2007年11月度目次
 #748 「戦線復帰」 ネット環境が整い再開!
 #749 「舌鼓&肩枕」 美味い中華と、その帰路。
 #750 「前の人」 前に住んでいた人。
 #751 「芥拾龍之介」 無償奉仕活動。
 #752 「海原雄山」 美味しんぼの分厚い総集編。
 #753 「グランスタ」 東京駅中商店街。
 #754 「2007年殺しのブーム」 今年の流行殺は斧?
 #755 「ローブF1」 今回は車好き向け。
 #756 「携帯料金壱拾弐萬圓也」 中学生が12万も。
 #757 「RG07」 “情動”について聴講。
 #758 「私も選考委員」 あなたが選ぶカーオブザイヤー。
 #759 「冷やかし」 顔と紅葉。
 #760 「Le Guide MICHELIN」 ミシュランガイド東京。
 #761 「法蓮草/報連相」 反省すべき事。
 #762 「異常気象」 地球温暖化と極寒の冬。
 #763 「ガンダム計画」 役人にはガンダム好きが多い?
 #764 「そんなに安い女じゃないわ!」 痴漢の買収工作。
 #765 「消費者アンケート調査」 街頭アンケート。
 #766 「会議は踊る」 いや踊ってもいない会議は尚悪い。
 #767 「間違い電話」 厄介なもんです。
 #768 「奇妙な人」 ゆるゆるオーラ爺。
 #769 「音楽の値段」 レディオヘッドの狙い。

2007年11月29日(木)
駅日誌(769) 「音楽の値段」

物の値段は、多くの人が「この値段なら買う」という辺り(需要供給曲線の交差地点)で決まり、それがいわゆる相場というものになります。株式等の証券や、先物取引商品は、それがダイレクトに反映された物であると言えます。
一方、実質独占状態であったり、業界団体が護送船団方式で歩調を合わせていたりすると、値段が固定されがちです。煙草や銀行手数料あたりがその傾向が強いです。そして、表題の音楽の値段もそうです。消費税込価格表示になってから、結構幅が出て来ましたが、シングルCDで\1,000、アルバムで\3,000というのが一般的な相場でしょう。
そんな中、冒頭に書いたような相場の論理、古典的経済学で言う「神の見えざる手」に敢えて戻してみたという試みが行われています。
値段は購入者が\0〜\9,999の範囲内で決めてくれと言うのです。英国のロックバンド「レディオヘッド」が欧米で行ったレコード会社を通さないオープンプライス販売を、今般日本国内でも行います。レコード会社を通さずに販売する事等出来るのか? 現在の音楽購入方法の一つにダウンロードという手段があります。何もCDを買わなくても、音楽という形の無い物は商品たり得ます。消費者はあの円盤を買っているわけのではないのです。昨夜のテレビでも取り上げられており、コメンテーターが「こんな事をして、本人たちに何のメリットがあるのか分からない」と言っていましたが、その意味は、何て事はない。だいたい以下の通りだと思います。
@実利的には、レコード会社を通さずに販売出来る=ピン撥ねを減らせる。
Aインパクトのある行動は、人々の脳裏に刻み込まれる=知名度・人気が上昇する。
B純粋に既存の枠を壊す実験的販売形態を試したかった。

先ず、@とAは純粋にメリットだと言えます。
@は、一見、「皆が\0で買ったらどうする?」という風に見えますが、レディオヘッド程の人気バンドであれば、コアなファンが沢山いますから、彼等は喜んでそれなりの額を払うと思います。これは既存顧客向けメリットだと言えます。
Aは、@とは逆に新規顧客へのプレゼンテーションになります。今まで聴いていなかった人が、ただの興味本位で\0で買っても良いのです。流通コストは掛かりませんから。その中の何割かでも良いので聴いて好きになれば、その人はレディオヘッドの既出CDを買うでしょうし、次回作も買うでしょう。今の世の中、興味無い人に試して貰うというだけでも大変な事なのです。
そしてBですが、これぞロックと言えます。元来、ロックとは予定調和の音楽ではなかった筈です。既存の枠を壊してこそのロックなのです。また、本人たちの目的ではないかも知れませんが、経済学的に非常に興味深い実験になります。

さて、音楽の値段と言えば、キットカット等の菓子にシングルCD(新曲)がセットになった商品が発売された事があります。また、近々、ファーストフードのオマケとして、ドリンクの紙コップの蓋にCDがセットされた物(LidRockと言うそうです)が発売されるそうです。これらもこれまで硬直的だった「音楽の値段」に対する新しい動きだと思います。これから、もっと色々な試みが行われる事でしょう
                                 駅員@音楽購入はCDが多い保守派

2007年11月28日(水)
駅日誌(768) 「奇妙な人」

昨日の日誌で書いた間違い電話の人もそうですが、どうも最近、奇妙な人に出くわす事が多いです。いや、出くわす機会に恵まれている、と言いましょう。こうして日誌に書くネタになりますからね。そして、それは経験値にもなります。というわけで、今日も出くわしたわけです。

今日はクリーニングに出していたスーツを取りに行きたかったので、早く帰りました。
しかし、クリーニング屋に入ると、カウンターの所には誰も居ません。ただ、呼び出し音が鳴りました。呼び出し音が響く中、奥からは何やら話している声が聞こえます。どうやら電話中のようです。
ちょっと待つか……と待ち始めたものの、存外長い。参ったな、こりゃ。やがて、その電話をしていた人は、「御客さんだから、後でかけ直します」と言って電話を切り、どうもすいませんと爺さんが出てきました。その間、ちゃんと測っていたわけではないのですが、3分くらい経っていたのではないかと思います。
私がカウンターに置いといた伝票を取って、いそいそとスーツを取り出しに行きました。その間、その電話で話していた件について、色々と私に言い訳というか、弁解と言うか、説明と言うか、愚痴と言うか……そんな話をしていました。何と人懐っこい……そして、電話の時からそうですが、すんごいダミ声……
別段後に予定があるわけでもないので立腹せずに済みました。否寧ろ今回は、この呑気具合と喋り方・声がおかしかったので、笑いそうでした。動作も緩慢なのですが、現れた時点で「しょうがねえ爺だなあ」と許さざるを得ないゆるゆるオーラが漂っていました。憤慨するどころか、「もし俺が盗人だったら、そのカウンターにあるレジ、丸ごと持って行かれているよ!?」と心配になりました。
ただのクリーニング屋の親父だから良いのですが、仕事仲間には絶対したくないタイプです。心配で一切任せられませんし、私なんかだと苛々してしまいそうです。

それにしても、どうしてこうも次々に奇妙な人が現れるのでしょうか? 類は友を呼んでいるだけ?

                                       駅員@人間観察は面白い

2007年11月27日(火)
駅日誌(767) 「間違い電話」

間違い電話って、厄介ですよね。いきなり登録の無い番号から掛かって来て、出た途端にブツッと切られると、非常に苛付きます。「済みません、間違えました……ブツッ」ならしょうがない事なので、許せるのですが、いきなりブツ切りは、ムカつきます。
先日、2回連続同じ番号からそれをされたので、流石の私も「何だこの野郎、俺に喧嘩を売っているのか?」と憤慨し、かけ直しました。かけ直しても、この糞野郎はブツ切りで逃げます。誠に以って卑怯也!! 怒りの捌け口がありません。
電話にも免許制度を設けてはどうかと思います。上記のような無礼千万な輩は、電話など持たなくても良いのです。

昔、こんな事もありました。
老人から掛かって来て、こっちが「間違えていますよ」と言っても冗談として取り合わず、私を孫だと思い込んでいるのです。「だから、違うって……」と何度言っても「またまたぁ」という感じで。こいつ、痴呆なのか!? と。こんな事があると、オレオレ詐欺なんて簡単に罷り通っちゃうんだろうなあ、と心配になります。だって、こっちが違うと言っても、向こうがそう思い込んでいる場合迄あるのですから。

というわけで、今日も間違い電話がありました。
私は仕事中は会社支給の携帯電話を使用し、自分の携帯は上着のポケットに入れっ放しです。外出した折にふと見てみると、「着信・留守電あり」になっていました。再生してみると、何やら聞き覚えのある声がします……
「聞き覚えがあるのなら、間違い電話ではなかろう」との声は御尤もですが、しかし、それは間違い電話の聞き覚えなのです。前にも同じ声の留守電があったのです。その時は留守電が伝わっていないとなると気の毒なので、こちらからかけて、留守電を入れる先が間違っている旨を言ってあげたのですが、またしても……
今日もしょうがないのでかけてあげました。向こうも聞き覚えがあったのでしょう、最初に「ああーっ!(またやっちゃった! といった所でしょうか)」と言ってから、謝っていました。そそっかしい奴やなあ。
             駅員@しかし、もし虫の居所が悪かったら、罵声を浴びせていたかも

2007年11月26日(月)
駅日誌(766) 「会議は踊る」

「会議は踊る、されど進まず」1814年のウィーン会議を揶揄した歴史的名言です。しかし、これは色々な会議の場面で言えそうな言葉です。
国際関係では、二酸化炭素削減の会議がそうですし、北朝鮮拉致問題もそうです。国内では、衆議院第一党自民党と参議院第一党民主党の調整もそうです。そして、もっとミクロな所では、会社の中の会議もそんな事が多いのです。

いや、会議が紛糾するのなら、まだ良いのです。問題は、何の準備もしないくせに「会議を開き、喧喧諤諤やれば良い」などと言っている阿呆ですね。そして、そんな事を言う人は、会議が終わると、会議をしただけで何だか今日は良く働いたような気分になってしまっているのです。私の勤める会社には、朝から晩まで会議をやって、さも高次元の仕事をしたようなつもりになっている阿呆がゴロゴロ居ます。いや、内心は馬鹿な会議だと気付いているのかも知れませんが、そうだとしても偽善者どもは本音を言いませんから分かりません。
そんな間延びした会議を延々やっているなんて、あまりに時間が勿体無い。「時は金也」という言葉を聞いた事がないのか? と。愚か也、いと愚か也。本来、会議なんて物は仕事の内に入りません。会議で合意を得た事柄を、如何に効率的に会議で決めたスケジュール通りに遂行するかが仕事なのです。

一方、とある上司は、その日の朝になってから「会議に出てくれ」と言い出し、しかも会議の主旨や詰める事項を十分に部下に言いません。そんな事では、会議で出そうな話をシミュレートして準備しておく事も出来ません。こうなってしまうのは、先ず本人が準備不足だからです。「それ、間違っています。こうです」なんて突っ込みを、私のような小僧に何度も入れさせないで貰いたいものです。だから、私は会議に出るのを好みません。「俺は出ないから、会議で出た結論を簡潔に教えろ」というのが私の心からの希望です。
うにうにした会議ばかりしている人は、「会議は合意形成の場であり、状況報告の場でなければ、議論をする場でもない」くらいの認識を持つと良いと思います。ただ人が交代交代で状況報告をするだけならメールで十分ですし、議論は大人数の会議という大袈裟な場ではなく、小規模のミーティング段階で終えておいて、ただ合意形成だけを大人数の会議でやれば良いのです。
                                           駅員@糞会議地獄

2007年11月25日(日)
駅日誌(765) 「消費者アンケート調査」

所用で都心に出掛けたのですが、それにしても、人通りが多い街っていうのはティッシュ配りやら、チラシ配りやら色々居ますねえ。
そんな中、おばさんが、手に書類を持って近付いて来ました。アンケート調査に協力して欲しいそうです。よく見ると、周りにそんなおばさんが結構居ます。ここはあれか? アンケートのメッカか?
時間があったので承諾すると、年齢やら何やら訊かれた後、ガムの写真を見せられ、この中で最近食べたガムはあるか? との事。その内の一つを「ある」と答えると、何やらビルの一室に案内されました。そこでは、ガムを貰って5分間それを噛むよう言われました。5分間ガムを噛む……普段ガムを口に入れてから吐き出す時間等考えた事も無いので、それが長いのか短いのかも分かりません。
そして、ガムを噛んでいる間、選択式の問いが何十問かありました。なるほど、このガムの味や匂いや柔らかさについての問いです。気になったのは、その問いの多さよりも、同じ問いが何度も繰り返されているという点です。暫く間が開いて、「あれ? これさっきあったよなあ」という問いが出て来たのです。噛み続ける事で味が微妙に変わるガムなのでしょうか? そんな風には感じなかったが……恐らく、これは出鱈目回答排除なのではないかと思います。或いは気持ちのブレを包含するためでしょうか?
そんなこんなで回答を済ませると、謝礼として図書カードを貰いました。しかし、待てよ? これって、謝礼が出る事が分かっていたら、わざわざここに来て、図書カードハンティングをしている人間もいそうですね。中には月に何回もやっている猛者(ただ暇でセコイ奴ですが)もいそうです。

しかし、ここで自分もやってみよう等と思ったそこの貴方、御注意を。中にはキャッチセールスをしかけてくる下衆もいます。
よくあるのが、絵葉書を配っている御姉ちゃん。絵葉書を受け取ってしまうと、展示会場らしき所にしきりに連れ込もうとします。そこに入ってしまうと、延々高額な絵(それも肉筆ではなく、シルクスクリーン。「シルクスクリーン」は何て事は無い、印刷方法の一種に過ぎません)を売り付けようとセールストークしてくるのです。これがもし、ヤンキーみたいな野郎が押し売りみたいに売って来たら、こっちも激高したれば良いだけの話なのですが、甘言で持久戦を仕掛けてくるのです。正直、最近のもやしっ子ヤンキーなんかよりもよっぽど手強いですから、気を付けましょう。

              駅員@色々な消費者調査とかってこうやって作られているんだなあ

2007年11月24日(土)
駅日誌(764) 「そんなに安い女じゃないわ!」

Yahoo!のニュースで見たのですが、先日、JR常磐線で銀行員(御丁寧に銀行名まで晒されています)のおっさんが、女性の尻を触って取り押さえられたという事件がありました。
「電車の中で、男が女の尻を触って捕まる」これはどこにでもありそうなシチュエーションです(本当はどこにでもありそうな事では困るのですが)。それがわざわざニュースになるのは、その被疑者の立場によるものでしょう。そして、被疑者の立場によって、ニュースになったりならなかったりするのも、有り触れた事です。
そして、今回はそれ以外に、その銀行員が金で揉み消そうとした件が書かれていました。1万円で買収しようとしたそうです。「たった1万円!? 私はそんな安い女じゃないわ!」と言ったかどうかは分かりませんが、これでは火に油を注ぐような物です。被害者及び関係者には悪いのですが、買収工作のくだりは笑えました。

さて、痴漢事件に市場経済の話を持ち込むと、不謹慎だと怒られそうですが、この「尻撫で1万円」は果たして、高いのか? 安いのか? 上で「そんな安い女ではない」という表現をしましたが、では幾らなら良いのか? いや、勿論そういう問題ではないのは重々承知の上ですが、どうか御勘弁を。
男視点全開で言ってみると、女のケツを触りたいのなら、金を払えば触れる店は幾らでもあります。それこそ1万円払えば、それなりのサービス付きでケツに限らず触り放題だと言えます(但し時間制限はあります)。ですから、「ケツを触っただけで、1万円で足りない」という事は、この銀行員にとっては高いと言えます。
一方、この被害女性の方にとってはどうでしょうか? 上記のような店で働いて、1万円を自分の儲けにしようと思ったら、仮に30分1万円だった場合、取り分が半分として、2人の男に各30分、体をあちこち触らせて更にサービスをして、ようやく手に入る金額です。ですから、そういう店で働く人と比べて高い金額だと言えます。という事は、この取引は1万円でも高いのだという結論が導き出され……
いやいや、そんなわけがない!
 危ない危ない! 当日誌の女性読者が足音を立てて遠のいて行くのが聞こえたような気がしました。
上記の論法では、根本的な点が抜けています。そういう店で働いている人は、自分の体を商品化する意思があり、また取引にちゃんと売り手と買い手の合意があるのですが、痴漢には合意はありません。売り物ではない物を人から盗んでおいて、「ああん? 金払えば良いんだろ?」と言っているようなもので、下衆そのものです。売り物ではない以上、幾ら金を積まれても売らない物は売らないでしょう……と、思いたい! というのは、もし周りに他に人が居ない状態なら、人によってはもっと金を積んでいたら或いは? という風にも考えられてしまいます。

それにしてもこの銀行員、メガバンクで働いていながら、買収成功確率、買収失敗時のリスク、費用対効果、市場価格、この辺りの事が直感的に判断出来ないとは!
                       駅員@痴漢は、ホモ嬲られの刑が妥当だと思います

2007年11月23日(金)
駅日誌(763) 「ガンダム計画」

防衛相が、ガンダム計画なるものを進めているそうです。正確には、今月上旬に開催された、防衛省技術研究本部による研究発表会の展示物の中に「ガンダムの実現に向けて」なる展示があったとの事。ネット上でも結構話題になっていたそうですが、私は今日初めて耳にしました。

ついにモビルスーツ開発に着手したという事でしょうか!? 興味深い。あの漫画のモビルスーツのような兵器が完成すれば、世界一の軍事力を持つ国になれそうです。いや、実際はわざわざ人型にすると戦車や戦闘機より弱くなるのではないか? などという夢と希望をぶち壊す事は考えてはいけません。しかし、10mも20mもありそうな巨大ロボットを作るとなると、並大抵の予算では難しいでしょうね。これから国防費がグンと上がるのでしょうか。
……と言いたいところでしたが、実際は「先進個人装備システム」についての展示だそうです。要はヘルメットや防弾チョッキ等の装備のハイテク化の話だそうです。なーんだ、とちょっとガッカリしつつも、ハイテク装備もちょっと惹かれるものがあります。ドラゴンボールのスカウター(あのサイヤ人等が片目に付けている色眼鏡です)のようなディスプレイみたいなゴーグルや、骨伝導の無線等があったそうです。

それにしても、役人はガンダムが好きな人が多いんですね。ちょっと前にWikipedia(ネット上で誰もが編集出来る百科事典)がその編集のアクセス履歴をチェックした所、「ガンダム」関係の項目には農水省の職員による編集が多数見られたとの事。
農水省職員だと分かったのは、IPが農水省になっていたという事です。ガンダム好きが趣味なのはそれはそれで構わないのですが、職場からは、やめとけ!
いや、役人と言うか、それ以前に男はいくつになってもガンダム好きが多いですよね。以前、三菱重工はその学生向け採用活動において「三菱重工がガンダムを作るとしたら」と題し、各工程をシミュレートする事で、三菱重工の仕事の流れを紹介したそうです。
また、ソフトバンクが発売したシャア専用携帯電話も随分高いのに予約殺到したり、バンダイは、シャア専用スーツケースなんてのも発売予定だそうです。実はガンダムグッズのメインターゲットは大人だったりします。
                            駅員@私も結構ガンダム好きなのですがね

2007年11月22日(木)
駅日誌(762) 「異常気象」

今週はめっきり寒くなりました。にも関わらず、私はまだコート無しどころか夏用スーツを着用していたりするのですが。暑さが苦手、寒さはまだ耐えられるという体質なので、まだ大丈夫。今月末まで夏スーツで乗り切るか、今週末夏スーツはクリーニングに出して御蔵入りにしてしまうか、大いに迷う所です。今頃こんな事を迷っている人は珍しいでしょうね。

さて、今日、日本海側北日本では、11月積雪量記録更新の大雪が降ったそうです。東京とは比にならないくらい寒い事でしょう……京都議定書の二酸化炭素排出量削減目標に始まり、キャップ&トレード(排出権取引)から、サミットの議題まで、地球温暖化対策に動いている昨今ですが、どこが温暖化なのか! と思ってしまうような寒さです。
しかし、夏が猛暑となるのも、冬が極寒となるのも、矢張り気象変動なのです。これは、「ザ・デイ・アフター・トゥモロー」という映画に描かれていた、自由の女神が凍り付いている世界のような物なのだと思います。温暖化が進む事で、気流や海流に変化が生じ、気象が出鱈目になってしまったという設定ですね(この映画、「インディペンデンス・デイ」と同じ監督の作であり、U.S.A.!U.S.A.!みたいなノリが嫌いなのですが、気象変動に関してはなるほどという部分があります)。こんな感じで異常気象が進むと心配になってきます。

しかし、更にもう一つ議論を引っ繰り返すと、地球46億年の歴史の中で見れば、昨今騒がれている温暖化など屁のような物だという捉え方も出来ます。
地球には過去に何度も氷河期と、恐竜が栄えたような暑い時期が繰り返されているわけで、その暑い時期は温暖化の比ではないのです。そうした悠久の歴史の中では、温暖化など大したものではありません。あくまで、地球そのものにとっては。但し、人間という種族に対しては大した問題になります。
もしかしたら、哺乳類の時代が終わり、再び爬虫類が全盛を迎え、更には竜人類の時代が来るのかも知れませんね。
そしてまた氷河期が来て、哺乳類の時代が来る、と。地球自身にとっては、その肌の上を這いつくばる生き物がどう変わろうが、然して問題ではないと思うのですが、どうでしょうか?
そういう意味では、「地球を救え!」なんていう言葉は人類の思い上がりも甚だしいのかも知れません。今、温暖化対策をして救われるのは、地球ではなく、人類そのものなのでしょう。私もその人類の一個体である以上は、温暖化には抗う必要があるわけですが。
                                     駅員@灼熱地獄&極寒地獄

2007年11月21日(水)
駅日誌(761) 「法蓮草/報連相」

法蓮草……ほうれんそう……報連相……報告・連絡・相談。報告・連絡・相談を省略してほうれんそう。誰しも社会人になりたての頃に耳にする言葉かと思います。私はどうも、この「報連相」が苦手です。「法蓮草」は苦手ではなく、胡麻和えや白和え等は好んで食べますが。
「報連相」が苦手とは、社会人として致命的欠陥ではないか! と言われそうですが、一切していないわけではありません。報告したり、連絡したり、相談したりが嫌なわけではないのです。必要最低限はやっています。では、どう苦手なのか?
それは、私は仕事の場合は比較的スパッスパッと判断する質なので、主に「報告」か「連絡」をしたいだけなのに、受け手が「相談」だと受け取りがちなのが邪魔臭いのです。極端に言えば、OKかNG(NGの場合は理由も)かだけで良いのに、何やらうにうにとコメントされてしまうのが邪魔臭いと感じるのです。
「それはきっと私の仕事の進め方が拙いから口を挟むのだ」と思われそうですが、うにうに言われた挙句、結局は「それでOK」という事が多いのです。そんな事が続くと、だんだん口頭での「報連相」をすると時間が勿体無く感じてしまい、「○○の件はどうなった?」「それは業務日報に書いているでしょう?」なんてぞんざいな口の利き方をしてしまう事もあります。私の頭の中には「企業はあくまで営利団体であり、その業務を効率的に行うのが正義であり、その阻害要因たりうる事はなるべく削りたい」という考えがあるのです。

とは言うものの、このせっかち癖は直しておきたいとは思います。案外、周りの人に憎まれたり、怖がられたりしている事があると思います。
例えば、電話で同僚に質問をされて、私は知らないのだが、近くに知っていそうな人が座っている時には、その人に訊いてみます。これは身の周りで、同じ様な場面があった時に「あーあ、その件はあの人に訊けば良いのに……」と思ったり、「その件は、あいつは知っている筈なのに何故教えてやらないのか!」と思ったりする事が度々あるからです。これは前述の通り、なるべく効率的に業務を遂行するべきだと思っての事です。
で、私が近くに座っている知っていそうな人に訊いてみると、出来れば「私が代わろう」か「それは○○だ」という返答を期待しながらも、分からない事なら「分からない」で十分なのに、うにうにと何か言い出し、イラッとして「分からないのなら、分からないで良いです」とつっけんどんに言ってしまった事もあります。言っちゃってから、「向こうも、分からないなりに何か考えを捻り出そうとしての事なのに、こんな言い方はあんまりだよなあ」と思ったりします。
いっその事、人の気持ちなど一切合財無視出来るだけのクールな人間であれば良いのですが、結構人の顔色の変化を見ると、「やばい!」と思ってしまう小心者だったりするから厄介です。一喝しておきながら、相手が怒ったり泣いたりすると、おろおろしてしまうという事が結構あります……もしも時代劇だったら、敵を追い詰めておきながら、向こうが命乞いをすると、気が緩んで、「隙あり!!」とやられてしまうタイプです。
                                          駅員@口は災いの門

2007年11月20日(火)
駅日誌(760) 「Le Guide MICHELIN」

ミシュランガイド(ル・グィド・ミシュラン)東京2008が発刊されました。ミシュランガイドと言えば、我が愛車プジョーが履いているタイヤでもある、フランスのタイヤメーカー・ミシュランが発行しているレストランの格付け本です。最高の三ツ星から、二ツ星、一ツ星、星無しまでの四段階で掲載されます。この本に載る事自体が非常に名誉な事なので、星無しでも一流の店です。
よく、テレビや雑誌なんかで「三ツ星シェフの誰某の云々」と言っている「三ツ星シェフ」とは、この三ツ星レストランで働いたシェフを指します。やたらめったら「三ツ星シェフ」なんて言葉を聞くので、存外簡単に三ツ星を出しているのかと思ったのですが、実は結構少ないそうです。それに一つのレストランには何人もシェフが居るわけですから、三ツ星レストランは少なくても、シェフはいっぱい居るんですね。
しかし、評価の基準は、単純に美味いもん勝ちではないのです。@素材の鮮度・品質、A調理技術・味付け、Bオリジナリティ、C費用対効果、D品質を保つ一貫性、以上の5項目でチェックされます。という事は、これらの要件をクリアする攻略法を作ろうと思えば作れそうです。無論、攻略法を見付けても、才能と努力が必要とされるのですが。
一方、評価は料理そのものについては細かいですが、ホスピタリティ等と言った料理そのもの以外については評価基準外です。どんなに良い店員が揃っている店であっても、料理が悪ければ話にならず、一方糞ムカツク店員ばかりであろうと、料理のレベルが高ければ評価されます。

さて、今年よりフランス、パリ、ニューヨークに次いで第四弾として亜細亜初のガイド「東京」が発刊されたわけですが、存外多くの店が三ツ星を得たのだそうで、その数8軒です。
しかし、私には殆ど縁の無い高い店ばかりなのだろうなあ……何はともあれ、ガイドは読んでみたいところです。その中でもし私の財布に合う店があれば行ってみれば良いだけの事。ムッシュ・ビバンダムのマークに注目です(特に比較的美味い物が安い店に付くマークです)。ビバンダムと言えば、言わずと知れたミシュランの白タイヤ男(外国キャラの例に漏れず、ちょっと不気味)ですが、今回見た記事にはいずれも「ミシュランマン」と書かれていました。あいつ、改名した?
                             駅員@しかし載った店は混むんだろうなあ

2007年11月19日(月)
駅日誌(759) 「冷やかし」

どういうわけか、最近こういう冷やかしをよく受けます。「先方の担当の女性、駅員(実際は勿論本名ですよ)さんを、ずっと見詰めていましたね」と。

当然だ!! この超伊達男、駅員@地獄三丁目駅を一目見てしまった以上、その魅力の虜なのだ!!
……などと調子に乗りたい所ですが、さにあらず。
ただ単に、たまたま最近私が商談の中心になって喋る機会が多かっただけなのです。人が喋っている時は、人の顔を見るのが常識で、商談の場面ですから特にです。あくまで先方の女性はその常識通りの行動をしたまでの事。こんな事で勘違い出来る程、私は純朴な人間ではないのです。

では、何故こういう冷やかしを受けるのか。それは、私が赤面しやすいからなのだと思います。恥ずかしい事、照れる事などを言われると、頭の中では上記のようにクールなつもりなのですが、かぁ〜っと顔が赤くなるのです。
勘違い出来る程純朴ではないが、赤面してしまう程純朴だという事でしょうか。
顔の色が赤くなって行く様を見て面白がっているのでしょう。俺の顔は紅葉の名所か!!
                                   駅員@関東は今紅葉が見頃です

2007年11月18日(日)
駅日誌(758) 「私も選考委員」

私はとある選考会の選考委員の一人です。「何? 駅員、貴様はそんな大層な身分の人間だったのか」という声が聞こえてきそうですが、いや、大層なものではありません。
とある選考会とは、「あなたが選ぶカー・オブ・ザイヤー(Consumer's Choice Award-Car of the Year)」でありまして、これは会員登録さえ済ませれば誰でも投票出来る物なのです。ただ、一自動車コンシューマーとして投票したというだけの話なのです。投票はインターネットでも可能なのですが、11月16日〜18日の3日間に渡り、横浜の赤煉瓦倉庫でそのノミネート車種の展示があったので、「折角関東に住んでいるのだから」と、足を運びました。

今年発売された車(或いは年内に発売される車)が何十台も並んでいます。手前には昨年の受賞車種及び今年の高額車種が並べられ、その周りに柵が廻らせてあります。これは昨年もそうだったのですが、やっぱり高い車は触らせてくれないのか……まあ、屋外ですし、子供もいっぱいうろついているから致し方ないのでしょう。
その後ろには、二棟の煉瓦造りの倉庫に挟まれるスペースを海の方に向かって、各投票ジャンル毎に各車が並んでいます。「駅員よ、つい先日東京モーターショーに行ったばかりでまた車の展示会か」と言われそうですが、モーターショーの主眼は「コンセプトカー」なのに対し、こちらの主眼は「(金さえあれば)今現在買える車」なので、車は車でも見る目的が随分違うのです。ぐるっと一通り車を見て触ってから、投票をして帰りました。

さて、今回の展示を見て思った事を。それは「スカイラインの英断と、インプレッサの愚行」です。これは別にスカイラインが良い車で、インプレッサが悪い車だと言っているわけではありません。日産が過去に繰り返して来たスカイラインの過ちを改めたのに対し、スバルはそれと同じ過ちをインプレッサで繰り返しているという事を言いたいのです。即ち、スカイラインとGT-Rの関係、インプレッサとWRX-Stiの関係です。これはいずれもベース車両とそれを元にしたハイパフォーマンス車両という組合せです。
スカイラインは長年、セダン/クーペ/GT-Rという構成で作られていました。
しかし、セダン/ラグジュアリー・クーペ/バリバリのスポーツカーの三者を、同じ車種内で立てようとすると、無理が生じてどこか歪なデザインの車になってしまうのです。まだセダンとラグジュアリー・クーペ間だけ、或いはクーペ同士間だけでの両立ならば可能なのですが。そこで、日産はスカイラインとGT-Rを切り離しました。日産スカイラインと日産GT-Rは全然違う方向のデザインになったのです。その結果スカイラインは伸びやかでスタイリッシュなデザインとなり、GT-Rはより戦闘的なデザインに特化する事が出来ました。
では、インプレッサを見てみましょう。
 
左:インプレッサ(ビームス・エディションなので、色は良い色です)
右:インプレッサWRX-Sti

普通のインプレッサは丸みを帯びた5ドアハッチバックであり、WRX-Stiはそれをベースにエアロとブリスターフェンダーで武装した姿です。確かに後者は恰好良いです。しかし、WRX-Stiの前の普通のインプレッサが発売された時には、「何だこりゃ、恰好悪い!」と思いました。即ち、WRX-Stiなどというマニアしか買わない特殊車両のデザインを前提とした車作りなのだと思います。そうなると、本来なら量販車種である筈の普通のインプレッサは、あくまでそのベースというデザインになり、単体での魅力が殆ど感じられないデザインになってしまったのです。これは、日産がR34迄のスカイラインで繰り返した過ちに非常に似ているのです。スバルはもう一度自社の車作りの姿勢を考えて頂きたいと思いました。
                         駅員@初代インプレッサは傑作車だったのになあ

2007年11月17日(土)
駅日誌(757) 「RG07」

年に1回、赤坂の草月会館で催される金沢工業大学主催のショウイングプロジェクト「ルネッサンス・ジェネレーション2007」を聴きに行って来ました。
ショウイング・プログラムと言われてもピンと来ませんよね。つまりはアカデミックなエンターテインメントとしての講義と言えます。知的な愉しみと言うと、御高く止まり過ぎでしょうか。今回は第11回目で、私自身は2回目の参加になります。昨年、日経新聞に載っていた「人は何故人を殺すのか?」というテーマに圧倒されて参加したのがキッカケです。
今回のテーマは「情動―欲望・操作・自由―」というものでした。「情動」……意味が分かるような分からないような微妙な表現です。「感情」とは違うようです。「衝動」とも違うようです。どうやら、「感情」よりも科学的、生物学的な表現のようです。

司会進行及び、この企画全般について絡んで行くのは、下條信輔氏(カリフォルニア工科大教授、科学技術振興機構潜在脳機能プロジェクト総括)、タナカノリユキ氏(芸術家)の2名で、30分くらいずつに時間を区切って、小テーマの専門家が講義をします。今回の講義は以下の通り。

@クリスチャン・シャイア氏(ビデオでの上記下條氏によるインタビューのみ。decode社CEO)による「潜在マーケティング最新事情」:ニューロマーケティングという、神経科学、心理学、生理学をマーケティングに用いる手法について。平たく言えば「既存のマーケティングのような客の注意を惹く方法は無意味であり、人は脳の働きで買うものなので、そこに訴えよ」という考え方です。


A十川幸司氏(精神分析家、精神科医)による「情動と無意識」:精神分析(その中に情動の分析が含まれる)の歴史について、メスメル、ベルネーム、シャルコー、フロイト、ラカン、ビオンといった近代精神分析の歴史と、精神分析・臨床治療の現状について。

B金剛地武志氏(俳優、パフォーマー)による「タナカノリユキのアートワークスショウイング」:タナカノリユキ氏の映像作品として、色々な服装で色々な表情をしてい沢尻エリカが次々流れる映像をバックに、下條信輔氏が書いた文章を朗読するパフォーマンス。

C廣中直行氏(科学技術振興機構潜在脳機能プロジェクトGL、日本薬理学会、日本神経精神薬理学会評議員)による「情動:わが内なる動物」:動物の脳の構造について。魚類・爬虫類・哺乳類、そしてヒトの脳から情動が生じる仕組等。


D酒井隆史氏(ビデオでの上記下條氏によるインタビューのみ。大阪府大准教授。社会思想)による「情動の権力」:現代の権力は、物語を必要とするイデオロギーよりも、ファシズム的に情動により作られているのではないか。その一つとしての市場経済の注意経済化について。


前回の時もそうですが、テーマが難しく且つ答えが一つではないので、最後迄答えは出ません。しかし、答えを求めているアプローチの中から何かを見出そうというのが、この会の趣旨なので、それは良いのです。
今回、私の中で大きな軸だと感じたのが、「人は自由と制約の狭間で情動的に動いている」という点と、「脳科学的に買わせるというマーケティングと、注意を惹いて買わせるというマーケティングがあり、これらは矛盾するようだが、いずれも完全な正解ではなく、間違いでもない」という点です。どうも竹を割ったような答えが導き出されないパーシャルな感じですが、人の情動という物がそもそもアナログな物であり、一個体の中で複数の要因が絡む上、複数の個体となると×人数分になるわけで、「これ!」という答えは無いのだと思います。

こんな小難しい話をわざわざ休日に聴きに行くなんて、何とも奇特な人間だと思われそうですが、意外や意外、草月会館のホールはほぼ満席でした。それも老若男女問わず、20代〜60代くらい? 迄、男性の方が多いようには見えましたが、女性も決して少なくありませんでした(6:4くらい?)。しかし、この事を見ても、今回のテーマである「情動」について答えが出ないのも頷けると思います。人によっては奇特に感じられそうな人間(参加者の皆様、すいません!)がこんなに沢山居る以上、人間の情動を一括りで理解する事など出来ないのでしょう。
然りとて、答えが出ない事を考える事は無意味ではないのです。「分からない物は分からない」では進歩がありませんからね。人間は「これは何か? 何故か?」→「こうではないか?」→「違った……」→「ではこうではないか?」の繰り返しで進歩するのです。
                           駅員@ニューロマーケティングにちょっと興味

2007年11月16日(金)
駅日誌(756) 「携帯料金壱拾弐萬圓也」

昼休み時間にちょっとYahoo!のニュースで見たのですが、中学生の娘の携帯電話料金が12万円にもなり、それを責めて殴った母が逮捕されたとの事件がありました。
うーん、世の中何かがおかしい。私は気味の悪さを感じました。今日び、どんな理由があろうと子供を殴る親は極悪人なのでしょうか? 仮に逮捕されたとしても、不起訴処分になり無罪放免になるとは思いますが、もし有罪になんかなったら、誠に恐ろしい前例が出来てしまう事になるでしょう。

記事にはこうありました。先ず、娘の携帯料金が余りに高く、ついに12万円にも達したため、母が娘から携帯を取り上げ、それはその下の弟に与えたのだという事。しかし、娘は弟からそれを奪い取って使用し、それを見付けた母が娘に切れた、との事。娘は警察に通報し、警察官が傷害の罪で母をしょっ引いたという事。
この娘の様子、まるでジャンキーの行動ですね。携帯依存症です。これがもし、覚醒剤や麻薬の類だったら、殴って当り前で、放置したら母が保護責任放棄扱いにされるのに、何故携帯電話機なら逆の結果になるのでしょう? そりゃ、覚醒剤や麻薬の使用はそれ自体が脱法行為であり、携帯電話の使用はそれ自体は脱法行為ではないからという事なのでしょう。後者でも中毒なのに?
それに、一旦弟の物になった携帯を奪い取って使用する事は、占有離脱物横領罪ではなかろうか? 未成年だから何をやっても許されるのでしょうか? 私は、権利と義務は表裏一体だと思っています。「子供の権利条約」という条約がありますが、義務を無視して権利ばかりをごり押しするのは間違いだと思います。条約を拡大解釈し、都合良く使う輩は許せません。そんな連中がいるから、真に苦しんでいる子供がいつまで経っても救われないのだと思います。権利ばかり主張し義務を受け入れない人間が、いつの間にか子供が出来ちゃって、その子供を便所で堕ろして流したり、コインロッカーに置き去りにしたり、虐待したりするのではないでしょうか?

それにしても12万円とは! 私など、今月は沢山使ったという月でも1万円くらいですよ。一体、何に使ったらそんな額になるのか?
それに、その家族は、父(40代後半)母(30代後半)の下に、長女中学生(携帯12万の娘)を筆頭に6人もの子供がいるとの事。父に余程リッチな稼ぎが無い限り、多少他所よりも貧乏な暮らしをせざるを得ないでしょう。そんな中12万円の携帯料金では、母も切れるって。
しかし、この家族構成を見て気になる点があります。ここからは憶測ですし、他人の家族の事に嘴を突っ込むのは下劣な事なのですが、御了承下さい。この父と母は10歳も年が離れています。まあ、これくらいは全く珍しい事ではないのですが、30代後半の母にハイティーンの娘がいるという事は、父30母20くらいの時に出来た子供だと思われます。そして、そこからの15年程の間に子供が5人という事は、仮に等間隔で見て3年に1人産んでいるという事。という事は、まだ20そこそこの若い女が、長女を産んでからの15年、終わる事の無い子育てを続けていたという事。良妻賢母なら良いのですが、結構荒っぽい母と御見受けしますから、家庭環境は結構厳しかったのではないかと思われます。そこへ来て、反抗期真っ盛りの娘。年齢的にはそろそろ子供が出来る仕組みが分かっている筈です。という事は、色々な知人から冷やかされた事でしょう。「エロ親の子供」とか「(嫌な笑い顔で)お父さんとお母さん頑張ったねえ」とか。私も兄弟が多い方なので、この娘の鬱屈した気持ちは分かります。
しかし、だからといって同情出来るというわけではありません。そんな家族が憎いのなら、早く一人前になって出て行く事を考えるべきでしょう。私はそれで社会人になるまで凌ぎました。だから、一匹狼的人間に育っちゃったのですがね。
                  駅員@それ以前に、中学生で携帯とは時代は変わったなあ

2007年11月15日(木)
駅日誌(755) 「ローブF1」

WRC(ワールド・ラリー・チャンピオンシップ)の現役トップドライバー、シトローエンのセバスチャン=ローブが、何とF1のテストをしているとの事。今シーズンでライバルのマーカス=グロンホルム(フォード)が引退(以前我が愛車プジョーのドライバーだったので、応援していたのですが)してしまいますし、その後のWRCは張り合いが無くなってしまったのかも知れません。
ローブはF1でどこまで通用するのか、非常に気になる所です。ラリーでは雪・雨・グラベル(砂利道)・ターマック(舗装路)等色々な路面を走りますから、ウェットコンディションに強そうですね。
それにしても、若くてアグレッシブなドライバーが活躍すると、レースはやっぱり面白いですよ。富士スピードウェイ、大荒れのF1日本グランプリでの、マッサの走りも熱かったですし。

私は、2004年の第1回ラリージャパンを観に行きました。間近で砂煙を上げてテールを振りながら走る様を見るのは迫力がありましたよ。
以降はプジョーが撤退してしまいましたので、観ていません。まあ、PSA(プジョー・シトローエン)の中で2社出る意味も薄いのですがね。しかし、私は期待しています。コンセプトカー308RCZが発売されれば、あれをベースにまたWRCに戻って来るのではないか、と。
その時には、また北海道に観に行きたいです。
                駅員@来年のWRCは、スバルも三菱も新型ですから楽しみです

2007年11月14日(水)
駅日誌(754) 「2007年殺しのブーム」

今朝のニュースで、群馬の50代会社員が、同じく50代の妻に首を斧でぶった切られて死亡するという事件がありました。何でも、夫から「お前なんか捨ててやる」と言われた妻が逆上、ベッドの下に隠してあった斧を、夫が寝ている間に首に振り下ろしたそうです。一撃で即死ではなかったのですが、夫は警察に通報した後、出血多量で死亡しました。
こらあ!! 斧は人の首を斬る道具にあらず、薪を割ったり、木を切り倒したりする道具なり。殺しの道具に使っては、斧が可哀想ではないか! マサカリ担いだ金太郎が殺人鬼に見えてくるではないか!
そう言えば、今年の9月にも当日誌で取り上げた事件ですが、娘が父を斧で殺すという事件(2007年9月20日#721「血みどろ三本立て」参照)がありました。今年の「流行殺」はズバリ「斧」ってか!?
殺人事件に限らず、一旦記憶に残りそうなニュースが起きると、いわゆる模倣犯が現れるものです。
いや、待てよ? もしかしたら、これは逆なのかも知れません。
ただ単に、元々斧による殺人は年に何件かあって、その一つがたまたま大きく報道された事がキッカケとなり、類似の殺人事件が人々の耳目に入りやすくなるだけなのかも知れません。という事は、「流行殺」はマスコミが作り上げているのだとも言えます。即ち別段増えたわけでもないのに、増えたように見えてしまっているだけなのかも知れないのです。
そう言えば、赤福以降三重県の和菓子メーカーの偽装が続々と報道されています。勿論偽装している者が悪いには悪いのですが、こう続くと、「ああ、やっぱり三重の和菓子か」という風に見方にバイアスがかかってしまいます。
これは洗脳のメカニズムに似ています。嘘を一切使わなくても、世論を操作出来てしまうのです。例えば、「若年凶悪犯罪が増えている」というのもイメージ操作です。実は今の60代あたりが10代〜20代だった頃の若年犯罪の方が今よりも多いのです(戦後混乱期だったからという面もありますが)。これは犯罪白書という政府発行の書物を見れば分かる事らしいのですが、一般人はそんな本はまず読みません。
但し、私がここで言いたいのは、マスコミへの非難ではないのです。受け手がクールに判断しないといけないのだと思います。私がオススメする方法は、基本姿勢として「マスコミは嘘ばかりだ」という心構えで見てみよ、という事です。真偽は置いておいて、基本スタンスを「信」ではなく「疑」にしておくと、案外クールな物の見方が出来ます。
                                    駅員@マスコミを盲信する莫れ

2007年11月13日(火)
駅日誌(753) 「グランスタ」

先月、東京駅にグランスタという駅中が出来ました。恐らく“Grand Station”の略なのでしょう。丸の内〜八重洲を繋ぐ、各路線ホームに上がる階段・エスカレーターの集中する1階フロアの真ん中に、地下に下りるエスカレーターが出来て、その下のフロアがデパ地下のようになったのです。
そこに先日ちょっと行ってみたのですが、飲食物を中心に色々面白げな物が販売されていました。まだまだ新鮮な店はあるものですね。今回は、その中で特に私が気になった店について。

「鳥麻」
焼き鳥と親子丼を販売する店です。恐らく本体は飲食店なのでしょうが、ここにある店は中食(=弁当、惣菜等、持ち帰って食べる物)でした。
その中でも特に異彩を放っていたのが、「オムライスボックス」という商品。何やら三角形の箱に入っています。普通弁当と言えば四角か丸ですよね。面白い形なので、買ってみました。開けてみると、オムライスボックスの筈なのに、フライドチキンやポテトがありました。しかし、よく見ると、三角形の中に取っ手のような物が付いています。そこから引き上げてみると、オムライスは下に入っていました。とろとろ卵タイプのオムライスです。流石に親子丼をやっている店でして、そのオムライスも鶏肉、卵ともに結構美味でした。これを読んで興味を持った方は、東京駅に行った折には是非一度見てみて下さい。

「東京エクスプレ・ス・バー」
いわゆるジュースバーみたいな店で、「ス」と区切ってある事からも分かる通り、果実酢ドリンクの店です。果実酢をベースに、水割、炭酸割、ミルク割が選べます。それが逆三角形のスタイリッシュなプラスチックカップで出て来ます。
そして何より私が気に入ったのが、カウンターに立っていた御姉さんの愛想の良さ。これは流行りそうだと思いました。


「まめぐい」
豆手拭いの略で「まめぐい」です。ハンカチサイズの小さな手拭いや、蝦蟇口等、可愛い和柄小物が売られています。
私は「市松模様」や「麻の葉」等の和柄が結構好きなので、ちょっと買っちゃいました。店内には基本的に女の子ばかりで、ちょっと浮いていましたが……女性で和柄好きの方に御薦めです。

しかし、駅構内なので、厄介なのは前面禁煙という点です。そういう方には八重洲側地下改札を抜けたすぐの所に、「IL BAR」という昼間カフェ/夜バーという店があります。そこは店内で煙草も販売していますし、我々愛煙家の憩いの場としては最適です。
                               駅員@機会があれば行ってみて下さい

2007年11月12日(月)
駅日誌(752) 「海原雄山」

先日、コンビニで買物をした時にふと雑誌コーナーを見ると、海原雄山の顔がこちらを不敵な笑みで見ていました。海原雄山、言わずと知れた漫画「美味しんぼ」の主人公・山岡士郎の父にして永遠のライバルですね。
その雄山の顔はペーパーバックの漫画総集編の背表紙でした。遠くからでも目立つその顔がある背表紙は、異様な分厚さでした。総ページ数800以上。本と言うより、箱みたいです。京極夏彦の文庫みたいなボックス型なのです。表紙は勿論主人公の山岡なのですが、この背表紙に圧倒されましたね。
単行本100巻記念として、原作者・画家それぞれの自選集でした。私は極たまーに、ラーメン屋や床屋なんかでちょっと読んだ程度なので、面白そうだと思って買ってみました。流石100巻からの選りすぐりの作品集、非常に読み応えがありました。泣ける作品が多く集めてあります。
特に私は、雄山の、鬼の仮面を付けながら実は豊かな人間性や、その大人物に真正面から相対する栗田ゆう子の気丈さが好きですね。どうも私は雄山のような、荒くれ者ではあるがその実非常に人間臭いキャラクターが好きみたいです。北斗の拳のラオウ然り、ドラゴンボールのベジータ然り。私も、いつかは雄山のような厳しくも深い人間になりたいと思っています。

「美味しんぼ」には、一話一話に食に関するエッセンスが盛り込まれているのですが、一つ私が懐かしく思った話がありました。その本の終盤に載っていた「水出しコーヒー」という話です。
私は若かりし頃、神戸に住んでいた事があるので、その時に喫茶店で飲んだ高い珈琲の事を思い出したのです。
その珈琲がまさしく水出しでした。その時は「何やら変わった機械で淹れている珈琲なんだなあ」くらいにしか思わなかったのですが、今でも私の中ではあの珈琲が一番美味しかったと思っています。
                               駅員@食は人間の永遠のテーマですね

2007年11月11日(日)
駅日誌(751) 「芥拾龍之介」

「芥」という字は、通常「あくた」と読みます。文豪・芥川龍之介の「あくた」ですね。音読みでは「かい」と読みます。「塵芥」で「じんかい」です。即ち、この「芥」の字はゴミの事を指しており、ちゃんと「ごみ」と打って変換すると出て来る字です。
というわけで、今回のタイトルは「芥川龍之介」を一字変え、「芥拾龍之介」で「ごみひろいりゅうのすけ」です。

先日、郵便受にチラシが入っていました。内容は「この近辺で、ゴミ拾いのボランティア活動をしてくれる人を募る」という物。今日がそのゴミ拾いの日であり、私も参加致しました。集合場所に行くと、それらしき集団があり、そこの正規メンバー(らしき人)からゴミ袋・火箸・軍手が配られ、それぞれに「可燃」「不燃」「吸殻」の役割分担の名札を渡されました。私は「可燃」係をチョイス。私は愛煙家なので、「吸殻」係を選択しても良かったのですが、私にはそれ以上に「可燃」を選ばないといけない使命感があったのです。
私の勤め先での業務は、この可燃ゴミとの関わりが大きいのです。勿論、日頃「ゴミを出す仕事」などと思っているわけではないのですが、誰かが私の携わった製品を買い、その人が道端にポイ捨てした時点で、それは私の罪悪となり得るのです。

しかし、こう言っては何ですが、正規メンバーの連中も所詮は素人集団。どうも統制が取れておらず、緩い印象のゴミ拾いだと思いました。
団体の正規メンバーを押し退けて私がボスとして君臨し、上意下達でやった方が短時間で高い成果を上げられたであろう事は間違いありません。が、所詮は無償奉仕であり、見返りがある訳では無いので、「あいつ、偉そうに言いやがって、やめたやめた!」となるのが落ちです。そういう方法は馴染まないのでしょうね。
この辺りが、どうも私がボランティア団体やNPO法人を好きになれない点だと思います。何と言うか、中途半端なんですよね。「やるならとことんやれ。やる気が無いのならやるな」と思ってしまうのです。
今回はゴミ拾い活動の始まりだそうで、あの団体が今後も定期的にあの活動を続けて成果を上げるのか、自己満足の偽善集団に堕ちるのか。それはこの一回を見ただけでは何とも言えません。正規メンバーの志次第でしょう。
                           駅員@ゴミはクズカゴへ、社会のゴミは地獄へ

2007年11月10日(土)
駅日誌(750) 「前の人」

日本シリーズで勝利した中日は、現在アジアシリーズ(日中韓台の各国首位チーム間での試合)に出場しており、明日決勝戦を迎えます。
しかし、日本は東亜随一の野球大国でありながら、第1戦でアジアシリーズ日本初敗北を喫してしまいました。これについては、勿論私自身もそれが中日であった以上、非常に口惜しく思うのですが、「日本の恥」(と言う人もいるんだろうな)だとは思いません。そんな事を言う人は、「野球は、米>日>韓・台>中である」という古い観念をいまだに固持し、韓国や台湾を舐めているのだと思います。王貞治然り、宣銅烈然り、李承Y然り、アジア出身で日本球界で名を轟かせた選手も沢山いるではないか。特に近年はメジャーから来る米国人より活躍している選手が多いのではないでしょうか?
その「米>日>韓・台>中」という古い序列意識は、まるで何だかGHQ占領時代の考えみたいです。「米には敵わないが、中・韓・台は見下す」みたいな印象を受けます。
たまにテレビで見かける、反日感情を剥き出しにしている東亜人は大っ嫌いですが、好敵手と認められる部分は認めて然るべきだと思います。個人的な理想を言うと、本当は「日>米・中・韓・台」なのですが、理想と現実とは異なる事は認識しないといけません。でもやっぱり日本人として、明日は日本が優勝を飾って欲しいと心から思っているのですがね(特に、中日だし!)。

さて、タイトルの「前の人」。最近、しばらく当駅が休業していたのは、私が引越しだったせいです。という事は、新たな住まいで暮らしているという訳であり、郵便受に「“私の住所宛”だが“私宛”ではない郵便物」が入っています。きっと、私の旧住所にも私宛の物がまだ届いているのかも知れませんがね。郵便局に転居の届けは出したのですが、反映されるまでにタイムラグがありますし……
で、前の人宛の郵便物なのですが、どうも前の人は、借金をしていたり、公共料金を滞納していたり、という事実が垣間見えます。それらの郵便物は開封していないのですが、封筒を見る限り、そういう臭いがするのです。前の人、夜逃げでもしたのかな……?
私の事を、その前に住んでいた人と勘違いして、いきなり怖そうなおじさんが訪ねて来たらどうしようか。何の罪も無い私にいきなり不遜な態度で接して来たら、こちらも攻撃的な応対をしてしまいそうです。無駄に危険な事をしてしまいそうなのです……と思ったので、それら郵便物を揃えて郵便局に返して来ました。
           駅員@厄除けの守り本尊は人に薦める前に私が買う必要があるのかも

2007年11月9日(金)
駅日誌(749) 「舌鼓&肩枕」

本日のタイトルは「舌鼓&肩枕」です。舌鼓の方は、「食べた物が美味しい」という事を指していますが、では肩枕は? 答えは後程……

知人のつてで、新宿中村屋で美味しい中華を食べる機会に恵まれました。実は、つい先日も別の知人のつてで、美味しい焼肉を食べたばかりなのです。存外私は食関係の知人に恵まれているので、非常に有り難い話です。いつかはこうした方々に御恩返しが出来れば、と思っています。
今日食べた中華は新宿中村屋本店の5階にあるレストランで食べたのですが、四川料理コースでした。四川風なので基本的には辛口の料理が中心なのですが、そのいずれもただ辛いだけではなく、旨味がしっかりあり、美味しい料理ばかりで、冒頭に書いた文字通り、「舌鼓」を打ったわけです。私の生活レベルでは、そうそう簡単に食べられる料理ではありません。だからこそ、美味しい物を食べる事は、それだけでも「社会勉強」の一つなのだと思います。

さて、中華料理には料理人のエネルギーが篭った強い味の料理が多いので、矢張り酒が合います。というわけで、弱いながらも麦酒と紹興酒を何杯か飲みました。
なので、酒を飲むと眠気が来てしまう(実は、これで失敗した事が何度もあります)私は帰りの電車で座れると、やがて眠りに落ちたのです。今回の引越しで、私は某路線の終着駅に引っ越したので、実は安心して眠れます。

眠る事数十分……終着駅の何駅か手前で目が覚めました。
すると、私の肩に、隣に座っていた知らない御姉さんの頭が乗っかっているではないか。それもその位置で物凄く安定しています。これが、タイトルにある「肩枕」です。気持ち良さそうに眠っているので、何だかごそごそやって起こすのも可哀想だと思い、そのまま放置しておくと、やがて終着駅へ。
しかし、この人は一向に起きる気配がありません。しょうがないので、肩を揺すって、「終点ですよ」と声をかけたのですが、「んん〜」と言うばかりで起きません。こりゃ、恐らく酔っ払って寝ているんだな。どうしたものか……揺すった時に首が据わって(?)俯き加減・正面になったので、そのまま放って帰りました。
冷酷でしょうか? だって、知らない人を酔っ払っているからといって自分の家に持って帰って布団に寝かせて、私は座椅子で寝たとしても、目が覚めたらどう見ても「拉致監禁犯」ですよね。「有難う御座います」よりも、「ここはどこですか!? キャー! 変態!」って事になるでしょう。しかも、猥褻行為を一切していなくても、「しているに違いない」と思われ、私は罪人扱いされてしまいます。
ていうか、それ以前に、声をかけただけでも十分御節介なのでしょうか?

そもそも、電車で座っていると老若男女問わず隣の人が寝て私にもたれてくる事が何故か多いのです。今回のように若い女性であったり、子供であったらまだ良いのですが、無論、おっさん、おばさんも容赦なくもたれてきます。私に身を委ねる事は、そんなに安心なのか? 癒しのオーラでも出ているのか? だったら、マイナスイオン清浄機なんか買わずに、一家に一台、駅員@地獄三丁目駅!
                             駅員@それともただ眠気を誘うオーラか?

2007年11月8日(木)
駅日誌(748) 「戦線復帰」

久々の更新です。というのも、暫く転居に伴いネット閉鎖状態だったためです(10月20日#747参照。尚、その日誌で叩いたNTTは、誠意を見せて予定よりも早い対応をしてくれました! キツイ事を書いてすまんかった!)。
今日までネットを再開できなかったのは、引越し前に電話移転とネット移転の手続きを済ませておかなかったせいなのです。それにしても、ネット・プロバイダって、そういった手続きをネットでやる前提なんですね。当り前のような気もしますが、何だか自ら門戸を狭めているような気もします。私は引越してから手続きしたので非常に面倒でした。
しかし、この休業期間中に、書くべきネタが沢山あったのが悔やまれます。というわけで、休業期間中にあった時事ネタ&私事ネタの中から、私が選んだベスト5をランキング形式で書こうと思います。

【5位】「政局の動き」
テロ特措法延長に対する、参議院第一党民主党の否決による不成立を受けて、国際情勢を鑑みて、福田首相が小沢代表に連立を打診したとの事(小沢から働きかけたとの説もありますが、真相は藪の中)。そこから政局が動きました。小沢は民主党内会議で、連立を受けようと発言したのですが、反対多数で不成立。それに嫌気した小沢は代表辞任を表明しました。しかし、すぐに慰留されて撤回。
これって、小沢のブラフだったのではないか、と私は思いますが、「だったら辞めれば?」と言えない民主党も情けない話です。これからどうなる事やら。二大政党制は夢のまた夢か。私は以前も書いた通り、一旦合併して自民主党になってから、掻き混ぜて、保守系と革新系に分離すれば良いと思うのですがね。

【4位】「赤福餅は、ええじゃないか?」
食品の偽装問題が最近活発です。代表格はやっぱり赤福。しかし、あれも店から引き揚げて賞味期限を貼り直したのはやっぱり悪いと思いますが、冷凍保存品を解凍時点で賞味期限とするのは悪くないと思います。だって、冷凍されていれば、太古のマンモスさえ腐らずに保存されるんですからね。
そして、私が申し上げたいのが、マスコミとそれ以外の業界とのアンバランスです。勿論、チョンボを叩くのはマスコミの仕事なのは分かります。しかし、それならば、捏造はもとより誤報をした場合には、新聞の隅っこにチョロチョロっと「誤報でした」なんて書くだけでなく、記者は解雇くらいの厳しい処分を受け、上司も減給くらいは受けないとアンバランスだと思います。報道が萎縮するって? 他の業界を萎縮させている悪魔は誰だ、という風に思います。


【3位】「TMS」
東京モーターショーの略です。私は車が好きなので、一人で、自分のペースで見て来ました。注目はやはり日産GT-R/ランエボX/インプレッサSTIといった走りの車と、環境対応車ですね。特に後者は、国内各メーカーが力を入れていました。
ただ、一つ寂しいのは、外車メーカーのコンセプトカー出展が少なかった事。欧米メーカーの目はもう上海に向いているのでしょうか。元来、東京モーターショーはアジア最大のモーターショーだったのに。とは言えその中でも、シトロエンのCカクタスは面白い車だと思いました。内装のデザインが秀逸でした。


【2位】「TDL」
休日に職場の人と一緒に某浦安テーマパークに行って来ました。社内の私の好みの女の子も来ていましたし、楽しめました。実は、私は純粋に遊びに行ったのは初めてだったのです。


【1位】そして、栄えある1位は……「祝・中日ドラゴンズ日本一!」
遠い夜空に木霊する♪ 龍の叫びを耳にして♪ ナゴヤドームに詰め掛けた♪ 僕等をジーンと痺れさす♪ 良いぞ頑張れドラゴンズ♪ 燃えよドラゴンズ♪ 万歳。特に中村紀洋の人生の雪辱には、心から良かったと思いました。
しかし、第五戦の山井降板は「大記録を潰した」と物議を醸したようですね。しかし、1点差でしたし、もしも私が監督だったとしても、磐石の岩瀬に託すという判断をしたと思います。そりゃ2点3点〜それ以上の差があれば、山井に任せますがね。

                                      駅員@今後とも御贔屓に!
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