言ってGW返上で働く人も居る事でしょう。
では、下っ端はどうか? 事業には魅力があるが世間的にはショボかったり、会社の雰囲気が気に入らなかったりする会社に勤める下っ端の中には、M&A活性化を望んでいる人も居るかも知れません。世の中にはわらしべ長者のような人生を歩む人も居るというのも確かなのです。しょうもない会社に入ったと思いきや、そこがどこかと合併して、あるいはどこかに買収されて、苦もなく社会的地位が上昇する人が居るのです。
では、ベテランクラスはどうか? こっちはこっちで経営者同様気が気ではないかも知れません。特に閑職者や胡麻擂り出世者が大変でしょう。閑職者は合併に伴う経営合理化でリストラ対象にされてしまうかも知れませんし、胡麻擂り出世者は今までの胡麻擂りの苦労がリセットされてしまうかも知れません。中には、今までは胡麻擂りで安住できていた地位が見透かされ、降格なんてことも。
祭好きの私としては、何か事件が起きた方がワクワクゾクゾクして面白いのですがね。
                                         駅員@わらしべ希望!
                      ▲ページTOPへ▲